江北氷川神社では名誉宮司が詠んだ和歌を2頁にわたって記した御朱印を頂けることで知られており、これを求めて遠く海外からもお参りにやってくる人がいるほど愛好者に知られた神社です。
名誉宮司の詠んだ和歌を記した御朱印
江北氷川神社では名誉宮司が詠んだ和歌を2頁にわたって記した御朱印を頂けます。内容については毎年正月になると新しいものに変更されます。
御朱印所
御朱印は拝殿横の社務所で頂けます。社務所には帳面が置いてあって御朱印を頂く人はそこに記帳するのですが、ページをめくってみると日本全国各地の住所が書かれており、遠く海外からやってくる方もいるということです。尚、記帳した帳面は翌朝御祈祷して頂けます。
初穂料:以前は「お気持ちで」ということでしたが、今年訪れてみると「500円」という貼り紙がありました。
御朱印
平成30年11月11日付御朱印
「汝こそ数々の苦難ふもこえて輝いてみよや人の世の道」と詠まれています。
平成29年4月12日付御朱印
「慎みていかに生きるか心して足もとてらして歩むも一つど」
平成28年8月31日付御朱印
「願わくは一字にたくすせそうとは安穏やかな日々魔去りて天地安らか」
超個性的な御朱印
江北氷川神社の由緒
荒川沿いのこの地域はかつて「沼田」と呼ばれており、古来より清流が流れる湖沼地帯でした。江北氷川神社の創建年代は不明ですが、このような地域の治水の守護神として素盞鳴尊が祀られたと考えられています。
明治時代に近隣9つの村が合併し江北村が成立した際には江北村総鎮守とされ、旧江北村全体から、江北小学校に生徒が通っていたため、学校の記念日や神社祭礼日などには全校生徒がつらなって氷川神社にお参りし、紅白の饅頭をもらって帰ったと言います。
現在も足立区西部一帯(計17社)の本務社を担い、地域の中核神社となっています。
江北氷川神社には大正天皇の皇后であった貞明皇后から拝領した羽二重が残されており、また「足立姫」伝説にゆかりのある神社でもあります。そのため女性の願いを叶えるために奉納されたのぼりが数多く翻っていました。
アクセス
交通
日暮里舎人ライナー江北駅より徒歩約12分
※バス路線が錯綜しており、最初は電車と徒歩にすることをお勧めします。
地図
江北氷川神社の境内
大鳥居
拝殿
明治8年に建立された総欅造りの建物で、関東大震災や東京大空襲も切り抜けて現在までその姿を残しています。
本殿
総欅造り檜皮葺の建物で、昭和の大修理の際に「天保四年(1833年)再建」と刻まれた礎石が発見されています。
境内社
稲荷神社・稲荷塚・弁財天
大黒天・恵比寿天
諏訪神社
長野の諏訪大社から勧請されてきました。御神体は大きな石で、自由に見ることが出来ます。
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