高屋神社の本宮では御朱印もお守りも自販機で購入します。本宮は標高404mの稲積山の頂上にあり、「天空の鳥居」として一躍香川県を代表する「映えスポット」となりました。交通安全や水難除けといったご利益が知られていてアクセスはシャトルバスが便利です。
御朱印もお守りも自販機で購入する
御朱印所
香川を代表する映えスポットとして一躍注目を集めるようになった高屋神社ですが、標高404mの稲積山の頂上にある小さな神社で基本的に無人です。そのため以前は麓にある加麻良神社で御朱印をいただいたのですが、これはあまり知られておらず、参詣客の急増に対応できていいなかったようです。
「せっかく山頂まで参拝したのに御朱印が頂けない」という声が多数寄せられたようで、地域おこしに取り組む地元の信用金庫の手により今年6月に境内に自動販売機が設けられました。
御朱印、絵馬、御守、おみくじといった神社関係以外に、いりこや讃岐うどん(乾麺)等の常温保存できる地元の特産品が発売されています。セルフの御朱印というのはこれまで何回か見ましたが、御朱印の自販機とは初めてです。
志納金300円
御朱印
当然ながら印刷された御朱印で、日付は自分で記入するしかありません。
「映えスポット」のご利益は交通安全や水難除け
高屋神社は平安時代中期の927年に編纂された延喜式神名帳に「讃岐国刈田郡高屋神社」として記載されている歴史のある神社で、稲積山の頂上にあることから「稲積神社」、『稲積さん』などと呼ばれてきました。
当初は山頂にあったのを1600年頃に山の中腹に移し、さらに1760年頃に山麓に移しましたが、里人がその祟りをおそれたことから1831年に山頂の旧地にあらためて本宮を造営しました。
麓の県道から約6kmの林道が2009年に開通し、神社から約150mの場所に設けられた駐車場まで車で上がることが可能になりました。
境内から鳥居越しに観音寺市内や瀬戸内海を一望できることから近年になって「映えスポット」としてSNS上で話題となり、「天空の鳥居」として多くの観光客を集めています。
海上安全をはじめ、水難除けや交通安全、安産祈願などのご利益があるとされて人々の信仰を集めています。
高屋神社(本宮)への行き方
高屋神社への行き方は土日祝と平日で大きく違います。
土日祝
高屋神社へと続く林道は10:00~18:00の間全ての車両が通行禁止となり、県立琴弾公園内から神社までシャトルバスが運行されます。
高屋神社(天空の鳥居)へのシャトルバスの運行について - 観音寺市ホームページ
平日
麓から徒歩で上がるルートもあるようですが結構な山道のようで、ほとんどの方が林道を車で上がると思います。しかしこれが意外と難しいのです。
高屋神社には天空の鳥居がある本宮の他に下宮があり、そのためナビに高屋神社と入力して検索しても全然違う場所に誘導されます。林道の途中にある「不動の滝カントリーパーク」を目印にすればよいことは様々な記事に書かれていますが、私が使用したレンタカーのナビではこちらで入力しても検索できませんでした。
目標としては県道49号線の三豊市と観音寺市の境界付近にあるこの看板を見つけるしかありません。
ここのT字路で49号線を離れるとこの看板があります。高松方面から向かった場合、ファミリーマート観音寺流岡店の手前にあります。
行き過ぎるとこちらの看板があります。
しばらく進むとこちらの看板にぶつかるので、稲積山展望台方向に進んでください。
しばらくの間、すれ違うのも難しい細く曲がりくねった道が続きます。
稲積山展望台方向に進んでください。
駐車場から先は約150メートル続く急な上り坂を徒歩で上がります。
途中に北側の仁尾方面を見る展望所があり、瀬戸内海を一望できます。
地図
香川県の神社
高屋神社(本宮)の境内
大鳥居
鳥居の下には270段の石段が続いています。
拝殿
無人であるため賽銭箱も工夫されていました。
本殿
絶景だった天空の鳥居
階段の上から見下ろした映像が有名な「天空の鳥居」の写真です。
自販機が置かれた前からだとこのようになります。やはり正面から見下ろした方がいいようです。
ちなみにこの日は私が神社に滞在している間だけ雨がやんで雲が切れ、絶景を堪能することができました。
お参りを終えて駐車場に向かって坂を下っていると再び雲がかかり、四国霊場の観音寺と錢形砂絵を断念せざるを得なくなるほどの雨となりました。まさに奇跡の瞬間だったようです。
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