困ったときこそ酒と神様

ようやくたどり着いた、ストレスフリーで酒やうどんを楽しめる日々。これこそがご利益だったのかもしれません。

〖宇多津〗おか泉のひや天おろしは口にものどにも優しかった

おか泉(おかせん)は比較的新しい店ながら讃岐うどんを代表する人気店で、客の8割が「ひや天おろし」を注文します。麺の柔らかさ、滑らかさ、しっかりとしたコシの3要素が極限の所で並び立ち、口にものどにも優しいうどんでした。

各種ランキングで必ず上位に来る店

おか泉はさ讃岐うどんの各種ランキングでは必ず上位に登場する人気店で、1995年~1996年に私が高松に住んでいた時にも食べに行ったことがあります。高松に引っ越して半年が経過し、うどん玉を自分で温めて自分で出汁を注ぐ「セルフの店」にすっかり慣れた頃で(当時「セルフ」はこれが当たり前だった。)、駅前にあるきれいな店のきれいなテーブルというのが逆に新鮮に感じられました。そして運ばれてきた「ひや天おろし」にたまげたことだけを記憶しています。

おか泉といえば坂出とばかり思っていたのですが、今回の旅をするにあたって調べてみたら宇多津に変わっていました。

意外に新しい店だった

おか泉といえばさ讃岐うどんの老舗店というイメージがありますが、創業は1992年と意外と新しい店です。

名店として知られた「かな泉」で15年間修業した店主がこの年に坂出駅前に独立開業したもので、「ひや天おろし」はこの頃からメニューに入っていました。「うどん一品で並みいる全国の麺と勝負できるメニューを作りたい」という熱い思いから誕生したそうです。

恐るべきさぬきうどん第3巻

「恐るべきさぬきうどん」の編集者に店が発見されたのは第2巻が刊行された後で、1996年に刊行された第3巻で紹介されています。

1997年に坂出から宇多津に移転してきました。

8割の客がひや天おろしを注文していた

まんのう町の小縣家から観音寺を経由して宇多津へ向かったため、おか泉にたどり着いたのは15時過ぎだったと思います。

いかにも儲かっていそうな店構え

いかにも儲かっていそうな店構えです。普通の店なら玉切れでとうに閉店してしまっている時間ですが、閉店時刻が20時となっていることから全く心配はしませんでした。

店の前の行列

平日でお昼時をはるかに過ぎた時間だったにもかかわらず、店の前には行列ができています。

おしゃれな和食店を思わせる店内は4人掛けくらいのテーブル席の他に大テーブルがあり、ほぼ満席状態でした。店の中央にはおでんなどもあったようなのですが、雰囲気にのまれて若干冷静さを失っていたせいか気付きませんでした。

周囲の人の様子を観察していると、およそ8割がひや天おろしを注文しているようです。

ひや天おろしは口にものどにも優しかった

私の前にもひや天おろしが運ばれてきました。

ひや天おろし

大きめの器にぶっかけ出汁が入っています。麺に掛けるなら徳利型の器に入っているはずだという考えが頭をよぎり、これはつけ麺のようにして食べるのか迷いました。前回どうやって食べたかまでは覚えていませんから。

つけ麺のようにして食べ始めたまさにそのタイミングで「レモン絞って、出汁ごとうどんにかけてください」という店員の声が聞こえ、恥をかかずに済みました。

麺の柔らかさ、滑らかさ、しっかりとしたコシの3要素が極限の所で並び立っていたと思います。硬さはまったくなく、むしろ食感は柔らかいのにしっかりとした弾力があり、表面の滑らかさもあって口にものどにも優しいうどんでした。

天ぷらは専門店級の美味さだったと思います。

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本格手打ちうどんおか泉について

主なメニュー

ぶっかけ(冷) 410円

生しょうゆ(冷)495円

釜あげ     495円

ひや天おろし   1000円

地図

店舗概要

香川県綾歌郡宇多津町浜八番丁129-10

0877ー49-4422

営業時間11:00~20:00

定休日 月・火曜

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