茨城県日立市の大甕神社(おおみかじんじゃ)では3種類の御朱印を頂けます。「君の名は」の聖地として最近話題となっており、大和朝廷の支配が及んだ地域と未知の地
御朱印は3種類で躍動感満点の書体
御朱印所
大甕神社の御朱印は神門をくぐってすぐ右手にある授与所で頂けます。
こちらでは神社の御朱印と星の神様の御朱印、さらに限定干支御朱印の3種類の御朱印を頂けます。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円~1000円
御朱印
今回は「神社の御朱印」のみ頂きました。直書きの御朱印は躍動感満点の書体です。
オリジナル御朱印帳
大甕神社の御朱印帳は大型サイズが1種類で、紙質は普通でした。
価格 3000円
アクセス
交通
JR常磐線大甕駅から緩やかな傾斜を15分ほど上がった場所にあります。
大鳥居の前からは太平洋をいい感じで見ることができました。
地図
鎖場のある寺社
「宿魂石」と「結界石」が見どころの境内
大甕神社は茨城県日立市大みか町の、巨石が集まってできた小高い丘の上に鎮座する神社です。創建の時期については定かではありませんが、社伝によれば「皇紀元年」とされる紀元前660年となっています。最近では大ヒット映画「君の名は」のスピンオフ小説に登場したことで話題となっています。
大鳥居
神門
室町時代の建築様式で設計された楼門形式の門で、令和の記念事業として令和5年に竣工されました。
参道
左側の平坦な道を進んでください。ここで坂を上がってしまうと宿魂石や拝殿を飛ばしてしまいます。
宿魂石
「国譲りの神話」の中で鹿島神宮と香取神宮の祭神である武甕槌命と経津主神がこの世をほぼ平定しますが、甕星香々背男と称する星神が最後まで服従せず抵抗を続けます。最終的にこの二神に代わって建葉槌命が甕星香々背男を服従させ、その荒魂を封じ込めた巨石が宿魂石です。大和朝廷の支配が及んだ地域と未知の地域の境界「結界石」だと考えられていて、日本最古と言われる約5億年前の地層に存在します。
拝殿
宿魂石に隣接しており、1933年に建替えられたものです。
御本殿参道
拝殿と宿魂石の間の細い道が本殿への参道です。
参道の途中に何と鎖場まであります。
最後まで気が抜けません。
本殿
国土開発と国家安寧に尽力された神として大甕山上に祀られてきましたが、1965年に水戸藩主徳川光圀の命により宿魂石上の現在の地に遷座しました。1933年に建替えられています。
甕星香々背男社
宿魂石の鎮められた甕星香々背男の荒魂をお参りするための拝殿として建立されました。
五芒星の彫られた神額というのは大変に珍しいものです。
境界石
現世の悪しき縁を断ち切り、開運招福を祈念して潜ります。
実に興味深い神社だった
全国各地で様々な寺社を巡ってきた中で、境内に鎖場があるというのは断崖絶壁の中腹にあった小豆島の奥の院笠ヶ瀧以来の2例目です。
せっかく日立まで行くのなら御岩神社以外に何かないか、ということで調べてみてたまたま見つけた神社でしたが、実際にお参りしてみると実に興味深い神社でした。
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