香川県内で讃岐うどん食べ歩きをするための完全ガイドとして、私が実際に食べた県内の店から厳選した45店をまとめました。おすすめ度に応じて3段階にランク分けしています。※2023年3月25日時点の情報です。
- 讃岐うどんの食べ歩きに行こう
- 香川県内の3タイプのうどん店
- 讃岐うどん食べ歩きをする際の注意点
- このためだけにサンライズ瀬戸に乗る価値があるうどん店☆☆☆
- 四国を訪れたら遠回りをしてでも立ち寄るべきうどん店☆☆
- 香川県で特に美味しいうどん店☆
- サンライズ瀬戸で香川へ行こう
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讃岐うどんの食べ歩きに行こう
うどんは全国的に有名な香川県の特産品で、現在では単なる名物という存在を飛び越えて観光の目玉となるほどの存在となっています。
実際に訪れてみると確かにうどん店の数は多く、香川のうどん店を可能な限り紹介した「さぬきうどん全店制覇攻略本(2022年~23年版)」によれば県内のうどん店は603店なのだそうです。
ここで、2021年7月から2023年3月にかけて私が実際に食べ歩いた店の中から厳選した45店を3段階にランク分けしてご紹介します。
讃岐うどんの中にも実は様々なタイプがあって人それぞれ好みが分かれるもので、当然ながら今回の記事には私の好みが色濃く反映しています。「こいつはこういう店が好みなんだな」とお分かりいただけるのではないかと思います。
サンライズ瀬戸で香川県を訪れ、こういう店を食べ歩いてみませんか。
香川県内の3タイプのうどん店
一般的に讃岐うどんの店には3タイプあると言われています。
一般店
通常の飲食店と同じで、席でメニューを見て注文すると席までうどんを持ってきてくれます。マニアックな店が多いと思われがちな香川県のうどん店ですが、実はこのタイプが最も多いそうです。
一般店でもおでんだけはセルフで取るという店も多いようなので、このタイプの店に入ったら店内をぐるっと見渡しましょう。
セルフ
注文する以外に客がいろいろと自分で動かなければいけないのがセルフの店です。
「はなまるうどん」や「丸亀製麺」のようにカウンターの最初で注文し、天ぷらやおでん、いなり等を取りながら進むとその先で完成されたうどんが出てくるというタイプがさぬきうどんでも主流で、現在ではこれが「セルフ」と呼ばれています。
しかし本来の「セルフ」はどんぶりにうどん玉だけ入れて渡されるもので、客は「テボ」と呼ばれる深いザルに入れて湯煎して麺を温め、出汁をかけて薬味も自分でとらなければなりませんでした。
今では香川でも珍しくなった自分で湯煎するセルフの動画です。こういうスタイルの店はまだ残されています。
製麺所
製麺と麺の卸が本業という店です。
製麺所の横にテーブルと椅子が置かれてそこで食べられるようになっている店が大半ですが、中には本当に製麺と卸ししかやっていないという店もあります。その場合、客は持参したマイどんぶりに麺を分けてもらい、店先で「勝手に」醤油をかけて食べます。
本業に支障をきたさないよう、毎日1時間だけ食べることができるという店もあります。
讃岐うどん食べ歩きをする際の注意点
車がないとほぼ無理
香川では約600ものうどん店が県内全域にほぼまんべんなく散らばっています。その一方で公共交通機関が充実しているとはお世辞にも言い難く、日本一狭い県といえど食べ歩きをするには車を利用するしかありません。
私はレンタカーを利用しました。高松駅前にはレンタカー店がいくつもあり、サンライズ瀬戸が到着して30分後の8時には店は開きます。ほとんどのうどん店がナビに登録済みであり、電話番号を入力すれば案内してくれます。
午前中が勝負
讃岐うどん店の営業時間は9:00~14:00という場合が最も多く、この場合特に何か書かれていなくても「麺が無くなり次第終了」であることは暗黙の了解となっています。人気店の場合13時を過ぎたら閉まっていることがほとんどで、はっきり言って午前中が勝負です。
「全店制覇攻略本」は必携
香川県でうどん店の食べ歩きをする際に「さぬきうどん全店制覇攻略本」は必須です。県内のうどん店603店中546店を掲載しており、住所・営業時間・電話番号等を確認する際に特に重宝します。(ナビで検索する際に使用します。)
