酒(ウィスキー)
ブラックニッカディープブレンドは近年勃発したウィスキーブームに伴って発生した原酒不足に対応した「ノンエイジウィスキー」です。45度という高いアルコール度数が特徴で、ハイボールが最も適していたように思います。
ブラックニッカスペシャルは宣伝もなければ売っている店も限られ、ニッカに売る気があるのかないのかわかりません。しかし千円台国産ウィスキーで最上級と言っても良いほどのうまいウィスキーで、私は高く評価しています。
バランタイン7年は最低でも7年以上熟成した原酒をブレンドしており、さらに半年以上バーボン樽で熟成しています。王道スコッチにふさわしい味わいで、ほんの少しだけ感じられるほろ苦さが印象的でした。
房総ウィスキーは千葉県では初の地ウィスキーです。自社製のモルトと輸入スコッチをブレンドしており、柿を思わせるフルーティーさが印象的でした。
オールドパー12年を5種類の飲み方で評価しました。試行錯誤を重ねて開発した技術により19世紀後半に完成されたウィスキーで、伝説上の人物にあやかった名前を付けられました。2019年のリニューアルに際してかつてのオールドパーをそのまま引き継いだのが12年…
タリスカー10年はスカイ島の厳しい自然環境の中で10年以上熟成された原酒をブレンドして造られたシングルモルトウィスキーです。ラベルに「MADE BY THE SEA」と書かれるほど海の影響を受けており、飲んでみるとティーチャーズの3倍くらいあろうかと思われる…
スペイサイドモルトのグレングラントアルボラリスはオレンジ色を基調とした外観通り滑らかで爽やかな味わいで、2000円台前半という手の出しやすい価格帯ということもあってコストパフォーマンスに優れた酒でした。
デュワーズはアメリカで大きなシェアを誇っており、アメリカでスコッチと言えばデュワーズを意味します。どの飲み方でも美味しいのですが、ハイボールが特に素晴らしくおすすめです。
ボウモア12年は超個性派スコッチが居並ぶアイラモルトの中でも「アイラの女王」と呼ばれるような存在で、海に面した蒸留所で伝統的製法を守ってウィスキーづくりをおこなっていることから「海のスコッチ」とも呼ばれています。飲んでみるとミントの風味に似…
ホワイトホース・ファインオールドは飲んでみると武骨な力強さと何とも言えない「クセ」がありました。現在では最も容易に手に入れることができるスコッチですが、かつて黒澤明も愛飲した超高級酒だった時代がありました。
ジムビームダブルオークは2つの樽を使って2度熟成するという大変に手間をかけて製造されたバーボンで、その分だけ価格も高くなっていますが、従来のジムビームよりもはるかに洗練された味と香りを楽しむことができました。
ジョニーウォーカーダブルブラックは2012年に誕生した、シリーズの中でも比較的新しい商品です。ジョニ黒の持つスモーキーさや力強さをさらに強く洗練させた、上位互換といってよいウィスキーです。 2012年に誕生した比較的新しい商品 免税店で好評だった ス…
バッファロートレースはケンタッキー川沿いにある現存する全米で最古の蒸留所で生産されたバーボンウィスキーで、野生のバッファローの「通り道(トレース)」であったことからこの名前になりました。バーボンらしからぬ滑らかできめの細かい味わいが印象的…
バランタインファイネストはスコッチウィスキーとしてはジョニーウォーカーと並び世界の人気を二分するメジャーなブランドです。価格面は手頃で味わいも標準的であり、スコッチウィスキーの入門編としては最も適したものではないかと思っています。バランタ…
トマーティンレガシーはインバネス郊外の小さな村にある、現在は宝酒造が所有する蒸留所でつくられています。ウィスキーにとって最適な環境でつくられており、ドライでスモーキーな力強く分厚い味わいが印象的でした。
アイラミストはアイラ島の領主の誕生パーティーのために1922年に開発されたスコッチウィスキーで、アイラ島のウィスキーであることを連想させるために島の名物である「霧」を商品名としています。いかにもアイラ島らしい分厚いスモーキーさに驚かされますが…
