御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖見どころ〗芸術的御朱印の清水寺は京都駅からすし詰めのバスでアクセス

清水寺では他の神社の書き手が感嘆するような美しい書体の御朱印を頂けます。京都を代表する超人気スポットであるだけにアクセスのバスはすし詰め状態となります。国宝の本堂や三重塔、音羽の滝など境内は見どころで満ちています。

八坂神社の書き手が感嘆した芸術的御朱印

御朱印所

清水寺の納経所

清水寺の御朱印は本堂「清水の舞台」を抜けた先にある納経所で頂けます。

納経所の注意書き

四か所ほど窓口があるようで、入り口で待機して呼ばれた窓口に進みます。

清水寺では西国三十三所第十六番札所の直書き祖朱印を頂けます。洛陽三十三所観音霊場の第十~第十四番札所でもあるのでそちらの御朱印もあるのかもしれませんが、案内はありませんでした。

受付時間 8:00~18:00

志納金 300円

御朱印

清水寺の直書き御朱印

この後にお参りした八坂神社の書き手の方がちらっと見て、「今日の清水さんは大変きれいに書いていらっしゃる。私の方はそんなに期待しないでください。」と感嘆した芸術的な御朱印です。

オリジナル御朱印帳

御朱印帳の見本

清水寺では全6種類のオリジナル御朱印帳を扱っています。全て大型サイズで紙質は良好です。

価格 1650円

京都を代表する超人気スポットの歴史

清水寺は間違いなく京都を代表する超人気スポットであり、こちらから京都の旅をスタートさせるという方も多いのではないかと思われます。

寺伝によると清水寺の創建は778年で、奈良で修行を積んだ賢心が北に向かうよう夢でお告げを受けたことがきっかけとされています。

お告げに従って北に向かった賢心は京都の音羽山で清らかな水が湧出する滝を見つけ、そこで出会った200歳の仙人から観音堂を建てることを託されます。賢心は仙人が観音の化身であることを悟り、授けられた霊木に観音像を刻み仙人が修行していた草庵に祀ったということです。

780年に鹿狩りで音羽山を訪れた坂上田村麻呂が修行中の賢心から殺生の罪を説かれ、それをきっかけに観音に帰依して自邸を本堂として寄進します。さらに征夷大将軍として蝦夷平定に向かう際にはこちらで戦勝祈願を行い、都に凱旋した後の798年に大規模な本堂を建てました。清水寺という名は音羽山の滝の水の清らかさからこの時に付けられたようです。

本堂はその後度々火災に見舞われることとなり、記録に残っているだけで9回もの焼失と再建を繰り返します。現在残されているのは1633年に徳川家光の寄進により建てられたものです。

京都市・宇治市・滋賀県大津市の3市に点在する17か所の寺社と城郭で構成される「古都京都の文化財」の一つとして、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。

京都駅からのアクセスはすし詰めのバス

交通

京都駅より市バス206系統・東山通北大路バスターミナル行、100系統清水寺祇園 銀閣寺行で五条坂バス停下車。

京都駅より地下鉄烏丸線五条駅下車。京阪バス312系統醍醐バスターミナル行で五条坂バス停下車。

五条坂バス停より急な上り坂を徒歩約15分。

※清水寺は京都観光の超人気スポットであるためバスが無茶苦茶に混んでいます。私がお参りしたのは平日の朝でしたが、それでも車内はすし詰めで乗り降りが相当に大変な状況でした。くれぐれも大きな荷物はバスに持ち込まないようにしてください。

五条坂からのアクセス

途中にある分岐点

バス停から坂道を上がっていくと途中に分岐点があります。

茶わん坂

茶わん坂

清水寺まで一直線に進みます。空いているので近道になります。

清水坂

清水坂

清水寺に対する一般的イメージに近いのはこちらでしょう。しかし混雑は相当なもので、平日の朝でこんな状況でした。

地図

近隣の寺社

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見どころだらけの境内

仁王門(重要文化財)

清水寺の仁王門

1500年ごろに再建されたもので、幅約10m・奥行約5m・高さ約14mという堂々たる門です。清水寺の顔と言ってもよい場所で、「清水の舞台」の次に知名度が高い映像ではないかと思います。

金曜日の朝9時に急な階段をぞろぞろ上っていく人たちの約8割が外国人観光客でした。

西門(重要文化財)

清水寺の西門

仁王門に隣接した、1633年に再建された建物です。夕陽を見つめることで自分の内面と向き合い、西方にあるという極楽浄土を想う「日想観」の場所とされています。

西門からの眺望

こちらから見る夕陽は素晴らしいそうです。

鐘楼(重要文化財)

清水寺の鐘楼

平安時代に建造されたもので、1607年に現在の地に移築されました。

三重塔(重要文化財)

清水寺の三重塔

高さ約30mあり、三重塔としては国内最大級です。その高さ故に京都の街のあちこちから望見することができ、清水寺のシンボル的建物となっています。

経蔵(重要文化財)

清水寺の経蔵

1633年に再建されたもので、学問僧の教学の場となっています。

田村堂(重要文化財)

田村堂

1633年に再建された開山堂で、賢心や仙人の行叡、坂上田村麻呂といった清水寺創建に関わる人物の像を祀っています。

轟門(重要文化財)

轟門

1631年から39年にかけて再建されたもので、「清水の舞台」として知られる本堂の入り口となっています。ここから先は拝観料が発生します。

阿弥陀堂(重要文化財)

阿弥陀堂

本堂の先にある1631年再建の建物で、本尊の阿弥陀如来像の柔らかな表情が印象的でした。

奥の院(重要文化財)

奥の院

1633年に再建された建物です。

展望台状態の奥の院

本堂の全貌を見渡すことができる位置にあるため、完全に展望台的な状態になっていました。

「清水の舞台」として有名な本堂(国宝)

清水寺の本堂

「清水の舞台」としてあまりにも有名な本堂は徳川家光の寄進により1633年に再建されたもので、2020年12月に終了した「平成~令和の大改修」により「可能な限り創建当初の清水寺伽藍の再現」が実現しました。

堂内への入り口

堂内には靴を脱いで上がることができます。本尊の千手観音菩薩像及び毘沙門天と地蔵菩薩を納めた3基の厨子が安置された堂内は厳かな空気に満ちており、周囲の華やかな雰囲気からは一変していました。

横から見た清水の舞台

建物の前半部分は山の斜面にせり出すようにして建てられています。

下から見上げた清水の舞台

「舞台」と呼ばれるせり出し部分は139本あるという長大な欅の柱で支えられており、ここでは釘は一本も使用されていません。このような構造を「懸造り」と呼びます。

「懸造り」が印象的な全国の寺院

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寺名の由来となった音羽の滝

音羽の滝

 奥の院が建つ崖の下にある人気スポットです。清水寺の創建時に賢心が仙人である行叡に出会ったという滝に由来しており、流れ出る水は「清めの水」として尊ばれてきました。柄杓に汲んだ水を飲んで諸願成就を祈るのですが、行列がすごすぎて私は断念しました。

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