高松市の一宮寺では2種類の御朱印を頂けます。四国八十八ヶ所霊場の第83番札所で、8世紀初頭に創建された歴史のある寺院です。薬師如来を祀る小さな祠は「地獄の釜」と呼ばれており、見落としやすいので忘れないようにしてください。
一宮寺の御朱印
御朱印所
一宮寺の御朱印は山門をくぐって右手にある納経所で頂けます。
こちらでは聖観音と薬師如来の2種類の御朱印を頂けます。四国八十八ヶ所霊場としての御朱印は聖観音のようです。
志納金300円
※四国八十八箇所霊場の納経料は2024年4月1日より500円に値上げされました。
記念スタンプ
来年2014年は四国遍路が誕生してちょうど1200年と言うことで、四国八十八ヶ所霊場会により2015年5月31日まで御朱印に記念スタンプが押されます。事前に「押してもいいですか?」と聞かれることもあれば有無を言わさず押される場合もあるのでご注意ください。
御朱印
今回は聖観音の御朱印を頂きました。
一宮寺の由緒
一宮とはある地域内で最も社格が高い神社のことを指しており、一宮寺の寺号は讃岐国一宮である田村神社に由来しています。
この地に寺院が創建されたのは8世紀初頭で、当時の年号にちなんで大宝寺と称していました。後に諸国に一宮が定められると讃岐国一宮である田村神社を管理する別当寺となり、行基によって本堂が改修されて一宮寺に改称しました。
もともとは法相宗の寺院でしたが、9世紀になって弘法大師が伽藍を整備し、聖観世音菩薩像を刻んで祀ってからは真言宗の寺院となっています。
16世紀に兵火により焼失しますが後に再興され、17世紀に高松藩主の松平頼常によって田村神社から切り離されて現在に至っています。
四国八十八ヶ所霊場の第83番札所で、香川県内の札所の中で高松市の中心部に最も近いお参りのしやすい寺院です。
「地獄の釜」を見落とさないように
一宮寺の手水舎の隣には小さな祠があり、「地獄の釜」と呼ばれています。人々を病気から救うとされる薬師如来を祀っていてこちらに頭を入れると新しい境地が開けるといわれていますが、一方で悪いことをしている人が頭を入れると地獄の釜の音が聞こえて扉が閉まり、頭が抜けなくなるとされています。
予備知識がなかった私は見落としてしまいましたが、これから訪れる方は注目してみてはいかがでしょうか。
アクセス
交通
ことでん琴平線一宮駅徒歩約10分
地図
近隣の寺社
一宮寺の境内
仁王門
旅の道中安全を祈願するという意味がある大わらじが奉納されています。
鐘楼堂
大師堂
天井一面に先祖供養・家内安全を祈願した吊灯籠が納められているといいます。
本堂
弘法大師が自ら刻んだといわれる聖観音菩薩像が祀られています。
護摩堂
西門
駐車場を利用するとこちらから境内に入ることになります。
庭園
一宮寺の境内には参拝順路に沿って庭園が広がっています。
香川では讃岐うどんの食べ歩きに行こう
香川県の魅力は数多くありますが、その最大のものはやはりうどんではないかと思います。「うどん県」を自称しているだけあって無数にある県内のうどん店はどこもハイレベルで、「感動的な美味さ」のうどんにちょいちょい出会うことができます。
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