御朱印とうどんを極めたい!!

乃木坂46のライブ映像を見ながらウイスキーを飲む時間が至福です。

〖34th〗乃木坂46ぴあアリーナアンダーライブ開催!中西アルノの潜在力に注目!

乃木坂46の34thSGアンダーライブが桜木町のぴあアリーナMMで開催され、1月26日の二日日に参加してきました。「じっくり聞かせる」「じっくり魅せる」に徹した演出で、中西アルノの潜在力の凄さを見せつけられました。

層が厚いから可能なアンダーライブ

アンダーライブ(アンダラ)とは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は昨年12月6日(水)発売の34thシングル「Monopoly」のアンダーメンバー14名によりぴあアリーナMMで開催されました。

乃木坂46のライブと言っても最新シングルの選抜メンバーに入れなかった、言ってみれば「不人気メンバー」によるライブであり、歌番組に登場するようなメンバーは一人も出演しません。そうは言っても露出の少ないアンダーメンバーにとってアンダラは貴重なアピールの場で、個々の並々ならぬ熱意とこだわりの演出によって次第にファンの評価も高まり、ついに33rdでは横浜アリーナを3日間立見席まで全完売させるまでになりました。

最近では「櫻坂46」や「僕が見たかった青空」も同じ趣旨のライブを開催していますが、まだまだ比較にならないほど小規模なものに留まっています。ほぼ10年かけて大切に育ててきた歴史の積み重ねがあるとは言え、こういうイベントが大規模な興行として成立しているのは他では見たことがなく、メンバーの層が厚い乃木坂46だからこそではないかと思います。

メンバーの入れ替えが活発化してきた

今回の34thシングルでは向井葉月・黒見明香・冨里奈央が初選抜となって抜け、入れ替わりにアンダーとなった中村麗乃・伊藤理々杏、そして休業から復帰した林瑠奈と岡本姫奈が新たに加わりました。注目のUC(アンダーセンター)は中西アルノで、彼女が今回のライブの「座長」ということになります。5期生がアンダラの座長を務めるのは今回が初めてで、こんなところでも世代交代が進んでいることを感じました。

最近は選抜とアンダーの間の入れ替えが活発になっています。同じぴあアリーナMMで開催された29thのアンダラの頃は選抜メンバーがガチガチに固定されてしまっており、「一度選抜入りすると絶対に落ちない」「UCがガス抜きに使われている」ということばかり言っていたことを思えば隔世の感があります。

入れ替えが活発になるのはグループの活性化につながり、またメンバーのモチベーションにとってもいいことでしょう。以前なら絶対にありえなかったであろう向井や中村の選抜入りも大変にめでたいことだと思います。「思い出選抜」も「お試し選抜」も大いに結構。

しかし鈴木絢音が卒業して2期生がいなくなった途端の大変革というところに何やら意図的なものを感じているのは私だけでしょうか。

横アリに続いてぴあアリーナも完売

ライブにおいて「大箱が完売した」ということがメンバーだけではなく客の心理面にも大きく影響することを前回の33rdで痛感しました。

ぴあアリーナMMで過去に開催されたアンダラといえば2022年3月の29thで、この時はチケットが「当選祭り」となって3日間共に当日券が出てしまうことになり、私が観覧した日も2割くらい空席があったような記憶があります。ライブ自体は素晴らしいものだっただけに余計なケチがついてしまったことが残念でなりませんでした。

横浜アリーナを3日間全完売させ「史上最大規模のアンダラ」として大いに話題になった33rdの次ですから、盛り上がりに水を差すようなことは絶対にあってはいけません。一体どうなることか大いに心配しましたが、どうやら三日間とも完売できたようです。

メンバーもさることながら集まるファンも気合が入っているというのがアンダーライブの特徴で、ピンク色のはっぴに推しタオルという矢久保推しの一団が誇らしげに集まっているなんて他のライブではまず見られません。それぞれのファンにとっての「推しの晴れ舞台」がどんどん盛大になっていくのはうれしいものです。

当選通知

「落選祭り」だったという状況ではあったものの、私自身も辛うじてチケットを確保できました。29thの時とは違って今回は「選ばれし者」という晴れやかな気分で桜木町に向かうことができそうです。

グッズ購入はネットに限る

チケット確保の目途がついて現地参戦が決定すれば次はグッズの購入です。油断している間に公式ウェブショップが在庫切れになって当日3時間半も現地で並んだ33rdにこり、今回は公式HPを細かくチェックするようにしていました。

現地の物販が度々修羅場となっていたことから運営も改善してくれているようです。チケットの当選通知が届いた時には全て在庫切れになっていた以前と比べ、ネットでのグッズの購入はずいぶんとやりやすくなりました。

購入したグッズ

今回は簡単に入手することができました。

現地の物販会場

誰もが同じことを考えたのでしょう。当日現地で並んでいた人はゼロでした。イベントの際の物販の大行列に並ぶことを楽しいと思っていた時期もありましたが、ハッキリ言ってエネルギーの浪費です。こういう傾向がどんどん一般化してほしいものです。

心が沸き立つ当日の現地

当日の桜木町駅前

ライブに参加するため最寄り駅に降り立つ際はいつも心が沸き立ちます。

ぴあアリーナMMの外観

29thアンダラでここに来た時からもう2年が経過していました。

道路に設けられた柵と幟

一般人とライブの来場者が混ざらないよう、道路に策を設けて区切っています。メンバーの名前を記した恒例の幟は伝統的なものに戻っていました。私もこちらのタイプの方がいいと思います。

2階にできていた人だかり

2階部分に何やらすごい人だかりができています。最初は物販の行列なのかと思いましたが、よく見ると全て生写真の交換をしている人たちでした。

様々な禁止事項を列挙した注意書き

場内での様々な禁止事項を列挙した注意書きも内容がおとなしくなりました。

29thの時の注意書き

コロナ禍の真っ最中だった29thの時のものと比べてみてください。何と靴裏の消毒までやっており、私の印象ではこの時のチェックが一番すごかったと思います。

CD売り場のテント

34thシングル「Monopoly」の現地販売も実施されていました。

ポスター見本

開場限定特典として、CDを現地で購入すると参加アンダーメンバー14名のB2サイズ特性ソロポスターがプレゼントされます。

ポスター引き換え所

こちらに引換券を提出するとスタッフからランダムで渡されます。(こちらでは選べない)

松尾美佑のポスター

私が渡されたのは松尾美佑のポスターでした。

駐車場の痛車

駐車場の痛車

駐車場の痛車

隣接した駐車場では数多くの痛車が「さあ見てくれ」と言わんばかりに並んでいます。

場内の様子

入場待機列

17:00の開場に向けて入場待機列を作り始めたのは16:40くらいからだったと思います。

入場時のチェックをしている様子

手前で荷物検査と金属探知機によるチェックを行い、扉の奥でチケットと身分証の照合を行います。

1階ロビーの祝花

いつものように1階ロビーには関係者やマスコミ各社からの祝花が展示されています。

鈴木拓からの祝花

全体ライブでの筆頭は常にバナナマンですが、アンダーライブではアンダーメンバーとの共演歴が長い鈴木拓になります。

私のチケット

私の「3階スタンドL10扉2列86番」は三階席左下隅の前から2列目です。

席からの眺め

本当はいけないのですが1枚だけ撮りました。2列目の一番端で、通路の関係で前が開いていて座っていても全体が見えましたが、ステージまで距離があったのでメンバー個々を見分けるためにはモニターが必要となります。最終的に全ての席がきれいに埋まりました。

メインステージのみでバックステージや花道などは存在しない為ひたすら前を向いていればよく、集中してパフォーマンスを見ることができそうです。

この日は12TH YEAR  BIRTHDAY LIVEのモバイル会員1次先行の抽選結果発表日だったのですが、開演までに結果は届きませんでした。

「錆びたコンパス」と旗

オープニングの後にアンダーの全体曲を並べ、中盤にユニット曲や企画ものを置き、終盤に向けて怒涛の定番曲メドレーが続き、座長あいさつの後に最新のアンダー曲でフィナーレという全体の構成はいつものアンダラと同じでした。

4曲目の終了後に「フラッグパフォーマンス」があり、そのまま「錆びたコンパス(フラッグVer)」につながっていきます。この旗については様々な意見が飛び交っているようですが、私は「アナスターシャ」MVの最後に登場した「2期生の旗」を思い出しました。

www.youtube.com

「錆びたコンパス」は9年半の在籍中ついに一度も選抜メンバーになることなくグループを卒業した2期生の山崎怜奈を象徴するする曲です。その演出に「2期生の旗」が使われたということであれば「エモい」という表現がぴったりではありませんか。

「錆びたコンパス」で完全に場内が温まった後に1曲おいてアンダラのド定番曲「ここにいる理由」を置いたのが素晴らしい選曲で、場内の全ての人が終盤の「ていた~い~お~んにな~る~」の部分をワクワクして待っていたのではないでしょうか。コールなんて有っても無くてもどうでもいいのですが、この曲だけはあった方がいいと断言できます。

「じっくり聞かせる」「じっくり魅せる」に徹していた

今回のアンダラはこれまでになく内容が盛りだくさんで、中盤も「新春!おみくじユニット」、「BAR吉田」、「ドラムセッション」と様々なコーナーが設けられており、息つく暇がありませんでした。

全体的な印象としては「じっくり聞かせる」「じっくり魅せる」にこれまでにないくらいとことん徹していたように思います。

アンダーメンバーには伝統的に歌唱力の高い者が多く、今回も中村麗乃と伊藤理々杏の両輪の他に松任谷由実とのコラボメンバーである林瑠奈・奥田いろは・中西アルノがいます。そこに小川彩と吉田綾乃クリスティーが加わってスローテンポで歌ったJazzバージョンの「三角の空き地」「涙がまだ悲しみだった頃」は圧巻で、コールもペンライトもなく満場が座ったままでただひたすら聴き入っていました。

松尾美佑・中西アルノ・小川彩の3名によるトリプルドラムセッションがあるのは初日のセットリストを見て事前に知っていましたが、それでも音と光とスモークに包まれてステージの奥から3台のドラムが登場した際はたまげました。岩山の下に隠された格納庫からサンダーバード2号が発進する場面を思い出したのは私だけでしょうか。

中西はドラム経験者で小川は楽器万能のようですが、松尾は始めたばかりのはずで、よくぞここまで仕上げたものです。それにしてもメンバーによるトリプルドラムによるパフォーマンスなんて、そんなことが可能なのは乃木坂の、それもアンダーライブでしかないでしょう。

「Actually…」は実にいい曲だった

ライブ終盤は定番のアンダー曲メドレーとなります。通常ではここで表題曲を披露することはないのですが、中西と清宮が揃っているので29thシングルの「Actually…」が入ってくるのはむしろ当然でしょう。神宮でも感じましたが、ライブで聴くと実に良い曲です。

「届かなくたって…」はぴあアリーナでの前回のアンダラにおけるアンダー曲で、当時座長だった佐藤楓は「何がなんでも結果を残して選抜入りしなければいけない」という気持ちが表情ににじみ出ていました。

2年が経過して再びアンダラがぴあアリーナに戻り、この間に何か心境の変化があったのか佐藤の顔からすっかり悲壮感が消え、実にいい表情をするようになったと思います。

最新アンダー曲の「思い出が止まらなくなる」は爽やかさを前面に出した典型的なアイドルソングで、重厚長大なアンダー曲が続いた後に聞くとその落差でめまいがしそうになりました。

中西アルノの潜在力は相当なものがある

出演メンバー全員にできるだけ均等に光を当てようとするのがアンダーライブの一貫した姿勢ですが、それでも演出の点ではどうしても座長の中西が中心となります。Jazzバージョンの歌唱、トリプルドラムセッション、「Actually…」、「思い出が止まらなくなる」、過呼吸を起こしかけながらの魂のスピーチ等々、それぞれの場面で全く違う姿を見せてくれました。秘めた潜在力は恐らく相当なものがあるに違いありません。

グループ加入前に色々な事があったようですが、それでも他の5期生と同じように売り出していれば29thの時のような大騒動にはならなかったと思います。どこかのお偉いさんが「平手友梨奈で果たせなかった夢をもう一度」とでも思ったのでしょうか。「孤高の天才歌姫」的な超絶とも言っていいスーパーごり押しをしたばっかりにファンの猛反発を食らってしまい、これだけの逸材をつぶしてしまう寸前まで行ったのですから恐ろしい話です。

追い詰められた中西を親身になってフォローした向井葉月に感謝しなくてはいけません。

満足度は全体ライブより高い

アンダーと言っても全員がとんでもない倍率のオーディションを突破してきたメンバーです。「人気」という得体のしれない魔物と運営の匙加減に泣かされているだけで、決して実力が劣っている訳ではありません。

アンダーライブではこういったメンバーそれぞれが最も強みを発揮できるような演出がなされ、それをより近くから見ることができます。そのためライブとしての満足度は選抜メンバーも出演する全体ライブより高いのです。

夜のぴあアリーナMM

夜の桜木町

やはりライブは配信より現地に限ります。閉演後に満足感いっぱいで歩いた桜木町の夜景はひたすら美しかったのですが、12TH YEAR  BIRTHDAY LIVEのモバイル会員1次先行の抽選結果は全落でした。予想される2次先行に向け、モバイル会員だけでなくのぎ動画会員も申し込もうか真剣に考えています。

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〖必見〗乃木坂46ライブイベントの魅力とチケットの買い方

乃木坂46ライブのチケットの買い方と楽しみ方をまとめました。チケットを入手する最も有効な手段はモバイル会員やのぎ動画会員になることです。

※2022年7月2日作成 2024年1月3日改定

乃木坂46のライブに行こう

昨年発表された2023年ライブ動員力ランキングTOP40によれば乃木坂46は全35公演で56.8万人を動員し、全アーチスト中8位という結果を残しています。女性アーチストの中では松任谷由実に次いで2位、女性アイドルグループに限れば断トツで1位であり、世代交代が進行して1・2期生が完全にいなくなってもこの分野の強さは全く変わっていないようです。

特に神宮球場を4日間満席にした全国ツアーの東京公演や、横浜アリーナで3日間立見席まで完売させたアンダーライブは大きな話題となりました。

年が明けて2024年となり、1月25日(木)26日(金)27日(土)にぴあアリーナMMで開催される「34thSGアンダーライブ」から今年のライブがスタートします。まだ発表されていませんが、3~4月頃に「12TH YEAR  BIRTHDAY LIVE」があり、そして「真夏の全国ツアー」につながっていくことが予想されます。例年通りであればシングルの発売の都度アンダーライブも開催されるでしょう。

乃木坂46のライブを現地で楽しんでみませんか?※「12TH YEAR  BIRTHDAY LIVE」は3月7日~10日にさいたまスーパーアリーナで開催されることが発表されました。

乃木坂46のライブの種類

乃木坂46のライブとしては概ね4種類あります。

BIRTHDAY LIVE(バスラ)

11thバスラの看板

2月22日がメジャーデビューの記念日である乃木坂46は毎年この時期にグループの誕生日を祝うライブを開催しており、「BIRTHDAY LIVE」(通称「バスラ」)と呼ばれています。(会場確保やスケジュールの都合でずれ込むこともあり、今年はそうなりそう。)

基本的に全メンバー参加です。

真夏の全国ツアー(全ツ)

神宮球場の正面

7月から8月末にかけて全国の主要都市をまわって開催するライブで、最後は聖地神宮球場で締めくくります。これも全メンバー参加です。

アンダーライブ(アンダラ)

夜の横浜アリーナ

表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、原則としてシングルが発売されるごとに開催されています。首都圏で二日間もしくは三日間開催される場合もあれば、各地の主要都市を巡る場合もあります。

全員均等に光が当たるような演出となっており、個々のメンバーをより近くから見ることができます。メンバーの層が厚いからこそできるもので、こういうライブが成り立つのは乃木坂46ならではでしょう。

その他(卒コン・卒セレ等々)

卒業コンサートの標識

上記以外で開催されるライブで、卒業コンサートや〇期生ライブ、全国握手会の際のミニライブがあります。ZIP!春フェスや乃木スタライブ等のテレビ局とコラボしたものもあります。昨年は東急とコラボした「新参者」という5期生ライブもありました。

配信より絶対に現地

以前ならライブはチケットを入手して入場できた人だけが楽しめるものでしたが、コロナ禍でライブの配信が一般化したことにより状況は大きく変わりました。

配信は会場に行く必要も行列に並ぶ必要もなく、自宅の快適な環境の中でライブを楽しむことができます。しかも前の席の客の頭や照明の加減といった要素に影響されることは一切なく、カメラによる映像がパソコンの画面上に表示されるので見やすさは抜群です。そのためライブは全て配信で楽しむという人も多いようです。

しかし音の響きというものは現地ならではのもので、配信では絶対に伝わりません。また場内の空気感や一体感もわからないでしょう。一度現地で見たライブをリピート配信でもう一度見るという機会も増えましたが、伝わってくる迫力がまるで違いました。

やはり「見やすい配信より現地のクソ席」なのです。

オッサンでも大丈夫

オッサンが行って浮いたりしないだろうか、周囲から白い目で見られたりしないだろうかということが心配で、ライブに参加することを躊躇している人は多いのではないかと思います。しかし私は50代前半の頃より乃木坂のイベントに参加するようになりましたが、「あそこにおっさんが来てるよ。やだねー!」などという目で見られたことはこれまで一度もありません。

グッズ販売の列

行列に並んでいる際に前後の若者と仲良くなって話をしたこともありますし、そもそもどこの会場であっても自分より上の世代の人は確実にいます。よほど高齢の方でもない限り最年長ということはありませんので安心しましょう。

ただし、若手によるライブということになると客層もぐっと若くなり、いろいろなことが気になるようになります。若手メンバーだけによるライブの際はその点を覚悟しておいてください。

ライブチケットの買い方

過去のライブのチケット

乃木坂46のライブチケットはまずモバイル会員を対象とした先行受付と抽選があり、その後に一般販売があります。モバイル会員とはスマホ専用のファンクラブのようなもので、チケットの先行申し込みができる他、様々な特典が用意されています。(会費月額300円)

当選通知

モバイル会員先行は1回限りの場合と一次先行・二次先行と2回ある場合があります。期間中に申し込めば締め切り後に抽選が実施され、当たれば「以下の内容でチケットをご用意いたしました。」、外れれば「チケットをご用意できませんでした。」という内容のメールが届きます。

最近ではこれに加えて「のぎ動画会員先行」「楽天チケット先行」というのもあるようですが、これらについては公式HPをご覧ください。

アクセス制限の画面

一般販売はインターネットでの先着順ですが、時報を見ながら時間ぴったりに販売サイトに接続を試みたにもかかわらずアクセス集中でつながらず、何とか販売画面までたどり着くことができた時には既に予定枚数が売り切れた後というのがいつものことでした。

私の場合は一般販売で買えたことはなく、ライブに行きたいのならモバイル会員やのぎ動画会員になることをお勧めします。

sp.nogizaka46.com

モバイル会員についてはコチラ。ちなみに会費は月額300円です。(この画面だけはスマホで)

ticket.rakuten.co.jp

一般販売は楽天チケットが取り扱っており、詳しくはコチラをご覧ください。

www.nogizaka46.com

ちなみにチケット発売開始に関してはグループの公式サイトで告知されますが、テレビ東京の日曜深夜に放送されている「乃木坂工事中」のエンディングでそれより早く第一報が流れます。

ライブ当日に用意しておく物

チケット

当選したDAY2のチケット

これがないと入場できません。私はいつもセブンイレブンのコンビニ決済・コンビニ発券を利用しているため紙のチケットですが、電子チケットというものもあるようです。

身分証明書

チケットには入場者と同伴者の氏名が明記されており、転売等を防止するため入場の際に身分証明書と突き合わせます。そのため身分証明書がないとやはり入場できません。

スティックライト

乃木坂46のライブでは披露される曲や登場するメンバーによって場内が「紫一色」、「緑一色」、「赤と青」等に染まる瞬間があり、スティックライトがないとこういう時に寂しい思いをすることになります。

公式グッズのスティックライト

私が持っているのはこちらですが、最近は新型が登場しているようです。

マフラータオル

写真を撮る人

ライブの際に会場周辺はそれぞれの推しメンの名が記されたタオルを首にかけた人であふれています。

神宮球場の時のタオル

ライブごとに新しいものが出てくるので「これは神宮球場の時のタオル」「これは東京ドームの時のタオル」と後になっていい記念になります。

グッズ販売の行列

ライブ当日の物販はとんでもない行列になっていることが多いので事前にネット通販で購入するようにしてください。

販売窓口

昨年の横浜アリーナアンダーライブでは3時間並んでそれでも買えなかったという人が続出していました。

雨具

乃木坂46の野外ライブでは雨が付き物で、日産スタジアムでも予報では雨の心配など全くないはずだったにもかかわらずやはり降りました。そのため野外ライブの場合は荷物に雨がっぱを入れておく必要があります。

ライブの真っ最中に着たり脱いだりすることになるので簡単なものがよく、プロ仕様よりもコンビニで売っているようなものが適しています。但し会場周辺ではすべて売り切れてしまうため、自宅近くで買っておくようにしてください。

雨の場合は持ってきた荷物もくるんでおく必要があり、それには市販されている40ℓのごみ袋が最適です。

双眼鏡は不要

大箱でのライブの際はそれなりに倍率がある双眼鏡を持参していましたが、これまで役に立ったことがありません。

双眼鏡

双眼鏡を覗いてみても手振れが大きく、目当てのメンバーを探してピントを合わせている間にどんどん曲が進行してしまいます。最後はあきらめてモニターを見るしかありませんでした。

手振れ補正機能の付いた高価な双眼鏡を買えるというのなら話は別です。 

入場前に様々なチェックがある

15時頃の光景

ライブ当日の会場周辺は開場よりもかなり前から人が溢れているものです。

グッズエリアの行列

コロナの規制が緩和されるとともに現地での物販も再開されましたが、なるべく事前にネット通販で購入しておくことをお勧めします。

こういう行列に並ぶことが楽しいと思っていた時期もありましたが、はっきり言ってエネルギーの浪費で、下手をすると開演に間に合わなくなる場合もあります。

出演者の幟

ライブ恒例の幟

会場には参加メンバーの名前を記した幟が掲げられているのが恒例です。

写真を撮っている人

メンバーを写した幟

「推し」の幟の前で記念撮影しているのもいつもみられる光景です。人気メンバーの幟の前には行列ができていることもあります。

ライブ恒例の幟

最近はライブごとに新しい幟が使用されていましたが、前回の横浜アリーナアンダーライブでは伝統の物に戻っていました。

会場前の40ゲート

新型コロナの5類移行以後入場時のチェックは大幅に簡素化されましたが、それでも金属探知機によるチェック、手荷物検査、チケットと身分証の確認は必ずやります。

ぐちゃぐちゃになっている様子

もうグチャグチャになっていますが、この中で3項目のチェックをやっています。

入場そして開演

入場してしまうとバタバタは一段落です。開演まで心安らかに待ちましょう。ただしトイレだけは早めに済ませておくようにしてください。

開演30分前の様子

開演30分前の日産スタジアムのロビーの様子です。写っているのは全てトイレの列に並んでいる人々で、開演までに席に戻れなかった人も多かったのではないかと思います。

私がいまだに慣れないのはサイリウムカラーで、気が付いたら周囲が真っ赤になっていたり真っ白になっていたりして面喰うことが多々あります。

サイリウムカラーを操作するボタン

サイリウムカラーはこちらのボタンで操作します。 

nogizaka46-n.com

参考までに最新情報を添付しますので参考にしてください。全部覚える必要など全くなく、「サヨナラの意味」の緑、「インフルエンサー」の赤、「乃木坂の詩」の紫を覚えておけばほぼ問題ないと思います。アンダーライブの鉄板曲である「日常」は赤派と青派がしのぎを削っています。

ライブ終了後

ライブは本編が終了すると次はアンコールとなり、最後は紫一色の中で「乃木坂の詩」で締めるというのがお決まりのパターンだったのですが、最近は別の曲が披露されることも増えました。

最後の曲が終わってメンバーが退場すると場内に明かりがともって「これで全て終了しました」という趣旨のアナウンスが流れ始めるのですが、ごくまれにそれでも拍手が鳴りやまずメンバーが再登場するということがあります。これを「ダブルアンコール」といい、体験できた人は自慢していいと思います。※私は30thSGアンダラの東京公演3日目に現地でこれを体験しました。場内アナウンスが止まり、プラカードを持った係員が引っ込み、場内が暗転してメンバーが再登場した際の一体感は忘れられません。

ライブが終了すると密集や混雑の発生を抑制するため会場の座席を階やブロックごとに分け、退場のアナウンスがあった区画の人から退場を開始する「規制退場」がかかります。

一旦規制がかかってしまうと運が悪ければ相当遅くまで場内で待ちぼうけを食わせられることになるため、帰りを急いでいる方は最後の「乃木坂の詩」の途中でぞろぞろ帰り始めます。

