赤坂氷川神社では2種類の御朱印の他に月参りの御朱印を頂けます。徳川吉宗の時代の建物が現在まで残されており、縁結びのご利益で有名です。その中でも特に困難な恋に効くという「縁結び参り」が大人気です。
2種類の御朱印と月参り御朱印
御朱印所
御朱印所は拝殿向かって右の社務所になります。
こちらでは赤坂氷川神社と境内社の四合(しあわせ)稲荷神社の2種類の御朱印を頂ける他、毎月1日より500枚限定で月参り御朱印と「かさね」(毎月色が変わる台紙)を頂けます。
受付時間9:00~17:00
初穂料300円
御朱印
赤坂氷川神社
出世の石段で有名な愛宕神社の御朱印に似た、どことなく品格が感じられる御朱印です。
四合稲荷神社
過去に頂いた御朱印
令和2年12月19日付
平成29年1月27日付
赤坂氷川神社の由緒とご利益
赤坂氷川神社の起源は951年とされ、1000年以上の歴史を持つ神社とされています。霊夢を見た蓮林僧正が現在の赤坂四丁目のあたりに奉斎したと伝えられており、1066年に関東で発生した大旱魃の際にこちらで雨乞いを行うとたちまち雨が降ったことから一層人々の信仰を集めることとなりました。
江戸時代に入ると八代将軍吉宗の命により現在の地に社殿が造営され、将軍自らお参りします。この時造営された社殿は安政の大地震・関東大震災・東京大空襲の被災を全て逃れ、江戸時代の姿を現在まで伝えています。
厄を払う力の強い素戔嗚尊、夫婦神として知られる奇稲田姫命、あらゆる縁を結ぶ神である大己貴命の三体を祭神として祀っていることから厄除、縁結びのご利益が強い神社だとされており、最近では東京大神宮、出雲大社東京分祠と並んで東京三大縁結びと呼ばれています。
アメリカ大使館宿舎が目印のアクセス
赤坂氷川神社はアメリカ大使館宿舎の真裏に位置しており、こちらを目印にすると迷わずたどり着けます。
交通
千代田線赤坂駅、日比谷線・大江戸線六本木駅、南北線六本木一丁目駅、銀座線溜池山王駅徒歩約8分
地図
赤坂氷川神社の境内
一之鳥居
境内には南側と東側に参道があり、それぞれ2基ずつ鳥居があります。南側の一之鳥居は大正天皇の即位の礼に合わせ大正4年に奉納されたものです。
二之鳥居
狛犬と石灯籠
狛犬は1675年建立とされ、都内の神社に現存する石造りの狛犬としては最古のものとされています。石燈籠の中で最古のものは1724年に奉納されました。
楼門
拝殿
1730年に八代将軍吉宗により寄進されたものです。先の大戦における大空襲により、手水舎・神楽殿・神輿庫・額殿・神輿3基を焼失したものの、吉宗が造営させた社殿は奇跡的に難を逃れました。
本殿
幣殿、拝殿と一体となった権現造りの建物です。
境内社
西行稲荷神社
茂みの中の石段を上がった先に祠があります。弓矢を携えて狐に乗った甲冑姿の鉄の像を近隣に住んでいた西行五兵衛がを拾い、御神体として安置したことが創建の由来とされています。火災除けの御利益があると言われています。
四合(しあわせ)稲荷神社
古呂故稲荷、地頭稲荷、本氷川稲荷、玉川稲荷の四社を明治31年に合祀した神社であることから赤坂在住だった勝海舟が名付けたものです。その後鈴降稲荷、縁起稲荷、明徳稲荷の三社も合祀したのですが、やはり四合(しあわせ)稲荷神社のまま呼ばれています。
九神社
かつて境内の各所に鎮座していた天祖神社・春日神社・鹿島神社・八幡神社・諏訪神社・秋葉神社・厳島神社・金刀比羅神社・塞神社(さいじんじゃ)の9社を合祀した神社です。
困難な恋に効く「縁結び参り」
最強の縁結びスポットで毎月1回18時から行われる「縁むすび参り」が困難な恋に効くと話題になっています。
毎月1回だけ18時から30分間特別な祈祷を行うというもので、終了後すると四合稲荷にちなんだ櫛「四合御櫛(しあわせみくし)」と、愛の種を育む御守である「藍の種のお守り袋」を授与されます。
参加方法は毎月1日の9時に公式サイトのトップページで発表される翌月分の斎行日を確認した後に電話またはお問い合わせフォームから予約するというもので、ものの数分で30人の定員は埋まってしまうといいます。
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