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三囲神社の二種類の御朱印と三越の象徴のライオン像

向島の三囲神社(みめぐりじんじゃ)では2種類の御朱印を頂けます。「三囲」という名前から三井グループとの深いつながりで有名な神社で、境内には三越の象徴であるライオン像が置かれています。

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2種類の書置き御朱印

御朱印所

2024年3月2日の御朱印所

御朱印は社殿向かって右手の社務所でいただけます。

御朱印の見本

こちらでは三囲神社と隅田川七福神の「大國神・恵比寿神」の2種類の書置き御朱印を頂けます。

受付時間 9:00~18:00

初穂料500円

御朱印

三囲神社の2024年3月2日付御朱印

今回は三囲神社の御朱印のみ頂きました。

過去に頂いた御朱印

三囲神社の2018年年1月26日付御朱印

2018年(平成30年)1月26日付で、この時は直書き御朱印を頂けました。

三井の守護神であり続けた歴史

なぜ「三めぐり」か?

三囲神社の創立年代は不明ですが、平安時代に弘法大師が勧請したとされています。神社はその後荒廃してしまいますが、南北朝時代に近江国三井寺の僧侶・源慶が弘法大師ゆかりの神社という事で荒廃していた社殿の再建に着手します。

その際出土した壺を開けたところ。老翁の神像が収められており、どこからともなく現れた白狐がその神像を三度回って死んだことから「三めぐり」という名が付いたといわれています。

創建の地は今よりもっと北だった

創建当初の三囲神社は現在より約200m北の、現在の言問団子のあたりに位置していたようです。隅田川沿いの堤が設けられていない場所にあり、すぐ南側に牛御前社(後の牛嶋神社)がありました。

三囲神社は1600年頃の洪水で流されてしまったため現在の地に移転しますが、牛御前社は被害が無かったのかその地にとどまって明治維新後に牛嶋神社となり、関東大震災後に現在の隅田公園内に移転します。

地域のランドマークだった堤下の大鳥居

土手に面した鳥居

三囲神社の西側にある土手に面した鳥居は江戸時代に堤下の大鳥居として人々に親しまれていました。当時このあたりで隅田川を渡るには吾妻橋か渡し船しかありませんでしたが、渡しはちょうど大鳥居の土手下から待乳山下の山谷堀を結び、「竹屋の渡し」と呼ばれて大変に重宝されたようです。

土手下にあったにもかかわらず、当時は川の対岸から鳥居の上部が見え、このあたりのランドマーク的な存在でした。

隅田川八景現在は通行できないようですが、江戸時代にはこちら側が表参道であり、安藤広重の「隅田川八景」にも描かれています。

「囲」の字が「井」を囲んでいることから「三井を守る」

1673年に三井家が江戸に進出して日本橋に「越後屋」を開業します。その際に鬼門である東北方向にあるということと、三囲の「囲」の字が「井」を囲んでいることから三井を守るということで三囲神社は三井家の守護神として篤く敬われてきました。

境内には三井家から奉納されたものが数多くある他、三越各店の屋上には三囲神社の分社が置かれています。

アクセス

交通

伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅徒歩約8分

境内から見たスカイツリー

境内からはスカイツリーがいい感じに見えます。

地図

 

三井は神様に優しい

www.goshuinbukuro.com

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「三越の象徴」ライオン像が置かれた境内

社号標と一の鳥居

2024年3月2日の社号標と一の鳥居

二の鳥居

2024年3月2日の二の鳥居

狛犬

2024年3月2日の狛犬

1745年奉納です。

狛狐

2024年3月2日の狛狐

1802年奉納で、「みめぐりのコンコンさん」と呼ばれていました。

三角石鳥居

2024年3月2日の三角石鳥居

三つの鳥居を正三角形に組んだ形式の大変珍しいもので、三井邸より移してきました。

拝殿

2024年3月2日の拝殿

拝殿は安政大地震後の1862年に再建され、1884年に大修膳が行われたものです。

本殿

2024年3月2日の本殿

三越の象徴であるライオン像

三越のマークのついた2024年3月2日の台石

三越のマークが刻まれています。客に出す茶の湯を沸かす際に釜の台石として実際に使われていたものです。

2024年3月2日のライオン像

三越の象徴であるライオン像は、池袋店で実際に設置されていたものです。

境内社

恵比寿社・大黒社

恵比寿社と大黒社

元々越後屋にて祀られていたのを移転してきました。

三囲稲荷

三囲稲荷

拝殿右奥に境内社と鳥居が密集している場所が三囲稲荷です。

老翁老嫗像

それを守っていた老翁老嫗像です。

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