テンガロンハットは7世代に渡って守り続けられた伝統のレシピでつくられたバーボンです。約30年前にあったというバーボンブームの中で日本市場向けに開発され、一度中断された後に装いを新たに輸入・販売が再開されました。1本1000円台前半と価格的にも手ごろで、高級感はありませんが買っておいて損はない酒です。
30年位前のブームの中で誕生したバーボン
テンガロンハットは1990年ごろに発売開始となったバーボンウィスキーで、発売当初はナショナル・ディスティラリーズ社が造っていましたが、その後吸収されたことにより現在はジム・ビームにより製造されているようです。
当時の日本ではスコッチより割安ということもあってバーボンがブームになっており、男たちはワイルドなイメージのバーボンを割ったり薄めたりせずストレートやオンザロックで競って飲んだといいます。そのため日本市場向けという商品が数多く輸入されており、テンガロンハットもその一つとして開発されました。
バーボンのブームが去ってしまうと一時的に輸入が途絶えますが、2000年代になってまた日本酒類販売株式会社により輸入・販売が再開されます。
7世代に渡る伝統のレシピでつくられたバーボン
輸入・販売元によるとテンガロンハットは7世代に渡る伝統のレシピでつくられたバーボンだとされています。石灰岩層を通って濾過されたライムストーンウォーターを使用し、コーン75%・ライ麦13%・大麦12%の割合を守ってつくられていますが、一時中断していた輸入を再開させるに際してボトルのデザインをカジュアルで若者受けするイメージに仕上げ、全体的に現代の嗜好に合わせたといいます。
カウボーイが自分を大きく見せるためにとことん金をかけたという、西部劇でおなじみのテンガロンハットをブランド名にした由来についてはどうしてもわかりませんでした。
普通の酒売り場の棚に並べられることはまず無いようで、今回も新横浜にあるビックカメラの酒売り場で初めて見かけました。
まるで本物のようなデザインとは裏腹に、神戸フランツのプレミアムチョコレートのみを使用した本格派です。
ストレート
全体的に分厚く強めの味わいです。やや焦げ臭さのようなものを感じるフルーティーさが特徴で、香ばしさもあります。高級感は全くありませんが、かといって不味いということはなく、一定レベル以上のバーボンだと思います。
ロック
氷を入れることによりフルーティーさが強まりました。いかにもバーボンといった味わいで、ほんのりとほろ苦さが感じられます。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は東急電鉄の公式グッズで、山梨県甲州市で採水された天然水である「のるるんWater」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
随分と柔らかな味わいとなりましたが、若干アルコールの刺激を感じます。干し柿のようなフルーティーさで、若干のほろ苦さがありました。
ハーフロック(1対1で氷を売れた水割り)
かなりサラサラになりました。甘さに加えて薬草の風味が感じられます。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
甘みと酸味、ほろ苦さが一体となってグレープフルーツのような味わいで、一気に飲みやすくなりました。
高級感はないが買っておいて損はない
ほとんどデータがなくなかなか謎の多い酒でした。全体的に強めで男性的な味であり、ハイボールにした時の飲みやすさは秀逸だったと思います。一本千円台前半という手ごろな価格帯のバーボンであり、高級感はありませんが見かけたら買っておいて損はないと思います。
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★未成年の飲酒は法律で禁じられています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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◆ソーダストリームを使って完全に私好みの炭酸水を作ってみた
◆奥が深いバーボンの世界