添付してある地図も使いやすく、食べ歩く店の順番を決める際に便利で、旅の計画を立てる時点で持っていた方がいい本です。高松ではコンビニで買えるような本ですが、県外ではなかなか入手できないと思われます。
Amazon等で取り寄せてみてはいかがでしょうか。
このためだけにサンライズ瀬戸に乗る価値があるうどん店☆☆☆
私が食べて感動した店です。「こちらのうどんを食べるためだけにサンライズ瀬戸に乗る」それだけの価値があります。
がもう(セルフ)
看板と人混みが無ければただの平屋住宅ですが、これが超人気店のがもうです。
この日は本降りの雨だったにもかかわらず、皆さん傘の下でうどんを食べています。
店内はもう激狭です。8席しかないのでほとんどの人は外で食べるしかありません。
どんぶりを持って奥の小部屋に進み、こちらで出汁とネギをかけます。
こちらではかけうどんにあげをのせたきつねうどんがおすすめメニューです。エッジが効いた麺はふわふわモチモチしていて柔らかいのにしっかりとしたコシと弾力があります。程よいイリコ風味の出汁は味も香りも心地よく、大判の上げも程よい甘さで美味でした。麺、あげ、出汁の美味さが重なり合い、「これぞ讃岐うどん」とでもいうような味わいとなっていました。
おうどん瀬戸晴れ(一般店)
もともとはJR屋島駅の南方向にある高松市新田町にありましたが、2022年7月より高松市牟礼町に移転しました。
新しいおうどん瀬戸晴れはことでん八栗駅より徒歩5分くらいの場所に位置しています。
最大の特色は「柔らかいのにコシがある」と評されるしなやかで艶のある麺で、その独特な食感は「むにゅもち」・「艶モチ」・「モニュムチ」・「ふわっもちっむにゅ」・ 「むにゅむにゅ」・「ヌルヌル」と媒体ごとに様々な形容詞で表現されています。
王道のかけうどんにちくわ天と半熟卵も選びました。
太麺ですがふんわりと柔らかく、それでいて弾力とコシもあります。表面がなにやらヌメヌメしていてその分だけイリコ控えめの出汁とよくからみ、全体として驚くほどの優しい味のうどんとなっていました。
山越(セルフ)
釜から引き上げた麺に生卵をからめ、醤油かだしをかけて和風カルボナーラのようにして食べる「釜たま」発祥の店として有名です。
店の入口で注文すると間髪を入れずにうどんの玉を入れたどんぶりが出てきます。
それを店の敷地内に設けた開放的な広場で食べます。
今まで釜玉はあちこちで食べてきましたが、そのどれと比べても明らかに格上だったと言ってよく、感動的な美味さでした。
さか枝本店(セルフ)
香川県庁や香川県警本部といった香川県を代表する施設に隣接する店です。高松駅から約1.5㎞程度の距離で朝7時から営業しており、サンライズ瀬戸を下りて最初に訪れる店として最適です。
うどんを注文してから食べるまでのほとんどを自分でやらなければならない本格的セルフの店で、出された麺を客が自分でテボを使って温め、出汁を注ぎ、最後にレジで精算します。
もう見るからにうまそうで、実際に食べてみると「こんなうどんが食べたかった」というまさに感動的な味わいでした。香川に着いて最初にこんなうどんを食べたら、頭をぶん殴られたような衝撃を感じることは間違いありません。
須崎食料品店(セルフ)
暖簾も看板もない古い木造2階建ての建物の4分の1ほどのスペースを使ってうどんを出しています。(4分の3が食料品店)マスコミの取材をすべて断っている店で、こちらだけが「さぬきうどん全店制覇攻略本」に掲載されていません。
関西のとんでもないセレブがヘリコプターに乗って食べに来た店としても知られています。
メニューはしょうゆうどんの温・冷と大・小の4通りで、うどんを受け取ったらこちらで自分流に味付けします。好みの味に仕上がったら店の外に並べられた椅子に座って食べましょう。
モチモチ感、コシ、のど越し等全てベストで、通常は念入りに味を吟味しながら食べるようにしている私がついつい一気食いしてしまうほどでした。
手打ちうどんの田(セルフ)
「田(でん)」は畑と住宅がほぼ半々という地域に何の前触れもなくいきなり出現します。
看板が無ければ気付かないかもしれません。
角煮うどんが看板メニューという讃岐うどん界でも変わった店ですが、角煮うどんは「土曜日は15食、平日は10食以下」という厳しい数量限定メニューとなっており、どうしても食べたければ開店と同時に入らなければ無理のようです。
麺はツルツルしており、モチモチとした弾力もしっかりと残っています。太麺なのでのど越しや粘りも強烈ですが、決して硬いうどんではなく全体としてはしなやかです。
