秩父の慈眼寺(じげんじ)では「大悲閣」と美しい書体で書いた御朱印を頂けます。秩父三十四ヶ所観音霊場第13番札所であり、目に関する御利益で知られた寺院です。御朱印所ではメグスリノキのお茶である「眼茶」を振舞われました。
御朱印は美しい書体
御朱印所
慈眼寺の御朱印は本堂横の納経所でいただけます。
受付時間 8:00~17:00(3月~10月)
8:00~16:00(11月~2月)
納経料 300円
御朱印
「大悲閣」と美しい書体で書かれています。大悲閣とは聖観音菩薩像を安置した仏堂です。
眼のご利益で有名な慈眼寺
慈眼寺では「め」の仏様である薬師瑠璃光如来を薬師堂で祀っており、眼の健康に悩みや不安を持つ方だけでなく、新しい環境や境遇で「め」を伸ばしたい方が、年間を通じ日本全国から参拝に訪れます。
慈眼寺の境内には「長者の木」「千里眼の木」とも呼ばれる薬木が植えられており、この木を煎じた汁で目を洗うと眼病に効くということからメグスリノキと呼ばれてきました。
御朱印所ではメグスリノキのお茶である「眼茶」をふるまわれました。
日本武尊の東方遠征の際に旗を立てた場所
秩父三十四ヶ所観音霊場は秩父周辺に点在する34ヶ所の寺院で、第13番札所の慈眼寺はその中でも秩父の中心部にあり、西武鉄道・西武秩父駅、秩父鉄道・御花畑駅からほど近い場所に位置しています。
山門の前からは武甲山が綺麗に見えました。(石灰岩採掘により山容が著しく変化していて秩父を訪れる度に驚かされますが、採掘は現在でも続いているようです。)
寺の創建は1486年で、秩父市宮地の曹洞宗広見寺二世東雄朔法大和尚により開創されたもので、行基作といわれる聖観音菩薩像を本尊としています。
もともとこの地は霊地として知られており、 日本武尊の東方遠征の際にこの地に旗を立てさせたと言われています。慈眼寺の山号の「旗下山」はこちらからきているようです。
明治11年3月の秩父大火で本堂を焼失してしまいましたが、明治34年に再建されて現在に至っています。
アクセス
交通
西武秩父線西武秩父駅徒歩約5分
秩父鉄道御花畑駅徒歩約2分
地図
周辺の寺社
慈眼寺の境内
山門
薬医門と呼ばれる切妻造りの黒門です。
一切経輪蔵
山門をくぐるとすぐ右手にあります。堂内の回転式の六角灯籠型経蔵には一切経1630巻が納められており、これを回しながらお参りすると一切経を読誦したのと同じ功徳が得られるといわれています。
また秩父三十四観音の設立に関わった十三権者の像や、各札所の脇に掲げられている縁起図の下になった観音霊験記が展示されています。
本堂
城や神社・仏閣などで多く見られる、日本建築の伝統的な屋根の形をした入母屋造りの堂々たる建物です。
明治11年の秩父大火で焼失しましたが、明治34年に一番札所である四萬部寺の本堂を模して再建されました。
至る所に細かな彫刻が施されています。
薬師堂
眼の神様である薬師瑠璃光如来を祀っています。薬師如来は「あめ薬師」と呼ばれていて眼病平癒には霊験あらたかであるとされていて、毎年7月8日の縁日の際は境内外に二百軒以上の露店が立ち並び、多くの参詣客で賑わいます。
石に願い事や好きな字を書いて奉納します。
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