御朱印とうどんを極めたい!!

乃木坂46のライブ映像を見ながらウイスキーを飲む時間が至福です。

〖34th〗乃木坂46ぴあアリーナアンダーライブ開催!中西アルノの潜在力に注目!

乃木坂46の34thSGアンダーライブが桜木町のぴあアリーナMMで開催され、1月26日の二日日に参加してきました。「じっくり聞かせる」「じっくり魅せる」に徹した演出で、中西アルノの潜在力の凄さを見せつけられました。

層が厚いから可能なアンダーライブ

アンダーライブ(アンダラ)とは乃木坂46のシングルで表題曲の選抜から外れたメンバーによるライブで、今回は昨年12月6日(水)発売の34thシングル「Monopoly」のアンダーメンバー14名によりぴあアリーナMMで開催されました。

乃木坂46のライブと言っても最新シングルの選抜メンバーに入れなかった、言ってみれば「不人気メンバー」によるライブであり、歌番組に登場するようなメンバーは一人も出演しません。そうは言っても露出の少ないアンダーメンバーにとってアンダラは貴重なアピールの場で、個々の並々ならぬ熱意とこだわりの演出によって次第にファンの評価も高まり、ついに33rdでは横浜アリーナを3日間立見席まで全完売させるまでになりました。

最近では「櫻坂46」や「僕が見たかった青空」も同じ趣旨のライブを開催していますが、まだまだ比較にならないほど小規模なものに留まっています。ほぼ10年かけて大切に育ててきた歴史の積み重ねがあるとは言え、こういうイベントが大規模な興行として成立しているのは他では見たことがなく、メンバーの層が厚い乃木坂46だからこそではないかと思います。

メンバーの入れ替えが活発化してきた

今回の34thシングルでは向井葉月・黒見明香・冨里奈央が初選抜となって抜け、入れ替わりにアンダーとなった中村麗乃・伊藤理々杏、そして休業から復帰した林瑠奈と岡本姫奈が新たに加わりました。注目のUC(アンダーセンター)は中西アルノで、彼女が今回のライブの「座長」ということになります。5期生がアンダラの座長を務めるのは今回が初めてで、こんなところでも世代交代が進んでいることを感じました。

最近は選抜とアンダーの間の入れ替えが活発になっています。同じぴあアリーナMMで開催された29thのアンダラの頃は選抜メンバーがガチガチに固定されてしまっており、「一度選抜入りすると絶対に落ちない」「UCがガス抜きに使われている」ということばかり言っていたことを思えば隔世の感があります。

入れ替えが活発になるのはグループの活性化につながり、またメンバーのモチベーションにとってもいいことでしょう。以前なら絶対にありえなかったであろう向井や中村の選抜入りも大変にめでたいことだと思います。「思い出選抜」も「お試し選抜」も大いに結構。

しかし鈴木絢音が卒業して2期生がいなくなった途端の大変革というところに何やら意図的なものを感じているのは私だけでしょうか。

横アリに続いてぴあアリーナも完売

ライブにおいて「大箱が完売した」ということがメンバーだけではなく客の心理面にも大きく影響することを前回の33rdで痛感しました。

ぴあアリーナMMで過去に開催されたアンダラといえば2022年3月の29thで、この時はチケットが「当選祭り」となって3日間共に当日券が出てしまうことになり、私が観覧した日も2割くらい空席があったような記憶があります。ライブ自体は素晴らしいものだっただけに余計なケチがついてしまったことが残念でなりませんでした。

横浜アリーナを3日間全完売させ「史上最大規模のアンダラ」として大いに話題になった33rdの次ですから、盛り上がりに水を差すようなことは絶対にあってはいけません。一体どうなることか大いに心配しましたが、どうやら三日間とも完売できたようです。

メンバーもさることながら集まるファンも気合が入っているというのがアンダーライブの特徴で、ピンク色のはっぴに推しタオルという矢久保推しの一団が誇らしげに集まっているなんて他のライブではまず見られません。それぞれのファンにとっての「推しの晴れ舞台」がどんどん盛大になっていくのはうれしいものです。

当選通知

「落選祭り」だったという状況ではあったものの、私自身も辛うじてチケットを確保できました。29thの時とは違って今回は「選ばれし者」という晴れやかな気分で桜木町に向かうことができそうです。

グッズ購入はネットに限る

チケット確保の目途がついて現地参戦が決定すれば次はグッズの購入です。油断している間に公式ウェブショップが在庫切れになって当日3時間半も現地で並んだ33rdにこり、今回は公式HPを細かくチェックするようにしていました。

