龍安寺(りょうあんじ)は「ロックガーデン」として世界的に有名な石庭がある寺院で、御朱印にも「石庭」と直書きで記して頂けます。室町時代中期からの歴史を持つ寺院で、金閣寺から徒歩約20分ほどで着くことが可能です。
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極太で「石庭」と直書きした御朱印
御朱印所
竜安寺の御朱印は庫裡の中で頂けます。こちらでは直書きで記した御朱印を1種類頂けます。
受付時間 9:00~16:00
志納金 300円
御朱印
「石庭」と記されています。「吾唯足知」と記した「蹲踞」の印も押されています。
オリジナル御朱印帳
龍安寺では石庭を描いたものとつくばいを描いたものの2種類のオリジナル御朱印帳を扱っています。石庭が小型、つくばいが大型サイズです。
価格1300円
金閣寺から徒歩20分というアクセス
龍安寺は京都市右京区に位置する臨済宗の寺院で、金閣寺から南西方向に徒歩20分くらいの距離にあります。「龍安寺の石庭」で有名な寺院であり、英国女王エリザベス2世が日本を訪問した際に立ち寄ったことでも知られています。
交通
京都駅より京都市バス50系統 龍安寺前バス停下車
京福電鉄龍安寺前駅下車徒歩約7分
金閣寺より徒歩約20分
地図
庭園が有名な京都の寺院
石庭が見どころの境内
龍安寺の創建は1450年で、平安時代の公家であった徳大寺家の山荘があった土地を室町時代中期の守護大名だった細川勝元が譲り受けて建てました。
境内案内図
1467年に発生した応仁の乱に際しては勝元が東軍総大将だったこともあり、龍安寺は西軍の攻撃を真っ先に受けて焼失してしまいます。しかし勝元の子の政元により再建され、1500年頃に石庭が造られたと伝えられています。
山門
江戸時代中期に再建されたものです。
庫裡
1797年の火災で焼失した後に再建されたものです。「庫裡」は本来なら台所を指しますが、禅宗寺院では玄関として使用されていることが多いようです。龍安寺の庫裡も方丈へつながる玄関となっています。
方丈(重要文化財)
塔頭の西源院方丈として1606年に建てられたもので、1797年の火災で龍安寺の方丈が焼失したために移築されてきました。
元総理の細川護熙氏の手による襖絵「雲龍図」が特別公開されていました。
勅使門(重要文化財)
方丈と同じく1797年の火災で龍安寺の唐門が焼失したため、西源院の唐門を移築しました。現在は不開門(あかずのもん)ですが、1975年に英国女王エリザベス2世が日本を訪問した際はこちらを通って方丈に入りました。
鏡容池
境内の南側には広大な池があり、徳大寺家の別荘であった頃はこちらに船を浮かべて歌舞音曲を楽しんでいたといいます。京都三大鏡池の一つと説明されていますが、他の二つが何なのかはどこを調べても記載がありませんでした。(金閣寺の鏡湖池と銀閣寺の錦鏡池ではないかと思います。)
池の周囲には散策路が整備されていて美しい景色を楽しむことができ、かつては石庭よりも有名であったといいます。
「ロックガーデン」として世界的に有名な石庭
方丈に面した枯山水庭園が「ロックガーデン」として世界的に有名な石庭です。幅25メートル、奥行10メートルほどの空間に白砂を敷き詰めて砂紋で並の重なりを表現しており、その上に大小合わせて15個の石が配置されています。
1500年頃に作庭されたと言われていますが、作庭者・作庭時期・意図ともに諸説あって定かではありません。どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないよう、ある石に別の石が重なるよう設計されています。
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