水沢観音として知られる五徳山水澤観世音では2ヶ所の御朱印所で3種類の御朱印を頂けます。1300年以上の歴史を持つ寺院で、七難即滅七福即生のご利益で知られています。アクセスとしてはバスが便利です。※2017年7月15日作成、2024年9月29日改定。
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2か所で3種類の直書き御朱印
御朱印所
水沢観音の御朱印所は本堂の向かいにある御札場(上)と大駐車場に隣接した釈迦堂(下)の2ヶ所で、3種類の直書き御朱印を頂けます。コロナ禍で書置きだらけになった時期も一貫して直書きでした。
但し、私がお参りした日は釈迦堂が閉堂していたためいただけませんでした。
受付時間
8:00~17:00(御札場)
9:00~16:00(釈迦堂)
志納金500円
御朱印
御札場の御朱印
御札場は本堂の真向かいにあります。こちらでは本堂の千手観音(上)と六角堂の六地蔵尊(下)という2種類の御朱印を頂けます。
釈迦堂の御朱印
釈迦堂の御朱印は入り口から入ってすぐ左手です。釈迦堂では釈迦三尊の御朱印をいただけます。今回は閉堂していて頂けなかったため、前回頂いた御朱印を掲載します。
過去に頂いた御朱印
2020年(令和2年)10月4日付です。
2017年(平成29年)7月12日付です。
オリジナル御朱印帳
水沢観音では数多くの御朱印帳を扱っています。
サイズ、デザインともバラエティに富んでおり、紙質は良好です。
価格1500円~2000円
1300年の歴史とご利益
水沢観音の創建年代については不詳ですが、寺伝によればおよそ1300年前に推古天皇・持統天皇の勅願により高麗の高僧 恵灌僧正が開いた寺院で、推古天皇が自ら筆を執って書いた額名により五徳山水澤寺と呼ばれるようになったとされています。
当時は現在地の南東700mくらい離れた場所にあったといい、30以上のお堂に1200体以上の仏像を安置していたといいます。しかし再三の火災によって焼失してしまい、現在の建物は18世紀半ばの大改築によって完成しました。
創建時に国司であった高野辺家成の三女 伊香保姫の持仏であったと伝わる十一面千手観世音菩薩を本尊としており、七難即滅七福即生のご利益で知られています。鎌倉時代に制定されたという坂東三十三ヶ所観音霊場においては第16番札所に定められており、現在でも巡礼の人々が絶えません。
アクセスは高崎駅からバス
交通
JR高崎線・高崎駅より群馬バス「伊香保温泉行き」乗車「水沢観音」バス停下車(約1時間)
※ちなみに榛名神社までは車で1時間くらいの距離があり、直接結ぶ公共交通機関の便はないようです。
地図
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幻想的な雰囲気の境内の見どころ
水沢観音は標高1194mで鋭い山容が印象的な水沢山の山麓にあり、水沢うどんの店が連なる「水沢うどん街道」に面しています。
境内図
バスではなく車を利用する場合、仁王門手前の第二駐車場を利用することをお勧めします。
仁王門
門前の第二駐車場に面した場所にあります。大駐車場を利用すると全く違う場所から境内に入ることになります。
仁王門は1787年に建てられた極彩色の大変に印象的な建物です。これを見ないで帰ってしまうのは誠にもったいないので、極力第二駐車場をりようするようにしてください。
本堂
仁王門から続く階段を上がりきると正面にあります。1787年築の建物で、本尊の十一面千手観世音菩薩像を祀っています。
山中のうっそうとした森を開いた中に建つ歴史的建造物であり、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
六角堂
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間界・天人界の六道を守る地蔵尊を祀っています。
台座を左に真心を込めて静かに3回廻すとお願い事が叶うというということですが、かなり重く三回転してから止めるのが少々厄介です。
鐘楼
一打百円で誰でも撞くことができます。
金運アップの御利益があるといいます。
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