大都会新宿の総鎮守として人々の信仰を集める花園神社では桜の花びらが描かれた御朱印を頂けます。商売繁盛、縁結び、芸能等の幅広いご利益で知られており、周辺で仕事をしているビジネスマンや商売人に人気がある神社です。「関東三大酉の市」の一つとされており、普段は静かな境内も当日は全く別世界になります。
花園神社の御朱印
御朱印所
花園神社の御朱印は拝殿向かって右手の授与所で扱っています。
初穂料500円
御朱印
令和3年3月27日付
御朱印と共に塩漬けの桜花も頂きました。
平成28年5月11日付
上段の朱印は桜の花でしょうか。
花園神社の由緒
社伝によれば花園神社は奈良の吉野山から勧請されてきたとされており、徳川家康が江戸に入った1590年には既に存在していたといいます。
元々は現在より約250m南側の、現在の伊勢丹がある場所に位置していたといいます。その地に朝倉筑後守の下屋敷が建てられて人々が参拝できなくなったことから、18世紀末に現在の地に移転し、たくさんの花が咲き乱れていた地であったことから「花園稲荷神社」と呼ばれるようになります。1928年(昭和3年)には雷電稲荷神社を合祀し、1965年(昭和40年)に大鳥神社を本殿内に合祀した際に社号を花園神社に変更しました。
ご利益
花園神社は新宿区役所のすぐ近くに位置しており、大都会新宿の総鎮守として人々の信仰を集めてきました。
周囲を高層ビルが取り囲むいかにも新宿らしい立地に建立されていますが、敷地内は意外に静かで落ち着く雰囲気です。
花園神社は開運出世や五穀豊穣、財福招来などのご利益で知られており、周辺で仕事をしているビジネスマンや商売人に人気があります。
また境内社の威徳稲荷神社には「夫婦和合、子授け、縁結び」のご利益があると言われているそうです。
芸能の神様
花園神社は芸能の神様としても知られています。
江戸時代に度々大火で社殿を焼失してしまい、再建のため境内に劇場を設けて見世物や演劇、踊りなどを興行しており、ここから花園神社と芸能の縁始まったとされています。
境内に鎮座する芸能浅間神社は1928年(昭和3年)に創建されもので、演劇や歌曲など芸能関係の奉納が多いことで有名です。
宇多田ヒカルの母親として知られる藤圭子の歌碑も隣に建っています。
アクセス
交通
東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口 徒歩1分
地図
境内の見どころ
大鳥居
明治通り側に建てられており、鉄製で新宿でも屈指の高さを誇っています。社号標にはかつての社名が残されていました。
威徳稲荷神社
1928年(昭和3年)4月頃に建てられたと伝えられています。
「夫婦和合、子授け、縁結び」のご利益があると言われ、扁額の奥にアッと驚く物が祀られています。
山車庫
神楽殿
宝物殿
本社神輿と雷電神輿の二基と獅子頭が納められています。
納大明神
古くなった神札及び神符を納める場所です。新宿区はお焚き上げに対する焼却の基準が厳しい為、神符、神札以外は納められないそうです。
拝殿
倉稲魂命(花園神社)・日本武尊(大鳥神社)・受持神(雷電神社)の3柱の神を祀っています。
花園神社の社殿は創建以来焼失と再建を繰り返しており、現在の建物は1965年(昭和40年)に建てられた鉄筋コンクリート造です。
本殿
酉の市
花園神社は鷲神社、大國魂神社と並んで「関東三大酉の市」で知られています。酉の市は鷲神社や大鳥神社といった鳥にちなんだ寺社で毎年11月の酉の日に行われる「開運招福」「商売繁盛」を願うお祭りです。
当日は境内に縁起熊手を売る露店がびっしりと並びます。
また、夜間には約1000灯の奉納提灯がともされ、目を見張る美しさとなります。
酉の市の時の花園神社でしか見ることができないのが「見世物小屋」で、今時他ではまず見ることができないような大衆芸能であり、必見です。
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