ライブ会場の特色

これまで私が実際に入場したライブ会場の印象をまとめます。

立川ステージガーデン

立川ステージガーデンと多摩都市モノレール

28thシングルと30thシングルのアンダーライブで使用された収容人員2500人というコンパクトな会場です。恐らくものすごい倍率になったと思われますが、必殺の気合で応募したら当選しました。

席からの眺め

そのコンパクトさ故に場内にはライブにつきもののモニターがなく、また舞台上のメンバーからは最後列の席に座っている客のTシャツの柄まで見えたそうです。

そんなコンパクトなホールであってもアリーナでは前席の客の頭が邪魔になり、またスタンド席ではステージの一部が死角になったのは意外でした。それでもメンバーの細かな表情まで肉眼で見ることができる「近さ」には何物にも代えがたいものがありました。

立川ステージガーデンライブの時のタオル

矢久保美緒のタオル

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TOKYO DOME CITY HALL

TOKYO DOME CITY HALLの正面入り口

32ndシングルのアンダーライブで使用された収容人員2500人というコンパクトな会場です。すべての客席がステージから30m以内に配置されており、これまで入ってきたどのホールよりも見やすい会場ではなかったかと思います。

場内の案内図

地面を深く掘り下げてつくられており、地表面が第3バルコニーでアリーナが地下3階という構造になっています。

アリーナ席の座席表

こちらでは何と前から2列目で左端から2番目という席でした。ここまでくると立とうが座ろうが、前にどれだけ長身の者がいようが全く関係ありません。少しだけ上を向けば目の前にメンバーが立っている、そういう感覚です。舞台下手(舞台上の演者目線で右側)の端が若干死角になりましたが、それ以外の場所は肉眼で全てはっきりと見えました。

矢久保のマフラータオル

 

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ぴあアリーナMM

会場のぴあアリーナMM

29thシングルのアンダーライブで使用された収容人員約12000人のホールです。

2階スタンドC20扉4列173番からのステージの見え具合

2階席の4列目で前3列が機材席であったので見やすさは抜群でしたが、武道館や横浜アリーナと比べるとステージまでは距離があり、メンバーは小さめのフィギュアくらいの大きさでした。

アンダーメンバーだけで4DAYSという無茶をやった結果初日以外当日券が出ることとなりましたが、ライブの出来としては素晴らしいものがありました。

ぴあアリーナMMライブの時のタオル

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代々木第一体育館

代々木第一体育館の会場前の様子

2019年11月に開催された3・4期生ライブで使用された会場です。

縦長の会場でアリーナ席の真ん中よりもやや後ろで観覧しましたが、前の席の人の頭が邪魔になることが多く、ステージはあまりよくは見えませんでした。また若手メンバーによるライブのため客層もかなり若く、本来ならご法度のタオルを高く掲げる行為をする者が多く、一層邪魔でした。

メインステージとバックステージを外周ステージで結んでいるため、最大の勝ち組は目の前をメンバーが何度も通るスタンド席最前列の人ではないでしょうか。

3・4期生ライブの時のタオル

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日本武道館

武道館の正面

2020年12月に26thシングルのアンダーライブで使用された会場です。コロナ禍という社会情勢の中で約1年半ぶりに開催された有観客ライブで、「ここでクラスターを発生させてしまえば今後有観客ライブはできなくなる。」という緊張感が場内に満ちていました。

ステージ正面の1階スタンド席の前から2列目だったのでステージからの距離もちょうどよく、見やすさは最高でした。横浜アリーナに匹敵する見やすいライブ会場だと思います。

武道館アンダーライブの時のタオル

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横浜アリーナ

横浜アリーナの乃木坂仕様の装飾

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念ライブ」や松村沙友里卒業ライブ、11TH YEAR BIRTHDAY LIVE、33rdSGアンダーライブで使用された会場で、私にとっては初めての乃木坂46ライブがこちらでした。

アリーナ席であっても前の席の客の頭がほとんど邪魔にならず、しっかりとステージまで見えたと記憶しています。正面ステージの他にセンターステージ、外周ステージ等々、会場内のどこにいてもメンバーを間近で見ることができる最高のライブ会場です。

横浜アリーナアンダーライブの時のタオル

中村麗乃のタオル

矢久保のマフラータオル

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東京ドーム

東京ドームの全景

ほとんどのアーティストにとっては武道館でライブをするというのが夢の終着点で、その中のほんの一握りだけがたどり着けるのが東京ドームです。新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が全て解除された直後の2021年の全国ツアーファイナルおよび齋藤飛鳥の卒業コンサートで使用しました。

東京ドームライブ席からの眺め

ライブの際の収容人員は約55000人というだけあってさすがにでかく、1塁側スタンドからは3塁側席がかすんで見えるほどでした。1階席の11列目という恵まれた席であったにもかかわらずメインステージのメンバーは小指の先ぐらいの大きさにしか見えず、最も近い1塁側のステージであっても外見にはっきりとした特徴のあるメンバー以外は見分けられませんでした。

2階の「天空席」ともなるともう腹をくくってモニターに集中するようになります。その代わり会場全体がやたらよく見渡せるようになりました。

東京ドームライブの時のタオル

哀悼飛鳥のタオル

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日産スタジアム

開演3時間前の東ゲート

収容人員約70000人というライブ会場としては国内最大規模であり、東京ドームでライブをしたアーティストの中のさらにごく一部だけがたどり着ける場所です。実際、こちらでライブを行ったアーティストはこれまで19組だけです。(予定含む)

但し、ライブ会場として優れているかということになると話は全く別です。

日産スタジアムの座席から見たステージ

アリーナの真ん中よりやや後ろの席でしたが、ライブが始まって観客が立ち上がるとステージは全く見えませんでした。

日産スタジアムライブの時のタオル

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神宮球場

神宮球場の正面

収容人員は約35000人で、2014年以来全国ツアー東京公演の会場として使用されてきましたが、コロナや東京オリンピックの影響で2年間使用されなかったため、今年は3年ぶりの神宮球場ライブということになります。

現在神宮球場でライブを開催しているアーチストは乃木坂46だけです。過去にさかのぼってみても2014年までライブ会場として使用された事例がほとんどなく、そのため神宮球場には「乃木坂46の聖地」「本拠地」というイメージが完全に定着しています。

神宮球場の内部

三塁側のスタンド席から見てメインステージのメンバーは小さめのフィギュアくらいの大きさで、バックステージまで来てくれると何とか肉眼で区別がつきました。

観客席と屋根と空しか見えなかった日産スタジアムと違って野外ならではの開放感があり、他の会場とは全然違う、特別な雰囲気がありました。

神宮球場ライブの時のタオル

矢久保美緒のタオル

中村麗乃のタオル

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〖座席表〗乃木坂46の33rdSG横浜アリーナアンダーライブは過去最高だった

乃木坂46の33rdSGアンダーライブが横浜アリーナで開催され、9月29日の初日に参加してきました。アンダーだけで立見席まで全完売して話題になったライブで、わたしにとっては過去最高の出来栄えでした。初日のMVPは吉田綾乃クリスティーだったと思います。

横アリ3DAYSは果たして埋まるのか?

アンダーライブ(アンダラ)とは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は8月23日(水)発売の33rdシングル「おひとり様天国」のアンダーメンバー13名により開催されました。

2014年に第1回が開催されて以降、基本的にシングルの発売ごとに開催されている「伝統の」ライブで、今やバースデイライブや真夏の全国ツアーと並んでグループにとっての大きな柱の一つとなっています。

「選抜落ち」したアンダーメンバーのみによるライブであるため、その時々の表題曲におけるメンバー構成の影響を受けてしまうのはどうしようもない宿命です。メンバーの卒業が相次いだ時期はアンダーメンバーが減少の一途をたどり、それにより規模が縮小してライブハウスを会場としたこともあります。

横浜アリーナの看板

しかし5期生が合流したことで流れが一変し、今回は何と横浜アリーナで3日間開催という「強気」の策に打って出ました。過去最大規模のアンダラということですが、果たして埋められるのでしょうか。

2期生がいなくなった途端の大変化

33rdシングルにおいては中村麗乃・伊藤理々杏・池田瑛紗の3人が選抜入り、そして林が休業により抜け、「選抜落ち」した松尾美祐と佐藤璃果の2人が新たに加わりました。前回から選抜とアンダーの入れ替わりが劇的に激しくなりましたが、その流れは今回も続いているようです。

中村に関しては個人仕事の充実、伊藤は初の沖縄公演に備えて、池田は単純に人気があるからということなのでしょうが、それにしても以前と比べると考えられないくらい選抜メンバーの選考が柔軟になったものだと思います。かつては選抜メンバーがガチガチに固定され、中村の数倍も個人仕事で活躍していた山崎怜奈が1回も選抜入りすることなくグループを卒業せざるを得なかったことを考えると夢のようです。鈴木絢音の卒業により2期生がいなくなった途端の大変化ですから、「2期生はとことん運営に嫌われていたんだな」と考えてしまうのは仕方がないことでしょう。

中村麗乃を目当てにアンダラに通っていた私にとって彼女の初めての選抜入りは本来ならめでたい話なのですが、逆にアンダラで観ることができなくなったことには寂しさがあり、アンダラ好きにとってこの点が実に悩ましいのです。

3日間立見席まで全完売した

「強気」で思い出されるのは2022年3月にぴあアリーナMMで開催された29thSGアンダーライブで、1万人規模のアリーナで3DAYS(前日に北野日奈子の卒セレも開催したので事実上の4DAYS)のライブを開催したものの3日間とも完売できず当日券が出てしまうという結果となりました。これに怖気づいてしまったのかそれ以降アンダーライブの会場はどんどんキャパが小さくなっていくことになります。

内容としては過去最高のライブだっただけに「空席祭り」と陰口をたたかれてしまったことはやはり残念であり同じ事態になってほしくなないのですが、林も池田もいないアンダーメンバーで横アリを3日間も埋められるとは到底思えません。8月18日に抽選が実施されたモバイル会員一次先行は当選者続出だったようで、私も初日と3日目が当選するというような状況です。どちらに行くか迷いましたが、平日で苦戦が予想される9月29日(金)の初日を申し込み、3日目をキャンセルしました。(2日とも行くような余裕はない。)

ハッキリ流れが変わったのは神宮球場のライブからで、9月1日抽選のモバイル二次先行は一転して落選祭りとなり、その後の一般販売や立見席の追完販売も全て売り切れ、まさかの全完売となりました。やはり神宮で披露したアンダー楽曲の出来の良さがファンの心に火を点けたのでしょう。

アンダーライブのチケット

これにより「選ばれし者」という晴れやかな気持ちで現地に向かうことができました。チケットを発券してみると「センターCブロック187番」ということで、アリーナ席中央のかなり前の方の神席であることは確実です。

気づいた時にはグッズが在庫切れ

ライブへ行くということになるとまずはグッズを確保しなければなりません。

一時に比べて最近はOFFICIAL WEB SHOPが随分と購入しやすくなりました。しかし「いつでも買える」とのうのうと構えすぎたようで、「そういえばグッズがまだだった」と気付いた時には既に在庫切れになっているではないですか。そうなると当日の現地での物販に並ぶしかありません。

横アリ完売といえどバスラの時のような狂乱状態はまさかありえないでしょう。公式HPによれば初日は14:30開始で横浜アリーナ正面ロビーが会場ということで、「随分と遅いな」「裏側じゃなくて正面が物販会場で大丈夫か?」という2点が頭をよぎったものの、最近のアンダラでは数十分程度の待ち時間で購入できていたのでそれ以上考えることをしませんでした。この時点ではグッズを購入した後、開場時間までどうやって時間をつぶすかについてばかり気にしており、この後まさかあんなことになろうとは露とも思っていません。

とんでもないことになっていた現地物販

14時20分頃の現地

現地に到着したのは14:20頃でこの時点で既に行列ができていましたが、この程度は想定内です。

待機列最後尾

この時の待機列最後尾は環状2号線に面した側の中ほどでした。

行列の全体像

程なくして行列の全体像が見えてきましたが、ここから全然進まなくなりました。これまでは物販・生写真・CD販売はそれぞれ別々でしたが、今回は同一の列でさばいているようです。正面入り口の前に物販の列をつくってしまって入場待機列は一体どうするつもりなのか心配になります。

16時頃の様子

このあたりで16時頃だったと思います。17時の開場に向けて列をいったん切り、正面を開けるようです。会場スタッフがしきりに「先行販売をまもなく終了します。」と触れ回っていて「そんなこと聞いてないぞ」と思ったのですが、後でHPを見ると「開場準備のため、開場時間の30分前に先行販売を終了いたします。」という記載がありました。

先行販売中止時の様子

結局16時半に物販はいったん終了となりました。並んでいた列はそのまま入場待機列となり、グッズは場内で販売するとのことです。コロナ禍においては「間隔をあけろ」とうるさかったように思うのですが、ここでは「できるだけ前に詰めて隙間をなくしてくれ」と連呼されていました。

入場開始時の様子

17時になり、いよいよ入場開始です。これだけ混沌とした状態で入場するのは初めてです。

ぐちゃぐちゃになっている様子

ぐちゃぐちゃになっていますが、このなかで金属探知機によるチェック・チケットと身分証の照合が行われています。

階段の途中の光景

物販に並ぶ人は向かって右手の階段から2階に上がってくれということで、ここで再び列に並ぶことになりました。階段の途中で全く進まなくなったのですが、前が全く見えないので不安になります。

販売窓口

ようやく販売窓口が見えてきましたが、その前に一往復半の列がありました。

待機列先頭からの眺め

17:50にようやく待機列の先頭にたどり着きました。トイレにも大行列ができていることが予想されていたため、18時までに買えなかったら断念しようとあらかじめ決めており、本当にギリギリでした。

購入したタオル

このタオルを買うために3時間半並んだことになります。

長蛇の列

私が買い終わった時点でまだ後方には長蛇の列が残ったままでした。開演30分前でこの状態だったので、恐らく変えなかった人が大量に出たのではないかと思います。こんな混乱した状況でも騒動が発生しなかったのはアンダラファンの民度の高さではないでしょうか。

座席表を見て歓喜した

開演30分前のトイレの列

乃木坂46のライブではトイレの心配をしておくことも重要です。開演30分前である18:00の時点でこんな感じでした。まだグッズの列に並んでいる人が多かったせいか、いつもより大したことはありません。

「個別衝動タペストリー」の原紙

今回のグッズの一つである「個別衝動タペストリー」の原紙が展示されていました。

祝花

関係者から贈られた祝花です。

ライブ恒例の幟

ライブ恒例の幟は従来のものにもどりました。私個人としては伝統を感じられるこちらのタイプの方がいいように思います。

座席表

センター席の座席表で、ここから先は撮影禁止です。私の「センターCブロック187番」はステージ側から見て右奥の一番隅の席で、前から18列目という歓喜したくなるような神席でした。「女は一人で眠れない」「アンダーズラブ」での炎を使った演出では熱さが伝わってくるほどの距離で、モニターなどあてにしなくてもステージ上のメンバーを識別できるというのはやはりいいものです。

地鳴りのような盛り上がりだった

アンダーライブに関してはこれまで「露出の少ないアンダーメンバーにとって貴重なアピールの場であり、演者も客も気合が入っていて独特の熱さがある。」と一貫して書き続けてきました。しかし今回のアンダラに関しては「気合が入っている」というような生半可なものではなかったように思います。

冒頭のOVERTUREから地鳴りのようなコールが場内に轟き、ステージからも客席からも圧を感じました。鈴鹿でF1を観たときに感じた空気が震えるような感覚に近かったように思います。「推しの晴れ舞台を見守りたい」というのでも「ただ暴れたい」というものでもなく、メンバーも客も自分の内面にため込んでいたものを解き放ったようであり、その場にいた全員が軽い興奮状態にあったのではないでしょうか。

これまでのアンダラと明らかに違った雰囲気でしたが、その理由はよくわかりません。前述したように今回のアンダラに向けたムードが大きく変わったのが神宮球場でのライブであり、そこでの松尾美佑や中西アルノのパフォーマンスにそれだけの力があったとしかいいようがありません。

またメンバーの側もこれまで以上の意気込みでライブに臨んでいました。セットリストのほとんどの曲に何らかのアレンジが加えられており、冒頭で佐藤楓が強調していましたが今回のライブに向けてこれまでにないくらいハードなリハーサルを積み重ねたそうです。

ちなみに3日目を配信で観ましたが、パソコンの画面からは地鳴りのような圧は感じられませんでした。やはりライブは現地で楽しむに限るようです。

アンダーライブが満足度が高い理由

アンダーを称してよく「乃木坂の2軍」と例えられますが、これは正確ではありません。プロ野球の2軍は明らかに1軍よりも力が劣っていますが、乃木坂のアンダーは選抜よりも実力が劣っている訳ではないのです。

「人気」という正体不明の魔物と運営の匙加減に泣かされているだけで、アンダーメンバーも驚異的な倍率を突破して乃木坂46のオーディションに合格していることに変わりはありません。むしろ「歌える人と踊れる人はアンダーの方にいる」と私は思っています。

そして乃木坂46の楽曲の特色として「アンダー曲は名曲が多い」ということがよく言われています。

表題曲には何やら様々な制約があるようで、どちらかというと無難で置きにいったような曲が多いように私には感じられます。(その点で今回の「おひとり様天国」には心底たまげた。)それに対して自由度が高いアンダー曲は「日常」「自惚れビーチ」「錆びたコンパス」等のリミッターを外したような個性的でライブ向きな曲が数多くあります。

このような曲がセットリストにずらりと並び、それを近い距離で楽しむことができるアンダーライブは満足度が高いのです。

「ジコチュープロデュースinアンダーライブ」

グループ全体のライブでは選抜メンバーが中心となるのはこれはもう仕方がないもので、先日の神宮球場ライブは事実上の井上和のお披露目興行だったといってもいいでしょう。しかしアンダーライブにおいてはメンバー個々に均等に光を当てることを愚直なまでに徹底しています。

「全員センター」というような企画はこれまでのアンダーライブではほぼ必ず設けられてきましたが、今回はそれがさらに徹底され、メンバーの新たな一面や隠れた魅力を伝えるための企画として「ジコチュープロデュースinアンダーライブ」が実施されました。

日替わりでメンバー1人につき2局ずつ自分で自分をプロデュースするというもので、初日に登場するのは冨里奈央、阪口珠美、黒見明香、吉田綾乃クリスティーの4人です。

冨里のかわいらしさ、阪口の表現力、黒見の意外性などどれも印象深いものがありましたが、全てを持って行ってしまったのが吉田でしょう。「立ち直り中」をしっとりと聞かせた後に5期生を従えてブリブリのアイドルソングである「17分間」を披露しましたが、グループ最年長でありながらこの両極端な曲を完璧に自分のものにできるのが彼女の懐の深さだと思います。

初日のMVPは吉田で間違いない

現在のアンダーメンバーでトークが上手いのは矢久保で間違いないと思いますが、ライブを最後に締めくくる役割をはたせるのは吉田しかいないでしょう。内面に様々な葛藤を抱えたメンバーだらけのアンダラにおいて一人一人のコメントに的確なフォローを入れる姿はさすが最年長と思わせるものがあり、彼女の存在があってこそのアンダーライブと言ってもいいでしょう。

今回のアンダラで初日のMVPは吉田で間違いないと思います。

そしてアンダーセンターの松尾も印象深いものがありました。オープニングでいきなりバック転を披露して観客の度肝を抜き、その後も多くの曲で中央に立っており存在感は抜群でした。

長身の松尾が中央にいるとステージ上の景色が引き締まります。

過去最高のライブだった

最上段の天空席まで隙間なくサイリウムの光で埋まっている光景は美しく、忘れられないものとなりました。ライブの出来不出来と客の入りは本来なら無関係のはずですが、立見席まで完売というのは思っていた以上に気持ちに大きく影響したようです。

夜の横浜アリーナ

これで16本目の乃木坂46のライブで、私にとっては文句なく過去最高のライブだったと思います。先日の神宮球場ライブ、今回のアンダーライブと素晴らしいライブが続いており、やはり演出家を変更したことが吉と出たようです。

16枚のチケット

ちなみにこれまで観覧したライブの中で、私にとってのベスト5は以下の通りです。

第1位 33rdSGアンダーライブDAY1(横浜アリーナ)

第2位 29thSGアンダーライブDAY1(ぴあアリーナMM)

全16曲ノンストップでやった全員センター企画「思い出セレクション」が衝撃だった。

第3位 30thSGアンダーライブDAY3(立川ステージガーデン)

和田まあや最後のアンダラで会場内の一体感が異常なほどだった。

第4位 11thバスラ DAY4 3期生ライブ(横浜アリーナ)

3期生が後輩たちに実力の差を見せつけたライブ

最5位 2023年神宮球場ライブ

「私たちが乃木坂46です」というキャプテンの名言が話題に

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〖聖地〗乃木坂46神宮球場ライブ2023最終日レポ 密度が濃く内容の分厚いライブだった

乃木坂46の恒例行事である神宮球場ライブが今年も開催され、8月28日の最終日に参加してきました。例年よりも密度が濃く内容の分厚いライブで、神宮球場の良さが感じられました。こういう場所は残さなければいけません。

真夏の全国ツアーがいよいよファイナルに

乃木坂46が全国の主要都市を巡る恒例の「真夏の全国ツアー」が今年も開催され、北海道(7月1・2日)大阪(7月12・13日)広島(7月15・16日)沖縄(7月22・23日)愛知(8月5・6日)宮城(8月14・15日)の6公演を終えていよいよファイナルの東京公演(8月25・26・27・28日)を残すのみとなりました。

福岡公演で例年使用していたマリンメッセ福岡が世界水泳と重なって今年は使用できず、その代わりにグループ初の沖縄公演が組まれたこと、いつもなら3日間の東京公演が4日間になったことが特色となっています。全ての公演に申し込み、全国どこであろうと当たったところは全て行くという猛者もいるようですが、私は東京公演だけ申し込み、幸いにもモバイル一次先行で8月28日の最終日が当たりました。

チケットの引換券

全国ツアーの開催が発表されたのが5月8日でチケットの先行受付が始まったのが5月14日、当選して金を払ったのが5月27日ですから3カ月待ったことになります。ツアーが開幕してもしばらくは完全なる他人事で、身近なニュースとして感じられるようになったのは愛知公演あたりからです。

神宮球場ライブのチケット

絶対に無くさないよう、細かく折りたたんで3か月間財布の奥底にしまい込んでいた引換券をセブンイレブンに持ち込み、発券した際は例年以上の感慨深さでした。

現在の神宮球場をなくしていいのか?

