三軒茶屋の最勝寺は目青不動尊という通称で有名です。縁結びのご利益があると言われ、御朱印はシンプルな中にも力強さがあります。
目青不動尊の御朱印
御朱印所
目青不動尊の御朱印所は不動堂向かいの納経受付で扱っています。
少々勇気が要りますが、玄関を開けて中に入れば快く対応して頂けます。
こちらでは江戸五色不動の御朱印の他、関東三十六不動第十六番札所、大東京観世音第五十四番の3種類の御朱印を頂けます。
志納金 300円
御朱印
今回は江戸五色不動の御朱印のみ頂きました。シンプルな中にも力強さのある直書き御朱印です。
御朱印帳に挟む栞も合わせていただきました。
過去に頂いた御朱印
平成29年6月27日付です。
目青不動尊の歴史と五色不動の由来
東京には目白・目黒という地名が残されていますが、実はそれ以外に赤・青・黄があって世田谷の三軒茶屋には目青不動尊があります。
目青不動尊の正式名称は竹園山最勝寺教学院といい、1311年に創建された天台宗の寺院で、その後何度かの移転を経て1909年に現在の世田谷区太子堂に移されました。目青不動はもともと麻布谷町にあった正善寺の御本尊でしたが、廃寺となってしまったことから1882年にこちらに遷され、それ以降最勝寺が目青不動尊と呼ばれるようになりました。
目黒・目青といった呼び名は五行思想に基づいており、白・黒・赤・青・黄の五色あることから五色不動と呼ばれています。(実際には目黄不動が二つあるため全部で5種6カ所となっています。)
3代将軍徳川家光が大僧正天海の具申をうけ江戸の鎮護と天下泰平を祈願して、江戸市中の周囲5つの方角の不動尊を選んで割り当てたという伝説に基づいていますが、実際に「五色不動」という言葉が使用されるようになったのは明治以降のようです。
目青不動尊は「青い空の色を担う不動尊」であることから、天と地をつなぐ「縁結び」のご利益があるといわれています。
アクセス
交通
田園都市線・世田谷線三軒茶屋駅徒歩約2分
地図
近隣の寺社
目青不動尊の境内
目青不動は世田谷線の三軒茶屋駅と世田谷の象徴であるキャロットタワーのすぐ近くに位置しています。
参道のすぐ前を電車が走っていきます。
山門
向かって右側の柱に「目青不動尊」と刻まれています。
不動堂
本尊は秘仏として厨子に納められていて公開されていませんが、堂内では青銅製の前立の不動尊を拝むことができます。
世田谷区銘木百選
境内はそれ程広くはありませんが、うっそうとした緑に覆われていました。世田谷区の銘木百選に挙げられているチシャノキで、樹齢100年以上の巨木です。
教学院
境内の最も奥まった場所に位置しています。
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