横浜の伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)では4種類の御朱印を頂けます。伊勢神宮から勧請してきた神社であり、近隣の成田山横浜別院と合わせ「お伊勢参り」と「成田山参り」が横浜で一度にできます。
- 御朱印は4種類で直書きは1種類
- オリジナル御朱印帳
- 伊勢山皇大神宮の由緒とご利益
- お伊勢参りと成田山のお参りが横浜で一度にできる
- アクセス
- 伊勢山皇大神宮の境内
- 伊勢神宮の社殿を移築した本殿
- 境内社
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御朱印は4種類で直書きは1種類
御朱印所
御朱印は社殿向かって右手の社務所でいただけます。
「正月期間限定」を除くと御朱印は「通常」「鉄道開業記念」「伊勢山の舞」「子神社」の4種類のようです。通常御朱印は直書きです。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円
御朱印
今回は通常御朱印のみ頂きました。かつて横浜でも有数の桜の名所であったことから伊勢山皇大神宮では桜を社紋としており、御朱印にも桜が描かれています。
過去に頂いた御朱印
令和元年6月8日付です。
オリジナル御朱印帳
伊勢山皇大神宮ではカラフルなデザインのオリジナル御朱印を扱っています。サイズは大型で紙質は普通です。
価格 2000円
伊勢山皇大神宮の由緒とご利益
横浜の総鎮守といわれる伊勢山皇大神宮は横浜の中でも最も横浜らしいと言われる桜木町駅から丘を上がった山上にあります。
もともとは戸部の丘陵にあった神明社と呼ばれる小さな神社で、武蔵国の国司が勅命によって伊勢神宮から勧請したと伝えられています。
幕末のペリー来航に始まる激動の中で一寒村にすぎなかった横浜が開港場となり、貿易の街として急速に発展します。吹き荒れる西欧化の嵐の中で、神奈川県はキリスト教を始めとする外来文化に接する横浜の精神的支柱とするために神社信仰の確立が必要と考え、港と横浜の中心部を一望できる丘の上に社殿や境内施設を整備し、明治3年に戸部から神明社を遷座してきました。
その際に開催された遷座祭は5日間にも及ぶ横浜の街を挙げた盛大な祝祭となり、その際の一体感が後に「ハマッ子気質」につながったとも言われています。
平成になって乗り出したホテル事業に失敗し、神社本庁に属する神社として初めて破産宣告を受けるという事件もありました。
現在では新たな体制で運営されており、人々からは「関東のお伊勢さん」として引き続き親しまれています。ご利益としては家内安全、試験合格、健康、安産等が知られています。
お伊勢参りと成田山のお参りが横浜で一度にできる
伊勢山皇大神宮の道路を挟んだ向かい側は「成田山横浜別院」として知られる延命院への近道につながっています。30分もあれば両者をチャチャッとお参りすることが可能で、そのためこのエリアは「お伊勢参りと成田山参りが一度にできる」実に便利な場所ということができます。(私もぴあアリーナMMでのライブの開場を待つ間にお参りできた。)
アクセス
交通
根岸線・横浜市営地下鉄桜木町駅徒歩約10分
京急線日ノ出町駅徒歩約10分
地図
近隣の寺社
伊勢山皇大神宮の境内
社号標
こちらが表参道で、紅葉坂軽油は裏参道です。
二ノ鳥居
1970年に建立された銅製の鳥居で、公式HPではこちらが「ニノ鳥居」となっていました。
一ノ鳥居
通常とは逆でこちらが一ノ鳥居のようです。台湾ヒノキで作られており、1980年に改築されました。
大注連柱
1889年に奉納されたもので、東日本で最大級です。
拝殿
奥に伊勢神宮から移築してきた本殿があります。熱田神宮の拝殿を思い出しました。
伊勢神宮の社殿を移築した本殿
伊勢山皇大神宮の本殿はもともと伊勢神宮内宮の西宝殿で、平成25年の第62回式年遷宮に際して伊勢神宮より下げ渡され、平成30年に創建150年の記念事業の一環としてかつての姿そのままに移築されたものです。「部材」として伊勢神宮の一部をもらうということはよくありますが「社殿丸ごと」というのは極めて珍しいようです。
境内社
杵築宮
伊勢神宮の外宮の祭神である豊受姫大神に合わせ、月讀命、須佐男命、大国主、住吉三神を祀っています。
大神神社磐座
奈良県の三輪大神神社の分霊で、社殿が成立する以前の「磐座」(いわくら)と呼ばれる古代の祭祀場が再現されています。
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