高崎市の於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ)では「菊」の字が狐の尻尾に見える美しい見開き御朱印を頂けます。戦場の白いキツネの伝説に基づく神社で、「商売繁昌」「家業繁栄」のご利益で知られています。※2017年7月17日作成。2022年6月24日改定。
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「菊」の字が狐の尻尾に見える美しい見開き御朱印
御朱印所
御朱印所は神楽殿横にあります。御朱印所という表記はありませんが、中に入ると受付けてくれます。
こちらでは通常サイズと見開きの2種類の御朱印を頂けます。
初穂料300円(通常サイズ)
500円(見開き)
御朱印
「菊」の字が狐のしっぽに見える美しい見開き御朱印です。
白いキツネの伝説とご利益
於菊稲荷神社はもともとは普通の稲荷神社でした。
本能寺の変で織田信長が死んだことをきっかけに信長の重臣であった滝川一益と関東を代表する戦国大名であった北条氏との間で1582年に神流川の戦いが勃発しますが、北条氏が守護神の稲荷大明神に戦勝祈願をしたところ戦場に白いキツネが現れ北条氏を勝利に導きます。この御神徳の感謝して戦場の近くのこの地に社を構えたのが神社の起源です。
江戸時代に新町宿にはお菊という美しい娘がおり、宿場の子供たちの面倒をよく見ていたのですが、ある時風邪をこじらせて医者も見放すほどの重病となり住む場所も失ってしまいました。いつも子供たちの面倒を見てくれたお礼ということで親たちが稲荷神社の側に小屋を建てて世話をしてくれました。奇跡的に回復したお菊は稲荷神社の巫女(みこ)となり、神秘的な力を得てよく当たる予言をするようになります。その結果「困った事は稲荷のお菊に聞けばよい」と人々が話すようになり、於菊稲荷神社と呼ばれるようになったのだといいます。
現在では「商売繁昌」「家業繁栄」のご利益があるといわれおり、それ以外に厄除開運・家内安泰・交通安全・合格祈願の御祈祷も行われています。
アクセスは車が便利
交通
高崎線新町駅徒歩約9分
関越道高崎ICより車で約12分
高崎線も利用可能ですが、車を利用すれば榛名神社や水沢観音も併せてお参りが可能で便利です。
地図
群馬の寺社
於菊稲荷神社の境内
於菊稲荷神社は藤岡ICの近くということで高速を使うのは何とももったいなく、水沢観音からひたすら一般道を進んで何とか到着しました。
神社正面入り口
道路に面して設置されていた看板です。
案内図
こじんまりとした神社ですが、それでも敷地内の配置図が掲げられていました。
千本鳥居
朱色の鳥居が連なる姿が印象的です。
参道は途中で直角に曲がり、更に延びていきます。
鳥居の列の先に本殿が見えました。
拝殿
小さな拝殿ですがよく見ると自動ドアが設置されていました。
太子堂
本殿の脇にあります。
狐塚
北条氏に勝利をもたらした白いキツネが沢山置かれていました。
神楽殿
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