香川の田村神社では4種類の御朱印を頂けます。大きな川が少ない香川では珍しい水神様を祀る神社で、境内は神社のテーマパークのような雰囲気です。毎週開催される日曜市では本格的讃岐うどんを味わうことができます。
是非こちらもご覧ください
御朱印は4種類頂ける
御朱印所
田村神社の御朱印は本殿向かって左手の授与所で扱っています。
こちらでは通常の御朱印の他に龍体示現御朱印、龍体示現御朱印(大)、切絵御朱印 の計4種類の御朱印を頂けます。
志納金
通常御朱印 300円
龍体示現御朱印 500円
龍体示現御朱印(大) 1000円
切絵御朱印 1500円
御朱印
今回は通常御朱印のみ頂きました。コロナに関する様々な規制が撤廃されていく中で御朱印に関しては依然として「書置き対応」という寺社が多いように思いますが、田村神社では丁寧に書かれた直書き御朱印を頂けました。
アクセス
交通
ことでん琴平線一宮駅徒歩約15分
地図
近隣の寺社
田村神社の由緒
田村神社が位置する一帯は大きな川が少ない香川県内では貴重な遊水地で、その中の「定水井(さだみずのい)」という井戸に浮かべたいかだに神が祀られていました。709年になって行基がこの地に社殿を設け、これか田村神社の起源とされています。
後に諸国に一宮が定められると田村神社が讃岐国一宮となり。同一敷地内にあった一宮寺が田村神社を管理する別当寺となりました。
16世紀の後半になると兵火により大損害を受けますが、様々な勢力より社領の寄進を受けて復興します。1679年に高松藩主の松平氏により一宮寺が分割されて現在に至っています。
水神様を祀る自然崇拝
田村神社は井戸の淵を御神体とする神社です。
田村神社が位置する讃岐平野の中心部は近くを香東川が流れており、そのためこの辺りの地下を豊富な伏流水が流れています。香川県内では例外的に水に恵まれた地域であったことから稲作の中心地であり、「水神様」を祀る自然崇拝が発生したことから定水井に神を祀るようになりました。
御神体の定水井の淵は現在奥殿の地下10mほどの場所にあり、社伝によれば龍が住んでいるとされています。奥殿の地下にあることから淵は外部からは見えませんが、もしこれを見てしまうと恐ろしい祟りがあるといいます。
テーマパークのようだった境内の見どころ
境内には田村神社の他に末社が4社、それ以外にも讃岐七福神・登り竜・八咫烏・千本鳥居・稲荷・撫で牛など様々な縁起の良いものが連なっており、さながら神社のテーマパークのようになっています。
大鳥居
1980年に建てられたもので、高さ約17mあります。境内の入口にあります。
お迎え布袋尊
狸八福縁起
鐘楼門
鐘楼の四本の脚には四方を司る四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)の模様が刻まれています。
八咫烏
日本神話に登場するカラスで、導きの神とされています。
北参道
完全に千本鳥居状態です。
本殿
本殿の大鳥居は三の鳥居のようです。
本殿の奥にある奥殿の地下に御神体である淵があります。
境内社
天満宮
菅原道真を祀っており、撫で牛もありました。
素婆倶羅社
女性と子供の守り神として知られており、安産・病気平癒・身体健康のご利益があるとされています。
宮島社
芸能の神として厚く敬われています。
豊かに水が湧き出ている、神池に隣接しています。
宇部伎社
鳥居の奥に龍のモニュメントが設けられており、黄金を備えると長者になると言われています。
宇部伎社は家内安全・生活守護の神として信仰されています。
本殿の奥殿は見えませんが宇部伎社の奥殿は見えます。
日曜市のうどん
田村神社では日曜日の午前6時から13時に日曜市が開かれており、こちらでは当日うどんも販売されています。会場は社務所に隣接した建物でかけうどんのみ一玉150円で提供されており、香川を代表する製麺所から仕入れたうどんを味わうことができます。※マルタニ製麺がその一つと言われています。
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。