出汁はイリコの風味が強く旨味が凝縮していました。 麺も出汁も理想的で感動的な美味さでした。
山下うどん(坂出・セルフ)
「山下」という名のうどん店は国分寺・坂出・善通寺と香川県内に3店あります。
坂出の「山下」は香川県の中部を流れる綾川の土手沿いにある印象的なロケーションの店です。
土手から下りた場所にある店からは怪しげな雰囲気が漂っており、これだけでワクワクしてくるものがありました。
見るからに優しそうなうどんです。モチモチした麺の表面はツルツルしており、太麺でありながら柔らかさと弾力があり、のど越しも最高です。出汁は色も味も香りも濃厚で、太麺とよく合っていました。麺も出汁も完璧なうどんだったと思います。天ぷらは芝えびのかき揚げが人気メニューなのだそうで、皆様ぜひ味わってみてください。
手打ち麺や大島(セルフ)
「手打ち麺や大島」は高松市を代表するベッドタウンの真ん中の店で、自分で麺を温めて出汁をかけるだけでなく食器の片づけまで自分でやる「真のセルフ」です。
渡されたうどん玉をテボに入れて湯煎して温め、自分で出汁をかけます。
食べ終わったら右端の紙袋に割り箸を捨て、残った出汁はその隣のかご、そしてどんぶりと皿はシンクの中央に沈めます。
麺のモチモチ・ヌメヌメ感が最高で、口に中の粘膜に吸い付いてくるような食感です。コシや弾力もちょうどよく、イリコの旨味が程よく凝縮された出汁とともに啜りこむと最高の美味さでした。
これまで食べてきた中で最も美味い店だったように思います。
中西うどん(セルフ)
中西うどんは高松市の中心部を南北に貫く超幹線道路の近くに位置しており、しかも朝の7時というかなり早い時間から開店しています。サンライズ瀬戸で高松に着き、駅前でレンタカーを借りて真っ先に訪れる店として最適です。
中西うどんは完全セルフの店です。客は受け取った麺を手前に吊るされたテボも入れて自分で湯煎して温め、奥にあるタンクの蛇口をひねって自分で出汁を注ぎます。
真っ白な極太麺でいかにも硬そうだったのですが、食べてみると滑らかな口当たりで柔らかく、それでいてしなやかなコシがあります。見た目とのギャップはものすごいものがありました。
出汁は旨味がたっぷり詰まったスッキリとした味わいです。麺にモチモチ感がなかったのですが、それによりスッキリとした出汁がよく絡んでいたように思います。
白川うどん(セルフ)
手打ちうどん白川は善通寺市の東部にあるうどん店で、丸亀と琴平を結ぶ県道206号線の近くに位置しています。機械は一切使用しないで職人の手作業のみでうどんを打つ「手打ち手切り」の店で、30分以上麺を作り置かないよう品質管理が徹底されており、出汁も化学調味料は使用せずイリコや鰹節等の天然素材のみ仕様しています。
おすすめメニューの「特上えび天かけうどん」で、うどんと天ぷらは別盛でした。天ぷらは全て揚げたてで抹茶塩がついています。
モチモチふわふわの中太麺で、柔らかくて歯にやさしいのにちゃんとコシもあります。食べていて口の中が気持ちよく、飲み込むのが快感でした。透明感のある出汁は適度な旨味で飲みやすく、うどんの美味さを引き立てていたように思います。
上原屋本店(セルフ)
上原屋本店はネット上でよく見る讃岐うどんの人気ランキングで必ずベスト10に入ってくるような人気店で、栗林公園の向かいで中央通りに面した場所に位置しています。
完全セルフの店なので麺を湯煎して温めるのも出汁を注ぐのも全て自分でやらなければなりません。
王道のかけうどんで、口当たりは滑らかで適度なコシと弾力があり、表面はツルツルしていながらほんの少しぬめりのようなものを感じました。それにより、程よい旨味の詰まった出汁とよく絡んで極上の味となっていたと思います。
四国を訪れたら遠回りをしてでも立ち寄るべきうどん店☆☆
感動するまでには至らなかったものの、十分すぎるほど美味しい店です。
なかむら(セルフ)
「客が裏の畑へ行って自分でネギを抜いて刻む」という伝説的なうどん店です。さぬきうどんブームで客が押し寄せるようになった現在ではさすがに刻んだネギが置いてありますが、それでも受け取った麺を客が自分でテボを使って温める「これぞセルフ」というような仕組みが残っています。
最高の麺、だし、それに天ぷらが組み合わされたかけうどんは感動的な美味さでした。