「真夏の全国ツアー」の東京公演と言えば神宮球場で、乃木坂46が2014年から毎年使い続けることによりグループの歴史を積み上げてきた場所です。猫も杓子も東京ドーム公演を目指す時代に、神宮球場を最も大切にするグループがあるなんて素敵じゃないですか。

長い歴史を持つ神宮球場

神宮球場は明治神宮外苑という大都会東京のど真ん中にある神聖な空間に位置しており、プロ野球12球団の本拠地の中では2番目の古さという長い歴史を持っています。

隣のビルから見た神宮球場

ライブ会場として広すぎでも狭すぎでもない絶妙な大きさで、さらに風や景色を感じられる解放感もあります。

神宮球場の狭い通路

東京ドームや日産スタジアムと比べて古くて狭くて使いにくいのは間違いないのでしょうが、風格という点では明らかに上回っており、「浅草寺や増上寺に対する法隆寺のような存在」と私は感じています。

1926年に完成した神宮球場は学生野球の聖地として数多くのスター選手を輩出し、1934年には大リーグ選抜として来日したベーブ・ルースやルー・ゲーリックがプレーした歴史ある球場です。建設及び増築に際して東京六大学野球連盟が費用の一部を負担しており、そのため日程を決める際には東京六大学リーグが最優先されるのだそうです。

一方ライブ会場としては今世紀に入ってからは乃木坂46以外が使用した事例はありません。(他のアーチストが申し込んでも断られるという話を聞いたことがある。)こんな場所を事実上の専用会場としてライブができるのですから、これは奇跡に近いと言っても過言ではありません。

神宮外苑の銀杏並木

現在進行中の神宮外苑の再開発事業において球場の建て替えが計画されていますが、このような歴史ある建物をそう簡単になくしてしまっていいものかと思います。エスコンフィールドのような球場をつくればいいってもんじゃないのです。 

演出家が交代になった

昨年の神宮球場ライブとの違いとして私が最も注目していたのが演出家の変更です。

5月21日のラジオ生放送において早川聖来が告発したことにより演出家のSEIGO氏による過去のパワハラ行為が発覚し、これによりSEIGO氏は乃木坂46ライブの演出を降板することを表明しました。

私はこれまで14本の乃木坂46ライブ(配信は除く)を観覧してきましたが、選抜メンバーをひたすら賛美するコーナーがあった2020年の全国ツアーとセットリストが極端に偏っていた10thバスラに関してはなぜそんな演出をしたのか疑問を感じていました。この件があってからふと気が付いて調べてみるとどちらもSEIGO氏の演出だったようです。

2020年の全国ツアーはこちら 

https://www.goshuinbukuro.com/entry/nogizaka_tokyo-dome

10thバスラはこちら

https://www.goshuinbukuro.com/entry/nogizaka_nissan-stadium

今回SEIGO氏を演出から外したことで「乃木坂は終わった」などというネット上の書き込みも数多く見ましたが、「余人をもって代え難い」などという話はそうむやみにあるものではありません。はたして今回のライブはどうなるのでしょうか。

ライブ当日の「聖地」の様子を今年も見に行った

乃木坂46にはことあるごとにファンが集結する「聖地」と呼ばれる場所がいくつかあります。聖地の中の聖地である神宮球場ライブの当日はどんな様子だったのか、今年も見に行ってみました。5月に開催された齋藤飛鳥卒コンの際に「丸彦」が3時間待ちで断念したことに懲り、今年は9時半に乃木神社に着くよう家を出ています。

乃木坂駅

乃木坂駅はメンバーの卒業や誕生日といったタイミングでファンの有志が広告を貼り出す場となっています。

向井葉月の広告

早川聖来の広告

早川聖来の広告

今年は8月23日が誕生日の向井葉月と24日が誕生日でグループを卒業して芸能界を引退する早川聖来のものがありました。時間が早かったようで、ポスターの写真を撮るための順番待ちはありません。

乃木神社

ライブ当日の乃木神社

さすがにこの時間だと拝殿前に長蛇の列ができているということはありませんが、明らかに日常と違う光景です。遠征組と思われる大きな荷物を抱えた人が多かったように感じられました。

かき氷の看板

昨年から神宮球場ライブに合わせて境内でかき氷の販売が実施されています。

かき氷の店

昨年よりも大がかりになっています。恐らく去年相当売れたのでしょう。

かき氷の整理券

まずは整理券を受け取り、指定の時間に戻ってくることになります。

抹茶小豆味のかき氷

千円と少々値段は張りますが上品な甘さのかき氷でした。木の香りがプンプンしている升には日付が入っており、かき氷を食べ終わった後に持ち帰ることができるようビニール袋もついています。

かき氷の升

これで記念品がまた増えました。

乃木坂ラーメン丸彦

乃木坂46ファンが何かにつけて集結するラーメン屋です。首都圏のライブに参加する際は、ここでラーメンを食べてからでないと何となく物足りなさが残ります。

丸彦の行列

開店前から並び、10時の整理券を持っている人の列です。

丸彦の整理券

私は10:30の整理券を入手できました。

丸彦の店内

乃木神社でかき氷を食べ終わり、10:30に店に戻りました。昼食には早い時間帯ですが完全なる満席状態で、ここにいる全員がこの後神宮球場に行くと断言していいでしょう。

味噌ラーメンとライス

夕食は相当に遅くなることが確実なのでここでガッツリと食っておかなければなりません。

初めて現地でCDを買った

「おひとりさま天国」

今回のツアーの中で発表された33rdシングル「おひとりさま天国」は乃木坂46の表題曲としては今までになかったような刺激的なタイトルと歌詞が印象的で、表題曲で絶対に冒険をしないはずの運営がついにその禁を破ったとでもいうような、ワクワクしてくるような曲に仕上がっています。

私の自宅周辺ではCDを扱う店がなくなってしまったため、ライブの際に神宮で購入することにしました。現地で購入した場合はB2サイズの特性ソロポスターもしくはご当地記念チケットが特典として付いてきます。ポスターなどこれまで目もくれませんでしたが、せっかくくれるのだから頂きましょう。事前にB2用の筒を購入しておきました。

秩父宮ラグビー場の門

神宮球場ライブの時は神宮外苑全体を使用して様々な企画が組まれており、CD販売は秩父宮ラグビー場で実施されました。

CD売り場のテント

看板の下でCDを買い、隣のテントで特典を受け取り、そのまた隣のテントでB2サイズのポスターを巻いて袋や筒に詰めます。ご当地記念チケットは希望のものを貰えますが、ポスターに関してはランダムで誰のものが来るかは渡されてからでないとわかりません。

B2サイズ用の大きな筒をリュックに差してCD販売のエリアから出てくると「誰のポスターでした?」「推しメンのと交換しますよ」と様々な人がワラワラと寄ってきます。こういうものにこれまで一切手を出していなかったのでいささか不意をつかれてまごつきましたが、ポスターも生写真同様に交換が盛んにおこなわれているのでした。

ポスター交換の風景

ポスター交換の風景

コロナ期が長すぎてすっかり忘れていましたが、これも乃木坂のイベント会場では当たり前だった光景です。また一つ日常が戻ってきたということでしょうか。

筒井あやめのポスター

私が貰ったのは筒井あやめのポスターでした。

盛り上がっていた絵画館周辺

ライブにつきもののグッズに関しては最近はもっぱらOFFICIAL WEB SHOPを利用しています。最近はずいぶんと買いやすくなったように思います。

中村麗乃のタオル

今回は初選抜を祝って中村麗乃のタオルを事前に購入しました。

現地のグッズ売り場

ライブ前日の現地販売会は相当に混雑したようですが、最終日ということでかなり空いているようです。

生写真販売の行列

唯一行列ができていたのは生写真の販売です。

生写真の交換をしている人々

道端で生写真の交換をしている人々

生写真の交換も盛り上がっていたようですが、相当な暑さの中だったので道の両側に座り込んでいる人も多かったように思います。

等身大パネル

メンバーを写した幟

毎年恒例の等身大パネルやメンバーを写した幟もあります。

乃木坂仕様に装飾された「痛車」

乃木坂仕様に装飾された「痛車」

乃木坂仕様に装飾された「痛車」は絵画館横の駐車場に止められていました。

心躍る神宮球場周辺の光景

神宮球場の正面

神宮球場正面のこの光景は何度見ても心躍るものがあります。

各方面から贈られた祝花

各方面から贈られた祝花が並んでいるのもこちらになります。

筆頭の位置に置かれた祝花

筆頭はいつも通りバナナマンで、それに続いてイルカ、鈴木拓、オズワルドという順番に並んでいます。

「僕青」からの祝花

五番目がまさかの「僕青」でした。

外周部の柱に貼られたポスター

球場の外周部の柱にはメンバーの浴衣姿のポスターが貼られていました。

五百城茉央のポスターにできた行列

五百城茉央のポスターには写真を撮るための行列ができており、こんなところでも「人気」という魔物が持つ残酷さを思い知らされることになります。

入場待機列

入場待機列に並んだのは開場時間である15:30の直前です。

「乃木坂46コラボソフトドリンク」と「じんから」

今年もライブに合わせて「乃木坂46コラボソフトドリンク」と「じんから」が販売されていました。

ソフトドリンクの歴代のカップ

ソフトドリンクのカップのデザインは毎年変わっており、これで記念品がまた増えました。

スタンドへの入り口

スタンドへの入り口

野球場に入る際に一番ワクワクする場所で、ここから先は撮影禁止です。そういえば今回は禁止事項を列挙したあのおっかない掲示物を全く見かけませんでした。

日産スタジアムとは解放感が違う

私の席である「1塁側2番入口29段167番といのは1塁側ブルペン付近の中段にあり、ここからは新国立競技場や東京都庁、代々木のドコモタワーが正面にきれいに見えます。中段の通路の少し上であったのでアンコール時にはトロッコのスタート・ゴール地点となり、目の前で井上和が場内に煽りを入れる場面もあったほどです。(そのためカメラに一瞬映ってしまった。)

屋根がないので日差しは強烈でしたが16時を過ぎると風が爽やかに感じられるようになり、ライブ中はむしろ涼しさを感じたほどでした。

同じ野外ライブでもスタンドと屋根と空しか見えなかった日産スタジアムとは解放感が全く違い、これこそが神宮球場の良さなのではないでしょうか。

ステバ席

開場直後のまだまだ空いている時間帯にステージバック席(赤枠で囲ったあたり)の方まで探検してみました。ステージの後ろにモニターが取り付けられていてみんなそれを見ているものとばかり思っていたのですが、実際はただ黒いカーテンが下がっているだけです。

またステージの裏は何張りもの黒のテントで外部から遮断されており、登場前のメンバーが見えるということもどうやらなさそうです。

ステバ席の人はスコアボードの巨大モニターを見るしかないようで、遠くから様子をうかがうと誰もが斜め後ろを見上げていました。(スコアボードが真後ろになるバックスクリーンから2ブロックは販売しなかった模様。)

ステージは全く見えず、音と雰囲気を味わうためだけの席です。配信もある時代にこういう席にいる人は本当に乃木坂が好きなんだろうと思います。※アンコールの時に、この席にメンバーがやってくるというサプライズがあった。

新しいコール文化が芽生えつつある

2月のバースデイライブでコールが解禁になってから私にとっては4回目のライブです。これまでは「マスク着用を条件に~」という注釈がつけられていましたが、いつの間にかそれすらなくなっています。これでライブに関して課されてきた様々な制約が完全に撤廃されました。

禁止されていた3年間はやはり長く、その間に発表された曲の場合はコールが確立されていなかったため客の間にも戸惑いがあったように思います。しかし回を重ねるにつれてそれも解消されてきたようです。

従来のコールは曲の合間合間に合いの手を入れるようなものでしたが、それに加えて曲の一部をファンも大合唱するようなものが増えてきました。例えば「錆びたコンパス」の場合、最後の「Wow Wow Wow Break a leg!」の繰り返し部分がそうでした。

乃木坂のライブを観に行くようになって程なくコロナの時代に突入してしまったため、私にはコールに関する知識や持論など全く無く、むしろこのまま根絶してもいいのではないかとまで思っていたほどです。しかしそんな私でも新しいコール文化が芽生えつつあるのを感じられたライブでした。

誰かが呼びかけた訳ではなく、自然発生的にまとまっていくのが何とも不思議です。

密度の濃いライブだった

開演後しばらくはまだまだ明るいこともあって気が散りまくった状態で観ていましたが、周囲が暗くなってくるにつれて次第にステージに引き込まれ、「おひとりさま天国」で大爆発し、そしてエンディングでの梅澤美波の名言「私たちが乃木坂46です」に向けて全てが凝縮していったようなライブでした。神宮球場でのライブは私はこれが3回目ですが、これまでで最も密度が濃かったのではないかと思っています。

定番の夏曲メドレーから始まってユニットコーナーへ移行します。「意外BREAK」で見せた遠藤さくらのさすがと言うしかない存在感と、「自惚れビーチ」という弾けた曲を見事に自分のものにした五百城茉央が特に印象に残りました。どちらも卒業したオリジナルメンバーの印象が強すぎる曲ですが、現役メンバーも決して負けていません。

33rdシングルアンダー楽曲の「踏んでしまった」はMVでは何とも思わなかったのですが、実際はかっこいい振り付けのライブ向けの曲でした。センターの松尾も引き締まったいい表情をしており、横浜アリーナでのアンダーライブが楽しみです。(初日が当たっている。)

グループ内の野球好きメンバーによる応援ソング「Never say never」は野球場でのライブということでセットリストに加わったと思われますが、神宮以外で封印してしまうには惜しい曲です。MVが撮影されていない曲でライブで聴くしかないので、神宮球場以外の会場でも披露していただきたいものです。

「シンクロニシティ(Piano ver.)」はスローテンポのピアノ伴奏により久保・賀喜・五百城・弓木・吉田・中西が少し長めの個々のパートを順番に歌って最後に全員で歌唱するというもので、ダンスの要素はまったくなく原曲とは全く別物と呼んでもいいような曲に仕上がっていました。歌唱力に定評のあるメンバーがじっくりと歌う姿を松明の柔らかな光が引き立てており、こういう演出が楽しめるのは野外ライブである神宮球場ならではのことだと思います。

アンダーライブが好きな私としては吉田が目立っていたことがひたすら嬉しかったです。ちなみにこのメンバーによる歌唱は2・4日目で初日と3日目は中村・奥田・柴田・筒井・伊藤・井上だったらしく、やはり現役メンバーでは久保と中村が歌唱力において双璧ということなのでしょう。

「おひとりさま天国」と「乃木坂の詩」

アンダーライブでは最新曲のUC(アンダーセンター)がずいぶん以前から「座長」と呼ばれており、この習慣が「真夏の全国ツアー」にも伝わったようです。33rdシングル「おひとりさま天国」のセンターである5期生の井上和がはっきり「座長」と呼ばれて全ての場面で中心になるような演出となっており、本編最後の曲に入る前の締めくくりの挨拶も行っていました。

超逸材揃いの5期生の中でも井上は当初から期待された存在で、切り札として満を持して投入されたのが33rdシングルです。沖縄公演で初披露されて以来ライブ向きの曲として大いに期待されており、本編のラストで披露されてこの日最高の盛り上がりを見せていました。

神宮の本編ラストといえば曲中のサビの部分で打ち上げられる460発の花火が恒例で、私の中では「君の名は希望」とセットになったイメージ強いのですが、これが曲調としては真逆の「おひとりさま天国」ともぴったり合っていたのですからわからないものです。

アンコールの終盤、山下美月がステージ中央に一人で立って目を潤ませて挨拶を始めたとき、卒業発表をするんじゃないかと心底どぎまぎしました。

「人は夢を二度見る」は大変に好きな曲なのですが、これがライブの締めでは場内が紫一色になる場面がないままで終わることになります。

幸いなことに最終日にはさらに「乃木坂の詩」も披露され、見たくてたまらなかった光景で締めくくることができました。

1期生の神格化はもういい加減にしろ

乃木坂46は白石麻衣・西野七瀬・橋本奈々未といった1期生のイメージがあまりにも強烈であったがため、その後加入した後輩メンバー達は苦しんだのではないかと思います。時代が進んで1・2期生が減り、グループの中心はとうの昔に3・4期生に移行しているにもかかわらず、「1期生がいなくなったら乃木坂は終わる」と言われ続けてきました。そしていまだに「1期生が一人も残っていない現在の乃木坂は偽物」とネット上に書き込む者が多数残っています。

大人数の女性アイドルグループの世界においてこの「1期生信仰」は根強いものがありますが、絶対に戻ってこない卒業生を過度に神格化して崇拝するのはもういい加減にしろと思います。

「私たちが乃木坂46です」という梅澤美波の叫びはそういったものに対する彼女たちの思いそのものでしょう。

例年より分厚いものが伝わってきた

2019年5月のアンダーライブ以来、これで15本目の乃木坂のライブです。ここまでのイメージとして「全体ライブはお祭りを楽しむもの」「アンダーライブはライブそのものを楽しむもの」だと私は個人的に思ってきました。

全体ライブは人数が多く会場も広いこともあって個別の曲のイメージは薄まってしまいがちなのですが、今回に関しては例年よりも分厚いものが伝わってきた素晴らしいライブだったように思います。そういった点で演出家を代えたのは良かったのではないでしょうか。

ちなみにこれまで参加した15本のライブの中で、私にとってのベスト5は以下の通りです。

第1位 29thSGアンダーライブ(ぴあアリーナMM)

全16曲ノンストップでやった全員センター企画「思い出セレクション」が衝撃だった。

第2位 30thSGアンダーライブ(立川ステージガーデン)

和田まあや最後のアンダラで会場内の一体感が異常なほどだった。

第3位 11thバスラ DAY4 3期生ライブ(横浜アリーナ)

3期生が後輩たちに実力の差を見せつけたライブ

最4位 2023年神宮球場ライブ

第5位 32ndSGアンダーライブ(東京ドームシティ)

初登場の5期生を前から2列目で観たライブ

乃木坂の夏が終わった

乃木坂46の野外ライブ4回目で、雨が全く降らなかったのはこれが初めてです。ライブ中は涼しさを感じるほど神宮の風は心地よかったのですが、地下鉄と田園都市線を乗り継いで南町田で電車を降りるとモワーッとした空気に包まれて悶絶しました。乃木坂の夏が終わったのだから本当に涼しくなってもらいたいものです。

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〖名古屋〗CBCラジオ夏祭り「ザキオカ×スクランブル」に行ってきた

7月30日(日)に名古屋の久屋大通公園内で開催されたCBCラジオ夏祭り「ザキオカ×スクランブル」を観覧してきました。強烈な暑さと日差しの中でのイベントでしたが、山崎怜奈と永岡歩アナのステージを十分に楽しむことができました。

「ザキオカ×スクランブル」とは?

「ザキオカ×スクランブル」はCBCラジオのトーク番組で、元乃木坂46の山崎怜奈とCBCアナウンサーである永岡歩が30分間お互いに喋りたいことを喋り尽くしています。私は2020年10月1日の第1回放送から聴いており、TOKYO-FMやABCにいる時とは全然違う姿を見せる山崎の守備範囲の広さに感心しております。(東京に住む私は永岡アナについては全然知らなかった。)

かつてCBCラジオでは「ナガオカ×スクランブル」という伝説的な夜ワイド番組が放送されており、二人はそのパーソナリティーとヘビーリスナーという関係でした。放送されていたのが2014年から2019年ということですから山崎はグループ内でまだ全く無名の時期で、それでも「乃木坂のメンバーからメールが来た!」ということで番組内は大騒ぎになったそうです。

2019年の全国ツアーで名古屋に滞在していた際、「山崎怜奈来いよ!」という生放送内での呼びかけで山崎がホテルからCBCにタクシーで駆け付けたという話は私も知っていましたが、今になってみればそれが「ナガオカ×スクランブル」でした。

コサキン級に息があっている山崎と永岡アナ

TOKYO-FM「誰かに話したかったこと」ではお昼のFMらしい一人喋り、ABC「言って聞かせて」では直木賞作家である今村翔吾の良さを引き出すことに徹している山崎は、CBCでは人が変わったようなマシンガントークを永岡アナと繰り広げています。

二人の掛け合いはテンポがよく、30分という放送時間が毎回あっという間に過ぎてしまいます。まだまだ無名の若手芸人だった頃の小堺一機と関根勤がやっていたラジオ(コサキン)を私は高校から大学にかけて聴いていましたが、山崎と永岡アナの息の合ったトークはコサキンに匹敵するのではないかとも思っています。

イベントの指定券

そんな二人が7月29日・30日に開催されるCBCラジオ夏祭りで番組としてステージに立つということで、たまたま受付開始日に気が付いて申し込んだら指定券を入手できました。

「ザキオカ×スクランブル」のタオル

TOKYO-FMのイベントは全部外れてしまったため、こうなったら名古屋まで行くしかありません。

当日のイベント会場の様子

名古屋テレビ塔

CBCラジオ夏祭りの会場は名古屋市の中心部である栄を南北に貫く久屋大通公園で、名古屋テレビ塔(正式名称:中部電力MIRAI TOWER)がそびえています。日本初の集約電波鉄塔として1954年に完成したテレビ塔は全国のタワーの中で初めて国の重要文化財に指定されました。

フェス飯会場の看板

地下鉄栄駅から大通公園に沿って進むとまずフェス飯会場がありました。この辺りは前回名古屋を訪れた際に宿泊したホテルが近くにあり、勝手知ったる場所になりつつあります。

フェス飯会場に並んだ店舗

様々な店が出店して賑わいを演出していました。

唐揚げとビール

ここに来るまでに名古屋駅構内できしめんを2杯食べてきたので腹はパンパンでしたが、誘惑には勝てませんでした。(ほんとうは「えんそば」にも立ち寄るつもりだったのだが、日曜で閉まっていた。)

タイムテーブル

「ザキオカ×スクランブル」は二日目の13:45からで、日中で一番熱い時間帯のステージとなります。

会場の地図

会場の様子

ステージ前の柵で囲まれた部分が有料の指定席で、スペースに余裕があれば柵の外からも立ち見ができます。

会場にできていた行列

会場の一角に行列ができていました。

お目当てのタオル

お目当てはこちらのタオルだったようで、CBCの若狭アナと加藤アナが店頭に立つ予定だったようです。ここは名古屋であることを改めて実感しました。

若狭アナの看板

「THE TIME」でおなじみの若狭アナはどうやら名古屋を代表する人気アナウンサーだったようです。

観客入れ替え中の会場

前のステージが終了して観客の入れ替え中です。次の「ザキオカ×スクランブル」では席が見事に全部埋まりました。ちなみに場内での撮影・録音は禁止です。

暑さの中でも止まらないマシンガントーク

「ザキオカ×スクランブル」のステージは13:45から20:30の45分で、もうあっという間だったような印象です。もう溶けてしまいそうなくらい強烈な暑さと日差しの中でも山崎と永岡アナの息の合ったマシンガントークは全く止まらず、オープニングが伸びすぎてゲストを呼び込むまでに10分も経過するほどでした。

「夏の思い出を作りたい」がステージのテーマで、その中で「スイカ割りをやってみたい」「クイズをやってみたい」「ジャンボリーミッキーを踊ってみたい」という3つのコーナーに分かれていたと思います。時間の関係で後ろに伸ばすことは絶対にできないということで、かなり密度の濃い内容でした。

山崎を直に見たのは昨年3月のアンダーライブ以来で、その間にグループからの卒業やら事務所の移籍やらいろいろあったわけですが、随分と表情が穏やかになったと思います。(昨年5月の日産スタジアムでのライブはそもそもステージが全く見えなかった)

また、出演者や番組スタッフ総出でジャンボリーミッキーを踊る場面ではやはり乃木坂46出身の彼女が目立ちます。最近は報道情報番組のコメンテーターとして見ることが増えた山崎怜奈はやはり元アイドルだったのです。

永岡アナは「ラジオ番組表」(三才ブックス)で実施された「好きなDJランキング」のAM部門で1位を獲得したこともある実力者で、これだけ芸人のようなノリができるアナウンサーはそうはいないのではないでしょうか。WikipediaによればCBCニュースにも出演しているようですが、どんな表情でニュースを読んでいるのかぜひ見てみたい。

「ザキオカ×スクランブル」を聴いてみよう

「ザキオカ×スクランブル」は基本的に収録番組で、東京と名古屋に分かれて活動している二人がどちらかの拠点で落ち合って、打ち合わせもほとんどなしに収録を始めているといいます。(落ち合うこともできずにリモートになることもある。)しかも通常は30分の4本録りでほとんど編集などせず、喋ったほぼそのままを放送しているそうです。こういうのは二人が相当な実力者同士だからこそできることでしょう。

かつては夜にならないと聴けなかった名古屋のラジオですが、radikoを利用すれば全国どこにいても24時間好きなタイミングで聴くことができます。皆さんも「ザキオカ×スクランブル」(毎週土曜日、16:15~)を聴いてみてはいかがでしょうか。

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〖乃木坂46〗斎藤飛鳥の東京ドーム卒コンは何もかも様子が違った

乃木坂46の最後の1期生である齋藤飛鳥の卒業コンサートが5月17日・18日の両日に東京ドームで開催され、18日に参加してきました。大エースの卒業ライブだけあって何もかもこれまでと様子が違い、質も高かったと思います。

グループの大黒柱だった齋藤飛鳥

乃木坂46の齋藤飛鳥は2011年8月のグループ結成時から在籍していた1期生で、当時は13歳でグループ最年少でした。

私が乃木坂に興味を持ち始めたのは2013年3月に発売された5枚目シングル「君の名は希望」からで、当時放送されたNHKの「Rの法則」に出演していたのが私にとって最古の齋藤飛鳥です。星野みなみに代わって「制服のマネキン」のフロントに入り、生駒里奈・生田絵梨花に続いて登場したシーンがなぜかわかりませんが今でもしっかりと記憶に残っています。

今では考えられないのですが当時の齋藤飛鳥は選抜よりもアンダーにいる時間の方が長く、私も「乃木坂にはサイトウが多いんだな」という認識しかありませんでした。(当時サイトウは3人いた。)そんな齋藤飛鳥も次第にグループ内で存在感を増し、西野七瀬や白石麻衣に次ぐ三本柱の一角のような存在となり、二人の卒業後は押しも押されもせぬグループの大黒柱となるのです。

2日間の公演に63万人の応募があった

白石麻衣の卒業以降の乃木坂46は3期生や4期生が前面に出ることが多くなりましたが、そんな際にも「まだ飛鳥が後ろに控えている」と思えるのは何とも心強いものでした。そんな大エースが5月17日・18日の両日に東京ドームで卒業コンサートをするのですから、両日とも満席にするのはファンの義務でしょう。平日だなんて言っていられません。

卒コンのチケット

考えることはみんな同じようで、キャパ5万人といわれる東京ドームでの2日間の公演に対し、延べ63万人の応募があったといいます。チケットの争奪戦は熾烈を極め、ネット上は落選者の悲痛な叫びで満ちていましたが、私は幸いにもモバイル1次先行で二日目が当選しました。

ただし、2階1塁側D08ブロック4列374番というのはネット上に貼られていた画像で「傍観者席」とまで書かれた2階席の端っこで、正方形の角のような場所にあります。前から2列目だった先日のアンダーライブとのギャップはもの凄いものがありました。

チケットの入手方法についてはこちら

〖詳説〗乃木坂46ライブのチケットの買い方と楽しみ方 - 酒とうどんと御朱印の日々

様子がまるで違っていた聖地

乃木坂46にはことあるごとにファンが集結する「聖地」と呼ばれる場所がいくつかあります。これまで節目と思われるライブの度に聖地の様子を見に来ましたが、今回はこれまでとは全然様子が違っていました。

