小田原の大稲荷神社は小田原駅から徒歩5分くらいの場所にある閑静な神社ですが、テニスの錦織選手の活躍とともに境内社の錦織神社がパワースポットとして話題になりました。4種類頂ける御朱印はどれも大変にカラフルです。
御朱印は4種類どれも大変にカラフル
御朱印所
御朱印は一之鳥居をくぐってすぐ右手の社務所でいただけます。
志納金300円
御朱印
御朱印は全て書置きで、大稲荷神社の他に田中稲荷社・愛宕神社・錦織神社の計4種類頂くことができます。どれも大変にカラフルです。
大稲荷神社
右上の朱印は10円玉の表面そっくりの紋様でした。
田中稲荷社
右上の朱印は稲荷神社らしく稲穂を描いています。
愛宕神社
右上に緑色の三つ葉葵の紋所が押されていました。
錦織神社
右上に金色の印が押されています。これはもともと朱色だったのですが、2014全米オープンのシングル2位となった錦織選手の活躍を讃え、金色となりました。
大稲荷神社の由緒
大稲荷神社は小田原市城山に鎮座する神社で、16世紀末に修験者が竹ノ花地区に建てた修験堂が起源となっています。武田氏家臣主家滅亡後に徳川氏の傘下に入った曲淵氏がこの地を与えられ、修験堂に稲荷大明神を祀ったのが始まりとされています。
北条氏滅亡後の初代小田原城主となった大久保忠世が京都伏見稲荷大神の最北座田中大神を合祀し、それ以降田中稲荷と呼ばれるようになりました。しかし大久保氏が改易になると祭祀するものがなくなって神社は荒廃してしまいます。
後に大久保氏は小田原に戻り、1705年に家臣の妹に田中稲荷より「神社を再興すれば年内に城主に吉事がある」という神託があり、実際その年の12月に城主大久保忠増は若年寄りから老中に取り立てられました。
そこで翌年に大久保忠増は現在の地に社殿を造営して田中稲荷を勧請し、谷津村・竹の花町・須藤町・大工町の鎮守として大稲荷神社と称したといいます。
アクセス
交通
東海道線・小田急線小田原駅徒歩約5分
地図
周辺の寺社
大稲荷神社の境内
境内案内図
一之鳥居
参道
左に折れれば大稲荷神社、直進すると愛宕神社です。
二之鳥居
拝殿
本殿
開運パワースポットの錦織神社
境内社の錦織神社はもともとは西郡明神と称していたもので、17世紀半ばに領主の命により錦織明神社と改称しました。
後に農民に対する年貢の軽減を藩主に直訴したこの地の名主の下田隼人も併せて祀っています。
1633年の大地震で甚大な被害があった領内を復興するため農民に過酷な年貢が課され、農民は塗炭の苦しみに喘ぎ暴動を起こしかねない状態になったため、下田は家族にも類が及ぶことを覚悟のうえで直訴に踏み切ったもので、本人は斬首されましたがその後年貢が軽減され、地域のヒーローとなりました。
テニスで錦織圭選手が活躍するようになると小田原の開運パワースポットとして注目を浴びるようになり、スポーツ上達を願う人のお参りが増えているといいます。
錦織神社以外の境内社
愛宕神社
もともとは現在の小田原駅西口正面の台地(通称愛宕山)にあった神社で、1339年に足利尊氏が社殿を建立したといいます。江戸に幕府が開かれると拝殿と幣殿が江戸の愛宕山に移築され、本殿のみが残されたものであると伝えられています。大正11年にこの地に遷座されてきました。
美しい彫刻が印象的な社殿です。
田中稲荷社元宮
稲荷神社
大稲荷神社の本殿裏にあります。
官位稲荷神社・山神社・伏見稲荷神社
田中稲荷社の脇に位置しています。
医薬稲荷社
愛宕神社のわきにあります。
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