本場の讃岐うどん
香川県内で讃岐うどん食べ歩きをするための完全ガイドとして、私が現地で実際に食べた店から厳選した46店をまとめました。おすすめ度に応じて3段階にランク分けしています。
「本格手打ちうどん 麺むすび」は香川でも人気の一般店タイプのうどん店で、作り立ての麺と天ぷらに特にこだわっています。初めてしっぽくうどんを食べましたが、見た目も味も素晴らしかったと思います。ただし肉しっぽくにすべきでした。
「手打ちうどん上田」はことでん太田駅のすぐ前にあるうどん店です。ガイドブックやネット記事等で取り上げられることは少ないみ店ですが、麺も出汁も最高で香川で五本の指に入る店ではないかと思います。
めりけんや高松駅前店はその名の通り高松駅の真ん前早朝から営業しています。伝説の「連絡船うどん」を運営していた店で、久しぶりに懐かしい味を思い出すことができました。
川福本店は高松市の中心部にあるライオン通り商店街に位置しており、夕食をとるのに適した店です。「ざるうどんの元祖」と言われるだけあって麺の美味さが最高でした。
「めん工房 六車(むぐるま)」は東讃を代表する老舗の人気うどん店で、「釜ぬきうどん」が名物として知られています。茹で上がった麺にかつお節・生卵・ゆで汁を加えて醤油をかけて食べるうどんで、決して水っぽくなく何とも不思議な味わいのうどんでした。
吉本食品は徳島との県境に近い東かがわ市に位置するうどん店で、「うどん技能グランプリ」で最高賞をとるだけの実力がある店です。早めの時間に行って食べた出来立てのうどんは最高でした。
「手打麺や大島」は麺も出汁も完璧で、間違いなく香川で一番美味い店だと思います。高松市を代表するベッドタウンの真ん中の店で、食器の片づけまで自分でやる「真のセルフ」です。
高松の太田うどんは製麺所に併設された店で、早朝から出来立てのうどんを食べることができます。駐車場が狭いので入店できるか否かは運次第かもしれません。
うつ海うどん(うつみうどん)は讃岐うどんの超人気店で長く修行した店主が独立してオープンさせた店で、交通の便の良い高松市の中心部で早朝から開いています。極太ながらフワフワした食感のうどんは見ただけで美味いとわかりました。
丸亀市の上田うどん店は飯野山の高松側の山麓に位置する珍しい店です。ぶっかけうどん専門でメニューは16種類あり、うどんと甘めの出汁とワサビの取り合わせが最高でした。
「純手打ちうどん よしや」は香川県の中でも讃岐うどんの激戦区である飯野山山麓に位置しており、機会を一切使わない完全手作業で打ったうどんが食べられます。
「おふくろ」は超個性派のうどん店が集まる香川県の中讃地方にする歴史のある店で、風格が感じられる店内ではおばあちゃんがワンオペで客に対応していました。全く無名の店であるものの麺も出汁も全ての面で一定以上のレベルであり、全体としてかなり美味し…
丸亀の「なかむら」は「客が裏の畑へ行って自分でネギを抜いて刻む店」という伝説的なうどん店です。しなやかなコシのある麺とイリコの味と香りが効いた出汁、サクサクした天ぷらの組み合わせは感動的な美味さでした。
須崎食料品店は香川で最もおすすめのうどん店です。メニューはしょうゆうどんの温・冷と大・小の4通りだけですが、麺は適度なコシと弾力、口当たり等素晴らしく、実に印象深い店でした。卵は入れない方がいいようです。
高松駅前で朝5時から開いている手打ちうどん味庄は優しい口当たりの麺と強めの出汁が印象的で、朝食にうってつけの店でした。高松に着いて最初に入る店としていかがでしょうか?
「地上最強のウドン ゴッドハンド」はとんがった挑発的な店名で知られています。釜あげもかけもモチモチふわふわとした中にしっかりとしたコシもあり、「王道の讃岐うどん」と言ってもよい店でした。
上原屋本店おすすめメニューのかけうどんは口当たりは滑らかで適度なコシと弾力があり、旨味の詰まった出汁と絡んで極上の味となっていました。今年で創業50年の名店で、栗林公園の向かいというわかりやすい場所に位置しています。
おうどん瀬戸晴れでおすすめのかけうどんは太麺ですが柔らさとコシもあり、出汁と絡んで驚くほどやさしい味でした。以前は屋島駅の南方向にありましたが、最近になって八栗駅の北側に移転したので間違えないようにしてください。
うどん市場兵庫町店(うどんいちば)は味も見た目も典型的な讃岐うどんで、骨付鳥も食べることができます。高松を代表する繁華街の入口に位置しており、お昼だけ営業する店が圧倒的という讃岐うどん店の中で夜まで営業している便利な店です。
長田in香の香は「長田うどん」のスタッフが独立してオープンさせた店で、50年以上続く出汁を味わうことができます。ふわふわモチモチとした麺と厚みのある出汁は「王道の釜あげうどん」そのものでした。
本格手打ちうどん もりはオリジナリティーのあるうどんを追求した店で、讃岐うどん界では異色の店です。関西で広く食べられている肉かすうどんは「かす」の油や甘みが溶け出し、うどんの力強さを引き出していました。
松下製麺所は高松市の中心部にある製麺所タイプのうどん店で、極めてオーソドックスなうどんを食べることができます。うどんと中華麺の両方を丼に入れる「ちゃんぽん」で人気があり、また孤独のグルメで井之頭五郎が来た店としても知られています。
「はゆか」は「おか泉」で修行した店主がオープンさせたぶっかけうどんが看板メニューの店で、麺は温か冷か、出汁は濃口か薄口かを選べます。口当たり、コシ、のど越しのどれをとっても最高で、満腹状態でももう一杯だけ余計に食べることができるうどんです。
手打ちうどん白川は香川県西部の善通寺市の田園風景の中にある「手打ち手切り」の店です。おすすめメニューの特上えび天かけうどんは麺も出汁も天ぷらも素晴らしく、讃岐うどんの奥深さを感じさせられました。
丸亀市の山ともはブラタモリでタモリが食べた店として有名です。機械を一切使わず全て手作りで打ったうどんは細麺でありながらコシと弾力が強力でした。
坂出市のがもうは最もマスコミやインターネットで取り上げられる讃岐うどん店で、店内が狭いことからみんな外に出てうどんを食べる店として知られています。かけうどんに揚げをのせたきつねうどんが人気で、「これぞ讃岐うどん」とでもいうような味わいとな…
中西うどんは70年以上の歴史をもつ讃岐うどんの有名店で、「エッジの効いた」極太麺で知られています。見るからに硬そうでしたが、食べてみると柔らかくてしっかりとしたコシもあり、見た目とのギャップは相当なものがありました。
マルタニ製麺はレンタカーを利用しなくても電車でたどり着けます。ガイドブックに掲載されるような店ではありませんが、柔らかいのにコシがあるうどんは香川でも最上級だと思います。
手打ちうどん鶴丸のお勧めメニューはカレー天うどんで、ほとんどの客が注文しています。讃岐うどんでは珍しく深夜のみ営業している店で、うどん・カレー・天ぷらの全てが美味いと思いました。