筑波山神社では4種類の御朱印と5種類の御朱印帳を頂けます。アクセスはバスとケーブルカーを駆使するのが便利で、山頂からは地球が丸く見えます。
御朱印は4種類で直書き
御朱印所は3か所
筑波山神社の御朱印は拝殿向かってすぐ左手の授与所で頂けます。
また男体山(上)・女体山(下)のそれぞれの山頂にも御朱印所があります。
こちらでは筑波山神社・常陸七福神の恵比寿神・男体山御本殿・女体山御本殿の4種類の御朱印を頂けます。男体山と女体山の御朱印に関してはそれぞれの山頂で頂いた場合は「登拝」、拝殿で頂いた場合に「遥拝」と記されます。
受付時間 9:30~17:00
初穂料 500円
御朱印
直書きの堂々たる書体の直書き御朱印を頂きました。
この日は雪のせいなのか男体山・女体山共に山頂の御朱印所が閉まっており、授与所でも「登拝」の御朱印を頂けました。(山頂まで行ったか聞かれました)
オリジナル御朱印帳
筑波山神社では5種類の御朱印帳を頂くことができます。サイズは大・小の2種で、紙質は良好でした。
価格 1200円~2000円
筑波山がご神体であり境内でもある神社
筑波山は西峰・東峰からなる双耳峰で赤丸の部分に大鳥居があり、その右側の白い建物群の少し上に神社の拝殿があります。西峰の男体山と東峰の女体山のそれぞれに本殿があって神が祀られており、拝殿が位置する海抜270メートルより上部が全て御神体でかつ神社の境内となっています。
創建は不詳で関東平野に人が住み始めた頃から崇められてきたともいわれており、奈良時代末期に編纂された万葉集にも筑波山を詠んだ歌が収められています。奈良時代末から平安初期にかけて筑波山知足院中禅寺が開かれたことから神仏習合が進み、それにより筑波山は関東でも屈指の修験僧の道場となりました。
江戸時代に中善寺が幕府の保護を受けたことで境内には多くの堂塔が建立され、筑波山は仏教中心の霊地へと性格を変えます。幕末には水戸藩の尊王攘夷派がこの地で挙兵し、それが天狗党の乱のきっかけとなりました。
明治以降は神仏分離令により中善寺が廃寺されて筑波山神社が復興し、1875年に中善寺本堂の跡地に拝殿が建てられました。
二つの峰並んでいるため自然と男女二柱の神様が祀られ、「男女の仲をとりもつ」ということから転じて「良い縁を導く」パワースポットと呼ばれるようになっています。
バスとケーブルカーを駆使したアクセス
筑波山神社入口へのバス便と時刻表
筑波山神社へのアクセスとしてはつくばエクスプレス線つくば駅よりシャトルバスを利用するのがベストです。(乗車時間約40分)
シャトルバスは1番バス乗り場から発車します。
つつじヶ丘行に乗車して筑波山神社入口バス停で下車してください。(ロープウェイで女体山山頂を直接目指す場合はつつじヶ丘まで乗車してください。)
筑波山神社をお参りする際、つくばエクスプレスの往復乗車券にシャトルバス・ケーブルカー・ロープウェイの乗り放題券が付く「筑波山きっぷ」が便利です。
筑波山山頂へのケーブルカー
筑波山の山頂に向かうにはケーブルカーを利用するのが便利です。筑波山ケーブルカーは関東地方では箱根ケーブルカーについで2番目、全国でも5番目のケーブルカーとして1926年10月に誕生しました。
全長約1,634m、高低差約500mを8分で結んでおり、カーブやらトンネルやら変化にとんだ車窓を楽しめます。山頂駅は男体山・女体山の中間にあり、こちらを拠点としてそれぞれの峰に登ることになります。
地図
近隣の寺社
筑波山神社の境内
大鳥居
筑波山神社入口バス停のすぐそばにあります。
案内図
参道
御神橋
1633年に三代将軍家光が寄進して1702年に五代将軍綱吉が改修したもので、4月1日・11月1日・2月10日・11日は参拝者も渡ることができます。
隋神門
三代将軍家光が寄進した門が火災によって焼失してしまい、1811年に再建されました。
拝殿
1875年に中善寺本堂の跡地に建てられました。
絶景が楽しめる寺社
地球が丸く見える山頂
男体山と女体山の山頂へはそれぞれケーブルカーの山頂駅から向かいます。大したことあるまいと舐めてかかっていたらとんでもないことになりました。
男体山御本殿
この日は山頂付近に先日降った雪がまだ残っており、ケーブルカーの山頂駅から男体山山頂までの道は困難を極めました。
気が付くと周囲の多くはアイゼンを装着した登山靴を履いており、普通の運動靴で登った私は無謀登山の極みだったと思います。写真なんか撮る余裕が全く無かった箇所も多く、また下りは上りの時の3倍恐さがありました。
それでも何とか御本殿にお参りできました。
男体山山頂からの眺望で、地球が丸く見えます。
女体山御本殿
女体山は男体山ほど傾斜が急ではありませんでした。
「無理だと思ったらすぐに引き返そう」と心に決めて登り始めましたが、それほど怖い思いをせずに登りきることができました。
それでもこの御本殿直下のこの箇所だけはあちこちから悲鳴が聞こえてきました。
標高877mの女体山山頂です。
こちらでも辛うじて御本殿をお参りできました。
日本で二番目の広さである霞ケ浦の眺めです。やはり地球が丸く見えました。
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