乃木坂駅

乃木坂駅はメンバーの卒業や誕生日といったタイミングでファンの有志が広告を貼り出す場となっています。

乃木坂駅の広告

乃木坂駅の広告

乃木坂駅の広告この日は齋藤飛鳥に関するものの他、池田瑛紗の誕生日を祝うものが貼られていました。

順番待ちの行列

ポスターの写真を撮るための順番待ちの行列までできていました。

乃木神社

鳥居の前の行列

この日は鳥居の前の段階で既にいつもと全く違う雰囲気でした。

お参りの行列

真ん中の、幟が立てられている場所よりもお参りの行列が長く伸びているのは初めてです。

乃木坂ラーメンまる彦

今や乃木坂・乃木神社とセットになったような場所で、特に首都圏でライブが開催される際に熱心なファンはここでラーメンを食べてから会場入りします。最近は行列がとんでもない長さとなってきたため、昨年の全国ツアーより整理券制が導入されました。

乃木坂ラーメンまる彦

店頭で整理券を配っていた店主に聞くと3時間待ちということでしたので、さすがに今回は諦めました。

乃木坂46の聖地についてはこちら

〖8選〗乃木坂46ファンが東京周辺で立ち寄るべき聖地 - 酒とうどんと御朱印の日々

現地も様子が違った

東京ドームの全景

地下鉄を乗り継いで東京ドームまで来ました。

水道橋駅から東京ドームにつながるルート

水道橋駅から東京ドームにつながるルート

水道橋駅から東京ドームにつながるルートはどちらも乃木坂仕様です。

物販会場

物販会場は賑わっていましたが、ネットで事前に購入した人が多かったようで横浜アリーナでのバスラの時のような行列はありませんでした。またこの日は気温が30度を超えていたということもあったのか、生写真の交換をしている集団も見かけませんでした。

齋藤飛鳥のマフラータオル

私も今回はネット上で事前に購入しました。齋藤飛鳥一人が主役のライブですから、これ以外ないでしょう。

卒業コンサートの標識

東京ドームシティー全体が齋藤飛鳥の卒業を祝おうとしているかのようでした。

歴代齋藤飛鳥の幟

こちらの幟は全て齋藤飛鳥です。

歴代齋藤飛鳥の幟

加入時から現在までの姿がその時々の表題曲の衣装で写されています。

新しい幟

新しい幟

幟に関しては最近はライブごとに新しいものを作っているようです。

齋藤飛鳥の幟の前で写真を撮ろうとしている人の列

写真を撮っている人

こちらは全て齋藤飛鳥の幟の前で写真を撮ろうとしている人の列です。

齋藤飛鳥の幟の前で写真を撮ろうとしている人の列

写真を撮っている人

こちらも全て齋藤飛鳥の幟の前で写真を撮ろうとしている人の列です。

日刊スポーツのブース

日刊スポーツ特別号を販売するブースです。近隣のコンビニでは報知新聞の特別号を販売していました。

人・人・人

人・人・人

どこもかしこも人・人・人。横浜アリーナや神宮球場でもすごいと思いましたが、やはり東京ドームは規模が違います。

入場時には様々なチェックがあった

チェックを予告する看板

コロナが落ち着いてかなり簡素化されたとはいえ、入場に際してはやはり様々なチェックが入ります。

会場前の40ゲート

私が入場する40ゲートは階段を一番上まで上がった場所にあります。16時開場だったのでその15分くらい前に上がってみるとなんと待機列の先頭になりました。中央のボードの陰にスタッフが控えており、長テーブルの上で手荷物検査をします。その奥にいる制服姿のガードマンが金属探知機を持っていました。左手奥の回転扉の前でチケットと身分証の照合を済ませて入場です。

フライヤーが置いてあったテーブル

入ってすぐのテーブルに卒コン名物のフライヤーが積まれていました。(入場時点ではもっとうず高く積まれていた。)

フライヤー

「アンコール終了後、齋藤飛鳥さんの最後の挨拶が終わり、メンバーが深いお辞儀をしている最中に表面のデザインをメンバーに向けて掲げてください」と裏面に書かれています。しかし実際はまず他のメンバーが退場し、最後に残った飛鳥がゴンドラに乗って天空に去るという想定外のエンディングとなり、ほとんどの人がフライヤーを出すタイミングを失してしまったように見えました。(配信ではこのあたりはどう映っていたのでしょうか?)

4階の案内図

私の席は4Fの端の1番通路から入場し、そこからさらに右に移動した場所です。

1番通路

ここから先は撮影禁止です。

天空席だからこそ見えたものがあった

2021年の東京ドーム公演では1階席の前から11列目で、「あんな高い場所から見ている人がいるんだな」と下から見上げたまさにそのあたりが今回の席です。東京ドームで「天空席」というのは厳密には2階席のさらに上段部分を指すようですが、試しに最上段まで上がってみたものの見え方としては大差なく、私のいた4列目も「天空席」と呼んでもいいでしょう。

前回は「メンバーは小指の先くらいの大きさ」と書きましたが、それよりはるかにステージから遠ざかった今回はもう表現の仕方が思いつかないくらい小さく、その代わり場内全体をやけに良く見渡すことができました。

コロナ禍で様々な規制がかかっていた前回と違い、世の中が落ち着いた今回はマスク以外の規制が撤廃されており、人数制限がないことから見切れ席(ステージの一部が見えない)・ステバ席(ステージが全く見えない)も発売されて完売しています。そのためステージ裏の外野席がバックスクリーンの際まですべてきれいに埋まっていました。

ほとんどの人が飛鳥のサイリウムカラーである「水色×白」でペンライトを点灯しており、それを遠くから見ると「白っぽい」という感じになります。ステージと通路と記者席以外のドーム全体、アリーナからステージ裏の外野席から2階最上段の席まですべて白っぽくなっていて、風に吹かれた稲穂のように揃って揺れている光景はまさに絶景でした。

一面の白っぽい世界が「インフルエンサー」では真っ赤になり、「サヨナラの意味」のイントロが流れると緑に変わります。1階席では「気が付いたら全部変わっていた」という感覚ですが、上からなら白→赤、白→緑と水が染みわたるように変わっていく様子をしっかりと見ることができます。

ちなみに双眼鏡は倍率を上げると手振れが激しくなり、今回も全く役に立ちませんでした。こういう席の場合は腹をくくってモニターに集中するしかないようです。

現地の良さを満喫できた演出

開演10分前という異例の時間に始まった「影ナレ」において、運営の菊池氏と今野氏の呼びかけで実施された「5万人の円陣」は「努力・感謝・笑顔!うちらは乃木坂上り坂、フォーティーシックス!」と全員が大合唱するもので、現地にいるからこそ体験できるサプライズを満喫しましたが、この部分は配信ではちゃんと映っていたのでしょうか。

私が思う齋藤飛鳥の代表曲は「裸足でサマー」でも「ジコチューで行こう!」でもなく「Sing Out!」で、ライブでは絶対に盛り上がる鉄板曲です。今回は途中でクラップだけを伴奏とした観客全員による大合唱が行われ、これまで感じたことのないような一体感を味わうことができました。

「Sing Out!」には「大声で歌う」という意味があるようです。この曲が発表された頃は手拍子やサビの部分の振り付けばかりが観客にアピールされ、「皆さんで一緒に歌いましょう」という演出はありませんでした。そのうちコロナで声を出すこと自体出来なくなっていたため、今回は観客全員が大声で歌った初の「真のSing Out!」なのではないかと思います。

曲の後半部分で披露されるソロダンスは誰でもできるものではなく、さながら「Sing Out!後継者決定戦」の様相を呈していた11thバスラで明らかになったのは山下美月も田村真佑も飛鳥の敵ではないということでした。この曲を継げるのは独自の振り付けで臨んだバレエのスペシャリスト岡本姫奈だけでしょう。

アンコール冒頭のスピーチで飛鳥は自分が受けた恩を次につなげる「恩送り」について語り、残る後輩たちへの変わらぬ応援を切々と訴えました。そして「誰よりも支えてくれたお母さんのことも思い浮かべながら歌おうかなと思います。」と結ぶと「硬い殻のように抱きしめたい」のしっとりとしたイントロが流れてきた訳ですが、この流れの中でゾロゾロと立ち上がるなんて野暮の極みでしょう。私が見た範囲では、2階席はみんな着席したままでスピーチと歌を聞いていました。どうやら「傍観者席」にいた人が一番真剣だったようです。

まさかのエンディングの後は規制退場のアナウンスとダブルアンコールの根競べとなり、飛鳥が再登場してとりなすことで終演となりました。

規制退場の最中にステバ席で大歓声が沸き上がりましたが、恐らく飛鳥が挨拶にでも行ったのでしょう。

ライブとしても質が高かった

終演後の東京ドーム

卒コンは送別が主目的であるのでセットリストは必然的に送り出される者が中心となり、また感動を呼ぶために演出も過剰になりがちでライブの質は二の次三の次であるような気がします。そのため最近相次いだ卒業セレモニーは配信すら見ませんでした。しかしさすがに「大エース」齋藤飛鳥の卒コンだけあって今回はライブとしての質も高かったように思います。

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〖2列目〗乃木坂46の32ndSGアンダーライブは全体ライブより密度が濃かった

4月6日にTOKYO DOME CITY HALLで開催された乃木坂46の32ndSGアンダーライブに参加してきました。5期生が初めて合流し、規模が縮小する一方だったアンダラも活気を取り戻したようです。選抜メンバー中心の全体ライブよりも密度は確実に濃かったと思います。

アンダーライブとは

アンダーライブ(アンダラ)とは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は3月29日(水)発売の32ndシングル「人は夢を二度見る」のアンダーメンバー15名により開催されました。

アンダーライブが初めて開催されたのが2014年で、若干の例外はあるものの基本的にシングルの発売ごとに開催されている「伝統の」ライブです。選抜落ちした「不人気」メンバーだけによるライブですが、露出の少ないアンダーメンバーにとっては貴重なアピールの場であり、個々の並々ならぬ意気込みと全員に出来るだけ均等に光を当てようとする演出により他のライブにはない魅力を創り出しきました。

アンダーライブに集まってくるのはその「熱さ」に魅せられた人々で、演者も客も気合が入っているというのが最大の特徴となっています。

縮小続きという状況が一変した

メンバーに対する運営の好き嫌いが激しく、選抜とアンダーがほぼ固定されてしまったというのが最近の傾向で、「一度選抜入りすると落ちない」、「4期生が特にお気に入り」、「ガス抜きとしてUCを利用している」等々、当ブログにおいてもこれまで再三にわたって指摘してきました。

選抜メンバーの中から卒業や休業が出るとアンダーの中から補充されますが、その逆がないためシングルの発売の度にアンダーメンバーは減少を続け、31stシングルでは選抜が18人なのに対してアンダーが10人という実に歪な人員構成となってしまいました。それとともにアンダーライブの規模も小さくなり、ついにはライブハウスを使用するまでになっています。ライブの会場は大きければいいというものではありませんが、こんな状況では盛り上がることはできません。

しかし32ndシングルからこの状況が一変することになりました。

「史上最弱」が一転して「史上最強」に

昨年1月に加入して以来これまでグループの別動隊として活動してきた5期生が今回から本隊に本格的に合流し、アンダーライブにも参加することになりました。

乃木坂46の5期生は応募総数87852人の中からオーディションで選ばれた11人で、7987倍という倍率は日本のグループオーディション史上最高なのだそうです。ゴルフでホールインワンを成功させるのとほぼ同じ難易度の関門を突破したメンバーは個性派揃いで、特に全員「歌える」ことが注目されてきました。

加入直後こそすったもんだがあったものの、その後は様々な場所で経験を積んだ5期生が合流するということで、31stで「史上最弱」と言われたアンダーが32ndでは一転して「史上最強」と評されるようになりました。

幸いチケットは当たった

32ndSGアンダーライブは東京(4月5日・6日)、大阪(4月8日・9日)、名古屋(4月11日・12日)、東京(4月26日・27日)の4箇所で開催されます。東京会場は前半がTOKYO DOME CITY HALLで2日間に約5000人、後半が東京ガーデンシアターで2日間に16000人の動員を見込んでいるようです。規模が縮小する一方だったアンダーライブが再び活気を取り戻してきました。

4回の東京公演だけでは当たる気が全くせず、今回は遠征も辞さずで大阪公演の2日間も合わせて計6日分を申し込んだところ、幸いなことにTOKYO DOME CITY HALLの2日目が当たりました。

現地の物販はのんびりしていた

ライブへ行くということになるとまずはグッズを確保しなければなりません。あらかじめネットで購入しておきたかったのですが諸々あって機会を逸してしまい、やむなく当日に会場で購入することにしました。

しかし比較的小さな会場でのアンダーライブですので、先日の横浜アリーナでのバースデイライブの時のような狂乱状態にはならないでしょう。ということで13時販売開始の所、14時過ぎに会場に到着しました。

TOKYO DOME CITY HALLの正面入り口

TOKYO DOME CITY HALLは東京ドームホテルに隣接した場所にあります。

東京ドームホテル

東京ドームホテルと東京ドームシティホール

東京ドームシティの一体どこにキャパ2500人のホールがあるのだろうかと思っていたのですが、意外な場所にありました。

のんびりとした物販会場

のんびりとした物販会場

現地はこれまで体験したことがないくらいのんびりとした雰囲気です。

確保したマフラータオル

行列ゼロでグッズを確保できました。

開場前の現地の様子

水道橋周辺をぶらぶらして再び東京ドームシティに戻ってきたのが16時半頃です。

会場周辺の様子

会場前の様子

さすがに会場周辺は見るからに乃木坂ファンと思われる集団で埋まっていました。軒下の外にいる人たちは、そのほとんどが生写真の交換をしています。写真には写っていませんが、集団の中には浴衣を着た力士もいました。タワーレコードの袋を持っていたので、少なくともグッズを購入していたことだけは間違いありません。

入場待機列

入場待機列ができたのは16時45分くらいだったと思います。

恒例の注意書き

恒例の注意書きは以前と比べると随分とおとなしいものとなりました。

金属探知機によるチェックをしている様子

金属探知機によるチェックを行っています。この後チケットと身分証の照合がありました。

TOKYO DOME CITY HALLとは

TOKYO DOME CITY HALLは最大で2500人収容可能な規模のホールでありながらすべての客席がステージから30m以内に配置されており、これまで入ってきたどのホールよりも見やすい会場ではなかったかと思います。当然ながらモニターなどありません。

場内の案内図

地面を深く掘り下げてつくられており、地表面が第3バルコニーで地下3階にアリーナという構造になっています。

ライブ恒例の幟

ライブ恒例の幟

ライブ恒例の幟は最近はライブごとに新しいものを作っているようですが、私は伝統を感じることができた以前の幟が懐かしくなりました。初登場の5期生やアンダーライブでこれまで見ることがなかった清宮レイの幟に変化を感じました。

ポスター

会場で32ndシングル「人は夢を二度見る」を購入するとランダムでポスターを1枚もらえます。場内で最も人が群がっていたのが実はこちらです。

鈴木拓からの祝花

今回祝花の筆頭に置かれていたのは鈴木拓でした。

アンダーも大きく動いた

32ndシングルでは松尾美祐と佐藤璃果が新たに選抜入りし、それと入れ替わりで阪口珠美と林瑠奈、清宮レイが「アンダー落ち」しました。選抜メンバーがほぼ固定され、特に「選抜入りさせた4期生は絶対にアンダー落ちさせない」という傾向が顕著となってきた状況下では、これだけの変化でも大事件と言ってもいいでしょう。

それに加えて池田瑛紗・岡本姫奈・小川彩・奥田いろは・冨里奈央・中西アルノという5期生6人が加わります。

今回のアンダーライブではここから中村麗乃が帝国劇場での舞台出演、岡本姫奈が体調不良のため欠席し、合計15名でのライブとなりした。

最近のアンダーライブで無双状態だった中村がいないのは何とも残念ですが、「かつてない歌声」と言われたほどの歌唱力を持つ中西、「点描の唄」で視聴者の度肝抜いた奥田がダブルセンターの林、伊藤理々杏と絡むのが楽しみです。また加入6年目にして初のアンダーライブとなる清宮レイも気合の入ったコメントを出していて気になります。

何と前から2列目だった

今回のチケット

私の席はL1扉アリーナB3階2列8番です。B3階ということで3階の第3バルコニー席だとばかり思っていたのですが、係員に確認すると地下3階のアリーナ席という意味でした。

アリーナ席の座席表

何と前から2列目で左端から2番目という席でした。常日頃から「どれだけ徳を積めばこんな席に座れるのだろう」と思っていた、まさにそんな場所です。横浜アリーナの11thバスラから一月半、私はいったい何をしたのでしょうか。

ここまでくると立とうが座ろうが、前にどれだけ長身の者がいようが全く関係ありません。少しだけ上を向けば目の前にメンバーが立っている、そういう感覚です。舞台下手(舞台上の演者目線で右側)の端が若干死角になりましたが、それ以外の場所は肉眼で全てはっきりと見えました。

アンコールの「そんなバカな」で下手側に来た矢久保が私の持っていたピンク×黄色のペンライトに反応して(私はそう思っている)ニコッとしてくれました。これだけ近いとこんなこともあるのです。

個々の強みが活かされるセットリスト

今回誰がUC(アンダーセンター)を勤めるかについては諸説飛び交っており、中には清宮だの中西だのといった声もありました。しかし「伝統の」という形容詞が付くライブで「座長」という肩書を背負うのは初参加の者には無理でしょう。林瑠奈と伊藤理々杏の二人が選ばれたのは順当だと思います。

今回のアンダーライブはこの二人が引っ張り、そして他のメンバーは二人を盛り立てるという構成になっていました。林も伊藤も歌唱力に定評のあるメンバーであり、この二人を目立たせるということはじっくり聞かせる曲が多くなるのは必然です。

31stシングルを最後に残っていた1・2期生が全員卒業してしまい、私が初めて参加した2019年5月の「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念ライブ」の時と比べるともはや別グループといってもいいくらいメンバーが入れ替わりました。しかし「歌えるメンバーとしゃべれるメンバーはアンダーの方にいる」というのは当時から今に至るまで一貫していると思います。

恒例の全員センター企画はありませんでしたが、全体曲にしてもユニット曲にしても個々のメンバーの強みが活かされるようなセットリストでした。

5期生とたたき上げの先輩たち

今回のアンダーライブでは5期生に注目してしまうのは仕方のないことでしょう。

個々の曲によって変動はあるものの、下手側から冨里・中西・池田・小川・奥田という立ち位置の場合が多く、私の席からは中央に立つ池田と背の高い冨里が特によく見えました。持って生まれたかのような個々の存在感はさすがという他なく、今後たたき上げの先輩メンバーとうまく融合してくれればと期待します。

アンダーライブの清宮というのは実に新鮮でした。ここしばらくいろいろとあったようですが、以前の明るさを完全に取り戻したようで安心しました。

そしてアンコール時の最後のMCで暴走機関車のような黒見明香を吉田綾乃クリスティーが上手くさばき、巧みに「乃木坂の詩」に持ち込んだのはさすがでした。今回の座長は林と伊藤理々杏ですが、個性派ぞろいのメンバーを実際に取りまとめているのは彼女なのでしょう。

コールに対する戸惑いは薄れてきた

コールが復活して二度目のライブです。バスラの時に感じられた戸惑いのようなものは薄れ、どうやら新しいコールが固まりつつあるようです。大声禁止の時期の方が長い私はコールなんかいらないと思っていますが、「ここにいる理由」の終盤で一泊置いた際の大歓声はいいものでした。「乃木坂の詩」の最後の大合唱は代々木の3・4期生ライブ以来です。

世の中が着々と元に戻ってきていることを実感しました。

全体ライブより密度が濃かった

多くの新メンバーを迎えたことで全体的に明るく陽気なライブとなっていて、悲壮感が漂っていた前回とはずいぶんと雰囲気が違っていたように思います。

バースデイライブと全国ツアーしかない選抜メンバーに対し、シングルの発売ごとにアンダーライブがあるアンダーメンバーはそれだけ多くの実戦経験を積むことができます。「歌えるメンバーとしゃべれるメンバーはアンダーの方にいる」と書きましたが、これは実践で鍛えてきた賜物でしょう。

私が乃木坂のイベントに参加するようになった2018年頃は伊藤理々杏や中村麗乃に歌が上手いというイメージは全くなく、また3・4期生ライブがあった2019年頃には矢久保美緒が将来グループを代表するトーク番長になるなど夢にも思っていませんでした。

選抜メンバー中心の演出となる全体ライブと比べると華やかさには欠けますが、アンダーライブのほうが密度ははるかに濃かったのではないでしょうか。

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〖座席表〗乃木坂46の横浜アリーナ3期生ライブは力の差が際立っていた

横浜アリーナで開催された乃木坂46の「11TH YEAR  BIRTHDAY LIVE」は3期生が際立っていたと思います。比較的地味な存在ながら個性派の実力者ぞろいであり、4期生や5期生に対して力の差を見せつけていました。

11回目のバスラは横浜アリーナで開催

2012年2月22日にメジャーデビューした乃木坂46は毎年2月下旬にデビュー記念日を祝うライブを開催しており、「BIRTHDAY LIVE」(通称「バスラ」)と呼ばれています。(会場確保の関係で時期がずれたこともある。)

11thバスラの看板

「11TH YEAR 」にあたる今年は2月22日(水)より26日(日)まで横浜アリーナを会場として開催され、初日が全メンバーによるライブ、2日目が5期生ライブ、3日目が4期生ライブ、4日目が3期生ライブ、そして最終日が秋元真夏の卒業コンサートという構成でした。

収容人員7万人の日産スタジアムから一転して今年は1万5千人の横浜アリーナとなり、当然のことながらチケットの争奪戦は相当なものとなります。

11thバスラのチケット

31stシングルのアンダーライブをまさかのコロナ陽性で棒に振った私は必殺の気合で初日と4日目を申し込み、一次先行で4日目の3期生ライブが当選しました。

初日の全体ライブは二次先行・一般申し込みと挑戦を続けましたが結局ダメ。しかしネット上の書き込みを見ているとたとえ1日だけといえど当たったのは相当な幸運だったようです。

超個性派で実力者揃いの3期生

全体ライブと期別ライブを組み合わせたのは9thバスラと同じで、この時は2月下旬から5月上旬にかけて5回(全体ライブと1期~4期の期別ライブ)に分けて無観客配信で開催されました。脂がのったメンバーが突っ走った3期と掘の卒業ライブでもあった2期が突出していたのに対し、1期は間延びしていて4期は内容が薄かったというのが全て見た私の印象です。

選抜メンバーを多数輩出している4期生に対し、3期生は2極分化してしまったと言われています。しかし人気という魔物と運営の匙加減に泣かされてはいるものの、3期生はアンダーメンバーも超個性的な実力者揃いです。全体ライブに加えて3期生ライブだけ申し込んだのはそこのところに期待したからで、結果としてこれが大当たりでした。

グッズの待機列がえらいことになっていた

11thバスラグッズのタオル

チケットが当たれば次は記念グッズの入手で、3期生ライブなら中村麗乃の個別マフラータオル一択です。

当選通知を見てすぐグッズの公式HPを開くと既にほとんどが在庫切れとなっていましたが、数週間後に「在庫が復活している」という情報を入手して事前にグッズを購入することができました。復活分もすぐに完売してしまったようなので「ついていた」としか言いようがなく、物販の気ちがいじみた行列に並ばずに済んだのは奇跡に近かったのかもしれません。

ライブ初日である2月22日は3月22日出発分のJRチケットの発売日となります。この日に出発するサンライズ瀬戸A個室のチケットを入手すべく、私は9時半頃に新横浜駅に来ていました。(いわゆる「10時打ち」です。)

新横浜駅構内の巨大広告

新横浜駅構内の秋元真夏の広告

すると駅構内が大変なことになっているではないですか。

地下鉄新横浜駅のポスター

なんと地下鉄の駅付近にまでポスターがあります。

3日目までは配信で見るので横浜アリーナに用はありませんが、6室しかないA個室のチケットを確保できたことで気分がよくなり、3日後に備えて現地を下見することにしました。

2月22日朝の横浜アリーナ

開場が16時半で開演が18時なのですが、10時の時点で早くも物販の列がえらいことになっています。2月12日に開催された事前販売会もとんでもない待ち時間となったようで、ネットの情報によると2日目以降は夜中から並んでいた人もいたようです。

グッズの完売表

4日目に私が現地入りした時点では完全に焼野原状態で、事前に入手できていたからこそ心安らかに家を出ることができましたが、もし「在庫復活」の情報を見逃していたらとんでもないことになっていたと思います。

