箱根元宮(はこねもとつみや)の御朱印は閉所の場合は箱根神社で書置き対応です。標高1356mの駒ヶ岳山頂にあり、西武と小田急の争いの名残でアクセスは少々面倒です。
是非こちらもご覧ください
御朱印は無人か有人かで違う
御朱印所
御朱印は神職の方がいる場合は社殿の内部で頂くことが出来ます。
社殿が有人となるのは土日祝及び毎月1日・13日・15日・24日のようです。
受付時間 10:00~15:00


無人の閉所日は箱根神社の御朱印所で頂けます。
受付時間 9:00~16:00
初穂料500円
御朱印

箱根神社の御朱印所で頂く場合、御朱印は書置きとなります。
過去に頂いた御朱印

お詣りしたこの日は有人であったため、社殿内部で直書きの御朱印を頂きました。
箱根元宮の由緒
箱根元宮は箱根神社の奥宮にあたり、今から凡そ2400 年前に創建されました。
聖占仙人が神山に鎮まる神威を感じ、駒ヶ岳山頂に社殿を開いたことが起源とされています。それ以降は歴代の天皇の崇敬と庶民の信仰をあつめて登拝する者が後を断たず、佛教が渡来すると神佛習合して修験者が練行苦行する霊場として有名になりました。
奈良時代に入峰した万巻上人が箱根大神の霊夢を受け、757年に芦ノ湖畔に設けた里宮が現在の箱根神社です。
第二次大戦後の箱根では西武グループと小田急グループによる「箱根山戦争」とまで呼ばれた激烈なシェア争いがあり、箱根元宮が鎮座する駒ヶ岳は西武グループにより開発が進められました。

1956年に芦ノ湖湖畔東側に箱根園が開業し、1963年には箱根園駅 ~ 駒ヶ岳頂上駅間にロープウェイが開業しました。反対側の斜面にケーブルカーが設けられていた時期もあります。
1964年には西武グループ総帥の堤康次郎氏の寄進により元宮の社殿が再建されました。
箱根神社の御朱印は直書きから「版木押し」に変わった - 全国の御朱印を制覇したい!!
箱根山戦争の名残のアクセス
交通
箱根 駒ヶ岳ロープウェイ「駒ヶ岳山頂駅」下車、徒歩約8分
箱根に設けられた様々な施設の内で箱根園と駒ヶ岳ロープウェイは西武グループの施設であり、そのため小田急グループの交通網からは切り離されています。

箱根園へ出るための適当なバス便が見つけられなかったため、早雲山からのロープウェイに乗った後に芦ノ湖の遊覧船を利用することにしました。


芦ノ湖の遊覧船も小田急と西武の2種類があり、海賊船(上)が小田急で双胴船(下)が西武です。箱根園に寄港するのはその中で西武の双胴船だけです。

海賊船の桃源台と湖尻が同じ場所だと思っていたのですが、実際には両者は徒歩15分くらいの距離がありました。


小田急の施設であるロープウェイ桃源台駅での案内がたったこれ1枚だけだったのは箱根山戦争の名残でしょうか?
駒ヶ岳山頂駅までは約6分の空中散歩です。

下界はうだるような暑さでしたが、駒ヶ岳山頂は快適でした。
地図
ロープウェイでお参りした寺社(記事は下に続きます)
箱根元宮の境内
山頂散策図

山頂の全景

矢印の箇所に馬降石があり、こちらの方から上るようにしてください。

天気が良ければ富士山がきれいに見える場所なのですが、この日はあいにく曇っていました。
参道

馬降石

白馬に乗った神がここに降臨したといいます。
大鳥居

社殿

箱根大神と呼ばれる「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」を祀っています。

無人の場合は完全にふさがっており、お賽銭を入れる隙間もありません。
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