困ったときこそ酒と神様

ようやくたどり着いた、ストレスフリーで酒やうどんを楽しめる日々。これこそがご利益だったのかもしれません。

〖東国三社〗香取神宮・息栖神社・鹿島神宮を電車とバスで1日で巡った

香取神宮・息栖神社・鹿島神宮の東国三社を公共交通機関と徒歩だけで1日で巡りました。ポイントは息栖神社へのアクセス方法にありました。

東国三社を巡ってみよう

霞ケ浦の入り口付近にある鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の3社は古くから「東国三社」と呼ばれて深く結びついており、地域の人々にとっても大切な神社であり続けました。いずれも「国譲りの神話」と関係しており、鹿島神宮の神と香取神宮の神は天照大神に遣われて大国主命に国を譲ってもらえるよう交渉した武の神で、その交渉を平定に導くために二神を先導し全国を案内したのが息栖神社の神でした。

この三社を巡ることは伊勢神宮をお参りしたのと同じご利益があると信じられ、江戸時代になると関東以北の人の間では伊勢神宮の帰りに東国三社を巡る「下三宮参り」が当たり前のこととされていました。

三社の位置関係を示した地図

この三社は直角二等辺三角形のような位置関係にあり、「パワースポットトライアングル」ということでこの地域には何か不思議な力があると信じる人は現代でも多いようです。しかしそんなことは無視して、とにかく三社を巡ってみましょう。

重要文化財に指定された数々の社殿やここでしか見ることができないような景色を堪能することができます。さらに、三社の御朱印が揃うと記念品を頂くことができます。

1日で巡るのは本当に難しいのか?

東国三社巡りを試みる人は多いようで、検索してみるとバスツアーの案内が数多くヒットし、そのほとんどに「東国三社巡りは公共交通機関を利用した場合は1日では難しい」と書かれていました。「だからバスツアーを利用しましょう」ということのようですが、それは本当なのでしょうか。

この三社について、私は2017年に個別にお参りしているので地理的なイメージはできています。

香取神宮

本数は少ないが成田線佐原駅より香取市循環バスがある。また成田線香取駅から歩くという裏技も使える。

息栖神社

東国三社巡りの最大の難所。この地域を走るバスの一大拠点となっている鹿島セントラルホテルから徒歩で30分。成田線小見川駅から徒歩1時間。とにかく体力勝負。

鹿島神宮

鹿島線鹿島神宮駅徒歩約8分。そしてなんといっても東京発の高速バスがガンガン出ています。

こうしてみると香取神宮のお参りを終えて香取駅から小見川駅に向かい、息栖神社経由で鹿島セントラルホテルに出るまでは何とかなりそうです。こうなると問題は鹿島セントラルホテルから鹿島神宮までのバス便があるかどうかにかかっています。(東京発鹿島神宮駅行バスは途中からの乗車ができない。)

鹿島神宮駅行バスの時刻表

調べてみると土日祝の場合は13:45発というのがありました。1本前が10:20で1本後が15:48ですから、この便に乗れるかどうかに全てがかかっているようです。そこから逆算して以下のスケジュールをたて、本当に可能なのか実行に移してみることにしました。決行日は8月5日(土)で、利用するのは鉄道とバスだけです。

「自宅の最寄りである南町田グランベリーパーク駅を6:06に出ると佐原駅に9:11に着く。

佐原駅9:20発の循環バスで香取神宮着が9:33。

お参りしたのちに10:45頃に神社を出て香取駅発11:15発の成田線に乗車、11:24に小見川駅に到着。

息栖神社到着が12:30頃。13:00にお参りを終えて神社を出発し、13:30頃に鹿島セントラルホテルに到着して13:45発の鹿島神宮駅行バスに乗車。」

このバスに乗れさえすれば間違いなく大丈夫ですが、はたして目論見通りに進んだのでしょうか。

佐原駅~香取神宮~香取駅~小見川駅

佐原駅のバス停案内

佐原駅のバス停案内

香取神宮行の循環バスは2番乗り場から出発します。香取市循環バスについてはこちらをご覧ください。

コミュニティバス:香取市ホームページ

土日は「休日周遊ルート」平日は「大戸・瑞穂ルート」が香取神宮を通ります。

香取神宮の鳥居

香取神宮は黒を基調に要所要所に金の装飾が施された拝殿と本殿(重要文化財)が印象的な神社です。

もうこの時点で「やめとけばよかった」と思うほどの暑さです。神社の前にタクシー乗り場があれば使おうかなどと一瞬考えましたがそのようなものなど存在せず、ここで腹を括りました。

香取駅への案内図

香取駅までは楼門の前から奥宮前を経由してショートカットする道があります。私が書き加えた青の矢印の通り進んでください。途中に一か所だけある交差点で道を間違えないように。

