バーボンウィスキーのI.W.ハーパーゴールドメダルは様々な博覧会で数多くの金賞を受賞しており、日本でも知名度の高いバーボンです。トウモロコシ比率が高くその分だけ味が強く繊細な味わいとなっており、荒々しいイメージのバーボンとは一線を画しています。今回ストレートからハイボールまで5種類の飲み方で試してみました。
ニューオーリンズの万国博覧会で金賞を受賞したバーボン
I.W.ハーパーゴールドメダルはアメリカのケンタッキー州ルイヴィルにあるヘブンヒル・バーンハイム蒸留所で製造されています。ドイツからの移民であるアイザック・ウォルフ・バーンハイムの手によって1877年に誕生したもので、彼のイニシャルである「I.W.」と無二の親友フランク・ハーパーの名前を冠し『I.W.ハーパー』と名付けました。アメリカで販売するにあたって、バーンハイムというドイツ系の名前よりも、ハーパーというアングロサクソン系の名前のほうがふさわしいという狙いがあったようです。
1870年代のバーボン草創期は密封されていない樽で販売されていたため容易に混ぜ物が可能で、粗悪品が幅を利かせていたといいます。そんな時代に彼らは徹底的に研究・開発を行い、品質が高く洗練された味わいを楽しめるバーボンを開発に成功しました。
1885年ニューオーリンズの万国博覧会で金賞を受賞し、その後も様々な博覧会で金賞を受賞したことからそのメダルを称してゴールドメダルと呼ばれるようになすが、これらのメダルはボトルのゴールドラベルに印刷されています。
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日本では知名度の高いバーボン
I.W.ハーパーゴールドメダルは日本ではどこの酒売り場にも置かれており、知名度の高いバーボンウィスキーです。籐のステッキを持ったシルクハットの紳士とゴールドのデザインはかなり昔から日本でも親しまれており、「バーボンといえばハーパー」という方も少なくなく、「バーボン」とだけ言われたらハーパーを出していたというバーテンダーも実際にいるようです。
トウモロコシ比率が86%と高いので、コーンによる甘味が強く繊細な味わいとなっており、一般的なイメージである荒々しいバーボンとは一線を画しています。
ストレート
バーボン特有の香りと共にキレの良い甘さがあります。アルコールの刺激は少なく、荒々しさはありません。
ロック
ステアしていると甘い香りが漂ってきました。ストレートの時より口当たりがさらに柔らかくなり、甘さがシャープになったように思います。口の中で何やら香料のような後味がありました。
愛用のグラスがあるとウィスキーはもっと楽しくなる
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水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない)
ふんわりとした甘さが口の中に広がりますが、潔く消えます。綿あめのような儚い味わいです。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
もともとトロリとした口当たりの良いバーボンですが、氷と水が加わったハーフロックになるとサラサラになりました。それでも決して味が崩れてはおらず、すっきりとした甘さはしっかりと残っています。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
WikipediaによればI.W.ハーパーをベースに用いたハイボールは「ハーパーソーダ」と呼ばれるそうです。サラサラしたハーフロックから一転してシャキーンとした味わいとなり、甘味・酸味・苦み等が加わって味に厚みが増しました。香料のような香りもあります。
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甘味が強く繊細な味わいだった
トウモロコシ比率が高いせいか甘味が強く繊細な味わいとなっていました。全体的に口当たりの良さが印象的でしたが、個人的にはハイボールが最も好きな飲み方です。
まずはご自身でそのままお召し上がりください。ウィスキーにぴったり!
★未成年の飲酒は法律で禁じられています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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◆ソーダストリームを使って完全に私好みの炭酸水を作ってみた
◆代表的なバーボンウィスキー