釜たまはしなやかな細麺でフワフワしていながらほんのりとしたコシがあります。ただ、かけうどんを食べた時のようなあの感動はなく、少々物足りなさが残りました。
マルタニ製麺(セルフ)
客に出来たてのうどんを食べてもらうために作り置きはしないこととしており、「13時頃までに来店すれば常に出来立ての麺が食べられる」と様々な媒体で紹介されています。
ツルツルした食感の麺はフワフワとしており、全体としては柔らかいにもかかわらずコシと弾力はしっかりとあります。イリコの風味が強い出汁は旨味が強く、薬味として加えられたしょうがとネギが全体をうまくまとめていました。
わら家(一般店)
わら家の建物は江戸時代の古民家を移築してきたもので、「県外から客人を迎えたときに連れて行くのに最もふさわしい店」と呼ばれています。
釜あげうどんの人気店で、厳選した最高級の原材料を使って門外不出の製法で作られる出汁が有名です。
おか泉(一般店)
平日のお昼時をはるかに過ぎた時間でも行列ができているような店です。
客の大半が注文する「ひや天おろし」が看板メニューです。
小縣家(一般店)
しょうゆうどんが有名な店で、自分で大根をおろしてうどんが茹で上がるのを待つ店です。
ゴマの香りが素晴らしく、もっちりとした食感とヌメヌメして口当たりを感じました。
手打十段うどんバカ一代(セルフ)
店名はとんがっていますが、うどんも店員も店の様子もオーソドックスでマイルドです。
看板メニューの釜バターうどんです。派手な見た目とは全く違って味は大変にマイルドでした。
竹清(セルフ)
半熟卵の天ぷら発祥の店で、「元祖セルフうどんの店」を名乗っています。
うどんはもちろん絶品で天ぷらも最高でした。玉ねぎとちくわの天ぷらなんて誰が考えたんでしょう。
日の出製麺所(製麺所)
製麺業第一が徹底された店で、本業に支障をきたさないよう毎日お昼前後の1時間だけに限って食べることができます。
しなやかで弾力のある麺とイリコが効いたやさしい出汁の取り合わせが最高でした。
長田うどん(一般店)
かつて「西の長田」とまで呼ばれたほどの釜あげうどんの人気店です
「正統派の極み」とでもいうような釜あげうどんを楽しめました。
長田in香の香(一般店)
長田うどんから職人が独立して誕生した店です。
まさに王道の釜あげうどんでしたが、若干の粉っぽさが気になりました。
うどん一福(セルフ)
予讃線の線路沿いにある店で、神田の香川一福とは何の関係もないようです。
フワフワとしたシルクのような、それでいてしっかりとしたグミ系の細麺です。牛筋煮込みは柔らかく口の中ですぐにほぐれ、エビ天もプリプリ感がしっかりと残って素晴らしいものがありました。
西端手打上戸(セルフ)
香川県の最西端で愛媛県との県境の近くの海岸沿いに位置する店です。
極太のうどんと辛めの出汁の組み合わせも最高でした。
地上最強のウドン ゴッドハンド(セルフ)
とんがっていたのは看板だけで、店主も店内の雰囲気も真面目そのものだったように思います。
モチモチしていながらしっかりとしたコシのあるうどんで、釜あげもかけも王道の讃岐うどんでした。
手打ちうどん麦蔵(一般店)
香川県立中央病院と高松競輪場の間の三角形の空間で、ほっかほっか亭の隣に位置しています。
大半の客が注文するかしわざるはざるうどんの上にかしわ天がゴロゴロしており、強烈なコシのうどんとあっていました。
はゆか(セルフ)
釜たまうどん発祥の地として知られる山越の近隣にある店で、看板メニューのぶっかけは、麺は温か冷か、出汁は濃口か薄口かを選べます。
もちもちヌメヌメした食感の麺に出汁がよく絡み、実にぶっかけらしいぶっかけだったと思います。口当たりとのど越しの良さは最高で適度なコシもありました。
香川県で特に美味しいうどん店☆
香川県内でも特に美味しい店です。
やまうちうどん(セルフ)
ノスタルジー感あふれる立地と店構えが最大の特色となっている店です。かけうどんは出汁の美味さをコシが強めの麺が受け止めていました。
手打ちうどん田村(セルフ)
完全に民家のような佇まいで暖簾もなく、うっかりすると通り過ぎてしまうような店です。メニューは4種類だけで、まず「大きいの?小さいの?」と聞かれ、次は「熱いの?冷たいの?」と聞かれます。
うどん本陣山田家(一般店)
登録有形文化財の屋敷で極上のうどんを食べることができます。人気メニューの釜ぶっかけは太麺のずっしり感が素晴らしく、モチモチした口当たりと重厚なコシが感じられました。
