水道橋の金刀比羅宮東京分社ではシンプルですっきりした書体の御朱印を頂けます。地元で「水道橋のこんぴらさん」として親しまれている神社で、有名な「金」のマークは「まるこん」と呼ばれ、香川の金刀比羅宮と直轄の6社だけが使えるものです。
金刀比羅宮東京分社の御朱印
御朱印所
金刀比羅宮東京分社の御朱印は境内に隣接した社務所でいただけます。
初穂料300円
御朱印
シンプルですっきりした書体の御朱印です。
金刀比羅宮の「まるこん」の紋
金刀比羅宮は「金」のマークで知られています。
この「金」の字は、御社紋(ごしゃもん)という神社の紋で「まるこん」と呼ばれて親しまれています。「金」の字を隷書体で表したもので、本来の「まるこん」は香川の金刀比羅宮と直轄の6社だけが使えるものです。(確かに虎ノ門金刀比羅宮にはなかったような気がする)
板橋の名主が創建した「水道橋のこんぴらさん」
金刀比羅宮東京分社は全国に六社(出雲・神戸・松山・尾張・鳥羽・東京)ある金刀比羅宮の分社の一つで、中山道板橋上宿の名主を務めていた板橋市左衛門が1819年に所有地内に邸内社として金毘羅大権現を勧請したことに始まります。板橋市左衛門家とは、かつて江戸北部の多くを治めていた豊島氏の出自だと云われており、その屋敷は「板橋」という地名の由来となった石神井川にかかる橋の左手前にありました。
板橋上宿の名主は代々板橋市左衛門家がほぼ世襲で勤めていたということで、どうやら讃岐とは縁もゆかりもなかったようです。
邸内社は明治13年に神社として公認され、明治21年に神田和泉町に遷り正式に金刀比羅宮境外末社に加えられました。明治23年に深川古石場町に遷座しましたが、昭和20年に戦災により建造物を焼失してしまいます。
昭和39年に讃岐高松藩の邸内社であった水道橋金刀比羅神社と合祀して文京区本郷に遷座し、それ以降「水道橋のこんぴらさん」として人々に親しまれています。
アクセス
交通
三田線水道橋駅徒歩約3分
総武線水道橋駅徒歩約5分
地図
金刀比羅宮東京分社の境内
金刀比羅宮東京分社は東京ドームが面した白山通りから一本奥に入った場所にあります。一本入っただけですが、それだけで随分と静かな環境となっています。
神社に隣接してこんぴら会館、そしてその奥には讃岐うどんの「水道橋麺通団」があり、この一角は香川県の飛び地のようになっていました。
※社務所では金運アップのご利益のある「幸福の黄色いお守り」を香川の金刀比羅宮から取り寄せ、自宅に配送するサービスも行っているそうです。(社務所でご確認ください)
大鳥居
拝殿
本殿
境内社
境内地の一角に水道橋稲荷大明神が鎮座しています。
商売繁盛の御利益があるということで、社殿に向かって一礼している通行人も数多くいました。
節分祭
毎年2月3日に行われる節分祭では佐渡ヶ嶽部屋の力士による豆まきが実施されます。この日お参りしたのが昼前で15時まではとても待てませんでしたが、かなり見ごたえのあるイベントのようです。
関連記事