アンガスダンディーは日本ではほとんど情報がないと思われるスコッチで、最近になって成城石井で見つけました。非常にデリケートな甘さとスモーキーさが特徴ですが、間違いなく美味しいウィスキーだと思います。 ほとんど情報がない ウィスキーの品質をイヌ…
テンガロンハットは7世代に渡って守り続けられた伝統のレシピでつくられたバーボンです。約30年前にあったというバーボンブームの中で日本市場向けに開発され、一度中断された後に装いを新たに輸入・販売が再開されました。1本1000円台前半と価格的にも手ご…
VAT69は5種類の飲み方を試してみてハイボールが最も良かったと思います。樽に詰めた100種類の試作品の中から選ばれたスコッチウィスキーで、69番目の樽であったことからこの名になりました。映画の中で登場人物が愛飲していたことでも有名で、大変にコストパ…
オールドグランダッド114は蒸留所の3代目が創業者である「おじいちゃん」を讃えるために名付けられたバーボンです。アルコール度数57度でピリピリとした刺激の強いマッカランのような味ですが、度数が高い分だけ一度に飲む量が少なく大変にコストパフォーマ…
ジョンソン12年はビックカメラの酒売り場で初めて見つけたウィスキーで、「ロシアで人気がある」バッテドウィスキーということしかわからない謎だらけの酒でした。飲んでみるとドライさが印象的なレベルの高いウィスキーで、2000円台半ばという価格がちょう…
ニッカウィスキーのセッションは国内産のモルトとスコットランド産のモルトを混ぜ合わせてつくられたもので、青いボトルに青いラベルというこれまでにない外観により酒売り場の棚に全くの別世界ができていました。アルコール度数が43度と高いこともあり、全…
スコッチウィスキーのモンキーショルダーは肩の部分に3匹の猿の装飾があしらわれたボトルが印象的で、特に4500mlいりはゴリラボトルと呼ばれています。5通りの飲み方を試してみて、強めの甘さが印象的な、どの飲み方でもうまいウィスキーでした。
ディンプル12年はブレンデッドウィスキーの草分け的存在のスコッチで、ボトルの3面につけられた楕円形のくぼみと全体を包むように巻かれた金色のワイヤーが特徴となっています。「特級酒」という表現がピッタリする外観と味わいでしたが、実は手を出しやすい…
ジョニードラムは最近になって初めて見かけたバーボンで、恐らく日本ではほとんど知られていないのではないかと思います。同じファミリーの中で5世代にわたって厳格に製法が守り続けられており、これまで飲んできた中で最上級の味わいのバーボンでした。
J&Bレアは日本ではあまり見ないが実は売上世界5位のスコッチで、バーの棚で見つけられやすくなることを狙ってデザインされた黄色地に赤文字でJ&Bと書かれたラベルが特に印象的です。5通りの飲み方を試してみましたが、私はハイボールが最も良かったと…
アイリッシュウィスキーのキルベガンはアイルランド最古の蒸溜所といわれるキルベガン蒸溜所の代表ブランドを復活させたもので、ゲール語で「小さな教会」を意味します。現在はライセンスを購入した別の蒸留所で生産していますが、いずれはサントリー傘下と…
オールドパーは152歳まで生きたという英国の伝説の農夫の名に由来しており、日本人にとって超高級酒の代名詞的存在のウィスキーです。その中でもオールドパーシルバーは特に日本市場限定商品として発売されたもので、飲んでみるとハイボールが最も良かったよ…
サントリーの「碧Ao」は世界5大産地の自社蒸溜所でつくられた原酒のみをブレンドした世界初のウィスキーで、世界各地の蒸留所を傘下に持つサントリーだから可能な酒です。全体的にはビターチョコレートのようなほろ苦さが印象的でした。
ラベルに描かれた白い雷鳥が印象的なスノーグラウスはフェイマスグラウスの中でも特に弁税店向けに開発されたブレンデッド・グレーンウィスキーで、最新の冷却濾過法を用いて製造されていることから冷やして飲むことが推奨されています。ではどれくらい冷や…