西新井大師の名で知られる總持寺の御朱印は4種類で全て書置きのセルフ対応です。境内の露店で販売されている指輪は厄除、縁結びに効果絶大とされて大変な人気です。
御朱印は2種類頂ける
御朱印所
西新井大師の御朱印は御祈願受付所で扱っています。
こちらでは西新井大師と関東三十六不動霊場、東国花の寺、関東八十八ヶ所霊場の4種類の御朱印を頂くことが出来ます。
御朱印は全て書置きでセルフの対応となっていました。これが新型コロナ感染拡大防止のための一時的なものか恒常的なものかはわかりません。
志納金300円~400円
御朱印帳
価格は1300円です。
御朱印
今回は西新井大師の「厄除弘法大師」の御朱印のみ頂きました。
過去に頂いた御朱印
かつては全て御朱印帳ヘの直書きでした。
平成30年4月1日付
平成28年8月31日付
関東厄除け三大師の一つ
ここはかつて空海が関東巡錫の途中この地に立ち寄り、疫病の流行に悩む人々を救わんとその場で本尊の十一面観音像を彫ったとされています。そして自身の像を枯れ井戸に安置して二十一日間護摩祈祷を行ったところ枯れ井戸に再び水が湧いたといいます。
その井戸が本堂の西側にあることから「西新井」という地名となりました。
こうして誕生した西新井大師は関東厄除け三大師の一つと呼ばれるようになり、江戸時代になると女性の厄除け祈願所として有名になりました。関東厄除け三大師は西新井大師の他に川崎大師と千葉県香取市にある観福寺が含まれています。
ちなみに関東の三大師というくくりも存在し、こちらには佐野厄除け大師、青柳大師、川越大師が含まれます。
西新井大師の境内には数多くのお堂があり、いぼ取りから商売繁盛、航海安全にいたるまで多くの人々の多種多様な願い事に対して一通り対応できるようになっています。長い歴史の中で多くの人々を引き付けてきた理由はこういう所にもあるのかもしれません。
アクセス
交通
東武大師線大師前駅徒歩約5分
地図
西新井大師の境内
山門
江戸時代後期に建立されたものです。
大本堂
江戸時代中期に建立された本堂は昭和41年の火災で焼失し、現在の建物は昭和46年に再建されたものです。
加持の井戸
弘法大師ゆかりの井戸で、「西新井」という地名の由来となりました。
塩地蔵(いぼ取り)
いぼ取りに霊験ありとされています。堂内の塩を持って帰りご利益があれば倍の量の塩をお返しするという事で、堂内は塩でいっぱいです。
六角観音堂
聖観世音菩薩像をまつっています。
水洗い地蔵(健康長寿)
信仰すると十種の福徳を授かり、特に健康長寿の功徳があるとされています。
三匝堂
都内に現存する唯一の栄螺堂です。堂内が螺旋構造の回廊となっており、一方通行の通路を進めば他と交差することなく一層から三層まで上って下りてくる構造となっています。
水子地蔵
不動堂(厄難除災)
不動明王を祀っており、厄難除災のご利益があります。災難を砕いて魔を取り除き、苦悩に立ち向かう勇気や迷いを断ち切る力を与えてくださいます。
四国八十八箇所お砂踏み霊場
四国霊場と高野山の砂が敷かれており、ここをひと回りすれば四国八十八ヶ所を巡ったのと同様のご利益があるとされています。
弘法大師立像
弘法大師が四国を行脚した時の姿です。
稚児大師像(学業成就)
子育て、学業成就のご利益があります。
弁天堂(芸道達成、航海安全)
弘法大師立像の奥は美しい庭園となっています。
池の中に設けられた島には弁天堂があり、学問、芸術の守護神で、芸道達成、学問成就、航海安全のご利益があります。
権現堂
寺院の建立の折、地鎮のために祀られました。
如意輪堂(女人堂)
女性の諸願成就のご利益があるとされています。
奥の院
高野山奥の院を関東に迎えて祀ったもので、高野山の代拝所として多くの人々がお参りしてきました。
出世稲荷明神(商売繁盛)
五穀豊穣の神である倉稲魂神を祀っており、商売繁盛のご利益があります。
大人気の指輪の買い方
西新井大師の露店では以前より指輪が売られており、縁結びや厄除け、方位除けのご利益が非常に強力だということで2008年頃よりテレビやSNS等で紹介されて大変に有名になりました。
露店は山門を入ってすぐ右手にあり、オレンジ色の屋根が目印になっています。
ちょっと目を離した間に行列が出来ているではないですか。
水晶玉の上に手を置いて干支を言うと手相占いをしてくれます。私の場合、ずっと心の中で溜まっていたことが流されていくようなことを言ってくれました。
指輪は金と銀の2種類で1年後に炊上げしてくれます。価格は3000円でした。
指にはめていないときはこちらに入れておくといいようです。
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