世田谷八幡宮の境内は美しい緑に囲まれた境内には美しい造りの相撲場があり、御朱印にも力士が描かれています。有名なボロ市通りから10分の場所に位置しており、世田谷の総鎮守としても知られています。
世田谷八幡宮の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿左手の授与所でいただけます。
初穂料300円
御朱印
かつては「版木押し」の御朱印だったようですが、この日は直書きで頂きました。江戸郊外三大相撲の一つということもあって御朱印にも力士が描かれています。
世田谷八幡宮の由緒
社殿によれば世田谷八幡宮の創建は1091年だとされています。源義家が後三年の役の帰途に豪雨に遭い、この地に天候が回復するまで滞在した際に今度の戦勝は日ごろ信仰している八幡大神の加護によるものと思い、戦勝のお礼として宇佐八幡宮を勧請したと伝えられています。
1546年に世田谷城第七代城主の吉良頼康社殿を再興したとされていますが、現在まで残されている棟札には「天文十五年丙午八月廿日[新立]」とあり、実質的にはこの時に創建されたと考えられています。
1590年の豊臣秀吉による小田原攻めで吉良氏は小田原城の北条氏と共に滅亡しますが、代わって関東に入った徳川家康は源氏出身を自称していたことから八幡神を崇敬し、社領として11石を寄進しました。以来徳川家代々の将軍から朱印地として社領11石を寄進されています。
現在では世田谷の総鎮守となっています。
アクセス
交通
東急世田谷線宮の坂駅徒歩約1分
地図
世田谷線沿線の寺社
緑に囲まれた境内
世田谷八幡宮は東急世田谷線「宮の坂」駅からすぐの場所に位置しており、ボロ市通りからも10分程度の距離となっています。
一之鳥居
二之鳥居
力石
江戸時代に力士の力比べに使われた力石も多く置かれているといいます。
拝殿
社殿は昭和39年に造営された鉄筋コンクリート造です。
本殿
この本殿の中に1813年に造営された旧本殿が納められています。
美しい造りの相撲場
世田谷八幡宮は渋谷氷川神社・大井鹿嶋神社とともに江戸郊外三大相撲の一つとされており境内には土俵があります。かつては奉納相撲の勝敗によって来年の豊作・凶作を占ったり今年の豊作を感謝したりしたといい、現在でも例祭時に東京農業大学相撲部によって奉納相撲が行われています。
ローマ遺跡の円形劇場に近い美しい造りとなっています。
境内社
厳島神社
七福神の弁財天と同神と考えられており、弁天様とも呼ばれています。知恵・財福・子孫繁栄・海上安全等のご利益があるとされています。弁天池が造られており、小さな滝などとても綺麗に整備されています。
高良神社
境内、氏子地域に散祀されていた天祖神社・高良神社・金毘羅神社・六所神社、・北野神社・御嶽神社・日御碕神社・稲荷神社を大正元年に整理合祀して誕生した神社です。
世田谷招魂社
かつて世田谷一丁目にあった乃木神社の社殿を譲り受け、日露戦争および先の大戦における世田谷区域の戦没者を祀っています。
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