行列・生写真交換・ポスター交換の復活

乃木坂仕様の装飾

ライブの中でもバスラは特別なようで、横浜アリーナはこれまで見たことのないような乃木坂仕様の装飾となっていました。

メンバーの写真

メンバーの写真の中には昨年の神宮球場ライブ以降ケガの治療で休業中の掛橋沙耶香のものもあります。

4日目仕様の看板

こちらは4日目仕様の看板のようです。

乃木坂仕様の痛車

乃木坂仕様の痛車

横浜アリーナ正面の駐車場には乃木坂仕様に装飾された「痛車」がズラリと並んでいました。

ナンバーを隠した痛車

ナンバーを隠しているのは写真を撮ってくれということでしょうか。

ポスター交換している光景

社会は確実にコロナ前の状態に戻っているようです。しばらく見なかったポスターの交換が復活していました。

全国握手会を思わせる光景

かつての幕張メッセ全国握手会を思わせる光景ですが、手前にある青い柵の中にいるのはそのほとんどが生写真の交換をしている人々です。集団の中に入ってみると「山下、私服」とか「梅、寄り」といった言葉が飛び交っており、あちこちから「五百城ないか?」「ない!」という声が聞こえてきました。

大幅に簡素化された入場時のチェック

会場正面の注意書き

おっかないお知らせ

会場の正面にはいつも通り禁止事項を列挙したおっかないお知らせが並んでいました。

しかし、ソーシャルディスタンスを徹底したうえでCOCOAのチェック、サーモグラフィーによる検温に加えて靴裏の消毒までやっていたぴあアリーナアンダラの頃と比べると随分とおとなしい内容になったと思います。

入場が始まったのは定刻の16時半を少し過ぎたタイミングでした。

金属探知機によるチェック

金属探知機によるチェックを行っています。

チケットと身分証を照合している様子

チケットと身分証の照合が終われば入場できます。検温と手荷物検査は今回ありませんでした。

場内の様子

会場全体が興奮状態だった

出演者の幟

出演者の幟

出演者の幟

乃木坂のライブでは恒例の出演者の幟が新しくなっていました。

バナナマンからの祝い花

祝い花の筆頭は今回もバナナマンで、鈴木拓、ハライチと続きます。

ハライチからの祝い花

ハライチは澤部と岩井で別々でした。

共演者から贈られた祝い花

その他にもテレビ番組での共演者が続いていました。

1階トイレ前の行列

乃木坂46のイベントで注意しなければいけないのはトイレです。17時頃に1階トイレはこのような状態となっており、女性スタッフが「2階にもトイレがあります!2階の方がすいています!」と声を張り上げていました。

2階トイレ前の行列

その頃の2階のトイレの様子です。

コロナ禍に伴う各種の制限がほぼ撤廃された最初のライブということで会場全体が興奮状態にあったようで、「ロビーでは立ち止まらないでください!」という会場スタッフの声が各所で響き渡っていました。

毛穴が見えてもおかしくない距離

センター席の座席表

今回確保できた「センターHブロック80番」というのは最前列から30列目、外周ステージからは3列目で、本来ならモニターなどなくてもステージ上のメンバーを識別できる良席です。しかし身長190㎝はあろうかと思われる巨人が前の方にいたため私からはステージ中央付近が全く見えず、事実上の「見切れ席」と言ってもいい状態でした。

一方、メンバーが外周ステージ上にいる際は完全なる特等席で、階段の踊り場を見上げているような感覚です。毛穴が見えてもおかしくないような距離であるにもかかわらずメンバーの肌はそんなものを感じさせないほど綺麗で、激しく動いていながら汗をかいている様子は全く見られませんでした。

やはり画面越しで見るのと直接見るのでは全く違うものです。「設定温度」で自分の歌割りがまわってくるのをじっと目をつぶって待つ梅澤美波の立ち姿は至近距離から見ると息をのむほどの美しさでした。

クジラとイルカの秘密

「ガールズルール」、「ジコチューで行こう」といったノリのいい曲の場合、観客の上をクジラやイルカが飛び交う演出がなされており、どういう仕組みになっているのか配信で見ていてどうにも気になっていました。

現地で実際に見てみると、どちらも飛行船の原理で動いているようです。

イルカは左右のヒレの前後に小さなプロペラが計4個付いており、これを動かしたり停めたりして海中を泳いでいるような動きを出していました。またクジラはドローンが2機取り付けられていました。

蝶々については見ただけでは分かりませんでした。

ついにコールが復活した

今回のライブで最も話題になっていたのがコールの復活です。政府による「大規模イベント自粛要請」が出される直前の2020年2月21日~24日にナゴヤドームで開催された「8TH YEAR BIRTHDAY LIVE」以降、コロナ禍により乃木坂46のライブではコールが禁止されてきたので、コールのあるライブは3年ぶりです。

私自身はコールなどこのまま根絶してもいいのではないかと思っていましたが、一方で「乃木坂の詩」での大合唱がなくなってしまったことに寂しさも感じていたのも確かです。OVERTUREと共に沸き起こった地鳴りのような大歓声を聞いていると「また一つ日常が戻ってきた」という気分になれました。

しかし禁止されていた3年の間にも多くの曲が発表されており、こうした曲の場合は客の側に明らかに戸惑いがあったように思います。事前に「乃木坂46分TV」が10日連続で配信され、その中で毎日1曲「コールの練習」が行われていましたが、そんな通り一遍のもので定着するはずがありません。

コールの音量で曲の人気を比較しようとするのは無意味です。

特に印象的だった曲

加入して7年目という脂ののった経験豊富なメンバーのライブということで、力強さのあるパフォーマンスが滑らかに進行していったように感じられました。約2時間半のライブで全27曲が披露され、その中で特に印象的だった曲をご紹介します。

錆びたコンパス

全体ライブでも4期生ライブでも披露されなかった「錆びたコンパス」がまさか3期生ライブで登場するとは思っていませんでした。一昨年の3期生ライブでの「アナスターシャ」と同様に中村麗乃がセンターで、こういう時の彼女は絶対に期待を裏切りません。気合の入った表情で会場を沸かせていました。

この曲は現地にいてこそ良さがわかると思っています。リピート配信を見ましたが、実際の盛り上がりの半分も伝わっていないように思います。

命は美しい

盛り上がりが最高潮に達したのが「お見立て会リバイバル」で、2016年12月10日に開催された「3期生お見立て会」で披露した「命は美しい」・「裸足でSummer」・「ガールズルール」を再現しました。

当時の3期生は表舞台に登場する際はいつも「命は美しい」を披露しており、いまにも泣き出しそうな表情の大園桃子を中心に危なっかしさで一杯であった記憶があります。それが今では満員の横浜アリーナを熱狂させるような力強いパフォーマンスを披露しているのですから、7年間の経験というのはものすごいものです。

僕の衝動

乃木坂工事中の「内輪ウケものまね」で取り上げられて以降、この曲も完全にライブの鉄板曲となっており、今回は本編のラストの曲の前という重要な場面で披露されました。

いつも話題になる伊藤理々杏の最後の決め顔(「理々杏の全部のせ」というらしい)の場面は満場が「来るぞ!」「来るぞ!」「キターッ!」状態となっていました。

僕が手を叩く方へ

昨年の神宮球場ライブで劇的に評価が高まった曲で、もはや3期生曲という枠を超えてグループの代表曲となっています。予想通り本編の最後に披露され、場内を一つにまとめていました。

終盤にバンド演奏が止まって場内の手拍子だけで歌う部分が曲のピークで、ここで手拍子が揃うと最高の気分になれます。そしてバンド演奏が再開されるタイミングに合わせてメンバーのメッセージ入り紙吹雪が場内全体に舞いました。

2枚のメッセージ付き紙吹雪

2枚だけ入手できました。

全員分のメッセージをまとめたカード

全員分のメッセージをまとめたカードがライブ終了後に出口で配布されていました。

3期生が力の差を見せつけた

3期生ライブの翌日の5日目は秋元真夏の卒業コンサートで、更に3月28日には鈴木絢音の卒業セレモニーが予定されています。そうなると遂に3期生が一番上の世代となり、世代交代が一旦ここで完了します。そのためライブの要所要所で各メンバーより決意表明がなされていました。

最近は5期生にばかり注目が集まって3期は比較的地味な存在となっていますが、7年間かけて地道に積み上げてきたものはやはり大きく、3期生ライブは他の期生ライブとは歌もダンスもレベルが全く違うように感じました。(全体ライブと全ての期生ライブのリピート配信を見てこのことを再認識した。)

女性アイドルグループは新旧交代が激しい世界ですが、「若ければいい」「新しければいい」というものではないようです。

配信より現地の方が厚みを感じる

2月25日に現地で見たライブを翌週の3月4日にリピート配信でじっくりと見返しました。

配信は確かに見やすいのですが、メンバーは映像を通すより直接見た方がはるかに綺麗です。また地鳴りのようなコールや腹に響いてくる重低音も画面上では随分とマイルドになっていました。

「錆びたコンパス」や「僕の衝動」のイントロが流れてきた時のどよめきや「僕が手を叩く方へ」が紹介された時の「待ってました!」とでもいうような反応は恐らく配信では伝わっていないのではないでしょうか。

同じ景色を見て同じ音を聞いていたはずですが配信は見え方・感じ方が全く違い、現地にいた方が厚みがあったように思います。

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〖31st〗乃木坂46のZepp Yokohamaアンダーライブは意外なメンバーと楽曲が爪痕を残した

乃木坂46の31stシングルアンダーライブが全国Zeppツアーという形式で開催され、19日にKT Zepp Yokohamaで開催された神奈川公演を配信で視聴しました。中村麗乃が初座長を務めたライブは意外なメンバーと楽曲が爪痕を残しました。

今回のアンダラは全国Zeppツアー

アンダーライブ(アンダラ)とは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は12月7日(水)発売の31stシングル「ここにはないもの」のアンダーメンバー10名により開催されました。

前回の30thSGアンダーライブが東京・大阪の2ヶ所での開催となり、4年ぶりに地方公演が復活しました。今回はそこから一歩進んだ全国Zeppツアーとなり、神奈川・北海道・福岡・愛知・大阪の全国5か所で計9公演となっています。

初めて開催されたのが2014年ですからアンダーライブは8年の歴史があることになります。若干の例外はあるものの、基本的にシングルの発売ごとに開催されている「伝統の」ライブです。

今回12月19日(月)にKT Zepp Yokohamaで開催された31stSGアンダーライブ神奈川公演を配信で視聴しました。

「史上最少」をまたしても更新した

30thシングルのアンダーメンバーは12名で、31stではその中から和田まあやが卒業、阪口珠美と林瑠奈が選抜入りで抜け、逆に選抜から佐藤楓が「アンダー落ち」となりました。私が観に行った30thの東京公演は伊藤理々杏がスケジュールの都合で欠席であったので「史上最少」の11名でのライブでしたが、今回はそれをさらに下回る10人での開催です。

メンバーに対する運営の好き嫌いが激しいことは以前から感じており、「一度選抜入りすると落ちない」と過去に書いたことがあります。4期生が特にお気に入りのようで、「選抜入りさせた4期生は絶対にアンダー落ちさせない」という傾向が最近になって顕著となってきました。

ここ数年はシングルが出るたびにメンバーの卒業があり、それに加えて体調不良等による休業も相次いでいます。その度ごとにアンダーから選抜への昇格がありましたが、これは単なる欠員補充でしかなく、その逆はほとんどありません。そのため31stシングルは選抜が18人なのに対してアンダーが10人という実に歪な人員構成となってしまいました。

個々の人気という点で厳しいものがあるアンダーライブの場合、メンバーの減少はライブの動員に直接影響します。実際のところ29th以降は会場の規模が縮小の一途で、特に今回はライブハウスを使用しているにもかかわらず地方公演で当日券がでるという事態になりました。これ以上人数が減ってはもう興行として成立しないのではないかと思います。

アンダーライブは本来なら乃木坂46というグループの層の厚さの象徴であったはずで、「選抜メンバーが1人もいないのにアリーナクラスの会場が満席になる」と多くの人から驚きをもって受け止められていたものです。運営のつまらないこだわりのせいで、せっかくここまで育ててきた優良コンテンツを崩壊させてしまっていいのでしょうか。

12月1日に発生したまさかの事態

今回は配信での視聴ですが、もともとは12月1日の神奈川公演のチケットを購入済みでした。

12月1日のチケット

しかし当日朝になって新型コロナウィルスの陽性が確認されてしまったため、誠に残念ながら参加を断念せざるを得なくなってしまいました。療養期間後に地方公演に遠征することも考えましたが、どうしてもスケジュールが組めなかったので今回は19日の神奈川公演を配信で視聴することで我慢するしかありません。

会場のKT Zepp Yokohama

グッズ販売の列

少しでも現地の雰囲気を味わいたかったので、19日のライブ当日にグッズの会場販売の列に並んできました。

会場内の列

グッズの見本

待ち時間としては30分くらいだったと思います。場内ではリハーサルの真最中のようで、時々ものすごいボリュームで音がロビーに漏れてきました。

祝花の列

開場の3時間前だったにもかかわらず早くも祝花が並び始めています。

中村麗乃のタオル

今回は初めて座長を務める中村麗乃のタオルを購入しました。

今回のUCは中村麗乃以外ありえない

31stシングルではアンダー曲の情報解禁がギリギリのタイミングであったので誰がUC(アンダーセンター)なのか様々な憶測が飛び交っていましたが、私は今回のメンバーなら中村麗乃以外ありえないと思っていました。

私が乃木坂46のライブに初めて参加したのは23rdシングルの際の横浜アリーナでのアンダーライブで、その際に山崎怜奈に匹敵する印象を残したのが彼女でした。「人気」という魔物と運営の匙加減に泣かされながらもライブを重ねるたびに歌唱力とダンスと存在感に凄みを増していき、特に前回の30thSGアンダーライブでは林瑠奈と二人で「無双」していたといってもいいでしょう。

そんな中村が初めてUCに選ばれたことで、加入以来ずっと日陰にいた彼女にようやく少しだけ光が当たりました。「ミーグリ」の完売数がアンダーで最も多い佐藤璃果への待望論も多かったようですが、ライブの「座長」としては弱すぎると思います。

1階立見席は完全に「密」状態だった

今回のライブで最も気になっていたのがZeppホールの1階立見席とはいったいどのようなものなのかということです。

配信の画面上では1階のステージ寄りの部分が上から映し出されましたが、狭いスペースに頭がびっしりと並んでいて床が全く見えない状態でした。立っているのか座っているのか上からの映像ではわからなかったのですが、MCの場面になっても無数に映る頭が上下する様子が見えなかったので、やはり全員立っていたのでしょう。

途中でトイレにでも行こうものなら二度と元の場所に戻れないのはほぼ確実で、身長158㎝の私ではひょっとするとステージが全く見えなかったかもしれません。見るからに「密」状態であり、もし12月1日に私が解熱剤か何かでごまかして参加を強行していれば大変なことになっていたでしょう。

意外なメンバーと楽曲が爪痕を残した

画面上で見る限り大がかりなセットは組まれていないようで、その分だけ歌とダンスによるガチンコ勝負ということになります。事前の予想では中村麗乃と伊藤理々杏の「二人会」のようなライブになるかと思っていましたが、序列など二の次で個々のメンバーにできるだけ均等に光を当てようとするアンダーライブでは意外なメンバーと楽曲が爪痕を残すことになります。

ライブの前半部分で「三番目の風」「四番目の光」と従来のアンダーライブでは絶対にありえなかった曲が披露され、イントロで配信でも分かるくらい場内がどよめいていました。アンダーが3期生と4期生だけになってしまったことを否応なく思い知らされることになります。

7曲目くらいまでは正直言ってみんな力んでいて歯車が嚙み合っていないように思いましたが、8曲目の「路面電車の街」で吉田綾乃クリスティーの柔らかで伸びのある歌声で場が落ち着きを取り戻したようです。歌唱力があるとはとても言えない向井葉月の歌声にはなぜか心に染み入ってくるものがあり、これまで何回も聞いてきたはずの「明日がある理由」が今回初めていい曲だと思いました。

13曲目の「いつかできるから今日できる」は2017年10月というグループ全体が勢いよく右肩上がりを続けていた時の表題曲で、オリジナルでは冒頭に西野七瀬・白石麻衣・斎藤飛鳥・堀未央奈の順でソロパートが続いていました。しかし全員声が弱く不安定で、歌番組に出演するたびに「放送事故」とネットがざわついていたことを今でも覚えています。

今回のライブでは曲全体を細かく分け、東京ドームでの「きっかけ」のように全員にソロパートが割り振られましたが、全盛期の超豪華メンバーが常に炎上していた難曲を見事に歌いきっていました。これこそがアンダーライブの醍醐味であり、ここで気分が盛り上がった結果、「マシンガンレイン」「届かなくたって...」「錆びたコンパス」「日常」と続く王道のアンダー曲を堪能できたように思います。

最も座長らしい座長だった

最期は座長の中村麗乃の挨拶の後、アンダー曲の「悪い成分」が披露されました。

同期の大園桃子や山下美月が加入直後から運営に推されたのに対し、中村はずっと地味な存在であり続けました。しかしその中でも舞台出演やボイストレーニングを続けた結果、ライブでのパフォーマンスにおいてグループでも屈指の実力者となっています。(私は歌唱力では久保より上だと思っている。)

それだけに「心の奥で眠っている本当の気持ちはみんなにも私にもたくさんあります。」という言葉には重みがありました。松尾美祐の決意表明の中に「加入してから努力だけではどうにもならないことにたくさん出会って、難しいなと思うことがたくさん増えました。」とあったように、アンダーメンバーはそれぞれ内面に人に言えない葛藤を抱えているようです。

おバカキャラのイメージが強かった中村がこんな人の心を打つスピーチをするとは思っても見ませんでした。私が乃木坂のライブを見るようになって以来、最も「座長」らしい座長だったと思います。

「悪い成分」は中村の歌唱力を全面的に活かす内容となっており、センターのソロ歌唱がこれだけ長いアンダー曲は記憶にありません。

アンダーライブの座長に続いて先日は賀喜遥香の代打で歌番組にも出演し、いきなりフロントに入っていました。山下美月や遠藤さくらと並んでも特に違和感がなかったのですから、中村にはそれなりの存在感があるのは間違いありません。これで少しは流れが変わってほしいものです。

やはりライブは現地で楽しむもの

斎藤飛鳥が抜ける32ndシングルでは5期生を合流させる必要が出てくるでしょうし、そうなると「選抜入りさせた4期生は絶対にアンダー落ちさせない」なんてことは言ってはいられないはずです。

アリーナクラスの会場を再び満席に出来るよう、グループ内で適正な人員配置がなされてほしいものです。

配信でも十分満足できたライブで「アンダラに外れなし」を再認識しましたが、それだけに現地にいた人は楽しかっただろうなと思います。ライブはやはり現地で楽しむものです。今回は不運だったと諦め、必殺の気合でバスラの初日と4日目を申し込むことにします。※4日目が当たりました。

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◆過去に見入ったアンダーライブ

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〖立川〗乃木坂46の30thSGアンダーライブは中村麗乃と林瑠奈が際立っていた

乃木坂46の30thSGアンダーライブが立川ステージガーデンで開催され、9月29日の3日目に参加してきました。事実上の和田まあや卒業興行で、一方で史上最少人数でのライブでしたが、中村麗乃と林瑠奈が抜きんでたパフォーマンスを披露し、会場の一体感は最高でした。

地方公演が復活したアンダーライブ

アンダーライブとは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は8月31日(水)発売の30thシングル「好きというのはロックだぜ!」のアンダーメンバーにより立川ステージガーデンにおいて9月27日(火)・28日(水)・29日(木)の3日間、大阪のオリックス劇場において10月3日(月)・4日(火)・5日(水)の3日間開催されます。

8thシングル「気付いたら片思い」発売の際、楽天カード新規会員獲得のためのプロモーションとして東京と名古屋で開催されたのがアンダーライブの出発点でした。2016年の14thシングルからは「東北シリーズ」、「九州シリーズ」といった地方公演も始まりますが、2018年10月に開催された21stシングルでの「北海道シリーズ」が地方公演の最後となります。コロナ禍を経て2021年に全国ツアーが再開されてもアンダーライブは首都圏のみの開催となっていました。

しかしラジオの生放送を抱え、平日は首都圏から離れられない山崎怜奈がグループを卒業したとたんに地方公演が復活しました。今後は「〇〇シリーズ」が復活する可能性があることを示していると言ってもいいでしょう。

首都圏在住のファンにとっては寂しくなりますが、グループの人気拡大のためにはいいことだと思います。

史上最少メンバーによるライブ

「史上最高」という声も上がったアリーナMMでの29thアンダーライブからグループ卒業の山崎怜奈、選抜入りの佐藤楓・弓木奈於・金川沙耶の計4人が抜け、さらにスケジュールの都合で大阪公演の最終日以外は伊藤理々杏も欠席します。(5期生はまだ参加しません。)

アンダーライブのメンバーがほぼ固定されてしまっていると再三述べてきたのですが、今回は随分と変動しました。しかし選抜入りした3名は欠員補充2名に増員1名で、「一度選抜入りすると落ちない」という構図は依然として変わっていないようです。(早川聖来は体調不良による休業、中西アルノは5期生の表題曲不参加によるもので、両名とも「アンダー落ち」ではない。)

「史上最弱」とまで呼ばれた2017年の東京体育館でのアンダーライブ(結果的には伝説的ライブとなった)、ひたすら「少ないぞ」と言われ続けた2109年の「Sing Out!」発売記念アンダーライブ(私が初めて参加したライブ)共に参加メンバーは12名でしたが、今回の東京公演に参加するメンバーはそれより少ない11名です。

今回選抜入りした3名、卒業した山崎、欠席の伊藤理々杏は皆アンダーライブでは中核メンバーであっただけに影響は大きいと思われますが、一方で個々のメンバーのパワーアップが見込まれているのも事実です。

アンダーライブは前評判をいい意味で覆し続けてきた歴史でもあります。神宮球場ライブ初日のMVPと言われた林瑠奈、歌番組における選抜メンバーの代打を一手に引き受けている阪口珠美、一段と安定感を増した中村麗乃、MCで心境著しい矢久保美緒、ライブでは水を得た魚のようになる向井葉月等々、個々の成長の大いに期待することにします。

3日目のチケットを入手できた

3日目のチケット

今回の会場である立川ステージガーデンは昨年11月に開催された28thSGアンダーライブに続いて2回目になります。収容人員2500人という現在の乃木坂46ではありえないくらいのコンパクトな会場なのでチケットが当たるか心配でしたが、幸いにも3日目のチケットを入手できました。

現地物販の列

チケットを確保できれば次はグッズの購入です。当選通知を見てすぐにOFFICIAL WEB SHOPを確認したのですが、マフラータオルはその時点で全て在庫切れでした。こうなると当日の物販に並ぶしかありません。

お目当てのタオル

そうはいっても今回は日産スタジアムでも東京ドームでもなく、最もコンパクトな立川ステージガーデンです。行列もそれほどでもなく、20分ほどの待ち時間でお目当てのタオルを入手できました。

立川ステージガーデンとは

多摩都市モノレール

立川ステージガーデンは立川駅徒歩約8分で、多摩都市モノレールに沿った場所にあります。

ホールの外観

昨年4月にオープンになったばかりの新しいホールで、「空と大地と人がつながる新しいエンターテインメントステージ」を謳い文句としており。ホール内と屋外をつなげて野外劇場とすることも可能です。

野外の階段

屋外の階段は野外劇場の客席を兼ねているようです。

カラフルなオブジェ

建物正面に置かれたカラフルな数字のオブジェが印象的です。

落ち着いた雰囲気の会場前

大規模会場の時のようなお祭りのような賑わいはなく、会場前は落ち着いた雰囲気でした。

近隣のファミリーマート

近隣のファミリーマートがちょこっとだけ便乗し、乃木坂46新聞のバックナンバーを販売していました。

全体的に簡略化された入場前のチェック

入場の準備が始まったのは17:45くらいからだったと思います。

検温の順番を待つ列

検温の順番を待っています。新型コロナウィルス接触確認アプリ「COCOA」のインストールが必要である旨の告知が事前にありましたが、口頭で聞かれただけでした。

入場チェックの列

金属探知機による検査、チケットと身分証の照合を経て入場できます。今回は手荷物検査もなく、全体的に簡略化されたように思います。

メンバーの幟

メンバーの幟

スケジュールの都合で東京公演をお休みする伊藤理々杏の幟もありましたが、それにしても随分と少なくなりました。

マスコミ各社からの祝花

1階ロビーにはマスコミ各社からの祝花が展示されています。

一番話題になっていた祝花

今回最も話題となっていたのがこちらです。

ファンから贈られた祝花

2階と3階のロビーにはファンから贈られた祝花が展示されていました。

黒見明香への祝花

吉田綾乃クリスティーへの祝花

私が見た範囲で最も大きかったのが黒見明香(上)と吉田綾乃クリスティー(下)に贈られたものです。

3階の「見切れ席」だった

3階席の座席表

今回の「3階Lブロック1列42番」はステージ向かって右側の最前列手前から2席目です。ステージの左端が見えない「見切れ席」でしたが、最前列であったので前の人の頭が邪魔になるということは一切なく、最初から最後まで座って楽に見ることができました。(3階席の最前列は着席が義務付けられているとか関係なく、私は1列目なら躊躇なく座って見る。)

