香川県さぬき市の宇佐神社では印象的な筆跡の御朱印を頂けます。大分の宇佐神宮を勧請して誕生した神社で、公園と一体化した境内では神秘的なパワーを感じられました。
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印象的な筆跡の御朱印
御朱印所
宇佐神社の御朱印は大鳥居をくぐってすぐ右手にある「氏子会館」で頂けます。
初穂料300円
御朱印
寺院と比べて神社の御朱印は様式が決まっているようで、オーソドックスな書体で社名を記したものがほとんどです。しかし宇佐神社では芸能人やスポーツ選手のサインのような、印象的な筆跡の御朱印を直筆で頂きました。
新型コロナウィルスが5類に移行して以降も「御朱印は書置き」という寺社が依然として多く、こういう超個性的な御朱印を直書きで頂けるのは愛好者としてはうれしいものです。
大分の宇佐神宮を勧請して誕生した
宇佐神社はその社名からわかる通り、大分の宇佐神宮と関係の深い神社です。
日本にある約11万と言われる神社の中で最も多いのが八幡宮で、約4万600社あるといわれています。その総本宮こそが宇佐神宮で、571年に宇佐に降り立ったという応神天皇の霊を八幡大神とし、725年にその地に社殿を造立して祀ったことで誕生しました。
宇佐神社は936年に大分県の宇佐神宮から勧請し、この地域の総鎮守として祀ったことにより誕生した神社で、なんと1100年近い歴史があるということになります。
室町時代になって足利尊氏に仕えた細川氏の保護を受けるようになり、1351年に社殿が造営されます。1364年には寺社領の用水として八幡池が築造され、1409年には社殿の大修繕が実施されました。
現在では香川県内を代表する神社となっており、金刀比羅宮・田村神社・滝宮天満宮等々と並び「さぬき十五社巡り」の第三番札所となっています。
アクセス
交通
ことでん長尾線長尾駅下車徒歩約33分
車を利用する場合は亀鶴公園を目印にすれば迷うことはありません。
地図
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神秘的でパワーを感じられた境内
香川県は四国八十八か所霊場の本場で、神社と言えば金刀比羅宮ばかりがあまりにも有名でそれ以外は完全に影が薄くなっているというのが現実ではないでしょうか。この地域で長尾寺以外に何かないかと調べていてたまたま見つけたのが宇佐神社ですが、訪れてみると実にインパクトがありました。
一之鳥居
亀鶴公園の宮池に面しています。事前に想像していた以上に規模が大きく、パワーを感じられるような雰囲気でワクワクしてくるものがありました。
猫の石像
神社の正面入り口に安置されています。何か意味があるに違いないと徹底的に調べたのですが、由緒についてはどこにも記述がありませんでした。
隋神門
二之鳥居
苔むしていて歴史を感じられました。石段を上がったところに社殿があります。
拝殿
お参りしたのが土曜日の昼過ぎでしたが境内は静かで、重厚で神秘的な雰囲気で満ちていました。
神社と一体化している「県立亀鶴公園」
戦後になって境内一帯は県立亀鶴公園として整備され、かつて細川氏が築造した八幡池は公園内の宮池となっています。香川県を代表する桜の名所で、見ごろになると大勢の花見客で賑わいます。
公園の西側に鶴が飛ぶ姿に見える「鶴ガ山」があり、また公園内の宮池に浮かぶ「亀島」が亀に見えるということから名づけられました。
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