御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖推し〗福徳神社の御朱印と宝くじ当選祈願の宝袋

日本橋の福徳神社では通常御朱印の他、6月の祭礼に際に近隣の指定された商店で買い物をした際に特別御朱印を頂けます。宝くじ当選祈願のご利益で知られており、最近は「推し」に出会うためのイベントチケット当選祈願も行っています。

福徳神社の通常御朱印と特別御朱印

御朱印所

福徳神社の御朱印所

御朱印は拝殿横の授与所でいただけます。授与所で頂けるのは1種類の通常御朱印のみですが、6月16日の「嘉祥祭」前後には周辺の指定された店舗でお買い物をされた方に「福徳嘉祥」と記された特別御朱印が配られます。

受付時間10:00~15:00

初穂料300円

御朱印

福徳神社の書置き御朱印

いかにも御利益のありそうなどっしりとした書体です。初詣期間であったからかそれとも新型コロナ対策のためか、御朱印は全て書置き対応でした。

過去に頂いた御朱印

福徳神社のいかにも御利益のありそうなどっしりとした書体の御朱印

平静29年18日付です。

福徳神社の由緒

福徳神社は言い伝えによると1100年以上前からこの地にあったとされています。当時この辺りは武蔵野国豊島郡福富村と呼ばれていた田園地帯で、その頃より福富稲荷として祀られていました。

八幡太郎として知られる源義家や江戸城を築城した太田道灌といった武将から深く崇敬されていたといわれています。道灌は祭神として合祀され、その兜・矢・鏃などが奉納されてと伝わっています。

江戸時代に入ると徳川家とつながります。家康は数度にわたり福徳神社を参詣し、二代将軍秀忠からは「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛されました。このときクヌギの皮付き鳥居に若芽が出ていたのを見て神社の別名を「芽吹稲荷」と名付けたといいます。

後に江戸城内の弁天宮と徳川家康の神号である東照大権現も合祀されています。

ここが福徳神社の全盛期と言っていいでしょう。

徳川秀忠の時代に全盛期を迎えた福徳神社もその後江戸の町の発展や度重なる火災といった事情により次々と土地を失い、完全に消滅寸前になりました。戦後はビルの屋上へと移されていったり、どこかの居酒屋に間借りしていたこともあったようです。

地図上では消滅してしまった神社がこの地域の再開発により見事に復活しました。

アクセス

交通

半蔵門線・銀座線三越前駅徒歩約2分

地図

福徳神社の境内

高層ビルの谷間にある境内

YUITOの横の小綺麗な参道

銀座線の「三越前」駅から地上に出るとYUITOの横に小奇麗な参道があります。

高層ビルの谷間にある境内

この地域の特性で、境内は高層ビルの谷間にあります。

大鳥居

福徳神社の大鳥居

隣地にはCOREDO室町がそびえたっていました。

拝殿

福徳神社の拝殿正面

福徳神社の拝殿(横から)

平成26年に再興されたものです。 

隣地に遷座された薬祖神社

隣地にある薬祖神社

このあたりは以前は製薬業界の会社が数多くありました。それにちなみ近隣のビルの屋上に造営されていた薬祖神社も隣地に遷座されています。

どこかで見たような名前

どこかで見たような名前

どこかで見たような名前が並んでいます。 

宝くじ当選祈願の宝袋

宝くじ当選祈願の鈴

福徳神社は幕府から富くじ興行を公認されていた数少ない寺社の一つです。そのため宝くじ当選祈願の神社とされています。

当選祈願の宝袋

そのため購入したくじをしまっておくための宝袋も発売されています。初穂料は現在は1500円です。

「あなたは何度『推し』に逢えるだろうか」

チケット当選祈願の看板

福徳神社では最近になってイベントのチケット当選祈願を始めたようで、キャッチコピーの「あなたは何度『推し』に逢えるだろうか」があちこちで取り上げられています。「推し」とはその人が応援している芸能人やアスリートといった人々を意味しており、チケットの当選を願う「鑑賞券当選祈願」とお守りの「富籤守り」が人気のようです。

福徳神社を再生した三井不動産の再開発

もともとこのあたりは地元に根差した企業や老舗の商店が独自の街づくりを進めてきた地域です。しかし建物の老朽化が進み、さらに周辺地域の台頭により商業地としての地位が低下していきます。そして遂には白木屋以来336年の歴史を持つ東急百貨店日本橋店が売り上げ不振により閉店するまでになってしまいました。

この地域独自の個性を持った魅力ある街として再生するため、東急百貨店の跡地を中心として周辺地域を再開発したのが三井不動産による「日本橋室町東地区再開発計画」です。その中にはCOREDOやYUITOと並んで何と「福徳神社の再生」も含まれていたのです。

ちょうど平成19年当時のこの地域の地図がありました。

平成19年当時のこの地域の地図

赤い線で囲んだのが現在の「福徳の森」、青い線で囲んだのがCOREDO、YUITOといった大型ビルです。再開発により大型ビルを建てることによりまとまった空き地を捻出することができたのです。

この地図のどこを探しても福徳神社は見つかりませんでした。地図の上では消滅してしまった神社が周辺施設を利用する人々の憩いの場として見事に復活したと言えましょう。

再開発で整備された「福徳の森」

福徳の森

神社に隣接して「福徳の森」が整備されていて周辺施設を利用する人の憩いの場となっています。

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◆神社を大切にする三井の伝統

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◆老朽化した神社を再生させた三井の再開発

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◆日本一縁起がいい名前である「金持神社」

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