現地の物販が度々修羅場となっていたことから運営も改善してくれているようです。チケットの当選通知が届いた時には全て在庫切れになっていた以前と比べ、ネットでのグッズの購入はずいぶんとやりやすくなりました。

購入したグッズ

今回は簡単に入手することができました。

現地の物販会場

誰もが同じことを考えたのでしょう。当日現地で並んでいた人はゼロでした。イベントの際の物販の大行列に並ぶことを楽しいと思っていた時期もありましたが、ハッキリ言ってエネルギーの浪費です。こういう傾向がどんどん一般化してほしいものです。

心が沸き立つ当日の現地

当日の桜木町駅前

ライブに参加するため最寄り駅に降り立つ際はいつも心が沸き立ちます。

ぴあアリーナMMの外観

29thアンダラでここに来た時からもう2年が経過していました。

道路に設けられた柵と幟

一般人とライブの来場者が混ざらないよう、道路に策を設けて区切っています。メンバーの名前を記した恒例の幟は伝統的なものに戻っていました。私もこちらのタイプの方がいいと思います。

2階にできていた人だかり

2階部分に何やらすごい人だかりができています。最初は物販の行列なのかと思いましたが、よく見ると全て生写真の交換をしている人たちでした。

様々な禁止事項を列挙した注意書き

場内での様々な禁止事項を列挙した注意書きも内容がおとなしくなりました。

29thの時の注意書き

コロナ禍の真っ最中だった29thの時のものと比べてみてください。何と靴裏の消毒までやっており、私の印象ではこの時のチェックが一番すごかったと思います。

CD売り場のテント

34thシングル「Monopoly」の現地販売も実施されていました。

ポスター見本

開場限定特典として、CDを現地で購入すると参加アンダーメンバー14名のB2サイズ特性ソロポスターがプレゼントされます。

ポスター引き換え所

こちらに引換券を提出するとスタッフからランダムで渡されます。(こちらでは選べない)

松尾美佑のポスター

私が渡されたのは松尾美佑のポスターでした。

駐車場の痛車

駐車場の痛車

駐車場の痛車

隣接した駐車場では数多くの痛車が「さあ見てくれ」と言わんばかりに並んでいます。

場内の様子

入場待機列

17:00の開場に向けて入場待機列を作り始めたのは16:40くらいからだったと思います。

入場時のチェックをしている様子

手前で荷物検査と金属探知機によるチェックを行い、扉の奥でチケットと身分証の照合を行います。

1階ロビーの祝花

いつものように1階ロビーには関係者やマスコミ各社からの祝花が展示されています。

鈴木拓からの祝花

全体ライブでの筆頭は常にバナナマンですが、アンダーライブではアンダーメンバーとの共演歴が長い鈴木拓になります。

私のチケット

私の「3階スタンドL10扉2列86番」は三階席左下隅の前から2列目です。

席からの眺め

本当はいけないのですが1枚だけ撮りました。2列目の一番端で、通路の関係で前が開いていて座っていても全体が見えましたが、ステージまで距離があったのでメンバー個々を見分けるためにはモニターが必要となります。最終的に全ての席がきれいに埋まりました。

メインステージのみでバックステージや花道などは存在しない為ひたすら前を向いていればよく、集中してパフォーマンスを見ることができそうです。

この日は12TH YEAR  BIRTHDAY LIVEのモバイル会員1次先行の抽選結果発表日だったのですが、開演までに結果は届きませんでした。

「錆びたコンパス」と旗

オープニングの後にアンダーの全体曲を並べ、中盤にユニット曲や企画ものを置き、終盤に向けて怒涛の定番曲メドレーが続き、座長あいさつの後に最新のアンダー曲でフィナーレという全体の構成はいつものアンダラと同じでした。

4曲目の終了後に「フラッグパフォーマンス」があり、そのまま「錆びたコンパス(フラッグVer)」につながっていきます。この旗については様々な意見が飛び交っているようですが、私は「アナスターシャ」MVの最後に登場した「2期生の旗」を思い出しました。

www.youtube.com

「錆びたコンパス」は9年半の在籍中ついに一度も選抜メンバーになることなくグループを卒業した2期生の山崎怜奈を象徴するする曲です。その演出に「2期生の旗」が使われたということであれば「エモい」という表現がぴったりではありませんか。

「錆びたコンパス」で完全に場内が温まった後に1曲おいてアンダラのド定番曲「ここにいる理由」を置いたのが素晴らしい選曲で、場内の全ての人が終盤の「ていた~い~お~んにな~る~」の部分をワクワクして待っていたのではないでしょうか。コールなんて有っても無くてもどうでもいいのですが、この曲だけはあった方がいいと断言できます。

