出雲大社東京分祠では「縁」と記された御朱印を頂けます。縁結びのご利益はあまりにも有名で、それにあやかったお守り「縁結びの糸」が人気です。アクセスは六本木ヒルズからすぐです。※2016年8月21日作成。2022年1月8日改定。
「縁」と記された東京分詞の御朱印
御朱印所
御朱印は神殿横の社務所で頂けます。書置きは無く直書きのみのようです。
受付時間9:00~17:00
初穂料500円
御朱印
令和3年12月19日付です。左下に大きく「縁」と記されているのが印象的です。
右上に押された「幸魂奇魂守給幸給」は出雲大社の神語で仏教徒の「南無阿弥陀仏」やキリスト教徒の「アーメン」に相当します。「幸魂奇魂」は「分化繁殖」したモノを「整え統一」させ、大国主大神の道に神習い、明るく和やかな日々が送れるということを意味するそうです。「守給幸給」は単純に「守りたまえさきわえたまえ」だと思います。
過去に頂いた御朱印
平成28年8月16日付です。
出雲大社東京分詞の歴史
縁結びの神として有名な出雲大社の御神徳の布教のため、1878年(明治11年)に東京出張所が神田神社内に設置されたことが出雲大社東京分祠の起源です。
出張所は4年後に麹町に移転しますが、明治政府の宗教政策により神職による布教が禁じられてしまいます。そのため所内に神殿を設立して出雲大社の御分霊を祀ったことで1883年(明治16年)に出雲大社東京分祠がスタートしました。
神殿は1889年(明治22年)に麻布区材木町(現港区六本木7丁目)に移転され、1980年(昭和55年)の周辺地区再開発に伴い鉄筋コンクリート造の現在の建物となりました。
六本木ヒルズすぐのアクセス
交通
日比谷線六本木駅徒歩約1分
大江戸線六本木駅徒歩約3分
地図
出雲大社東京分詞境内の魅力
出雲大社東京分祠は港区六本木7丁目に位置し、日比谷線六本木駅から徒歩1分という場所にあります。
まさに六本木ヒルズの足元に位置していると言っても良いと思います。
社殿
1980年の再開発により、現在は何と分譲マンションの入居者という形で存在しています。
3階の神殿までは階段を上がらなければなりません。
それが困難な方や車いすの方のためにエレベーターも完備されています。
手水舎
分譲マンションの一角という限られたスペース内の神社ですから、普通の神社とは何かと違ってきます。柄杓を近づけると自動的に水が出てくる最新鋭の手水舎です。
祓社
お参りの前に心身を清める場所です。以前来た時には「大幣」もあって自分で振った記憶があるのですが、今回来てみたらありませんでした。
本殿
出雲大社ですから「二礼四拍手一礼」でお参りします。
◆東京三大縁結びの他の2社
縁結びのご利益と「縁結びの糸」
出雲大社東京分詞は現在では東京大神宮、赤坂氷川神社と並び東京三大縁結びの一つとされています。
出雲大社の御祭神は大国主命です。何人もの女神との間に数多くの子供を儲けていることでも知られた神様で、古事記においては6柱、日本書紀においては7柱、出雲風土記においてはさらに何人もの妻神が紹介されています。出雲大社が縁結びの神様とされているのは御祭神の大国主命が多くの女神と結ばれたことによるという俗説もあるほどです。
出雲大社ではお守りとして「縁結びの糸」が人気となっており、これは東京分詞でも購入可能なようです。赤と白に染められた縁起の良い糸で、衣服などに縫い込んでおくと良いとされています。
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