日本の原風景

まさに日本の原風景の中を約30分歩きます。昔懐かしい「田舎」のにおいがしました。

香取駅の情景

香取駅は成田線と鹿島線のターミナル駅ではありますが、典型的な田舎の無人駅でした。小見川駅までは9分で着きます。

小見川駅~息栖神社

このあたり一帯は水郷筑波国定公園の一部であり、ここでしか見ることのできない景色があるのですが、まずは国道356号線から小見川大橋を目指します。ゆっくり食事などしていてはこの先のバスを逃してしまう恐れがあったため、356号線沿いのコンビニでおにぎりを購入し、歩きながら食べました。

古くからの田舎の風景

こういう風景は以前ならあちこちで見ることができたように思うのですが。最近は全く見なくなりました。

利根川の土手

利根川が近づいてきました。

小見川大橋

小見川大橋を渡ります。

利根川と筑波山

広々とした川幅いっぱいに水が流れる利根川はやはり規模が全然違い「坂東太郎」と呼ばれるのも頷けます。ど真ん中からはうっすらと筑波山が見えました。

遠くに見えた鹿島セントラルホテル

中央の茶色い建物が目指す鹿島セントラルホテルです。

見渡す限りの田園風景

利根川と常陸利根川の間は見渡す限り田んぼが広がっており、何やら絵葉書を見ているような気分でした。

息栖大橋

息栖大橋を渡れば息栖神社はもうすぐで、右手に「サーキットの狼ミュージアム」が見えてくれば左手奥にあります。

息栖神社の鳥居

災害級の暑さの中を歩いたため思ったより時間がかかり、息栖神社に到着したのは12:40頃でした。常陸利根川に設けられた船だまりに面した一の鳥居とその両脇の井戸が印象的な神社です。

息栖神社~鹿島セントラルホテル~鹿島神宮

遠くに見えるセントラルホテル

息栖神社のお参りを終えればあとは鹿島セントラルホテルまで30分歩くだけです。

近くに見えてきたセントラルホテル

この時点でバスまで30分以上の余裕があり「もはや勝ったも同然」という気分でしたが、ホテルに到着してからが大変でした。

ホテルの敷地内のバス停

ホテルの敷地内にあるバス停は全て高速バスのためのもので、それ以外の路線バスのバス停が見当たりません。

路線バス停留所の案内図

この貼り紙に気づけたのは幸運でした。

ニッポンレンタカー専用駐車場前のバス停

鹿島神宮駅行にバス停はホテル本館のニッポンレンタカー専用駐車場の前にありました。この日は道路工事の関係でバスは鹿島神宮の前は通りませんでしたが、鹿島神宮駅までたどり着ければ神社まではすぐです。

鹿島神宮の鳥居

拝殿(重要文化財)は「令和の大改修」の真っ最中でしたが、楼門(重要文化財)や奥宮(重要文化財)は見ることができました。

お参りを終えたら神社近くのバス停で座っていてください。東京駅行の高速バスがガンガン来ます。

御朱印と記念品

東国三社の御朱印をそろえると最後にお参りした神社で記念品を頂けます。香取神宮は3種類、鹿島神宮は2種類と数は多いのですが、本宮の御朱印があれば大丈夫ではないかと思います。

また御朱印とは関係なく三社のそれぞれのシールを貼ることで完成する「東国三社守」もあるようなので、お参りされる方は調べてみてはいかがでしょうか。

2023年

香取神宮

2023年の香取神宮本宮御朱印

2023年の香取神宮奥宮の御朱印

2023年の香取神宮要石の御朱印

息栖神社

2023年の息栖神社の御朱印

鹿島神宮

2023年の香取神宮本宮の御朱印

鹿島神宮奥宮の御朱印

記念品

2023年の記念品

記念品の内容は最後にお参りした神社によって変わるようです。

2017年

この時は三社巡りではなく、別々に時期をずらして回りましたが、それでも三社の御朱印が揃ったので記念品を頂けました。

香取神宮

2017年の香取神宮の御朱印

この時は1種類のみでした。

息栖神社

2107年の息栖神社の御朱印

現在の御朱印と違っています。

鹿島神宮

2017年の鹿島神宮本宮の御朱印

香取神宮奥宮の御朱印

記念品

2017年の記念品

これが一体何なのか、いまだにわかりません。

結論「東国三社は公共交通機関の利用で1日で回りきれる」

途中2時間近く歩くなどかなり強引な部分はあったものの、交通機関のみでどうにか東国三社を1日で回りきることができました。小見川駅~鹿島セントラルホテル間にコミュニティーバスがあることが分かったので、もう少し楽なルートがあるかもしれません。また鹿島神宮や息栖神社をスタートとした場合どうなるか、今後調べてみたいと思います。

私は「災害級の暑さ」の中で強行しましたが、皆様も涼しくなったらいかがでしょうか。

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