香取神宮の御朱印は本宮と奥宮の2か所で、書体は上品の極みです。日本の神社の中で香取神宮と鹿島神宮は別格中の別格という存在で、武術の神を祀ることから現在でも勝運・交通・災難除けのご利益があると言われています。アクセスは2通りで意外に大変です。
- 上品な書体の御朱印は3種類で直書き
- オリジナル御朱印帳は2種類
- 2通りのアクセスを試してみた
- 武の神を祀る境内とご利益
- 拝殿
- 本殿
- 奥宮と要石
- 香取神宮と鹿島神宮は別格中の別格
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上品な書体の御朱印は3種類で直書き
御朱印所は2か所
香取神宮の御朱印所は本宮の授与所(上)と奥宮(下)の2か所で「香取神宮」「奥宮」「要石」の計3種類頂くことができます。
受付時間 8:30~16:30
初穂料 500円
3種類の御朱印
全体としては上品な、貴族的な書体の御朱印でした。
本宮
前回頂いた御朱印とかなり印象が変わりました。
奥宮
前回お参りした時にはなかった奥宮と要石の御朱印です。
過去に頂いた御朱印
平成29年9月29日付です。前回はこちらだけでした。
オリジナル御朱印帳は2種類
香取神宮では2種類の御朱印帳を扱っています。サイズは小型のみで、紙質は良好です。
価格 2000円
2通りのアクセスを試してみた
公共交通機関を利用する場合、アクセスは二通りです。有名な神社ではありますが、意外に大変です。今回は行きは佐原駅から循環バス、帰りは香取駅まで歩きました。
交通
成田線佐原駅より香取市循環バス
成田線・鹿島線香取駅徒歩約26分
バスが一番便利なのですが、本数が少ないのが最大のネックです。その時の状況に合わせてどちらにも対応できる体制にしておくことが必要です。
※香取市循環バスについてはこちら。土日は「休日周遊ルート」平日は「大戸・瑞穂ルート」が香取神宮を通ります。
循環バスの場合
バスのりば②から発車します。
香取駅利用の場合
このような道順になります。途中に一か所だけある大きな交差点で方向を間違えないようにしてください。
ひたすら田園風景の中を歩きます。これぞ日本の原風景です。
地図
東国三社をお参りしよう
武の神を祀る境内とご利益
香取神宮の歴史は古く奈良時代以前に成立したことは確実で、「大和朝廷による東国支配の拠点として機能した」と考えられています。
国譲りの神話で活躍した武の神である経津主命を祀る神社であることから源頼朝や足利尊氏、徳川家康といった武家の棟梁たちからも崇敬を受けてきた神社です。現在でも勝運・交通・災難除けのご利益があると言われています。
朱塗りの大鳥居
表参道
石鳥居
総門
楼門
1700年に造営されたものです。
上下階のバランスが素晴らしいことから香取神宮のシンボル的な建物となっており、国の重要文化財に指定されています。
楼上の額は 東郷平八郎の筆によるものです。
拝殿
1700年に造営された旧拝殿は1936年から1940年にかけて実施された昭和の大修築で南東に移築されて祈祷殿となりました。
現在の拝殿はこの際に新たに建てられたもので、黒を基調とした本殿に釣り合った体裁に改められました。決して絢爛豪華ではありませんが、派手さはないものの落ち着いたシックな美しさがありました。
本殿
1700年に徳川幕府により造営されました。壁や柱は黒漆塗で、要所要所で金の装飾が施されています。屋根は現在檜皮葺であるが、かつては柿葺であったとれています。
元禄時代の神社建築を代表する建物で、国の重要文化財に指定されています。
祈祷殿
1700年の造営で拝殿として使用されていましたが、昭和の大修築に伴って南東に移築されて祈祷殿となりました。
ご神木
拝殿向かって右側にあり、樹齢約1000年と伝えられています。
三本杉
有名なパワースポットで、源義家が「天下太平・社頭繁栄・子孫長久」の三つの願を掛けると1本の杉が3本に裂けたといいます。
桜馬場
境内北側にあり神の使いとされる鹿が飼育されています。
奥宮と要石
要石
香取神宮と鹿島神宮にはパワースポットとして有名な要石があります。
地中に住んで地震を起こす大鯰を押さえつける守り神とされています。鹿島神宮と香取神宮の要石は大鯰の頭と尾を抑える杭といわれ、見た目は小さいが地中部分は大きく、決して抜くことはできないとされています。(水戸光圀が試してダメだったといわれている)
奥宮
奥宮は要石の近くに鎮座しています。千葉県の天然記念物である「香取神宮の森」に包まれており、「経津主大神の荒ぶる魂」である荒御魂を祀っています。
社殿は1973年伊勢神宮御遷宮の折の古材に依るもので、神明造の特徴がしっかりと残っています。
香取神宮と鹿島神宮は別格中の別格
日本の全ての神社の中で別格中の別格と言ってもよい存在なのが香取神宮と鹿島神宮です。
そもそも『神宮』とはかつては限られた神社のみが名乗ることを許された社号であり、戦前までは勅許が必要なほどでした。927年に編纂された全国の神社一覧である延喜式神名帳において、神宮として記されていたのは大神宮(伊勢神宮内宮)・鹿島神宮・香取神宮の3つだけとなっています。
古くから「鹿島・香取」として並び称される一対の存在であり続け、古くより朝廷から篤い崇敬を受けてきた神社です。かつては毎年、現在でも6年ごとに勅使が遣わされています。
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