香川の金刀比羅宮は航海安全の神様として知られていますが、虎ノ門金刀比羅宮は境内社が縁結びのご利益で人気になっています。都心の一等地に位置しており、総尾州檜造り、銅板葺きの堂々たる社殿が近代的超高層ビルと一体化していました。御朱印は近代的オフィスのような社務所で頂きます。
虎ノ門金刀比羅宮の御朱印
御朱印所
御朱印は金刀比羅タワー1階の社務所でいただけます。パソコンが何台も置かれており、近代的オフィスのようでした。
受付時間9:00~17:00(平日)
9:00~16:00(土日祝)
初穂料:お気持ちで
御朱印
しっかりとした書体の御朱印です。
超高層ビルが一体化した総檜造りの社殿
1660年に丸亀藩主の京極高和が邸宅を愛宕下に建造した際、領内にあった金刀比羅宮の御分霊を邸内に勧請したことが始まりでした。こんぴら参りをしたくてもできない江戸の人々の熱烈な要望に応え、毎月10日に限り邸内を開放し参拝を許可しました
当時は「金毘羅大権現」と称していましたが、明治22年に社号を金刀比羅宮に変更しています。
金刀比羅宮の敷地内には1965年に「虎門琴平会館ビル」が建設されていましたが、三井不動産との共同開発により高さ115mで地上26階建ての虎ノ門琴平タワーに建替えられ、総檜造の社殿と超高層ビルが一体化した誠に珍しい光景が出現しました。
※関連情報(公式HP)
アクセス
交通
銀座線虎ノ門駅徒歩約1分
日比谷線虎ノ門ヒルズ駅徒歩約3分
千代田線霞が関駅徒歩約5分
地図
虎ノ門金刀比羅宮の境内
大鳥居と社号碑は超高層ビルのピロティ部分に位置しています。
社殿へと続く参道もオフィス街特有の光景となっていました。
神楽殿では毎月10日に里神楽が奉納されます。
銅鳥居は1821年に奉納されたものです。鳥居の上部に4つの方角を守る霊獣である青龍(東)・白虎(西)・朱雀(南)・玄武(北)の四神の彫刻が施されています。
社殿は先の戦災により焼失してしまいましたが、昭和26年に拝殿と幣殿が再建されました。 ともに総尾州檜造り、銅板葺きの権現造りです。
幣殿の奥に位置する本殿は昭和五58年に再建されました。
縁結びのご利益で大人気の境内社
讃岐の金刀比羅宮は古くから航海安全の神様として人々の信仰を集めていましたが、虎ノ門の金刀比羅宮は縁結びの神様として知られています。
本殿向かって右側にある境内社の結神社は江戸時代以降、良縁を求める多くの女性により厚い信仰を集めていました。良縁祈願に訪れた女性たちは、この結神社の前で自らの黒髪を一部切り取り、或いは折り紙を持参し、社殿の格子や周りの木々にそれらを結わい付け良縁を願い、成就させたといいます。同時に「縁を結ぶ」と「物を結ぶ」を掛けたもので、現在でも週末には良縁祈願に訪れる女性が列をなすそうです。
結神社の隣には喜代住稲荷神社があります。
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スマホで御覧の方はPCでも見ていただきますと写真がよくわかります。
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