前回の立川でのライブと同様に、今回もモニターは設けられていません。1階席の12列目からは頭と頭の間からメンバーの細かな表情を直に見ることができましたが、3階席の角はやはりステージまで少し距離があり、最初は身長と髪型に特徴があるメンバー以外は誰が誰だか分かりませんでした。(双眼鏡も持参しましたが、ステージを見るための手段としては今回も全く役に立たなかった。)

しかし慣れてくると不思議なもので、モニターなどなくてもかなりのところまで分かるようになります。また高所から会場全体を見下しているため、普段なら気付かないようなことにも気付いたりしました。

クラシックコンサートのようになった演出

アンダーライブは可能な限り均等に個々のメンバーに光を当てようとしており、その一環として毎回様々な企画が用意されます。オープニングから全体曲4曲が終了した後のMCで林瑠奈から告げられたのは「全員サイリウムを消して着席して見てくれ」というもので、その状態でダンスナンバーが3曲披露されました。

「サイリウムがないと場内はこんなに暗くなるのか」というのが3階席から見た印象です。そういう状況下で座って見ているので、自然と全員前のめりになって明るいステージに集中することになります。

まるでクラシックのコンサートのような雰囲気となり、3曲目が終了した際にはこれまでのライブでは見たことがないような大拍手が起こっていました。

「櫻坂(欅坂)」のライブではちょいちょいこういう演出があると聞いており、「一体何の意味があるのだろう」と思っていたのですが、なるほどよくわかりました。(「プロジェクションマッピングの邪魔になる」というのが本当の理由のようです。)

力強かった北川悠理の歌声

もう一つの企画は「乃木坂PLAYBACK FACTORY」と銘打たれたもので、200曲以上あるグループの持ち歌の中で、メンバー個々がそれぞれ掘り起こしたいと思う曲をセンターとなって披露します。東京公演の3日目は向井葉月センターの「ハルジオンが咲く頃」と北川悠理センターの「じゃあね」の2曲で、バスラでの全曲披露がなくなって封印されてしまう恐れのある曲だっただけにこういう場で聞くことができて何とも新鮮でした。

向井は「乃木坂工事中」では爪痕を残そうとするあまり力み過ぎていつも空回りしている印象がありますが、アンダーライブでは本当に自然ないい表情をしています。「アリーナ席が黄、スタンド席が白」というサイリウムカラーは上から見ているときれいで、自分も参加しているという幸福感は現地ならではのものでしょう。

アンダーライブの北川は控えめに見える印象とは正反対で、29thでは「サヨナラの意味」、今回は「じゃあね」と「橋本・白石」という2大レジェンドメンバーの卒業曲を立て続けに選んで場内にどよめきを起こします。

全身を使ってパフォーマンスする北川の歌声はひたすら力強く、余計な雑音を全てシャットアウトさせてしまうだけの迫力がありました。

こうなってみると初日に披露された中村麗乃センター「最後のTight Hug」を聴けた人がうらやましくて仕方ありません。配信がある大阪の最終日に再度披露してもらうことはできないものでしょうか。

「私のために 誰かのために」の進化が止まらない

初日と二日目のセットリストを見ていて特に楽しみにしていたのが「私のために 誰かのために」と「錆びたコンパス」の2曲です。

「私のために 誰かのために」は乃木坂46の楽曲の中でも初期の代表的なバラード曲です。オリジナルメンバーは当時「歌うま選抜」と言われた白石・高山・衛藤・桜井・川村の5名で、衛藤は自身の卒業ライブのラストにこの曲をソロで歌いました。

その後、久保が22ndアンダーライブ(久保が参加した唯一のアンダラ)と3・4期生ライブで披露するなど、この曲は歌唱力のあるメンバーによって歌い継がれてきたというイメージがあります。今回はそんな曲を林と中村を中心とした5名(残りの3名は誰かわからなかった)で歌います。

3・4期生ライブは私も現地でおりましたが、この時に歌った久保・中村・遠藤・賀喜の4人を、今回のライブにおいて林と中村の二人だけで吹っ飛ばしてしまったような迫力がありました。「私のために 誰かのために」は進化が止まらない曲のようです。

「錆びたコンパス」が最後に披露されたのは3月下旬に開催された28thアンダーライブが最後で、随分と長いことライブで聴いていなかったような気がしています。山崎怜奈が卒業して「錆びたコンパス」のセンターを誰がやるのか、そもそも運営はこの曲をアンダラでやる気があるのか、前から気になっていただけに初日のセットリストに「M17 錆びたコンパス C松尾」と書かれているのを見た際は安堵しました。

ほぼ山崎怜奈個人を意識して書かれたと言われる曲ですが、松尾も似合っていたと思います。本当にライブ向きの曲で最後のサビの部分ではちゃんと会場のほぼ全員が拳を突き上げており、みんなこの曲を待ち焦がれていたのではないかと思います。

事実上の「和田まあや卒業興行」

今回のアンダーライブは事実上の「和田まあや卒業興行」で、大阪公演の最終日が卒業ライブということになると思われます。ここ1年のアンダーライブは和田と山崎の二人で引っ張ってきたという感が強く、この二人が相次いで卒業というのは何とも寂しいものがあります。

和田と言えば典型的な「ホームランか三振か」タイプでした。29thアンダーライブの初日にグダグダの和田を現地で見た私は最終日に卒業発表するのではないかと本気で心配していたのですが、実際は彼女の天才的な部分がいかんなく発揮されて奇跡のような盛り上がりとなり、「東京体育館を超えた」史上最高のライブと言われるまでになりました。

こういう超個性派メンバーが抜けてしまうのは残念でなりません。

場内の一体感とダブルアンコール

ライブ終盤以降の場内の盛り上がりと一体感は素晴らしく、ライブ本編が終わってアンコールに入る際の手拍子も力強く揃っていました。「どうせこの後アンコールだろ」とでもいうようなおざなりなものではなく、そのあたりから何かが起きそうな雰囲気に満ち満ちていたように思います。

アンコールが終わってメンバーが退場し、規制退場のアナウンスが流れても場内には当然といった感じで力強い手拍子が続きます。「もう一回メンバーが出てくるまで帰らないぞ。」という意思で全員がいつの間にか統一されていたようで、その圧力に押されたのか先ずアナウンスが止み、規制退場のプラカードをもった係員が引っ込み、ステージに再び照明がともされメンバーが登場しました。

全員整列してマイクを使わない肉声での挨拶だけで終了しましたが、私にとって乃木坂のライブ11回目にして初のダブルアンコールでした。

中村と林が抜きんでていた

ライブ終了後の会場

11人という史上最少の人数は全くライブには影響せず、一人一人をよく見ることができて逆に良かったのではないかと思います。

北川や黒見の力強い歌、向井のギターや矢久保のハーモニカなど見どころはありましたが、全体としては中村と林が抜きんでていました。生田絵梨花が卒業して以降は乃木坂で歌と言えば久保ということになっていますが、ひょっとすると中村の方が上回っているのではないかと感じられたライブでした。

2階席正面の一列目になぜがまとまって空いている席があり、ライブ中にいつの間にか全てサイリウムを持っていない一団で埋まっていました。アンコールが終了する直前に係員に引率されて退席したので恐らく見学に来ていた5期生でしょう。その中でも前のめりになってひたすらステージを見つめていた一人は井上和に見えました。

井上がアンダーライブに出ることは今後恐らく一度もないと思いますが、乃木坂の良き伝統を今後継承してもらいたいと思います。

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〖見え方〗乃木坂46神宮球場ライブ2022は待ち望んだお祭りそのものだった 

乃木坂46の全国ツアー東京公演が開催され初日の8月29日に参加しました。3年ぶりの神宮球場ライブは皆が待ち望んだお祭りそのものでした。

3年ぶりに開催された神宮球場ライブ

乃木坂46が全国の主要都市を巡る恒例の「真夏の全国ツアー」が今年も開催され、大阪(7月19・20日)広島(7月23・24日)福岡(7月30・31日)北海道(8月11・12日)宮城(8月20・21日)愛知(8月24日・25日)の6公演を終えていよいよファイナルの東京公演を残すのみとなりました。今年の東京公演は3年ぶりに「聖地」神宮球場を会場として開催されます。

2013年より全国ツアーを開始した乃木坂46はその翌年より東京公演の会場として神宮球場を使用しており、「神宮」は今やグループの歴史そのものとなっています。2020年はコロナでツアーが中止、2021年は東京オリンピックの関係で神宮が使用できなかったため、今年は3年ぶりの聖地でのライブです。

2000年のTHEALFEE以降、神宮球場を会場としてライブを開催したアーチストは他にいません。そのため「神宮球場=乃木坂46」というイメージが出来上がっており、球場もこの関係を大切にしているようです。

「乃木坂46が3年ぶりに神宮球場に帰ってきます。」として、球場の公式Twitterでこれまでのライブ写真と共に30日前から毎日カウントダウンを行っています。

 

チケットは全て即日完売

まだコロナ禍となる前、乃木坂46のライブを見に行くようになった私がまず驚いたのがステージの後ろまで客席がびっしりと埋まっていたことです。見切れ席(ステージの一部が見えない)・ステバ席(ステージの真裏で音と雰囲気を楽しむ席。一応モニターはあるらしい。)というものがあるというのは知識としては知っていましたが、実際に見てみると訳の分からない何とも不思議な光景でした。

しかし「ソーシャルディスタンス」が叫ばれ、イベントに何かと制限がかかるようになって以降、こういう光景も見ることがなくなっています。

5月に開催された「10TH YEAR BIRTHDAY LIVE」の際には既に各種の制限も撤廃されていましたが、日産スタジアムはさすがにでかすぎました。2日間で14万人を動員して大いに話題になったもののステバ席までは販売されておらず、ステージの裏まで紫に染まるということはありませんでした。

ライブにおける動員数はグループの勢いをそのまま反映します。「神宮で当日券が出るようになったら本当にやばい」という声を以前聞いたことがありますが、3年前から中心メンバーがほぼ入れ替わったこともあり、果たして今回どうなるのでしょうか。

場内が空席だらけというのも興ざめですが、倍率が上がり過ぎて私がチケットを取れないというのも困ります。

初日のチケット

しかしふたを開けてみると私自身は初日のチケットが当たり、その一方で一般席に加えて見切れ席やステバ席も即日完売という理想的な結果となりました。どうやら神宮ではあの懐かしい光景を再び見ることが出来そうです。

グッズの前日販売は3時間待ちだった

チケットの当選通知

チケットが当たったら次はグッズの購入ですが、チケットの当選通知が届いたのが7月28日の夕方で、グッズの事前販売の締め切りが28日の23時。翌日にグッズのことを思い出した時には既に終了してしまっているではないですか。腹をくくって当日の物販に並ぶ覚悟を決めたのですが、今年は何と前日販売がありました。

これまでのライブでは若干の例外はあるもののほぼ一貫して山崎怜奈のマフラータオルを購入してきましたが、卒業してしまったため代わりのメンバーを決めなければなりません。

選抜入り以外のほぼ全てを叶え、どんどんビックになっていった山崎を応援するのは実に楽しかっただけに、新しい推しにも同様のことを期待したいものです。誰のタオルを購入するか散々迷い、最終的に決めたのはほんの数日前です。

行列の最後尾

前日販売は28日(日)の14時開始ということだったので、13時15分に列の最後尾に加わりました。

絵画館と軟式野球場の間の広場

絵画館と軟式野球場の間の広場をグッズ購入者の列が埋め尽くしています。

メンバーの姿がプリントされた幟

メンバーの姿がプリントされた幟の間を列が抜けていきます。

噂の巨大パネル

行列が真ん中あたりまで進むと噂の巨大パネルが見えてきました。

祝花

ファンから贈られた祝花が行列の横に展示されています。

強面の男たち・女たち

隣の新国立競技場でこの日は矢沢永吉コンサートが開催されており、YAZAWAグッズに身を固めた強面の男たち・女たちが我々の列の横をぞろぞろと抜けていきます。

強面の男たち・女たち

世代や雰囲気は全然違いますが、彼らもまた誰かのオタクであるというのは共通していたようです。面白がって乃木坂の祝花の前で写真を撮ったりしていました。

絵画館前の行列

時刻は15時をまわり、行列はどうにか絵画館のすぐ近くまで来ました。しかしまだまだ先は長そうです。

行列の最終段階

16時10分頃、ようやく最終段階までたどり着きました。ほぼ3時間並んでいたことになります。

矢久保美緒のタオル

今回私が選んだのは矢久保美緒でした。

ライブ当日の「聖地」の様子

乃木坂46にはことあるごとにファンが集結する「聖地」と呼ばれる場所がいくつかあり、幸いなことに周辺住民や関係者とは良好な関係を築けているようです。某アイドルグループのファンがライブ時に近隣のガストやドン・キホーテの駐車場に大挙して無断駐車したことがニュース等で大きく取り上げられるような問題になりましたが、乃木坂46ではこのような問題が発生しないことを願います。

乃木坂駅

乃木坂駅はメンバーの卒業や誕生日といったタイミングでファンの有志が広告を貼り出す場となっています。

遠藤さくらファン有志による広告

この日は遠藤さくらファン有志によるものの他、弓木奈於の選抜メンバー入りを祝うもの、奥田いろはの誕生日を祝うものが貼られていました。

乃木神社

いつもと雰囲気が違う境内

この日は少し時間が早かったせいか拝殿前に行列ができるというほどではありませんでしたが、やはりいつもとは雰囲気が違っていました。

乃木會舘のかき氷の看板

乃木坂46の神宮球場ライブに今年はついに乃木神社(乃木會舘)が参入してきました。

坂道かき氷

木の香りがプンプンしている升はかき氷を食べ終わった後に持ち帰ることができるようビニール袋もついています。

乃木坂ラーメンまる彦

乃木坂46ファンが何かにつけて集結するような場所であり、特に首都圏でライブが開催される際に熱心なファンはここでラーメンを食べてから会場入りします。

乃木坂ラーメンまる彦

神宮球場ライブということになればとんでもない行列ができるため、今年から整理券制が導入されました。そのため神宮球場ライブ当日とは思えないようになっています。

マナツと白米

この日はカレーラーメンの「マナツ」と白米を注文しました。

巨大パネルに長蛇の列ができていた

絵画館前に集結した人々

昼過ぎに会場入りすると絵画館前のスペースが大変なことになっていました。ここに写っているほとんどの人が生写真の交換をしています。

巨大パネルと等身大パネルに並ぶ人々

今回の全国ツアーで最大の話題になっていた巨大パネルとメンバーの等身大パネルには撮影のために長蛇の列ができていました。

7人が写った巨大パネル

この7人が現在の七福神ということなのでしょうが、私が乃木坂に関心を持ち始めた頃と比べて完全に入れ替わっています。

斜め前から見たパネル

斜め前から見たパネル

あまりに幅が広かったので正面からは撮れませんでした。

Johson&Johson社の看板

初披露された際にその曲名が話題になった5期生曲ですが、ついにバンドエイドのJohson&Johson社が食いついてくるまでになっています。

神宮球場の正面の光景

絵画館前から神宮球場に移動してきました。この光景を見るといよいよ来たぞという気になります。

バナナマンからの祝花

祝花の筆頭は今回もバナナマン。次いでDJ KOO、MAX、鈴木拓とテレビの共演者が続いています。余程いい花を使用しているのか、この一角だけやたらにいい香りが漂っていました。

TBSの中継車

初日はTBSのCDTVライブ!ライブ!の中継が入ります。

入場時のチェックが簡素化された

乃木坂46のライブと言えば「〇〇禁止!」といういかめしい注意書きがこれでもかというくらいに掲示されているのが常でしたが、今年はそれが全く見当たりません。

注意看板

目を皿のようにして探してやっと見つけたのがこちらで、今回は新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA)のチェックはありませんでした。

入場列

入場列に並んだのは15時半頃で、上部にスタンドがせり出した円形のやたら古さの目立つ建築物ということで、武道館でも横浜アリーナでも東京ドームでも日産スタジアムでもなく、自分がまさに神宮球場の列に並んでいるんだということが実感されました。

検温中の様子

検温中です。

金属探知機によるチェックと手荷物検査の様子

金属探知機によるチェックと手荷物検査を行っています。

チケットチェックの様子

チケットと身分証明書の照合をしています。チケットの半券は自分でちぎって箱に入れるというのが続いていましたが、今回は会場スタッフがそこまでやってくれました。

神宮球場限定グルメ

人気№1商品という「じんから」(600円)とソフトドリンク(700円)のセットは「神宮球場限定グルメ」と銘打たれており、そのソフトドリンクの値段がファンの間で話題となっていました。それでも場内のほとんどの人がこのカップを手にしていたように感じられるくらいバカ売れしており、ひょっとすると来年は900円くらいで登場するかもしれません。

カップと升

カップをつぶさないように持ち帰るのはいつも大変なのですが、こうしてまた記念品が増えました。

ステージの見え方

座席から見た写真

私の今回の席は3塁側11番入口38段110段で、本当はいけないのですが、席からステージを1枚だけ撮りました。

3塁側のステージ上のメンバーはぎりぎりで見分けられましたが、それ以外はモニターを見なければ誰が誰だかわかりません。それでもステージ自体が全く見えなかった日産スタジアム、ステージ上のメンバーが小指の先くらいにしか見えなかった東京ドームに比べると段違いに見やすかったと思います。

スタンドと屋根と空しか見えなかった日産スタジアムと違って周囲のビルや施設も見渡せ、開放感抜群で吹き抜ける風の心地よさは最高でした。

乃木坂46の野外ライブといえば雨というのが付き物となっており、私も前回の神宮球場、日産スタジアムと両方とも雨に降られました。

チケットが発券されてライブがいよいよ現実味を帯びてくると気になるのはやはり天気です。気象情報によれば南海上にある台風が前線を刺激することにより8月最終週は雨模様になるということでしたが、どうやら月曜だけは晴れそうな様子です。

神宮球場限定の気象情報

前日に神宮球場限定で調べた情報でも雨の心配など微塵もない様子で、それでも「乃木坂46の野外ライブだから」ということで雨がっぱと40ℓのごみ袋(雨天時に荷物をくるむためのもの)を荷物に入れて出かけました。

実際はライブ開演と同時に雨が降り出し、あくまでもお守り代わりとして入れておいたものが大活躍したのですから乃木坂と雨の関係は相当なものがありそうです。初日はそれほどでもありませんでしたが、二日目はとんでもない降り方だったようです。

大きなヤマ場が2つあった

ライブはいきなり30thシングルの「好きというのはロックだぜ」で始まり、イントロと共に周囲がみんなタオルを回し始めました。「『僕は僕を好きになる』のアンサーソングだ」という声を聞いたことがありますが、私には「君の名は希望」に似た世界を表現した曲だと感じられ、「Sing Out!」以来久しぶりの表題曲の良曲だと思っています。

ライブでおなじみの夏曲が続いた後に期別曲のコーナーとなり、5・4期生の次に3期生の「僕が手を叩く方へ」になりましたが、これがライブの最初のヤマ場だったように思います。

現在話題沸騰中の5期生曲と比べてあまり注目されていない曲で、私も「あああの曲ね」という程度の意識で聞いていたのですが、モニター画面の絶妙なカメラワークもあって自然と引き込まれていくものがありました。いつの間にか伴奏が消えて客の手拍子だけで歌った場面ではゾクゾクしてくるような一体感があり、これぞまさに現地で味わうライブの醍醐味ではないかと思っています。

後半のヤマ場は林瑠奈がセンターで歌った「孤独な青空」でしょう。

場内に林が自身のブログを読み上げるVTRが流れ、ふと気が付くといつの間にかセンターステージに立派な井桁が組まれており、その中で炎が燃え盛っているではないですか(井桁自体は燃えていない)。周囲にはベンチが置かれ、数人のメンバーが腰を下ろしています。キャンプファイヤーを使った演出があることは事前に知っていましたが、想像していた以上にちゃんとしたキャンプファイヤーでした。

朗読されたブログは加入が遅れた「新4期生」にとって今回が初の神宮球場ライブであることを記したもので、無茶苦茶に辛かったはずの体験を林らしく明るく笑い飛ばしています。朗読後、ピンク一色になった場内に流れた林の伸びのある歌声は素晴らしく、キャンプファイヤーの炎やブログの印象と相まって心を打つものとなりました。

腕がちぎれそうになったテレビ中継

今回の神宮球場ライブではアンコールの冒頭部分でTBSのCDTVライブ!ライブ!の中継が入り、ライブのオープニングに続いて30thシングル「好きというのはロックだぜ」がフルサイズで披露されました。

記念すべきテレビ初披露ということでメンバーも気合が入っており、「通常よりも盛り上げましょう」ということで様々なサインが示されます。具体的には「CMまたぎの前と後で秋元真夏の号令で大拍手」「モニターの隅に南国の海岸のイラストが表示されたら思い切りタオルをまわす」「海底のイラストが表示されたら紫のサイリウムを振る」というもので、事前にリハーサルまでやりました。

タオルをまわすのは通常はサビの部分だけなのですが、曲が始まっていつまでもヤシの木と花のイラストがモニターから消えません。節目節目が来るたびに場内がどよめく中で1コーラスまるまるタオルをまわし続けることになりました。

2コーラス目は丸々海底のイラストで、最後のサビで再びヤシの木のイラストとなり、最初から最後までモニターのサインが途切れることはありませんでした。明らかにやり過ぎではないかと思いましたが、帰宅してから録画している映像を見るとこれでちょうどいいというレベルだったようです。文字通り腕がちぎれそうでしたが、楽しい思い出となりました。

みんなが待ち望んでいたお祭りだった

前回の神宮球場は私にとってまだ2回目の乃木坂のライブでしたが、その後東京ドームや日産スタジアムなど様々なライブを経験しました。他の会場と比べて神宮球場は明らかに古く、通路は狭く、また階段は段の高さが不揃いで時々ずっこけそうになります。しかしそれだけ歴史と伝統のある建物で、神宮外苑内というその立地もあって格の違いが感じられました。

肉眼でライブを楽しめるギリギリの大きさでそれでいて開放感もあり、風や雨といった自然も感じられる神宮球場は貴重な会場であり、東京ドームでやればいいというものではありません。

選抜曲ばかり次から次へと披露された日産スタジアムのBIRTHDAY LIVEの時と違い、今回はもっと個々のメンバーに光を当てようとした、どちらかというとアンダーライブのような演出でした。選抜以外にも超個性はメンバーを抱え、表題曲よりもカップリング曲やアルバム曲に良曲が多い(私はそう思っている)乃木坂46ではこういう演出の方が楽しめます。

全体的な印象として、みんなが再開を持ち望んだお祭りだったように感じました。

ライブ終了後規制退場の順番が来るのを延々と待ち続け、地下鉄内でスマホを見て初めて掛橋沙耶香がステージから落ちたことを知りました。大事に至らないことを祈ります。

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〖港区〗「乃木坂46の聖地」乃木神社の御朱印と御朱印帳

東京都港区の乃木神社では3種類の御朱印を頂けます。最近では乃木坂46ファンの聖地としても知られており、メンバー直筆の絵馬も見ることができます。境内は魅力でいっぱいです。

御朱印と御朱印帳

御朱印の場所・種類・時間・値段

乃木神社の御朱印所である授与所

御朱印は拝殿向かって右手の授与所で頂けます。

御朱印の見本

こちらでは社号を記した御朱印と、摂末社の正松神社と赤坂王子稲荷神社を2社1組にした御朱印の2種類を頂けます。乃木神社のみは紙に書いたものと木に書いたものがあります。

受付時間9:00~17:00

初穂料

乃木神社のみ500円 三社一組 1000円

御朱印帳

御朱印帳の見本

乃木神社の御朱印帳は裏面に社号のみ入ったシンプルなデザインです。

初穂料1500円

御朱印

風鈴が描かれた社号を記した御朱印

社号を記した御朱印のみ頂きました。夏の盛りであったからか風鈴も描かれています。

過去に頂いた御朱印

平成28年8月16日付の御朱印

コロナ禍に入る前の平成28年8月16日付です。

乃木神社の歴史とご利益

乃木神社は日露戦争での活躍で知られる陸軍の乃木希典将軍を祀る神社です。

乃木将軍は明治天皇の御大葬があった大正元年9月13日の午後8時頃夫人とともに自刃しました。腹を十文字に切り、更に膝の間に立てた軍刀の剣先に首を当てたままうつぶせになるという壮絶な最期だったと言います。

