東京都港区の乃木神社では2種類の御朱印を頂けます。最近では乃木坂46ファンの聖地としても知られており、メンバー直筆の絵馬も見ることができます。境内は魅力でいっぱいです。
御朱印は社号を記したものと摂末社の2種類
御朱印所
御朱印は拝殿向かって右手の授与所で頂けます。
こちらでは社号を記した御朱印と、摂末社の正松神社と赤坂王子稲荷神社を2社1組にした御朱印の2種類を頂けます。当面は書置きのみのようです。
受付時間9:00~17:00
初穂料500円 三社一組 1000円
御朱印帳
乃木神社の御朱印帳は裏面に社号のみ入ったシンプルなデザインです。
初穂料1500円
御朱印
社号を記した御朱印のみ頂きました。夏の盛りであったからか風鈴も描かれています。
過去に頂いた御朱印
コロナ禍に入る前の平成28年8月16日付です。
乃木神社の歴史とご利益
乃木神社は日露戦争での活躍で知られる陸軍の乃木希典将軍を祀る神社です。
乃木将軍は明治天皇の御大葬があった大正元年9月13日の午後8時頃夫人とともに自刃しました。腹を十文字に切り、更に膝の間に立てた軍刀の剣先に首を当てたままうつぶせになるという壮絶な最期だったと言います。
その死を悲しんだ多くの人々が乃木邸に押し寄せた結果、幽霊坂と呼ばれていた坂が将軍の葬儀をもって乃木坂と改称されました。
大正2年に乃木邸内に乃木夫妻を祀る小社が設けられ、大正8年に神社創建の許可が下りました。それに基づいて大正12年に誕生したのが乃木神社です。
「忠誠の神」として、また「文武両道の神」として勝負運、学業成就や、ご夫婦神による夫婦和合などのご利益があると言われています。
アクセス
交通
千代田線乃木坂駅徒歩約1分
1番出口から地上に出てすぐ、乃木坂に面した場所に鳥居があります。
地図
境内の見どころ
一之鳥居
地下鉄の乃木坂駅から地上に出るとすぐに一の鳥居があります。改修が実施され、車いすにも対応したバリアフリー構造になりました。
境内配置図
手水舎
手水舎からしてかなりの風格がありました。改修が実施されて近代的・衛生的になりました。
二之鳥居
新たな場所に鳥居が設けられています。
拝殿
普段はひっそりとしていますが、乃木坂46のライブ当日は全然違った光景になります。
石碑
外苑東通りに面した場所にひっそりと建てられています。乃木神社にはこれまで何回も来ていますが、今回初めて気が付きました。日露戦争で「海の東郷、陸の乃木」と並び称された東郷平八郎の揮毫によるもので、何か重大ないわれがあるに違いないと調べてみましたが何も出てきませんでした。
境内社
赤坂王子稲荷神社
乃木将軍が夫人とともに毎月お参りしていた王子稲荷神社を勧請したものです。赤い千本鳥居が目立っています。
正松神社
拝殿の奥にあり、乃木将軍の師である玉木文之進と兄弟子にあたる吉田松陰を祀っています。
2022年7月の時点では修繕中で立ち入り禁止のようです。
乃木神社と乃木坂46
グループの聖地である乃木神社
アイドルグループ乃木坂46のグループ名は結成時の最終オーデションを実施した場所が乃木坂に面していたことから名付けられました。
初詣や成人したメンバーの成人式、ピット祈願といったイベントを乃木神社で行っていることから現在ではグループの聖地となっており、何かにつけてファンが集結する場所となっています。
普段はひっそりとした神社ですが、乃木坂46のライブ当日は別世界になります。
早川聖来の回復を願う絵馬であふれていた
乃木神社に掛けられている絵馬の90%以上は乃木坂46に関連したもので、チケットの当選を願うものや推しているメンバーの選抜入りを願うもので溢れています。
この日は体調不良で芸能活動を一時休止している早川聖来の回復を願うものが目立っていました。
メンバー直筆の絵馬もある
メンバーが参拝した際の絵馬も残されています。
右は白石麻衣が2019年に残したものです。常に一番上に来るように神職の方が目を光らせていたのではないでしょうか。
神宮球場ライブに神社も便乗した
2022年の神宮球場ライブには神社側も便乗し、期間中は境内でかき氷の販売を始めました。
木の香りがプンプンしている升はかき氷を食べ終わった後に持ち帰ることができるようビニール袋もついています。
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