西端手打上戸(じょうと)は香川県の最西端で愛媛県との県境の近くに位置する店で、燧灘の絶景が目の前に広がっています。いかにも手打ちらしい極太麺はからめの出汁とよく合っており、うどんもロケーションも最高でした。
- 香川県の西の端にある手打ちうどんの店
- 海を目の前にしたロケーション
- 「燧(ひうち)のいりこは日本一」
- 極太麺とからめの出汁の組み合わせが最高
- うどんもロケーションも最高だった
- 西端手打上戸について
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香川県の西の端にある手打ちうどんの店
上戸うどんは他の店で修行をした前店主が2002年にオープンさせた店で、「香川県の西の端にある手打ちうどんの店」ということで店名に「西端手打」とつけられました。(実際は県境との間にさらに3店舗ほどある模様)
極太の麺で知られていますが前店主自身は太いうどんが好きだった訳ではなく、修行先の店の麺と出汁を教わった通りに一切変えることなく作ったそうです。
2018年に交通事故に遭ってうどん作りが困難となったため、「上戸うどん番犬」を名乗る現在の店主が店を継いで現在まで継続させています。
海を目の前にしたロケーション
上戸うどんは高松と松山を結ぶ幹線道路の国道11号線沿いで愛媛県との県境の近くに位置しています。地図によっては11号線から一歩中に入った場所が表示されたりするようですが、街道沿いの海を目の前にした場所にあります。
予讃線箕浦駅の駅舎に隣接しています。
そのため店の駐車場からJR四国の特急電車を間近で見ることも可能です。(四国では電車の特急は貴重です)
「燧(ひうち)のいりこは日本一」
店のすぐ前には燧灘(ひうちなだ)の絶景が広がっていました。
国道11号線に面してでかでかと立てられている看板には「燧(ひうち)のいりこは日本一」と記されています。
讃岐うどんの出汁の材料として欠かせないいりこはカタクチイワシを原料としています。瀬戸内海の燧灘は遠浅で海流が緩やかであることから骨や身が柔らかいカタクチイワシが育つとされ、特に伊吹島周辺は好漁場として知られています。
鮮度の良いカタクチイワシは加工すると高品質のいりこになります。伊吹島は漁場と加工場が近く水揚げから乾燥まで鮮度を維持したまま非常に短時間で終えることができるため、江戸末期より高品質のいりこの産地であり続けました。
上戸うどんではその燧灘のいりこをたっぷり使用して出汁をとっています。
極太麺とからめの出汁の組み合わせが最高
店内は厨房と客席だけで「バックヤード」は無いようであり、そのため「さぬきうどん全店制覇攻略本」にも電話番号の登録はありません。メニューは「かけ」と「ぶっかけ」のみで、注文したらうどん玉だけをもらって自分自身で温め、ダシをかけトッピングするという本格的なセルフの店です。
テーブルの上に何故か置かれていました。
かけうどんの小です。いかにも手打ちした生地を包丁で切ったというような極太縮れ麺で、もちもちした食感に加えてコシと粘りが最高でした。いりこの旨味が凝縮された出汁は少々からめではあったものの、極太麺とよく合っていたように思います。
うどんもロケーションも最高だった
香川県の西端の店で高松からたどり着くのはそれなりに大変ではありますが、一度は訪れておいた方がいい店であることは間違いありません。
西端手打上戸について
主なメニュー
かけうどん 230円
冷ぶっかけうどん260円
白天 120円
昆布の天ぷら 100円
地図
店舗概要
西端手打上戸
香川県観音寺市豊浜町箕浦974-1
☎ なし
営業時間 6:00~14:00
定休日 月曜日
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