蒲田八幡神社の御朱印は金色の印が押された大変に珍しいものです。羽田空港再国際線化により何かと話題の京急蒲田駅前の歴史のある神社で、勝運の神様として地元の人々に愛されています。
蒲田八幡神社の御朱印
御朱印所
現在は社務所新築工事が実施されており、御朱印は裏鳥居の正面の仮社務所で頂くことができます。
受付時間9:00~11:50 13:00~15:50 ※時間は厳守されているようです。
初穂料500円
御朱印
金色の印が押された大変に珍しいもので、古くからの鎮守としての歴史と格式を感じさせる御朱印です。
古墳時代から祭祀の場であった歴史
多くの人の注目を集める京急蒲田
蒲田は街中を京浜東北線と京浜急行線が約800mの間隔で通過しており、JRと京急の二つの蒲田駅が核となっている地域です。以前は東急池上線・多摩川線ともつながっているJR側ばかりが栄えている印象がありましたが、羽田空港の再国際化により京急蒲田駅の重要性が飛躍的に上昇しており、東急線の線路を延伸させて京急空港線と接続させてしまおうなどという「蒲蒲線」の計画もあるようです。(京急と東急は線路の幅が違うので簡単ではないらしい)
このように現在多くの人の注目を集める京急蒲田駅の駅前に古くから鎮座しているのが蒲田八幡神社です。
かなり古い神社であることは間違いない
蒲田八幡神社の境内からは古墳時代の小円墳が発見されたことから、この地域は古くからの聖地・祭祀の場であったと考えられおり、927年に編纂された最古の神社一覧である延期式神名帳には蒲田村の稗田神社の名が記載されています。
蒲田村から新宿村が分村する際に鎮守の神として稗田神社から行基作の神体三座のうちの一つを譲り受けて祀ったことが蒲田八幡神社の起源とされており、社伝ではこれを慶長5年(1600年)と推定しています。分村の時期については平安末期か鎌倉初期という説もあってはっきりとしたことは不明ですが、かなり古い神社であるというのは間違いないようです。
稗田神社から移したご神体は明治維新後の神仏分離令により別当であった妙安寺に遷され、後に戦災により焼失しました。蒲田八幡神社も昭和20年の空襲により社殿が焼失し、昭和33年に再建された後に平成30年に改修工事が実施されています。
アクセス
交通
京急蒲田駅徒歩約2分
京浜東北線蒲田駅徒歩約15分
地図
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現在工事が進行中の境内
裏鳥居
境内で実施されており工事により表鳥居が通行できなくなっており、裏鳥居が境内の入り口となっています。
社殿
昭和33年にかつての壮麗な建築と変わらぬ姿に再建されました。
2棟の建物を前後に連結させてひとつの社殿とした八幡造です。
境内社
社殿の右手には境内社の天祖神社があります。元々はやや離れた場所に鎮座していましたが、明治四十三年に現在地へ遷座されました。本社の社殿同様にこちらも平成30年に改修工事が行われています。
地元の人々に愛される勝運の神様
お参りしたのがちょうどお昼時であったため、御朱印所の再開まで隣接した公園で時間をつぶしておりました。ベンチに座って裏鳥居を見ていると多くの人がお参りに訪れています。地元に愛される勝運の神様のようです。
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