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〖招き猫〗四方懸造がド迫力!笠森観音の御朱印とは?

笠森観音として知られる笠森寺では本尊の十一面観音を表す梵字と『大悲閣』と書かれた御朱印を頂けます。日本唯一という四方懸造の観音堂はド迫力で、山門付近の土産物屋で発売されている招き猫が様々なご利益があるとして大人気です。

75段の階段を上がって頂く御朱印

御朱印所

観音堂の拝観受付

笠森観音の御朱印は観音堂の回廊にある拝観受付です。

75段の階段 前半

75段の階段 後半

堂上にあるので75段の階段を上がらなくてはいけません。※雨天の場合は閉堂となるので、その場合は本坊で受付けています。

受付時間8:00~16:00

志納金500円(これに加えて拝観料300円)

御朱印

本尊の十一面観音を表す梵字と『大悲閣』と記された笠森観音の御朱印

本尊の十一面観音を表す梵字と『大悲閣』と書かれています。

招き猫が人気の笠森観音の由緒

笠森観音の名で知られる笠森寺の創建は寺伝によれば784年で、比叡山延暦寺を開いた最澄が楠の霊木で十一面観世音菩薩を刻み、山上に安置したことが起源とされています。古来より人々の巡礼の霊場となっており、現在では「坂東三十三観音札所」の第三十一番札所に定められています。

国の重要文化財である笠森観音の観音堂

特殊な建築様式である観音堂は1028年に後一条天皇の勅願により建立されたもので、火災により焼失した後に16世紀末になって再建されました。明治41年(1908年)に国宝に指定され、昭和25年(1950年)に制定された「文化財保護法」により現在では国の重要文化財に指定されています。

国の天然記念物である笠森観音周辺の自然林

周辺の自然林は国の天然記念物です。

笠森観音はパワースポットとしても知られており、山門から境内に入ってすぐの土産物屋で販売されている黒招き猫は子授りをはじめ、金運、仕事運、学業成就、健康祈願等々、様々なご利益で人気です。

懸造りで有名な寺社

www.goshuinbukuro.com

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アクセス

交通

外房線茂原駅4番バス乗り場

外房線茂原駅4番バス乗り場より小湊バス利用(約30分)笠森バス停下車約5分。

※牛久駅行と笠森霊園行が該当するようですが、本数が少ないので事前に確認してください。

地図

笠森観音の境内

笠森観音は周囲を県立笠森鶴舞自然公園に囲まれた緑豊かな環境の中に位置しています。

本坊

1697年に建てられた笠森観音本坊の表門

参道のちょうど入り口付近にあり、表門は1697年に建てられたものです。

参道

傾斜のきつい階段が続く笠森観音の参道

入り口からしばらくの間は傾斜のきつい階段が續きます。

名木「三本杉」

三本の杉が根元でつながっている三本杉

三本の杉が根元でつながっています。

霊木「子授楠」

参道に向かって傾斜している霊木「子授楠」

参道側に倒れこむように傾斜しています。

霊木「子授楠」の穴と梯子

子供が欲しいと願う夫婦の夫の方がまず先に梯子を上ってこの木の穴をくぐり、次に妻が同じように穴をくぐると、子供を授かれるという言い伝えがあります。

二天門

参道の終点に立つ二天門

坂を上りきった場所にあります。二天門は本来は四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)のうち二天を安置する門ですが、こちらではなぜか雷神と風神を安置しています。

仁王門

導線から全く外れた場所に立つ仁王門

観音堂の背後の一連の導線から全く外れた場所にあり、注意していないと見落としてしまいます。

六角堂

笠森観音の六角堂

子育て地蔵尊を安置しています。

鐘楼堂

金森観音の鐘楼堂

昭和44年に建てられたもので、自由に撞くことができます。そのため周囲には常に鐘の音がこだましています。

四方懸造がド迫力の観音堂

四方懸造である笠森観音の観音堂

四方懸造の柱と貫

四方懸造の柱や貫

笠森寺の観音堂は岩山の頂上部分に周囲を包み込むように長い柱や貫を渡し、その上に建物を建てるという様式で建てられています。これは四方懸造(しほうかけづくり)と呼ばれており、日本唯一の極めて珍しい建築様式です。

諸国名所百景に描かれた笠森観音

1861年まで足かけ3年にわたって100枚近くが発行された、二代広重 の代表的な揃物である「諸国名所百景」に今と変わらぬその姿が描かれています。

コンクリートで固めた岩山の表面の立てた柱

現在は岩山の表面をモルタルで固めてその上に柱を立てるなど安全性にも配慮された造りとなっており、恐らく昭和33年に実施された解体・復元工事の際にこのようになったと思われます。それでもこれまでいくつか見てきた舞台造の建物よりもはるかに迫力がありました。

観音堂の回廊と堂内撮影禁止の貼り紙

観音堂の回廊までは撮影可(確認済み)ですが、内部は撮影禁止です。

観音堂の回廊から見下ろした二天門、六角堂、鐘楼堂。

この日は風が強かったこともあり、相当な恐怖感がありました。

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