池上製麺所(セルフ)
さぬきうどん界の大スター「るみばあちゃん」の店で、柔らかめでふんわりとした麺が極上の出汁と絡んで素晴らしい味わいとなっていました。※池上瑠美子さんは2023年3月10日にお亡くなりになりました。90歳でした。ここに謹んで哀悼の意を表します。
山とも(セルフ)
「ブラタモリ」でタモリが食べた店です。日頃から「讃岐うどんは硬すぎる」と広言していたタモリが「イメージが変わった」と言うまでになるのですが、香川県民をモヤモヤさせていたタモリの発言を覆させる舞台として選ばれたのが山ともでした。
宮川製麺所(製麺所)
「うどん玉だけをもらって客が自分で麺を温め、ダシをかけトッピングする」というのが昔ながらのセルフですが、こちらはせいろからうどん玉を取りだすところから自分でやらなければいけなせん。出汁にこだわりがある店で、イリコの風味が尋常ではありませんでした。
手打ちうどん むさし(一般店)
カレーうどんの人気店で、昆布と福神漬けが付いてきます。カレーがとにかく美味いので、カレーうどんを注文する際はご飯も頼みましょう。
山下うどん(善通寺・セルフ)
善通寺の山下うどんはぶっかけうどん発祥の店とされています。見るからに弾力のありそうな麺はモチモチしており、ずっしりとした重量感がありました。のどで味わうのではなく、ワシワシと噛みしめて食べるうどんのようです。
うどん市場兵庫町店(セルフ)
高松を代表する繁華街の表玄関にある店で、骨付鳥も食べられます。半透明でのど越しの良い麺とイリコの風味が強い透き通った出汁という、見た目も味も典型的な讃岐うどんでした。
めりけんや高松駅前店(セルフ)
高松駅を出たら真ん前にある店です。口当たりの良い大変に上品なうどんで、太め沖縄そばと言ってもいいかもしれません。
橋本製麺所(製麺所)
製麺と卸だけをやっている店で、そのため個人の客は持参したマイどんぶりにうどん玉を分けてもらい、店先でしょうゆをかけて「勝手に」食べていきます。県外では絶対に見ることができないタイプの店です。
三嶋製麺所(セルフ)
かつて映画の舞台にもなった店で、山間の田園風景の中に看板もなくポツンと建っています。伊勢うどんに似たフワフワ差がありましたが、その中でも適度なコシがありました。
吉本食品(セルフ)
店に到着したのがお昼時を完全に過ぎた時間で、出されたのは最後に残っていた2玉でした。茹で上がってから相当時間が経過した残り物の麺であることは間違いないのですが、それでも美味かったのだから恐れ入ります。茹でたての状態で食べてみたいものです。
宮武うどん(セルフ)
「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」で知られた伝説の名店を弟子が引き継いだ店で、機械を一切使わない「手切り」の店らしいうどんは強めの出汁とよく絡んでいました。
麺処綿谷丸亀店(セルフ)
県内でも屈指の大型店でいかにも機械で大量生産したような麺でしたが、イリコの旨味が凝縮させたような出汁と絡んで大変な美味しさでした。
根ッ子うどん(セルフ)
「温室の中でうどんを食べる店」として知られている店で、コシの強い麺と旨味が凝縮した出汁が印象的でした。
手打ちうどん鶴丸(一般店)
讃岐うどんでは珍しい深夜営業専門で、「飲んだ後の締めのうどん」として最適なカレー天うどんはうどん・カレー・天ぷらの全てが美味いと思いました。
手打ちうどん もり(一般店)
オリジナリティーを徹底的に追求した店で、メニューには「かけ」や「ぶっかけ」を一捻りしたものがズラリと並んでいます。讃岐うどんには珍しく「肉かすうどん」が人気です。
松下製麺所(製麺所)
どんぶりにうどんと中華麺を入れてうどんの出汁を注ぎ、胡椒をかけて食べる「ちゃんぽん」という破天荒なメニューで知られた店です。しかしうどんはオーソドックスの極みでした。
サンライズ瀬戸で香川へ行こう
今回ご紹介したのは私が2021年~2023年にかけて香川県内で実際に食べた中の45店です。時間の関係でいまだに訪れることが出来ていない店も多く、美味しい店を全て網羅したとは到底言えません。
讃岐うどんは大変に奥の深い世界です。皆様もサンライズ瀬戸で香川を訪れ、自分の好きな店を探してみてはいかがでしょうか。
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