地名変更の由来を記した石碑

その死を悲しんだ多くの人々が乃木邸に押し寄せた結果、幽霊坂と呼ばれていた坂が将軍の葬儀をもって乃木坂と改称されました。

大正2年に乃木邸内に乃木夫妻を祀る小社が設けられ、大正8年に神社創建の許可が下りました。それに基づいて大正12年に誕生したのが乃木神社です。

「忠誠の神」として、また「文武両道の神」として勝負運、学業成就や、ご夫婦神による夫婦和合などのご利益があると言われています。

乃木坂46ファンの聖地巡礼の場

メンバーの初詣や成人式の場

アイドルグループ乃木坂46のグループ名は結成時の最終オーデションを実施した場所が乃木坂に面していたことから名付けられました。

初詣や成人したメンバーの成人式を乃木神社で行っていることから現在ではグループの聖地となっており、ファンの聖地巡礼の場となっています。

乃木坂46ライブ当日の乃木神社の境内

乃木坂46ライブ当日の絵馬掛けへの大行列

普段はひっそりとした神社ですが、乃木坂46のライブ当日は別世界になります。

乃木坂46に関連した絵馬であふれていた

乃木神社に掛けられている絵馬の90%以上は乃木坂46に関連したもので、チケットの当選を願うものや推しているメンバーの選抜入りを願うもので溢れています。

乃木神社の絵馬掛け

この日は体調不良で芸能活動を一時休止している早川聖来の回復を願うものが目立っていました。

メンバー直筆の絵馬もある

メンバーが参拝した際の絵馬も残されています。

白石麻衣と秋元真夏が残した絵馬

右は白石麻衣が2019年に残したものです。常に一番上に来るように神職の方が目を光らせていたのではないでしょうか。

メンバーの梅澤美波と賀喜遙香が残した絵馬

メンバーの久保と山下が残した絵馬

メンバーの与田が残した絵馬

神宮球場ライブに神社も便乗した

乃木會舘のかき氷の看板

2022年の神宮球場ライブには神社側も便乗し、期間中は境内でかき氷の販売を始めました。

坂道かき氷

木の香りがプンプンしている升はかき氷を食べ終わった後に持ち帰ることができるようビニール袋もついています。

アクセス

交通

千代田線乃木坂駅徒歩約1分

乃木坂の標識

1番出口から地上に出てすぐ、乃木坂に面した場所に鳥居があります。

地図

境内の見どころ

一之鳥居

乃木神社の一之鳥居

地下鉄の乃木坂駅から地上に出るとすぐに一の鳥居があります。改修が実施され、車いすにも対応したバリアフリー構造になりました。

境内配置図

乃木神社の境内配置図

手水舎

手水舎

手水舎からしてかなりの風格がありました。改修が実施されて近代的・衛生的になりました。

二之鳥居

二之鳥居

新たな場所に鳥居が設けられています。

拝殿

乃木神社の拝殿

普段はひっそりとしていますが、乃木坂46のライブ当日は全然違った光景になります。

石碑

東郷平八郎揮毫による石碑

外苑東通りに面した場所にひっそりと建てられています。乃木神社にはこれまで何回も来ていますが、今回初めて気が付きました。日露戦争で「海の東郷、陸の乃木」と並び称された東郷平八郎の揮毫によるもので、何か重大ないわれがあるに違いないと調べてみましたが何も出てきませんでした。

境内社

赤坂王子稲荷神社

赤坂王子稲荷神社

乃木将軍が夫人とともに毎月お参りしていた王子稲荷神社を勧請したものです。赤い千本鳥居が目立っています。

正松神社

正松神社の社殿

拝殿の奥にあり、乃木将軍の師である玉木文之進と兄弟子にあたる吉田松陰を祀っています。

修繕中の案内

2022年7月の時点では修繕中で立ち入り禁止のようです。

「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。

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〖遠征民必見〗乃木坂46ファン必見!東京周辺の聖地巡礼スポット紹介

東京周辺で乃木坂46の聖地巡礼をする方のための必須情報をまとめました。実在する地名を冠したグループだけに、聖地には地域に密着した施設が多いようです。神宮球場ライブで東京に遠征する際にぜひ立ち寄ってください。

乃木坂46ファンにとって「遠征」とは

新幹線を利用しなければならないような遠隔地で開催されるイベントに参加することを乃木坂46ファンは「遠征」と呼んでいます。交通費に加えて滞在費をかけてでも参加しようとする熱心なファンはかなり多いようで、先日日産スタジアムで開催された「10TH YEAR BIRTHDAY LIVE」の際は全国から集結した遠征民で横浜周辺のホテルは全て満室となったようです。

恒例の真夏の全国ツアーが今年は全国7か所で開催され、東京公演以外のチケット受付がすでに始まっています。ネット上の投稿を見ていると全ての公演に申し込み、どこであろうが当たった所に行くという強者がかなり見受けられました。

聖地巡礼でぜひ立ち寄るべき場所

グループ結成10周年を迎えた乃木坂46には「聖地」と呼ばれる場所がいくつもあります。MVのロケ地にファンが集まるのはどのアーティストにも共通していますが、乃木坂46の場合は実在する地名を冠したグループであることもあって、神社や地下鉄の駅といった地域に密着した施設が含まれているのが最大の特色です。

私が見る限りでは撮り鉄が鉄道施設周辺で引き起こしているようなトラブルは見られず、幸いなことにファンと地域住民や関係者とは良好な関係を築いているように思われます。

今年は3年ぶりに東京公演が神宮球場で開催されることから、8月29日(月)・30日(火)・31日(水)の3日間は多くの人が東京に遠征してくると思われます。今回は各地から東京に遠征してきた方にぜひ立ち寄ってもらいたい聖地をまとめてみました。

首都圏での乃木坂46のライブ

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乃木坂

乃木坂

港区赤坂8丁目の乃木會舘の前から始まって乃木坂陸橋の前で左にカーブし、外苑東通りに合流するまでの坂が乃木坂です。元々は幽霊坂と呼ばれていましたが、明治天皇に殉死した乃木将軍の葬儀の日を以って乃木坂と改称されました。

乃木坂の途中にある旧SME乃木坂ビル

坂の途中にかつてのSME乃木坂ビル(前方のビル、現在は売却)があり、グループ結成の際に最終オーディションが行われた場所であったことからグループ名に使用されました。

「乃木坂」と記された標識

乃木坂の由緒を記した標識

都内の歴史ある坂には名前の由来や由緒を記した標識が建てられているのが普通です。乃木坂にはなぜかなかったのですが、いつのまにか建てられていました。

標識の基礎部分

基礎の部分がまだきれいなので建てられたばかりだと思います。これもグループの人気の影響でしょうか。

東京メトロ乃木坂駅

乃木坂駅のホーム

乃木坂駅はホームがアルバムのジャケット写真の撮影場所として使用されている他、ヒット祈願等のロケ地としても使用されてきました。また、メンバーの卒業や誕生日といったタイミングでファンの有志が広告を貼り出す場となっています。さらにホームの発車メロディーとして5thシングル「君の名は希望」が使用されています。

ジャケット写真

ファーストアルバム「透明な色」

ファーストアルバムのジャケット写真

ベストアルバム「Time Flies」

ベストアルバムのジャケット写真

発車メロディー

5thシングル「君の名は希望」で、音源として生田絵梨花が演奏したピアノが使用されています。

1番ホーム

www.youtube.com

冒頭の「去年の6月、夏の服に着替えた頃」の部分が使用されています。

2番ホーム

www.youtube.com

サビの部分が使用されています。

ファン有志による広告

外苑東通り改札から乃木神社に通じる1番出口に向かう緩やかなカーブはメンバーの卒業や誕生日といったタイミングでファンの有志が広告を貼り出す場となっています。

高山一実と掛橋沙耶香

高山一実の卒業を祝う広告

山崎怜奈

山崎怜奈の卒業を祝う広告

久保史緒里

久保史緒里の誕生日を祝う広告

白石麻衣

白石麻衣の卒業を祝う広告

衛藤美彩

ポスター

乃木神社

聖地の中の聖地

日露戦争で活躍した乃木希典将軍を祀る神社で、「忠誠」の神として、また「文武両道の神」として勝負運、学業成就や、ご夫婦神による夫婦和合などのご利益があると言われています。結婚式場の乃木會舘を併設していることから本殿内で神前結婚式が執り行われていることもよくあります。

一方で乃木坂46にとっても重要な神社です。メンバーの初詣や成人式、ピット祈願といったイベントが開催される場所であることから現在では「聖地の中の聖地」的存在となっており、何かにつけてファンが集結する場所となっています。

ライブ当日は風景が一変する

ひっそりしたいつもの乃木神社

普段はひっそりとした神社です。

東京ドームライブの時の乃木神社

絵馬掛けへの大行列

しかし乃木坂46のライブ当日は別世界になります。

かき氷の看板

2022年には乃木神社・乃木會舘によるコラボ企画としてライブ期間中のかき氷販売が実施されました。

メンバーが残した絵馬は必見

乃木神社に掛けられている絵馬の90%以上は乃木坂46に関連したもので、チケットの当選を願うものや推しているメンバーの選抜入りを願うもので溢れています。

乃木坂46ファンの願いが記された絵馬

最近は体調不良で芸能活動を一時休止している早川聖来の回復を願うものが目立っています。

メンバーが残した直筆の絵馬も残されています。

白石麻衣と秋元真夏

白石麻衣と秋元真夏が残した絵馬

右は白石麻衣が2019年に残したものです。この上に自分の絵馬を掛ける度胸のある人はいなかったということでしょう。

梅澤美波と賀喜遥香

右が梅澤美波、左が賀喜遥香が残した絵馬

山下美月と久保史緒里

右が山下美月、左が久保史緒里が書いた絵馬

乃木坂ラーメンまる彦(移転)

ライブ当日に行列ができる店

まる彦の全景

まる彦はかつてソニー・ミュージックエンタテイメントの事務所が乃木坂にあった時、メンバーの衛藤美彩が常連客だったというラーメン屋です。おススメの店としてテレビで紹介したことからファンが何かにつけて集結するような場所となり、特に首都圏でライブが開催される際に熱心なファンはここでラーメンを食べてから会場入りします。

まる彦の行列

東京ドームライブの時が1時間待ち、遠方の日産スタジアムライブの時でも30分待ちでした。これが神宮球場のライブということになると2~3時間待ちとなることもあるようです。※行列がすごくなり過ぎたようで、3年ぶりの神宮球場ライブの際は整理券制が導入されました。

移転して雰囲気が激変した

移転前のまる彦の店頭の行列

以前は乃木坂を上がりきった東京ミッドタウンに隣接した場所にありましたが、最近になって乃木神社の近くに移転しました。

乃木坂ファンで一杯のまる彦の店内

移転前はレジ周辺に生写真が多く貼られている以外は普通のラーメン屋でした。

まる彦の店内

乃木坂一色の店内

しかし移転して随分と雰囲気が変わりました。

来店した有名人のサイン

移転後に来店した際の衛藤美彩のサインが上段左端にある他、上段の中央に大島衆議院議長のサインがあります。

実際に食べたメニュー

「濃厚タンタンメン」

濃厚タンタンメンと小ライス

見かけほど辛くない。

「マナツ」

マナツと白米

カレースープと麺とご飯の相性が抜群。

「ハルジオ」

ハルジオ

伝説の塩ラーメン。レモンと玉ねぎがいい仕事をしている。

「みさみさセット」

みさみさセット

味噌ラーメンと日本酒(美彩淡露)という他ではありえない組み合わせ。

紀の善(閉店)

あんみつや抹茶ババロアで有名な老舗甘味処です。創業は何と1860年で、現在のような形態となったのは1948年からです。

イメージぴったりな神楽坂通り

東京メトロ飯田橋駅からすぐで、江戸時代創業の老舗から最新流行のおしゃれな雑貨屋などまさに「神楽坂」というイメージぴったりな街の中にあります。

紀の善の店舗

店内は1階と2階があり、1階はテーブル席、2階が和室の客席となっています。

6thシングル『ガールズルール』タイプCに収録されている「他の星から」の歌詞に登場するほか、MVには2階の和室でクリームあんみつを食べる西野七瀬の姿が映されています。(現在YouTube上に残されているのはショートバージョンで、こちらでは紀の善のシーンはカットされています。)

紀の善のあんみつ

「法律がどう変わってもいい。紀の善であんみつ食べれればそれ以上の贅沢は望まない」とまで書かれたあんみつです。

紀の善は2022年9月末をもって閉店したようです。

富津公園

大変な反響を呼んだアナスターシャのMV

千葉県の富津公園は25枚目シングル「幸せの保護色」のTypeBに収録されたカップリング曲で2期生曲「アナスターシャ」MVのロケ地です。

木更津駅からバスで約40分という場所であることから都民であっても訪れる機会がほとんどない場所ですが、もはや絶滅寸前の2期生を推している方なら地元に帰るのを1日延ばしてでも行ってみることをお勧めします。

「アナスターシャ」のMVが初公開されたのは2020年3月7日に配信された「乃木坂46 幻の2期生ライブ@ SHOWROOM」で、「神曲」として大変な反響を呼びました。

www.youtube.com

富津公園とは

「2期生の旗を掲げる」をテーマとしたMVはそのほとんどが富津岬の富津公園を舞台に撮影されています。

富津岬

富津岬は千葉県の中央部から東京湾に向かって約5㎞突き出した岬で、その全体が富津公園となっています。狭い範囲に砂浜や段丘、森林が詰め込まれたような地形となっており、それに加えて旧日本軍の遺構や展望塔、プール、キャンプ場などが詰め込まれたおもちゃ箱のようなエリアです。MVを見ていると海組と山組が中腹で合流しているような印象を持つのではないかと思いますが、実際はこの狭い範囲でほとんどを撮影しています。

謎のコンクリート物体

ザクの頭に似た物体

MVで最もインパクトがあるのは開始1分1秒に鈴木彩音とともに登場する半球体のコンクリートの構造物ではないかと思います。「機動戦士ガンダム」に登場する人型の兵器「ザク」の頭に似ているということで「ザクの頭」と呼ばれるようになり、これは一体何なのかとネットでも話題になっていました。

ザクの頭に似た物体

富津公園には旧日本軍の遺構が数多く残されており、このコンクリートの建造物は試射した砲弾の着弾を確認するための監視所跡なのだそうです。似たような構造物は海岸を歩いているといくらでも見つかるのですが、MVに映されたそのものズバリを見つけるのは大変でした。

歴史散策ウォーキングルートマップ

場所としてはプールの近くで、「歴史散策ウォーキングコースマップ」の⓶の近くにあります。

正確な地図

正確には「エントランス広場」の「エ」の部分です。

遊歩道の分岐点

ハス池(横に駐車場があったように思う)から遊歩道を進むと道が二つに分かれます。

右手奥にある構造物

右側の狭い方を進むと右手奥に見えます。

明治百年記念展望塔

明治百年記念展望塔

フィナーレで「2期生の旗」を持った堀を先頭にメンバーが駆け上がる塔は半島先端に立つ「明治百年記念展望塔」です。昭和46年に建てられたもので、その不思議な形状は五葉松をかたどっています。

最上階

最上階

メンバーが旗を立てた最上階の高さは21.5mあります。

伊藤純奈

伊藤純奈が帯のようなものを結び付けていた場所がすぐ近くにありました。

富津公園へのアクセス

木更津駅西口から日東交通バス富津線富津公園行約40分

HP等を見ると内房線の青堀駅からバスということになっていますが、内房線は君津を過ぎると本数が極端に減ります。私としては木更津駅からバスに乗ることをお勧めします。

神宮球場

いろいろと聖地をご紹介してきましたが、やはり最も聖地らしい聖地は神宮球場です。

神宮球場の正面

2014年から真夏の全国ツアー東京公演の会場として使用し続けている場所で、もはやグループの歴史そのものと言ってもよい場所となっています。球場正面のこの光景に胸を躍らせないファンはいないのではないでしょうか。

神宮球場が完成したのが1926年で、内野と外野のスタンドを増築して外形が現在の形になったのが1931年です。

神宮球場の内野席

上部にスタンドがせり出した円形のやたら古さの目立つ建築物ということで、ここだけで武道館でも横浜アリーナでも東京ドームでも日産スタジアムでもなく、自分がまさに神宮球場にいることが実感できます。他の会場と比べると明らかに通路は狭く、また階段は段の高さが不揃いで時々ずっこけそうになりますが、それだけ歴史と伝統のある建物で格が違っていました。

神宮球場の内部

肉眼でライブを楽しめるギリギリの大きさでそれでいて開放感もあり、風や雨といった自然も感じられる神宮球場はグループにとって大切な聖地です。

このブログのイチオシ記事

◆乃木坂46ライブへの行き方

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〖見えない〗乃木坂46の日産スタジアムライブはこれまでにないほどストレスが溜まった

乃木坂46の日産スタジアムライブは「アリーナ席なのにステージが全く見えない」「選抜曲ばかりでアンダーにほとんど出番がない」ライブでした。二日間で14万人を動員したライブは私にとってはこれまでになくストレスがたまるものでした。※「表題曲」という用語が多用されますが、「シングルのタイトルとなった曲」という意味です。

「BIRTHDAY LIVE」とは

2月22日がメジャーデビューの記念日である乃木坂46は毎年この時期にグループの誕生日を祝うライブを開催しており、「BIRTHDAY LIVE」(通称「バスラ」)と呼ばれています。

「真夏の全国ツアー」のように各地を巡るものではないため日本中の乃木坂ファンが一ヶ所に集結することになり、日程が発表されると開催地周辺のホテルは全て満室となります。今回たまたま話す機会があった名古屋の2人組は近隣でホテルをとれず、何と橋本に宿泊していたそうです。

最大の売りはそれまでに発表された曲をすべて披露する「全曲披露」で、これによりバスラは「グループの歩んできた歴史を振り返る」「歌唱する機会が減った曲にも光を当てる」という二つの性格を帯びるようになりました。

しかし歴史を重ねて持ち歌が増えると何かと難しくなります。4日間で200曲を披露した2020年の8thを最後に全曲披露はなくなりましたが、それでもグループが辿ってきた歴史を振り返るという性格は変わっていないと思います。

限られた期間で全ての楽曲を歌唱するという性格上、セットリストは毎日違うというのがバスラの特色でした。しかし「全曲披露」がなくなって今回はたしてどうなるのでしょうか。

「BIRTHDAY LIVE」の歴史

「1ST YEAR BIRTHDAY LIVE」が開催されたのは2013年2月22日で、会場の幕張メッセイベントホールには約9,000人のファンが集まりました。

グループが発展するにつれてバスラの規模も拡大を続け、2014年の2ndでは横浜アリーナに1万3千人、2015年の3rdでは西武ドームに3万8千人を集めています。この頃には持ち歌の数がかなり増えており、極寒の中で全69曲を7時間半かけて披露した3rdバスラは今や伝説のライブとなっています。

さらに曲数が増えてもはや1日では披露しきれなくなったため、4thからは3日間公演となり、会場確保の関係で8月に神宮球場で開催されました。さいたまスーパーアリーナを目いっぱい使って開催された5thは初日が橋本奈々未の卒コンとなり(3日間で10万人動員)、6thは8月に神宮球場と隣接した秩父宮ラグビー場の2会場を同時使用したライブ(メンバーは自転車で両会場を行き来する)を開催し、3日間で18万人を動員するまでになります。

7thは京セラドーム大阪で開催され、4日間で20万人動員した他、西野七瀬の卒コンとなった4日目は218映画館にて10万人を動員したライブビューイングも併せて行われました。

新型コロナウィルスの感染拡大により開催が危ぶまれた8thは2020年2月21日~24日の4日間でナゴヤドームに20万人を動員しましたが、直後の26日に政府より「大規模イベント自粛要請」が出されてそれ以降ライブもプロ野球もJリーグも大相撲も全て中止。ほとんどの乃木坂ファンが「危なかった」と胸をなでおろし、2週間経過してもバスラが原因のクラスターが発生しなかったことで「奇跡だ」と歓喜しました。

私が乃木坂46のライブに行くようになったのは7thの後ですが、8thではわざわざ名古屋まで遠征する気に当時はなれず、また9thは無観客配信であったため、バスラに観客として参加するのはこれが初めてです。

当選したDAY2のチケット

幸にもチケットはDAY2が当選しました。前回のアンダーライブの時と違って今回は落選者もかなり発生したようです。

※チケットの入手についてはコチラ

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国内最大規模のライブ会場でチケットは完売

10thバスラの開催に際し、「10周年にふさわしい場所」ということで選ばれたのが日産スタジアムです。最大収容人数はおよそ75,000人という国内最大クラスのライブ会場なので話題性は抜群であり、記念ライブにふさわしい会場といえます。

しかし2月下旬はあいにくJリーグ横浜Fマリノスの試合が組まれていたため、5月中旬のこの時期が選ばれたようです。

国内最大というだけあって過去にライブ会場として日産スタジアム使用したのは超一流アーチストばかりで、女性ではAKBグループとももクロだけです。(AKBは指原が初の1位となった2013年の選抜総選挙)

しかしライブ会場は大きければいいというものではありません。東京ドームでもメンバーは小指の先くらいの大きさだったので、今回は本当に米粒くらいにしか見えないでしょう。ライブとしての満足度は先日のアンダーライブ以下となることはほぼ間違いなく、「歴史的なお祭りに参加した」という程度のものとなることはあらかじめ覚悟しておきました。

新型コロナウィルスに関しては3月21日をもってすべての地域で解除されたことにより世の中は日常への回帰に向けて大きく舵を切り、今回のライブでも人数制限なしに目いっぱい客を入れることとなりました。

東京ドームや日産スタジアムといった大箱のライブは満員にさせて初めて勲章になります。当日券が出たアンダーライブと違って今回は完売となり、どうやらあの広い日産スタジアムが紫一色となる特別な景色を見ることができそうです。5期生お披露目以降続いたゴタゴタも何とか抑え込み、これで思う存分お祭りを楽しむことができます。

初日のセットリストから予想した事

ライブの二日目に参加する場合、事前のネタバレを避けるために初日の情報は遮断するようにしているのですが、今回はセットリストの情報だけリアルタイムで入手していました。

DAY1は5年目まで、DAY2は6年目以降の曲に光を当てるという事前の噂通り「ぐるぐるカーテン」「おいでシャンプー」「走れ!Bicycle」という順に披露されているようです。しかし途中から年次の縛りを一切無視したかのような怒涛の表題曲ラッシュとなり、「これも?」「えっ!これも?」と驚く中、とうとう2021年の表題曲まで披露されてしまったではないですか。

結局DAY1で披露されたのは40曲の内23曲が選抜メンバーによる表題曲という、思ってもみない展開となっています。29曲ある表題曲の内23曲を早くも披露してしまったのだからDAY2は一体どうするつもりなのでしょう。ただNHK「乃木坂三昧」でリクエスト1位となった「錆びたコンパス」はリストの中になく、DAY2でやることは確実になったと思いました。

どうやらOGの生駒里奈と伊藤万理華がサプライズ登場した模様です。「帰り道は遠回りしたくなる」「シンクロニシティー」「幸せの保護色」がまだのようなので、DAY2で西野七瀬と白石麻衣が登場するのはほぼ確実です。

バスラ当日の聖地

乃木坂46にはことあるごとにファンが集結する「聖地」と呼ばれる場所がいくつかあります。武道館や神宮球場といったおなじみの会場ではなく今回は新横浜の日産スタジアムということで、少し遠方ではありますが10周年記念のバスラ当日どんな状況か見てみました。

乃木坂駅

乃木坂駅はメンバーの卒業や誕生日といったタイミングでファンの有志が広告を貼り出す場となっています。

ライブ当日の乃木坂駅

しかしこの日は特に何もありませんでした。

乃木神社

日露戦争での活躍により軍神と仰がれる乃木希典将軍を祀る神社ですが、現在では乃木坂46ファンが何かにつけてお参りに訪れる場所となっており、「聖地」の中でも最も重要な場所になっているように思います。

バスラ当日の乃木神社の境内

基本的にひっそりとした境内がバスラ当日はこのようになっていました。

絵馬掛けへの大行列

私も何度も訪れている場所ですが、絵馬掛けに大行列ができているのを初めて見ました。

まる彦

まる彦はかつて衛藤美彩が常連客だったというラーメン屋で、首都圏でライブが開催される際に熱心なファンはここでラーメンを食べてから会場入りするような場所です。

神宮球場や東京ドームでライブが開催される際は1時間半~2時間待ちになったりするようですが、今回は新横浜と多少遠方であったことから行列は階段の上までと短めで、それでも30分程度待ちました。

まる彦の店頭に立つ店主

こんな日に来店するのは100%乃木坂ファンということなのか、店主自ら店頭に立って一人一人に話しかけています。

「これから行くんですか?」「行きます。」

これだけで全て通じてしまう、何ともマニアックな店です。

乃木坂一色の店内

以前は東京ミッドタウンに隣接した、ビジネスマンを相手にする普通のラーメン屋であったのに、移転して大きく変わりました。昨年11月の東京ドームライブの時よりさらに乃木坂色が強まったように思うのですが、一般のお客さんはちゃんと入ってくれるでしょうか?

