困ったときこそ酒と神様

ようやくたどり着いた、ストレスフリーで酒やうどんを楽しめる日々。これこそがご利益だったのかもしれません。

〖屋島〗「讃岐うどんの東の横綱」わら家の釜あげは格が違いすぎた

「ざいごうどん」として知られるわら家は讃岐うどんの東の横綱的な店で、江戸時代の古民家を移築した茅葺屋根がむき出しの風格ある店舗が特徴となっています。釜あげうどんで有名な店で、全てにおいて他とは格が違っていました。

「西の長田、東のわら屋」

四国村の入口にあるわら家

「わら家」は私が高松に住んでいた1995年には既に「西の長田、東のわら家」と呼ばれていたほどの超有名店で、源平の古戦場として知られる屋島の麓の四国村に店を構えています。

創業は1975年で創業者は何と運送業を営んでいました。当時の運送の厳しい労働環境の中では体調を崩して退職する従業員も多く、そういう人達のための「第2の職場」ということからうどん店を始めることになったといいます。

そこからほぼ半世紀が経過し、今や座席数350、駐車場200台という讃岐うどんを代表する超人気店になったのですから、世の中何が起こるかわからないものです。

茅葺屋根がむき出しの風格ある店

風格のあるわら家の建物

わら家の建物は徳島県西祖谷山村や香川県綾歌郡綾川町(旧綾上町)にあった江戸時代の古民家を移築してきたもので、ちょっとやそっとのことでは出せないような風格を感じます。

きれいになった店の周辺

すぐ隣に四国村ミュージアムができた関係なのか以前と見違えるように周辺がきれいになりました。

茅葺屋根がむき出しの室内

わら屋の店内

茅葺屋根がむき出しの室内はもはや文化財と言っても良く、「県外から客人を迎えたときに連れて行くのに最もふさわしい店」と呼ばれているそうです。

正式な店名の「ざいごうどん本家わら家」の「ざいご」は「在郷」がなまったもので、田舎を意味します。かやぶき屋根と水車のある建物でいなかうどんを味わうというのがコンセプトの店です。

釜あげうどんの名店

わら家のメニュー

わら家はざるうどんやぶっかけうどんも扱っているようですが、基本的には釜あげうどんで有名な店です。

釜あげうどんは茹でたうどんを釜湯と共に直接器に移したうどんのことで、冷水で締める工程がないため麺の表面は柔らかくなり、モチモチふわふわした食感を楽しむことができます。「うどん本来の味が分かるのは釜あげが一番」とまで呼ばれる食べ方であるだけに、わら屋では40升ものお米が一度に炊ける、口径が68㎝で180リットルもの水が入る巨大な羽釜を2つ使用してうどんを茹でています。

出汁も厳選した最高級の原材料を使って門外不出の製法で作られています。風味を損なったり煮詰まったりしないよう大きな一升徳利に入れて湯煎をしており、注文が入れば最高の状態で出せる状態になっています。

格の違いを見せつけられた

熱々のだし汁を入れた徳利

熱々の出汁を入れた徳利が運ばれてきました。

徳利の扱い方

徳利の扱い方が丁寧に図解されていました。長田in香の香ではこれが無く困惑したので有難かったです。

わら家の釜あげうどん

これがわら家の釜あげうどんです。

恐るべきさぬきうどん第1巻

讃岐うどんの伝説的なガイドブックである「恐るべきさぬきうどん」で「讃岐うどんに感じるエクスタシーランキング第1位は腹を空かせた状態でのわら家の一口目」、「さぬきうどん全店攻略本(2021年~22年版)」では「秘伝のダシで食べる恍惚の釜あげうどん」とまで書かれただけあります。麺のコシ、硬さ、口当たり、滑らかさ、そして出汁の味わいに至るまで全てが完璧で、長田in香の香で感じた粉っぽさも全くありません。他の店がかすんでしまうようで、格の違いを見せつけられました。

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ざいごうどん本家わら家について

主なメニュー

釜あげ(小)    470円

ざる(小)     470円

ぶっかけ(小)   510円

家族うどん(3人前)2420円

地図

店舗概要

高松市屋島中町91

営業時間

10:00~18:30(平日)

9:00~19:00(土・日・祝)

定休日 無休

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