御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖通天橋〗紅葉の写真が有名 東福寺の御朱印は全6種類で直書きは1種類

京都五山第四位の東福寺の御朱印は6種類です。紅葉の時期の写真は誰もが見たことあるはずの寺院で、国宝の三門や三名橋、「八相の庭」など境内は見どころに満ちています。

御朱印は全6種類で直書きは1種類

御朱印所

方丈庭園入り口

東福寺の御朱印は方丈庭園入り口の内部にあります。拝観料が発生するエリアにありますが、御朱印だけの場合はその旨申し出れば入れてくれるようです。一旦御朱印帳を預けて美しい庭園を鑑賞し、帰りに受け取りましょう。

御朱印の見本

こちらでは全6種類の御朱印が頂けます。(御本尊朱印以外は書置きです。)

受付時間

9:00~16:00(4月~10月末)

8:30~16:00(11月~12月第1日曜)

9:00~15:30(12月第1月曜~3月末)

志納金 500円~1500円

御朱印

東福寺の御朱印

今回は直書きの御本尊朱印だけ頂きました。

オリジナル御朱印帳

東福寺では4種類のオリジナル御朱印帳を扱っています。全て大型サイズです。

価格 2500円

紅葉の写真が余りにも有名な東福寺

東福寺は京都市東山区の東南端、平安京の碁盤の目の右下隅のような場所にある禅寺で、臨済宗の寺院を格付けする五山という制度において京都五山第四位という格式の高い寺院です。

境内の渓谷

境内の中央に渓谷があって底を川が流れています。紅葉の時期はこのあたりが真っ赤になり、川に架かる通天橋に観光客がどっと押し寄せます。橋の上がラッシュ時の田園都市線の車内のようになった写真を見たことのある人は多いのではないでしょうか。

1236年に摂政九条道家が菩提寺として高さ約15mの釈迦如来像を安置する寺院の建立を決意し、19年かけて1255年に完成させたことが寺の起源です。奈良の東大寺と興福寺から一文字ずつ取り、東福寺と名付けられました。

当初は広大な敷地に五重塔も備えるほどの大伽藍を構えていましたが、1319年以降相次いだ火災により仏殿や本尊の釈迦如来像も含めて全焼してしまいました。その後は再建が進められ、室町時代の初期には京都最大の禅宗寺院としての寺観が整います。

応仁の乱による被害も最小限度にとどめ、足利・豊臣・徳川の保護を受けることができましたが、明治になって神仏分離令がだされると寺の規模は縮小し、また1881年の火災により仏殿と本尊の釈迦如来像、法堂、方丈、庫裏などの主要な建物がまたしても焼失してしまいました。

昭和になって仏殿と法堂を兼ねた本堂が建てられ、塔頭から釈迦如来像が移されて本尊となっています。

東福寺へのアクセス

交通

JR奈良線東福寺駅・京阪電車東福寺駅下車徒歩約10分

京阪電車鳥羽街道駅徒歩約10分

公式HPではこうなっていますが、個人的な印象では鳥羽街道駅の方が近いように思います。

地図

近隣の寺社

www.goshuinbukuro.com

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境内の見どころ

本堂は明治以降に再建されたものですが、境内には室町時代の建物も数多く残されています。

境内図

境内案内図

三門(国宝)

斜めから見た三門

1384年に再建が始まって1425年に完成した、現存する禅寺の三門としては日本最古のものです。

正面から見た三門

その威容を正面から仰ぎ見て、京都まで来て本当に良かったという気分になりました。

本堂

東福寺の本堂

1881年の火災で焼失した仏殿と法堂を兼ねたものとして1917年から再建を始め、1934年に完成しました。昭和期の木造建築としては最大級のものです。

本尊である釈迦三尊像

本尊である釈迦三尊像は塔頭の万寿寺から移された鎌倉時代の作です。

「蒼龍図」

天上には「蒼龍図」が描かれていました。「撮影禁止」の表示がどこを探しても見当たらなかったので撮影しました。

禅堂(重要文化財)

禅堂の正面

禅堂の全体

1347年に再建されたもので、修行僧が座禅と寝食を行う場所です。

東司(重要文化財)

東司

日本最大最古の禅宗式のトイレの遺構です。

東司の内部

多くの修行僧が一斉に用を足すことから百雪隠(ひゃくせっちん)と呼ばれています。

円筒の壺

中央通路をはさんで左右両側に円筒の壺を埋めてあります。

開山堂(重要文化財)

開山堂

初代住職である聖一国師を祀る建物で、通天橋を渡った少し先にあります。橋を渡ったらすぐ引き返す人も多いように見えましたが、実にもったいない行為です。

開山堂の庭園

開山堂の前には美しい庭園が拡がっています。

愛染堂(重要文化財)

愛染堂

こちらもまた通天橋を渡った少し先にぽつんと建っており、近づいてみたら重要文化財でした。もともと東福寺の塔頭にあった室町時代前期の建物で、1934年の室戸台風で倒壊したため現在の地に移築して修理しました。

紅葉の時は大変なことになる「東福寺三名橋」

境内の中央に洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷があり、東山を源とする三ノ橋川がその底を流れています。渓谷には臥雲橋、通天橋、偃月橋の3本の橋が架かっており、東福寺三名橋と呼ばれています。

臥雲橋

臥雲橋

こちらだけ門の外にあり、東福寺駅からアクセスすると境内に入る前に出現します。

臥雲橋

臥雲橋

これからどれだけ素晴らしい文化財が待っているか、期待感がいやがうえにも高まります。

通天橋

東福寺では方丈と通天橋だけ拝観料が発生します。

通天橋

通天橋

谷を渡る労苦から僧を救うため1380年に架けられたといいます。

通天橋の橋脚

1959年に台風で倒壊して建て直されたもので、その際に橋脚部分が鉄筋コンクリート造になりました。

通天橋の内部

紅葉が見頃になると参拝客が殺到してとんでもないことになります。

偃月橋(重要文化財)

偃月橋

1603年に再建されたもので、日本百名橋の一つに選ばれています。

偃月橋

方丈の裏に隠れたように位置しており、奥まった場所にあるため自分から意識して探さないと見つかりません。

方丈と「八相の庭」

方丈の正面

禅宗寺院における僧侶の生活の場である方丈は1881年の火災により焼失しましたが9年後に再建され、1939年に庭園が完成しました。建物の東西南北に四庭が設けられ、八つのポイントが配されていることから、釈迦の生涯の八つの重要な出来事である「八相成道」にちなんで「八相の庭」と呼ばれています。

南庭

南庭

砂紋が海、巨石が島、築山が山を表しています。

東庭

東庭

円柱で北斗七星を構成しています。

北庭

北庭

苔と敷石で小さな市松模様を表現しています。

西庭

西庭

大きな市松模様を表現しています。

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