「じっくり聞かせる」「じっくり魅せる」に徹していた

今回のアンダラはこれまでになく内容が盛りだくさんで、中盤も「新春!おみくじユニット」、「BAR吉田」、「ドラムセッション」と様々なコーナーが設けられており、息つく暇がありませんでした。

全体的な印象としては「じっくり聞かせる」「じっくり魅せる」にこれまでにないくらいとことん徹していたように思います。

アンダーメンバーには伝統的に歌唱力の高い者が多く、今回も中村麗乃と伊藤理々杏の両輪の他に松任谷由実とのコラボメンバーである林瑠奈・奥田いろは・中西アルノがいます。そこに小川彩と吉田綾乃クリスティーが加わってスローテンポで歌ったJazzバージョンの「三角の空き地」「涙がまだ悲しみだった頃」は圧巻で、コールもペンライトもなく満場が座ったままでただひたすら聴き入っていました。

松尾美佑・中西アルノ・小川彩の3名によるトリプルドラムセッションがあるのは初日のセットリストを見て事前に知っていましたが、それでも音と光とスモークに包まれてステージの奥から3台のドラムが登場した際はたまげました。岩山の下に隠された格納庫からサンダーバード2号が発進する場面を思い出したのは私だけでしょうか。

中西はドラム経験者で小川は楽器万能のようですが、松尾は始めたばかりのはずで、よくぞここまで仕上げたものです。それにしてもメンバーによるトリプルドラムによるパフォーマンスなんて、そんなことが可能なのは乃木坂の、それもアンダーライブでしかないでしょう。

「Actually…」は実にいい曲だった

ライブ終盤は定番のアンダー曲メドレーとなります。通常ではここで表題曲を披露することはないのですが、中西と清宮が揃っているので29thシングルの「Actually…」が入ってくるのはむしろ当然でしょう。神宮でも感じましたが、ライブで聴くと実に良い曲です。

「届かなくたって…」はぴあアリーナでの前回のアンダラにおけるアンダー曲で、当時座長だった佐藤楓は「何がなんでも結果を残して選抜入りしなければいけない」という気持ちが表情ににじみ出ていました。

2年が経過して再びアンダラがぴあアリーナに戻り、この間に何か心境の変化があったのか佐藤の顔からすっかり悲壮感が消え、実にいい表情をするようになったと思います。

最新アンダー曲の「思い出が止まらなくなる」は爽やかさを前面に出した典型的なアイドルソングで、重厚長大なアンダー曲が続いた後に聞くとその落差でめまいがしそうになりました。

中西アルノの潜在力は相当なものがある

出演メンバー全員にできるだけ均等に光を当てようとするのがアンダーライブの一貫した姿勢ですが、それでも演出の点ではどうしても座長の中西が中心となります。Jazzバージョンの歌唱、トリプルドラムセッション、「Actually…」、「思い出が止まらなくなる」、過呼吸を起こしかけながらの魂のスピーチ等々、それぞれの場面で全く違う姿を見せてくれました。秘めた潜在力は恐らく相当なものがあるに違いありません。

グループ加入前に色々な事があったようですが、それでも他の5期生と同じように売り出していれば29thの時のような大騒動にはならなかったと思います。どこかのお偉いさんが「平手友梨奈で果たせなかった夢をもう一度」とでも思ったのでしょうか。「孤高の天才歌姫」的な超絶とも言っていいスーパーごり押しをしたばっかりにファンの猛反発を食らってしまい、これだけの逸材をつぶしてしまう寸前まで行ったのですから恐ろしい話です。

追い詰められた中西を親身になってフォローした向井葉月に感謝しなくてはいけません。

満足度は全体ライブより高い

アンダーと言っても全員がとんでもない倍率のオーディションを突破してきたメンバーです。「人気」という得体のしれない魔物と運営の匙加減に泣かされているだけで、決して実力が劣っている訳ではありません。

アンダーライブではこういったメンバーそれぞれが最も強みを発揮できるような演出がなされ、それをより近くから見ることができます。そのためライブとしての満足度は選抜メンバーも出演する全体ライブより高いのです。

夜のぴあアリーナMM

夜の桜木町

やはりライブは配信より現地に限ります。閉演後に満足感いっぱいで歩いた桜木町の夜景はひたすら美しかったのですが、12TH YEAR  BIRTHDAY LIVEのモバイル会員1次先行の抽選結果は全落でした。予想される2次先行に向け、モバイル会員だけでなくのぎ動画会員も申し込もうか真剣に考えています。

「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。

お勧め記事

www.goshuinbukuro.com

 www.goshuinbukuro.com

 www.goshuinbukuro.com

www.goshuinbukuro.com

 www.goshuinbukuro.com