讃岐国分寺の御朱印は力強く躍動感があります。奈良時代に全国に建てられた国分寺の中の一つで国の特別史跡に指定されています。1200年前に弘法大師が造ったといわれる東寺の大日如来像(1486年に焼失)の再建に取り組んでおり、現在ではクラウドファンディングによる支援を募集中です。
讃岐国分寺の御朱印
御朱印所
讃岐国分寺の御朱印は参道右手奥にある納経所でいただけます。大師堂と直結しており、内部では弘法大師像を礼拝することができます
四国霊場の納経所の受付時間は基本的に7時~17時です。
志納金300円
※四国八十八箇所霊場の納経料は2024年4月1日より500円に値上げされました。
御朱印
力強く躍動感のある書体の御朱印です。四国霊場では基本的に御朱印には日付が入りません。
讃岐国分寺の由緒
奈良時代の741年に聖武天皇が国分寺建立の詔を発したことにより全国68か所に国分寺が建立されたといいます。讃岐国分寺の創建年代は明らかではありませんが、この頃であることは間違いないようです。
律令体制の崩壊に伴い衰退後に鎌倉時代に復興されますが、安土桃山時代の兵火により本堂と本尊と鐘楼を残しほとんどが焼失してしまいます。しかし江戸時代になって高松藩主の崇敬を受け復興しました。
現在では四国八十八ヶ所霊場の第八十番札所に指定されており、札所巡りの中では単純に「国分寺」と呼ばれています。
アクセス
讃岐うどんの名店が並ぶ県道33号線沿い
JR予讃線に沿って高松から善通寺に向かって延びる県道33号線沿いにあります。近隣には「一福」「山下」「がもう」といった讃岐うどんの名店があり、食べ歩きの途中でお参りすることもできます。私が以前高松に住んでいた頃には近隣に「ジャンボ」という釜揚げうどんの名店があったのですが、残念ながら無くなってしまったようです。
JR予讃線国分寺駅より徒歩約4分
地図
◆四国霊場の寺社
国の特別史跡である境内
現在の境内は創建当時の国分寺の伽藍と重複しており、保存状態が良いことから国の特別史跡に指定されています。全国の国分寺跡で特別史跡であるのは香川・静岡・茨城の3か所だけです。
仁王門をくぐってから本堂にたどり着くまでの動画です。
仁王門
創建当時の中門があったと推定される位置に建てられています。
梵鐘
奈良時代の作と考えられており、国の重要文化財に指定されています。
本堂
鎌倉時代中期の再建と考えられ、創建時に講堂があった場所に講堂跡の礎石をそのまま利用して建てられています。本尊の十一面千手観世音菩薩像は高さ5.7mあって四国霊場では最大であり、通常は秘仏で60年に一度開帳されます。(次回は2040年)
本堂、本尊共に国の重要文化財に指定されています。
大日如来堂
江戸時代の1778年に建てられたものです。
弁財天像
讃岐七福神の一つであり、水の神様であることから池の中に祀られています。
良縁社
愛染明王を祀っており、良縁成就・夫婦円満のご利益があります。
願掛け不動明王
ミニ八十八か所巡り
もともとは近隣にあったものを境内に移したもので、一巡すれば四国八十八か所を巡った場合と同じご利益があるとされています。
春日神社
本堂のすぐ隣に位置している近隣の鎮守です。
大日如来像再現クラウドファンディング
国分寺では1200年前に弘法大師が造ったといわれる東寺の大日如来像(1486年に焼失)の再建に取り組んでおり、完成した暁には讃岐国分寺の大日如来堂に収められます。
製作に必要な資金に関してはお遍路さんに寄付を呼び掛けていましたが、新型コロナウィルスの感染拡大によりお遍路さんが激減してしまいました。そのため現在ではクラウドファンディングによる支援を募集中です。
※クラウドファンディングについてはコチラ
【大日如来像再現】『クラウドファンディング』によるご支援を募集中! | 讃岐國分寺 | 讃岐国分寺
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