バッファロートレースはケンタッキー川沿いにある現存する全米で最古の蒸留所で生産されたバーボンウィスキーで、野生のバッファローの「通り道（トレース）」であったことからこの名前になりました。バーボンらしからぬ滑らかできめの細かい味わいが印象的でした。
バッファローの「通り道（トレース）」から付けられた名前
バッファロートレースは、ケンタッキー川沿いに位置するケンタッキー州リーズタウンにあるバッファロートレース蒸留所で生産されたバーボンウィスキーです。
蒸留所の創業は1773年で現存する全米で最古の蒸留所とされており、時代と共に名称が変わり、1999年より現在の蒸留所名「バッファロートレース」となっています。
アメリカ独立戦争以前、野生のバッファローがこの辺りにあった浅瀬を利用してケンタッキー川を渡っており、それを見た開拓者たちはこの地をバッファローの「通り道（トレース）」と呼び、それが蒸留所の名前にもなりました。
200年以上途切れることなく稼働している
バッファロートレース蒸留所は1886年に全米で最初に蒸留熱を使用して蒸留を行った近代的な蒸留所です。また周辺はトウモロコシの清算に最適な土壌であり、また石灰岩で濾過された天然水はウィスキーの仕込み水として最適で、そのため世界的に著名なウィスキー業界誌「ウイスキーマガジン」において、2005～2007年の３年連続でDistillery of the Year（世界で最も優れた蒸留所）にも選出されています。
バッファロートレース蒸留所は医師が処方する薬用ウィスキーを瓶詰めする許可を受けており、そのため1920年から1933年まで続いた禁酒法の時代においても製造を許されていました。それ以外にも大洪水や2度の世界大戦も乗り切っており、200年以上にわたって操業を止めることなく稼働し続けています。
（PR）シングルモルトに似たフルーティーな味と香り
ストレート
「これぞバーボン」とでもいうような味と香りです。力強いフルーティーさを伴った上質な味わいで、ストレートでも大変に滑らかな口当たりです。
ロック
シングルモルトスコッチウィスキーのマッカランに似た甘さを感じました。滑らかでありながら強靭な味わいです。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ（1対1で氷を入れない水割り）
軽やかでしっとりとした味わいとなり、フルーティーさがより分かりやすくなりました。
ハーフロック（1対1で氷を入れた水割り）
シルクのような口当たりとなり、極上の甘さを感じることができました。
ハイボール
上戸彩さんのＣＭで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
炭酸と相性がいいようであり、爽やかな酸味とほのかな苦みを感じました。
滑らかで細かい味わいが印象的
バーボンといえばスコッチと比べて「若くて力強い」というイメージを持っていましたが、バッファロートレースはそれとはかなり違っており、滑らかできめが細かいという印象を受けました。
若干高めの価格帯ですが、十分にお勧めできるウィスキーです。
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★未成年の飲酒は法令で禁じられています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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◆ソーダストリームを使って私好みの炭酸水を作ってみた
◆意外性があったバーボンウィスキー
