御朱印とうどんを極めたい!!

乃木坂46のライブ映像を見ながらウイスキーを飲む時間が至福です。

〖ハート石〗小野神社の御朱印ととんでもない歴史

多摩市の小野神社では2種類の御朱印を頂けます。地味で目立たない場所にある神社ですが、奈良時代の文書に既にその名が残っており、秩父神社や氷川神社と並び称されるとんでもない歴史を持った神社です。

御朱印は2種類ある

御朱印所

小野神社の社務所

小野神社の御朱印は参道向かって左手の社務所で扱っています。

御朱印の見本

こちらでは小野神社と瀬織津比咩大神の2種類の御朱印を頂けます。

初穂料

小野神社500円

瀬織津比咩大神(書置きのみ)1000円

御朱印帳

小野神社の御朱印帳

小野神社では様々な種類のカラフルな御朱印帳を扱っています。

価格2000円~3000円

御朱印

小野神社の御朱印

しっかりとした直書き御朱印です。書き手の方が隣の久能山東照宮の「金の成る木」御朱印に熱烈に反応してくださいました。

実はとんでもない歴史を持つ神社

社伝によれば小野神社の創建は第3代天皇とされる安寧天皇の時代となっていますが、実際のところは定かではありません。772年に作成された太政官符に小野神社と思われる記述があることから、少なくとも奈良時代から存在する歴史ある神社であることは間違いないようです。

平安末期頃には近隣に武蔵国の国司が置かれており、そのため小野神社は武蔵国で最も格式の高い神社を意味する一之宮でした。それに続いて二之宮として小河神社(現・二宮神社:あきる野市)、三之宮氷川神社(さいたま市)、四之宮秩父神社(秩父市)、五之宮金鑚神社(児玉郡神川村)、六之宮杉山神社(横浜市緑区西八朔)が各所に鎮座しています。これら六宮は武州六大明神と呼ばれており、その全てを祀る六所宮として大國魂神社が存在しています。

見た目は地味ですが、実はとんでもない歴史を持つ神社なのです。

鎌倉末より戦国時代にかけて度々の戦乱や多摩川の氾濫により多大な損害をうけて衰微し、徳川二代将軍により造営再興されるものの1926年(大正15年)の火災で境内のほとんどが焼けてしまいました。現在の建物は昭和になってから再建されたもののようです。

アクセス

交通

京王線聖蹟桜ヶ丘駅徒歩約6分

地図

近隣の寺社

www.goshuinbukuro.com

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小野神社の境内

社号標と隋神門

社号標と隋神門

小野神社では社殿や鳥居といった主要な施設には菊花紋章が取り付けられています。天皇や皇室とは全く関係ないようですが、いわゆる「菊の御紋」との違いは私にはよくわかりません。

南門

南門

小野神社は社殿も隋神門も全て西向きとなっています。南向きというのが圧倒的な他の神社に合わせようとでもいうのか、隋神門のすぐ近くであるにもかかわらずそれとは別に南門が設けられています。

参道

小野神社の参道

かなり広々としています。あのゴチャゴチャしている聖蹟桜ヶ丘駅周辺にこんな空間が残っていたことに驚いています。

拝殿

正面から見た小野神社の拝殿

斜めから見た小野神社の拝殿

威風堂々とした朱色の建物で、武蔵国一之宮にふさわしい建物でした。

本殿

小野神社の本殿

ハート石

ハート石

社殿向かって右手に置かれた石には自然の力で出来たというハート型の窪みがあり、触ると縁結びのご利益があるといわれています。

境内社

稲荷大神宮

隋神門をくぐってすぐ左手に稲荷大神宮が祀られています。

長く多摩市民だった私も知らなかった神社

私は中学1年から社会人2年目までの間、聖蹟桜ヶ丘駅を利用する多摩市民でした。実家があるので現在でも毎週多摩市を訪れておりますが、小野神社の存在を知ったのはつい最近です。

私にとって京王線の線路の北側は少々謎めいた空白地域で、多摩市民の多くにとっても同様なのではないでしょうか。聖蹟桜ヶ丘駅前にそびえる「ザ・スクエア」のすぐ向こうにこんな歴史のある神社があることに長らく気が付かなかったのはうかつでした。

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