味噌ラーメンの餃子セット

ライブが終了する21時頃まで何も食べられないことが予想されるため、ここでがっつりと食べておかなければなりません。そこで味噌ラーメンの餃子セットを注文しました。以前よりも麺が太く、スープが濃厚になったように感じました。

※移転前のまる彦はコチラ

〖乃木坂〗衛藤美彩が通った「まる彦」の味噌ラーメンと日本酒の組み合わせは秀逸 - 酒とうどんと御朱印の日々

駅周辺からえらいことになっていた

新横浜駅

今回のバスラでは相当な数の来場者が見込まれており、菊名駅で東横線から横浜線の乗り換える際にも明らかにそれとわかる人がホーム上に数多くいます。

新横浜駅の看板

駅構内に設置されていた看板で、実際にライブ終了後は入場制限が行われました。

新横浜駅構内のトイレの行列

新横浜駅構内のトイレで既に紫色のグッズを身に着けた人々による行列ができています。

近隣のセブンイレブン

日産スタジアム近隣のセブンイレブン

もうこの辺りではライブグッズを身に着けた人であふれていました。店頭では乃木坂46新聞の特別版を販売しています。

じゃがりこで描かれた乃木坂46

店内の様子です。2色のじゃがりこを使って「乃木坂46」と描かれていました。

じゃがりこで描かれた10thバスラ

同様に「10thバスラ」と描かれています。この店は帰りにのぞいてみるとおにぎり・弁当・パン類が全て売り切れ、店内がスカスカとなっていました。

会場周辺に人があふれていた

日産スタジアムは広すぎた

日産スタジアムは想像していた以上に広く、事前に地図を頭に叩き込んで会場入りしたにもかかわらず現地入りしてから道に迷うことになりました。

西ゲート橋だと思っていたのが実は東ゲート橋だったというのが原因ですが、広すぎて現地では何が何だかわかりませんでした。

東ゲート橋

東ゲート橋

私はここを西ゲート橋だと思って渡っていました。恒例の幟が両側に並んでいます。

期別の50音順に並ぶ幟

いつもと違い、今回は期別の50音順に並んでいます。

齋藤飛鳥の幟の前で写真を撮ろうとしている人の行列

齋藤飛鳥の幟の前で写真を撮ろうとしている人が行列を作っています。

山下美月目当ての客の列

こちらは山下美月目当ての人の列です。

五百城茉央の幟

期待の5期生、五百城茉央(いおきまお)の幟は戦国武将の旗指物のようだと話題になっていました。こうしてみるとやはり強そうです。

東ゲート

開演3時間前の東ゲート

開演3時間前の14時の時点でこんな感じでした。とにかく人・人・人で、みんな表情が明るかった。

ライブに来ていた警察車両

乃木坂のライブ9回目にして初めて警察車両が来ているのを見ました。

トイレの列

トイレの列です。全国握手会の時もそうですが乃木坂の大規模イベントの際はトイレが重大な問題となります。男性の場合、「大」の方は何が何でも会場入りする前に絞り出しておくようにしてください。

乃木坂4.6時間テレビで作成したフラッグ

乃木坂4.6時間テレビでメンバーが作成していたフラッグは東ゲート付近にありました。中央の池田瑛紗(いけだてれさ)と左下の阪口珠美のギャップが印象的です。

西ゲート

西ゲート

横浜線の車内から見えるのがこちら側です。東ゲートよりもさらに人が増えていました。

グッズエリア

グッズエリアの行列

大変な列ができています。グッズ販売の待機列は5㎞を超えていたといい、今思えば右手の土手上の列もそうだったのかもしれません。

ネットで購入していたグッズ

私は事前にネットで購入していたため列に並ばずに済みました。並んでいたら開演に間に合わなかったかもしれません。

HISUTORY MONUMENT

ヒストリーモニュメントの全景

最も見たいと思っていたヒストリーモニュメントをようやく見つけることができました。この三角形が後ほど大きな役割を果たします。

メンバーの等身大のパネル

三角形の短い辺にはメンバーのパネル(恐らく等身大)が取り付けられていました。

過去のバスラの名場面集のパネル

もう一つの短い辺は過去のバスラの名場面集です。

結成以来10年の年表

三角形の斜辺には結成以来10年間の年表がひたすら続いています。

大和里菜の項目

これまで「契約解除」扱いだった大和里菜が「卒業」となっており、十周年記念の恩赦かと話題になっていました。研究生のまま表舞台に立つことなく「活動辞退」となった2期生3名の名を久しぶりに見ました。3期以降のように最初からガンガン売り出せば全く違った展開になったのではないでしょうか。

祝花

西ゲート橋上には各方面から贈られた祝花が並んでいました。

バナナマンとゴスペラーズの祝い花

筆頭はいつもバナナマンで、それに次ぐのは今回はゴスペラーズです。

渡辺美奈代からの祝い花

一番意外に思ったのがこちらです。「乃木坂スター誕生」がらみのものが多く、一度しか共演していないのに有難い限りです。

入場からアリーナ席まで

入場の様子

入場が始まりました。

体温チェックスペース

こちらで体温チェックと金属探知機によるチェックを行います。今回は荷物の中身の確認はなく、従来なら画面を見せなければならなかったCOCOAについても口頭で聴かれるのみでした。

身分証チェックの場所

こちらでチケットと身分証の照合を行います。

アリーナ席への入口

アリーナ席への入口です。私は最初のドタバタが一段落した15時頃入場したのでまだまだガラガラです。

開演30分前の様子

ここは開演30分前になるとこんな状態でした。このほとんどがトイレに向かう列です。

水以外持ち込み禁止の張り紙

芝を保護するためアリーナ席へは水以外のドリンク類は持ち込み禁止です。

水の最終チェック場

左側で水を販売しています。アリーナ席はここ以外で水を購入できません。(1本250円)

ドリンク類の捨て場

水以外のドリンク類はコチラに廃棄します。

アリーナ席への廊下

ここから先は撮影禁止エリアです。

ステージは全く見えなかった

私の席であるアリーナのE2ブロックはセンターステージとバックステージの中間よりやや後ろでやや左よりです。

座席から見たステージ

本当はいけないのですが、席からステージを1枚だけ撮りました。ライブが始まって観客が総立ちになるとステージは全く見えませんでした。

アリーナ席から見えるのはスタンド席と屋根と空のみです。スタンド席はかなりの高さでそそり立っており、三階席の上部になるとそれなりに傾斜は急です。屋根はスタンドを覆う程度なので真上には空がありますが、曇っていたのでこれもまた屋根の一部のように見えました。

同じ野外ライブでも神宮球場の時のような開放感は全くなく、その形状から横浜アリーナの中にいるような気分でしたが、天井がないので風が吹いてくるのは心地よいものです。

視覚的に比較するものが何もないので巨大さについての実感が全く湧かなかったのですが、それでもよく見ると客席の数は見たこともないくらい多く、また場内のどこへ行くにもとんでもない距離を歩かなければなりません。

入場直後はアリーナもスタンドもガラガラでしたが、開演直前なって周囲を見渡してみると巨大なスタンド席がほぼ埋まっており、「これはいいものを見れるかもしれない」と心躍るものがありました。

開放感がないといってもやはり野外で、風船、ウォーターキャノン、花火、たいまつ、ドローンといった演出は屋内では無理でしょう。

乃木坂46の野外ライブといえば雨が付き物です。天気予報では雨の心配はほとんど無さそうだったのですが実際には開演後しばらくしてパラパラ降り始め、あくまでも「念のため」だったはずの雨がっぱと大型ごみ袋が大いに役に立ちました。

DAY2も表題曲ラッシュだった

場内が明るい

屋内のライブでは開演と同時に照明が消えて場内が暗転しますが、野外ライブではそうはいきません。17時ではまだまだ日没まで間があるため開演後しばらくは明るい状態でのライブとなり、これはなかなか新鮮でした。

ステージは全く見えなかった

当初ステージはかなり近そうに見えたのですが、ライブが始まって全員立が立ち上がると前の人が邪魔になってセンターステージもバックステージも全く見えなくなります。双眼鏡を持参していたもののそもそもステージが見えないのですから全く役に立ちません。あきらめてモニターをガン見していました。

外周ステージには近かったので、こちらに来たメンバーははっきりと見ることができます。

OG登場の都度大歓声が沸き起こった

開演前のアナウンスの段階から「コールは駄目だけど思わず声が出てしまうのはOKです」という旨のアナウンスが繰り返されていましたが、要するにこれは「出してもいいよ」ということでしょう。事前にそこまで綿密に仕込んでおいたのですから、サプライズで西野や白石、そして生田が登場する度に大歓声が沸き起こったのはむしろ当然でしょう。

そうなるとなし崩し的にコールにつながりますが、「おいでシャンプー」で「ナカダカナシカ」を控えるなど、あの状況下ではよく我慢した方だと思います。

この日も表題曲ラッシュ

DAY2も41曲中21曲が選抜メンバーによる表題曲で、その内の14曲はDAY1に続いて2日連続で披露されたものです。

それに対して選抜以外のメンバーによるアンダー曲は3曲だけ。中盤の「届かなくたって」の際、次はいよいよ錆びコンだとペンライトを2本とも黄色に切り替えて待ち構えていたのですが、流れてきたのはまさかの「Actually」でした。

4期生曲の「Isee」が2日連続で披露された他この日は3期生曲も2曲披露されましたが、2期生曲は2日間を通じて1曲もなし。2期生は現在二人だけと期別曲を披露できるような状態ではありませんが1期生と合同など手段はいくらでもあったはずで、全体を通じて曲に偏りがあったと思います。

航空写真

特別企画としてドローンによる航空写真の撮影が行われました。

前の席の背もたれに印が付いている人はスティックライトを白、それ以外の人は紫にして上に向けて振るというもので、こういう試みに自分が参加しているというのが配信では味わえない現地ならではの楽しみでしょう。

ストレスがたまるライブだった

2日間合計で延べ81曲披露された中で表題曲は延べ44曲、それに加えて選抜メンバーによるカップリング曲がさらに10曲もあったのに対し、アンダー曲は合計で5曲のみ。「これまでの10年間の歴史を辿ってきた」とはいうものの、共にグループを支えてきたはずのアンダーメンバーへの配慮はゼロといってもいいでしょう。2期推しかつアンダー推しである私にとってこんなにストレスのたまるライブは初めてでした。

「それならアンダーライブへ行けばいいじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、披露されることが少なくなった曲にも光を当ててきたのがバスラの伝統です。また今回のチケットには右上に「DAY2 2017~2022」と明記されています。「アナスターシャ」が2020年、「錆びたコンパス」が2021年にそれぞれ発表された曲の中で屈指の名曲でかつ人気曲であることに異論を唱える人は少ないと思います。

2017年以前の曲を何曲も2日連続で披露していながらたった2曲入れる余裕すらなかったのでしょうか。

とはいえ巨大な会場全体が紫一色に染まる景色は美しかったと思います。オーケストラ演奏による「君の名は希望」で幾分かストレスは和らぎました。

最近の運営はどこかおかしい

昨年の全国ツアーでの「乃木坂46にとって選抜という言葉には特別な意味がある」で始まる意味不明の糞演出、「かつてない歌声」中西アルノの空前の大抜擢、そして今回の表題曲一辺倒のセットリストと最近になっておかしなことが続いています。乃木坂46はどちらかというと保守的な、バランスの取れた考えの人々によって運営されているというイメージを持っていましたが、「選抜にあらずんば乃木坂にあらず」とでもいうようなこれらの流れを見ていると、「急進的な考えの持ち主に乗っ取られたんじゃないか?」とついつい思ってしまいます。

今年3年ぶりに開催されるという神宮球場での真夏の全国ツアーは私は間違いなく申し込みますが、それ以降についてはどうするかはまだわかりません。

※全国ツアーの糞演出。詳しくはこちら

〖お祭り〗乃木坂46の東京ドームライブはほぼ満席状態でワクワク感に満ちていた - 酒とうどんと御朱印の日々

横浜線に臨時列車を走らせるまでになった乃木坂46

いつものライブならきっちりと最後まで残っているのですが、モヤモヤしていた私は「規制退場がかかる前に出てしまえ」ということで、最後の秋元真夏の挨拶の途中で出てしまいました。

入場制限中の新横浜駅

それにもかかわらず新横浜駅ではすでに入場規制がかかっているではないですか。

「小机行」の標識

「小机行」という普段ありえないような臨時列車も運行され、鉄道マニアらしき人が写真を撮っていました。乃木坂46はついに横浜線に臨時列車を運行させるまでのグループになったのです。

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〖29th〗ぴあアリーナMM乃木坂46アンダーライブが最高だった!現地参加の迫力に感動!

桜木町のぴあアリーナMMで3月25日に開催された乃木坂46の29thシングルアンダーライブに参加してきました。グループが大混乱している状況下でチケットも完売していませんでしたが、ライブ自体は気合が入った素晴らしいもので、東京ドーム公演より満足度が高かったと思います。

大混乱が続く29thシングル

アンダーライブとは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は3月23日(水)発売の29thシングル「Actually」のアンダーメンバー16人(5期生除く)により3月25日(金)・26日(土)・27日(日)の3日間、ぴあアリーナMMおいて開催されます。

アンダーライブ初日である25日のチケット

その中で初日である25日のライブに参加してきました。

29thシングル「Actually」に関してはセンターに抜擢した5期生ともう一人の5期生に関してゴタゴタが続いており、もううんざりするような状況となっています。

オーディションを突破した5期生の11人のうち、先行する8人のお披露目動画の公開が始まったのが2月2日からですが、その半月も前に「次のセンターは5期生のアルノ」という情報が何者かによってネット上に流されています。あまりにも突飛すぎる内容であったために当時は誰も信じなかったのですが、乃木坂46時間TVで楽曲が披露された際に1列目の中央に立っていたのはリーク通り中西アルノでした。

中西だけ違う衣装、中西一人が他の全メンバーを引きずり回すような振付、中西だけをひたすら追い続けるカメラワーク等々まさに平手友梨奈がいたころの欅坂46そのものであり、「乃木坂は絶対にこうはなってほしくない」と当時思っていたそのままの光景がそこにありました。

その後に明らかになった中西ともう一人の5期生に関わる様々な事実や、そこから発生したゴタゴタについてはもう書く気がしません。

加入したての新人を抜擢すること自体は2期でも3期でも4期でもやってきたことですが、まだお披露目も済んでいないタイミングで表題曲のセンターに起用するのは異例中の異例です。(私は次の30thシングルでやるものと思っていた。)そして抜擢した中西一人だけを徹底的に持ち上げる売り出し方はこれまでの乃木坂では決してやらなかったことで、あの保守的な運営がこんなことをやるとはなかなか考えにくいものがあります。かつて欅坂46で試みて失敗した夢に乃木坂で再度チャレンジしているとしか見えず、「中西アルノは俺が発掘して育てた」と自慢話をしたい人が強引に話を進めたとしか私には考えられません。

過去のスキャンダルが発覚しても従来通りのやり方なら最小限の損害で済んだと思われますが、「かつてない歌声」「発見された新しい可能性」「10年目の挑戦」「乃木坂46史上最速センター」等々、大々的に売り出したメンバーにこんなことがあってはたまりません。露骨なまでにサプライズを狙いすぎた結果、大事な表題曲を台無しにしてしまうこととなりました。

私自身も今回のシングルはとても買う気にならず、こうなると純粋に歌とダンスが楽しめるアンダーライブを待つしかありません。自分の中では29thはもう無かったことになっており、今から30thシングルに期待しています。

チケットは当選祭りだった

今回の公演は24日に北野日奈子の卒コン、25日~27日の3日間がアンダーライブとなっており、卒コンの出演者もアンダーメンバーに限られていることから事実上のアンダーライブ4DAYSということになります。会場のぴあアリーナMMの収容人員は約1万人ということで、収容人員2500人で2DAYSだった立川ステージガーデンの時よりもはるかに規模の大きなライブとなりました。

乃木坂のライブのチケットを申し込む場合、3日間の公演なら私はいつも3日とも申し込んでおり、そのうちの1日分だけ当たるというのが通常です。(もちろん全部外れることも多い。)今回はゴタゴタに嫌気がさした勢力がアンダーライブに大量に流れるという噂があり、いつも以上に気合を入れて申し込みましたが、結果としては3日とも当選という思いがけない結果となりました。

事前のネタバレが絶対にない初日だけ申し込んで他はキャンセルしましたが、その後の一般販売終了後も3日間とも完売せず「当日券あり」となったようです。中田花奈、寺田蘭世、伊藤純奈といったクセの強いメンバーが抜けた状態で、1万人規模の会場を4日間埋めるというのは厳しかったのでしょう。

これまで乃木坂のライブに行くときは「自分は選ばれし者」という高揚感があったのですが、どうやら今回は違ったものとなりそうです。

※チケット入手方法についてはコチラ

〖詳説〗いまさら人に聞けない「乃木坂46ライブの行き方と楽しみ方」 - 酒とうどんと御朱印の日々

久しぶりにグッズの現地販売に並んだ

コロナ禍となって以降グッズはネットの事前予約で入手していましたが、抽選結果発表前日の3月9日でライブ当日までに配達してもらえるサービスが終了していたため、久しぶりに当日にグッズ販売の列に並びました。

1時20分ごろグッズ販売の行列の様子

2時からの販売開始に合わせて1時20分ごろ現地に到着するとこんな感じでした。

長蛇の列とはとても言えぬグッズ販売の列

「長蛇の列」とはとても言えませんが、平日のアンダーライブならこれも仕方ないでしょう。

グッズ販売所

購入したグッズ

予定より早く1時45分から販売開始となり、実際にグッズを入手できたのは2時30分頃でした。

生写真販売の列

生写真販売の列です。

CD販売所

現地で29thシングル「Actually」を購入するとポスタープレゼントの特典がありましたが、どうやら並んでいる人は少なかったようです。

会場周辺の様子

桜木町駅前に設けられた都市型ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン」に乗ったりして開場時刻までしばらく時間をつぶしました。

ヨコハマエアキャビンについて詳しくはコチラ

〖高い?〗ヨコハマエアキャビンは一度は乗ってみる価値がある(動画あり) - 酒とうどんと御朱印の日々

会場のぴあアリーナMM

会場のぴあアリーナMMに戻ってきたには4時ごろだったと思います。

推しメンの幟の前で記念写真を撮る人々

推しメンの幟の前で記念撮影を行ういつもの光景です。

いつも通りのおっかないお知らせ

いつも通りおっかないお知らせが並んでいます。靴裏の消毒まで実施するのは今回が初めてです。

入場時刻を記した案内

いつもは開場と同時に入場していましたが、今回は入場する時間も指定されています。

入場まで待つ人々

2階スタンド席4列目の私はこちらで少し待つことになりました。周囲には生写真の交換をしている人も多くいました。

新型コロナウィルス接触確認アプリ「COCOA」を確認する係

こちらは新型コロナウィルス接触確認アプリ「COCOA」を確認する係です。

体温チェックを行う係

こちらで体温をチェックします。

手荷物検査と金属探知機によるチェックを行う場所

こちらは手荷物検査と金属探知機によるチェックを行う場所です。こちらを通過すると奥に進んで今度はチケットと身分証明書の突合せを行います。

UCがガス抜きの手段となっていないか?

会場内を歩き回っていると「立川の時と全然変わっていないよな?」という声をあちこちで聞きました。確かに最近は選抜とアンダーがほぼ固定化されており、前回の立川アンダーライブの時と比べても寺田(グループ卒業)と柴田(選抜入り)が抜けて黒見(前回は学業の都合で欠席)が加入しただけの違いでしかありません。強いていえばこれまで前面に出てくることがほとんどなかった佐藤楓がUC(アンダーセンター)となったことだけでしょう。

佐藤は得意分野であるスポーツで独自の活動を続けており、アンダーながらもゴールデンのテレビに度々出演しています。報われてほしいと思っているメンバーの一人なので今回の起用には異論は全くなく、また本人もこれを相当喜んでいるようです。しかしアンダーメンバーとファンにとって最も重要な問題は次のシングルで選抜入りすることです。本来ならUCは選抜に最も近いメンバーのはずですが、選抜メンバーの固定化が顕著な最近では選抜入りに結びついたのは24thの岩本蓮加だけです。

私が過去に観覧したアンダーライブのUCは以下の通りです。

23rd 2019年5月 横浜アリーナ 寺田蘭世

26th 2020年12月 日本武道館 阪口珠美

27th 2021年5月 無観客配信 山崎怜奈

28th 2021年10月 立川ステージガーデン 寺田蘭世

24thはチケットを入手できず、25thはアンダー楽曲がなかったのでアンダーライブがありませんでした。こうしてみると単に主要メンバー間でたらい回ししているだけで、アンダーに固定されたメンバーとファンの不満をそらすためのガス抜きとしてUCを利用しているとしか思えません。

ぴあアリーナMMはひたすら見やすかった

2階スタンド席の座席表

私の席である「2階スタンドC20扉4列173番」は2階席のど真ん中より少し右側でした。

2階スタンドC20扉4列173番からのステージの見え具合

ステージはこんな具合に見えます。(本当はいけないのですが1枚だけ撮りました。)私の前の3列が機材席となっており、事実上の最前列でした。そのため見やすさも抜群でしたが、武道館や横浜アリーナと比べるとステージまでは距離があり、メンバーは小さめのフィギュアくらいの大きさで識別するためにはやはりモニターが必要になります。

前に誰もいないのでライブが始まっても立ち上がる必要がなく、最初から最後まで座ったまま快適な状態で楽しむことができました。

心配していた客の入りですが、開演直前にスタンド席からざっと見渡してみて7割程度。ライブが終了して明かりがついたら8割ちょっとくらいになっていたように思います。

金川紗耶が最も目立っていた

私が見るようになってからのアンダーライブは表題曲など目もくれず徹底してアンダー楽曲を演じ続けるというスタイルでしたが、今回は少々違ったものでした。

「自惚れビーチ」「My rule」「13日の金曜日」とオリジナルメンバーのイメージが強くて今回は演らないだろうと予想していた曲でまず客を驚かせ、次いで「思い出セレクション」と名付けられた全員センター企画に移っていきます。

それぞれのメンバーが自分の思い入れのある曲を選んで5~7人くらいのユニットのセンターとして披露するもので、3日間かけて全員が披露するのかと思いきや、何と全16曲をノンストップでやってしまいました。

「Route246」での金川のダンスは格好良く、「三角の空き地」ではかつて中田花奈が来ていた印象的な衣装を黒見が見事に着こなしています。北川が登場して「サヨナラの意味」が流れてくると声を出してはいけないはずなのに場内がどよめき、「何度目の青空か」を中村が、「君の名は希望」を林がそれぞれソロで歌い始めると皆が聞き入ります。

阪口センターの「 Sing Out! 」では観客がみんなサイリウムを一旦置いて手を叩き(この日はスティックバルーンは無かった。)、佐藤楓センターの「帰り道は遠回りしたくなる」では場内が赤一色となっていました。

それぞれ自分で選んだ思い入れのある曲を演じるのであり、メンバーの気合がビシビシ伝わってきます。事前のネタバレなしで楽しめる初日を選んで良かったとこの時は思いました。(後で変わる)

「思い出セレクション」以降ではやはり「錆びたコンパス」が印象的で、最後のサビでみんなで拳を突き上げた時の一体感は素晴らしかった。ちなみにこの曲のサイリウムカラーは黄・黄で統一されつつあるようです。

全体的な印象としてはどのメンバーも素晴らしく、その中でも特に金川紗耶のダンスがキレとしなやかさで目立っていました。

ライブ終了後に見たコスモワールドの大観覧車

終了後に見たコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」です。北野日奈子のサイリウムカラーである黄緑と桃色になっていると話題になっていましたが、これはたぶん偶然でしょう。

これまで見てきた中では最高のライブだった

アンダーライブは個々のメンバーがしっかりと歌ってしっかりと踊ることに愚直なまでに徹しており、華やかさこそ全体ライブに劣るものの熱気でははるかに上回っていました。また、演者と客の距離が近く、また個々のメンバーそれぞれに光が当たるよう演出も工夫されているため、推しが誰であろうとストレスなしに楽しむことができます。私個人の印象としては東京ドーム公演より今回のライブの方が満足度が高く、間違いなくこれまで見てきた中では最高のライブだったと思います。

ほぼ固定されたメンバーが繰り返し演じてきたことで出来上がった伝統ですが、今後はもっと入れ替えがあるべきではないかと思います。ミーグリの完売数などグループの外に出れば何の意味もないもので、これだけを唯一の物差しとしていてはグループの多様性が失われます。

ライブは配信より現地に限る

今回のアンダーライブは2日目と3日目で配信も用意されていたため、最終日を自宅でみることができました。配信ライブは自宅で楽しめるため楽であり、またパソコンの画面に映るため見やすさは抜群です。しかし現地で感じた迫力や一体感は配信ではわかりません。

最終日はアンコールの場面において和田まあやが「まだまだ終わりたくないからみんなでもう一曲歌おう」と突如暴走を始め、客からのリクエストに応えて「きっかけ」のサビの部分を全員でアカペラで歌うというシーンがありましたが、様々な要素が偶然ぴったりはまってできたライブならではの奇跡のような空間です。(ネット上では乃木坂46ライブ史に残る名場面とされていた。)

「初日じゃなくて最終日にすればよかった」と痛切に思いました。

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