ジョンソン12年はビックカメラの酒売り場で初めて見つけたウィスキーで、「ロシアで人気がある」バッテドウィスキーということしかわからない謎だらけの酒でした。飲んでみるとドライさが印象的なレベルの高いウィスキーで、2000円台半ばという価格がちょうどいいようです。
ビックカメラの酒売り場で初めて見つけた
ジョンソン12年はビッグカメラ藤沢店の酒売り場でたまたま目にした酒で、これまで一度も見たことのないボトルでした。
「バレンタイン企画で50%引き」というPOP広告が付けられており、2000円台半ばという手の出しやすい価格帯となっていたこともあってその場で購入しました。(セールの内容をそのまま信じていいかはわかりません。)
最近ではビッグカメラやヨドバシカメラといった大手のカメラ量販店が店内の結構なスペースを割いて酒類の販売をしている事例が増えており、私も見かける度に極力入って品揃えをチェックするようにしています。普段利用する東急ストア・成城石井・イオンといったスーパーの場合はそれぞれの流通ルートとにより置かれている商品に制約があるようですが、カメラ量販店の場合ではどうもそれらの縛りから自由であるようで、他ではなかなか見つけられなくなってしまったようなボトルに出会うことがこれまで多々ありました。現在では私にとって酒に関する貴重な情報源となっています。
こういった店の主力商品であるカメラや家電類は頻繁に買い替えるようなものではありませんが、日々消費する酒類を店舗に置いておけば客を店につなぎ留めておくことができます。女性客を取り込むためにも酒は強力な武器となっているようです。
「ロシアで大変に人気のある」謎だらけのウィスキー
当ブログにおいてにまつわる記事を書く際にそのボトルにまつわる様々な情報をかき集めるのですが、ジョンソン12年に関してはまともな情報がほとんどなく、原産地や原材料、製造元等々、全て謎のままです。輸入元のサイトを見ても、「複数の蒸留所のモルト原酒をブレンドしてつくった」「ロシアで大変に人気がある」ウィスキーであるということしかわかりませんでした。
グレーンとモルトを混ぜ合わせるのがブレンディング、複数のモルトを混ぜ合わせるのがバッティングといい、ジョンソン12年は「バッテドウィスキー」ということになります。(ピュアモルトウィスキーという呼び名の方が一般的かもしれない。)ブレンデッドウィスキーが「モルトとグレーンによるハーモニーづくり」を目指したものであるのに対し、バッテドウィスキーは「モルト同士による個性のバランスづくり」を目指していると言えます。
(PR)シングルモルトに似たフルーティーな味と香り
ストレート
スモーキーさとドライを掛け合わせたような分厚い味わいにまず驚かされますが、一方でほんのりとした甘さも感じることができます。原産地は明かされていませんが、いかにもスコッチという印象です。
ロック
トロリとした甘さに加え、ちょっとしたドライさがありました。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は横浜市の水源のひとつである道志川の清流水を詰めた横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし The Water」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
やんわりとしたドライさに加えて若干の酸味があり、本来の甘さが加わってぶどうに似た味わいになりました。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
スッキリとしたドライです。
ハイボール
某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用して作った私好みの炭酸水を使用しました。
炭酸の甘みと酸味が加わることにより従来のドライさが苦みに変化し、柑橘系の味わいとなりました。
※ソーダストリームを使って実際に自分好みの炭酸水を作ってみた記事
〖必見〗「ソーダストリーム」で自分好みのハイボールをつくってみた - 酒とうどんと御朱印の日々
ドライさが印象的なレベルの高いウィスキー
バーボンではないにしても、スコッチなのかアイリッシュなのか、高いのか安いのか、謎が多すぎる酒でしたが、ドライさが印象的なレベルの高いウィスキーでした。2000円台半ばという価格は妥当なところであり、「バレンタイン企画で50%引き」というのは盛りすぎではないかと思います。いくら何でもこれで5000円台はありえません。
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★未成年の飲酒は法律で禁じられています。健康のため飲過ぎに注意しましょう。
◆モルト原酒を混ぜ合わせたバッテドウィスキー
◆3つの蒸留所のモルト原酒を混ぜたトリプルモルトウィスキー
◆グレーンだけで造ったウィスキー