一畑薬師として知られている醫王山一畑寺では御朱印は15種類の中から選んで申込書を提出します。宍道湖を見下ろす島根半島の山上に位置しており、アクセスが大変で1138段の階段を上がるか車を利用するしかありません。
クッキリとした御朱印が15種類
御朱印所
一畑薬師の御朱印は下生閣(あさんかく)で頂けます。
こちらでは何と申込書を書いて御朱印を頂きます。
志納金200円~500円
御朱印
今回は「薬師如来」の御朱印を頂きました。くっきりとした書体の直書き御朱印を頂きました。
アクセスが大変!
一畑薬師は宍道湖を見下ろす島根半島の山上に位置しており、アクセスとしては1138段の階段を上がるか車を利用するしかありません。
交通
一畑電鉄一畑口駅からバス・タクシーで約10分
出雲大社より車で約45分
出雲で活動する場合はどうしてもレンタカーで走り回ることが多くなります。ひたすらナビの指示通り走るだけなので自分がどこにいるのか全く分からない状態であるため、こちらの看板を見てようやく安心することができました。
こちらで左折するとあとはひたすら道なりです。
1138段の階段
私は車で山の上まで登ったのでわかりませんでしたが、こちらの階段は麓から続いており、何と1138段あるそうです。毎年10月にはこの階段を駆け上がる「日本一過酷な」マラソン大会が開催されます。
地図
周辺の寺社
一畑薬師の境内
一畑薬師の創建は平安時代で、一畑山の麓の海岸で漁師をしていた与市が894年に日本海で金色に輝く薬師如来を引き上げたことをきっかけとしています。夢で薬師如来のお告げを受けた与一が崖から飛び降りたところ無事に着地できただけでなく母の目も治り、そこでこの地にお堂を建てて海から引き揚げた薬師如来をご本尊として祀りました。これにより一畑薬師は「目のお薬師さま」といわれるようになったということです。
境内案内図
一畑薬師は思っていた以上に規模が大きく、山奥に巨大な寺院が突如出現する様は何やらテーマパークのように見えました。
仁王門
鐘楼堂
1891年の鋳造で、もともとは毛利輝元の陣鐘であったものを改鋳したと伝えられています。先の大戦の際に軍に供出されましたが、急な停電や吊り下げるチェーンの切断、担当者の急病等によって溶鉱炉に入れられないまま終戦を迎え、奇跡的に寺に戻りました。
観音堂
中国観音霊場の第26番札所/百八観音霊場の第31番札所です。お堂の内部では日本全国の観音霊場の朱印を見ることが可能で、百八観音霊場のお砂踏みができます。
ついにお賽銭までキャッシュレスという時代が来たようです。
薬師本堂
明治に再建されたもので、本尊の薬師如来の両脇には日光菩薩・月光菩薩、十二神将がまつられています。
八万四千仏堂
一畑薬師の目玉となる施設です。
仏教で説かれているという八万四千の法門(教え)にまつわるもので、8万4千体の仏像を安置するという目標に向けて全国から仏像が奉納され続けています。
一畑薬師でふるまわれるお茶
「お茶湯(ちゃとう)」と呼ばれる特別なお茶が下生閣でふるまわれています。境内の薬草畑で採れたお茶の葉を煎じて薬師堂の井戸からくみ上げられた霊水を沸かして淹れたもので、毎日薬師如来にお供えして祈念したものを頂くことができます。(お茶を頂いたらお賽銭を収めましょう。)
風光明媚な景色
一畑薬師の境内からは宍道湖の絶景を眺めることができます。
サンライズ出雲の車中から見たのとは反対方向からの眺望で、実に新鮮でした。
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