善通寺の御朱印4種類を全部ご紹介します。「厄除け」「健康運」「勝負運」のご利益で知られており、四国八十八ヶ所で最大の境内は見どころに満ちています。土讃線善通寺駅徒歩約20分ですが、効率を考えるとアクセスは車が便利です。
御朱印は4種類
御朱印所
善通寺の御朱印は西院仁王門脇の納経所で頂けます。
御朱印は弘法大師、薬師如来、布袋尊、延命地蔵の4種類です。四国霊場の御朱印は日付が入らないのが普通で、善通寺でも日付が入るのは弘法大師のみです。
四国霊場では納経帳ではなく納経軸(掛け軸)に御朱印を頂く方も多く、墨を早く乾かすためほとんどの御朱印所でドライヤーが常備されています。(1か所だけ無かった記憶がある。)
志納金300円
※四国八十八箇所霊場の納経料は2024年4月1日より500円に値上げされました。
御朱印
さすが四国八十八ヶ所の寺院と言うだけあって、コロナ禍で書置きがほとんどという情勢の中でも御朱印帳に直に書いていただきました。
弘法大師
薬師如来
布袋尊
延命地蔵
善通寺の歴史とご利益
善通寺は弘法大師の出身地である香川県善通寺市に位置する寺院です。唐より帰朝した弘法大師が叔父である佐伯田公から寄進された土地に建てたもので、現在の東院の地で807年に着工して813年に落慶しました。
鎌倉時代になると隣接した佐伯家の邸宅跡に誕生院が建立されます。それ以降江戸時代までは善通寺と誕生院という別々の住職を持つ2つの寺院でしたが、明治初年に単一の寺院となり、現在では真言宗善通寺派の総本山となっています。弘法大師ゆかりの霊場を巡る四国八十八ヶ所の第75番札所で、「厄除け」「健康運」「勝負運」のご利益で知られており、何か新しい事を始めようとする方に最適のパワースポットと言われています。
アクセス
交通
土讃線善通寺駅徒歩約20分
高松駅より車で約1時間
効率等を考えると車がおススメです。
地図
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境内の見どころ
善通寺の境内は東院(伽藍)と西院(誕生院)の二つに分かれています。私の印象では四国八十八ヶ所の全ての札所の中で最大です。
東院(伽藍)
南大門
東院(伽藍)の南に位置する善通寺の正門で、現在の建物は日露戦争戦勝を記念して1908年に再建されたものです。
五重塔
高さ約43メートルの五重塔は国内の木造塔として3番目の高さで、現在の建物は1902年に再建された4代目です。
毎年ゴールデンウィークには1階と2階の内部が特別公開されています
大楠
樹齢千数百年と伝えられています。
釈迦堂
江戸時代の17世紀後半に建てられたもので、もともとは西院の御影堂でしたが、1831年に現在の場所に移築されました。
金堂(重要文化財)
1700年に完成した本尊の薬師如来坐像を祀っています。
創建時の建物は1558年の兵火によって焼失してしまい、現在の建物は1699年に再建されたものです。
中門
東院の西側に面した門です。
いかにも香川らしい風景です。
西院(誕生院)
仁王門
現在の建物は1889年の再建ですが、左右に立つ金剛力士像は南北朝時代である1370年に製作されたものです。
御影堂
現在の建物は1831年の建立で、1937年に大規模な改修を行っています。「御影」とは祖師とその姿のことを意味しており、弘法大師が池に映る我が身を写したという「瞬目大師(めひきだいし)像」と木製の弘法大師像が安置されています。
御影堂の地下には約100メートルの真っ暗な通路をめぐる「戒壇めぐり」があります。
親鸞堂
浄土真宗の開祖である親鸞を祀っています。師の法然が鎌倉時代に善通寺を参詣しており、親鸞も参詣を熱望していながら果たせなかったといいます。
護摩堂
1940年に建てられたもので、不動明王を祀っています。護摩木を焚いて諸願を祈祷する護摩修法が行われる場所です。
聖天堂
「聖天さん」として親しまれており、あらゆる罪障を取り除き、富貴財福をも受けるとともに縁結び・夫婦和合・子授け等、幅広いご利益があるとされています。
済世橋
境内西側の参拝者用駐車場から西院(誕生院)にかかる橋です。車で来た場合にはこちらが善通寺の入り口になります。
1978年に西門にあたる「正覚門(しょうがくもん)」と共に建設されました。
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