御朱印とうどんを極めたい!!

乃木坂46のライブ映像を見ながらウイスキーを飲む時間が至福です。

〖三島駅〗上り線ホームで「日本一うまいコロッケそば」を食べてみた

東海道本線三島駅上り線ホーム上にある桃中軒のコロッケそばは「日本一うまい」とまで言われています。ご当地グルメの「みしまコロッケ」をかけそばにトッピングしたもので、実際に食べてみました。

「日本一うまいコロッケそば」が三島駅にあるらしい

駅のホームにあるそば屋をこよなく愛する私にとって長らく謎だったのは「コロッケそば」というメニューでした。

コロッケは茹でたジャガイモをつぶして具と混ぜて固め、衣をつけて揚げたものです。ジャガイモのホクホク感と衣のサクサク感が生命線の食べ物をそばのつゆの上にのっけていったいどうするつもりなんだろうと思っていました。衣がつゆを吸ってしなしなになるのは仕方ないとして、固めたジャガイモが溶け出したらせっかくのつゆが台無しではないでしょうか。

コロッケそばの看板

そんなコロッケそばが「日本一うまい」と言われるような店が三島駅の在来線ホーム上にあるという話を最近になって聞きました。三島には「みしまコロッケ」と呼ばれる名物があり、それを駅そばにトッピングしているようです。

みしまコロッケとは?

「みしまコロッケ」は三島のご当地グルメで、箱根西麓でとれた三島馬鈴薯で作ったコロッケです。

三島馬鈴薯は箱根西麓で栽培されているジャガイモで、国内でもトップクラスの高値で取引されているブランド野菜です。しかしその中でどうしてもできてしまう形が悪かったり小さすぎたりするB級品を有効活用する方法としてコロッケが誕生しました。

みしまコロッケ

箱根西麓の三島馬鈴薯を100%使用していれば中に入れる具や形は自由で、みしまコロッケの会の認定店でのみ販売されており、三嶋大社周辺でも気軽に食べることができます。

みしまコロッケ

私が食べたものの場合は中身が100%ジャガイモで、玉ねぎもひき肉も入っていません。揚げたてなのでサクサクしており、ジャガイモが甘くソースをかけなくても十分に美味でした。

130年以上の歴史がある桃中軒

三島駅の在来線上りホームと新幹線ホーム上に店を構える桃中軒の創業は1891年で、沼津駅構内での弁当の販売がきっかけでした。つまり130年以上の歴史を持つ老舗企業ということになります。

丹那トンネルの入り口

1934年に丹那トンネルが開通するまで東海道本線は現在の御殿場線を経由しており、急勾配を乗り越えるために補助機関車の付け替えが必要でした。現在のルートとなってからも長大な丹那トンネルを蒸気機関車で通過すれば煤煙で機関士が失神する恐れがあったので、やはり機関車の付け替えが必要でした。

そのため沼津駅は長らく全ての列車が長時間停車する駅であり続け、そうなるとホーム上で土産物や弁当を買う人も増えます。「沼津までヌマズクワズ(飲まず食わず)」という言葉までできたといいますから、桃中軒の商売も繁盛したことが想像できます。

ホーム上の三島店

三島駅構内に三島店が開設されたのが1962年で、新幹線開通に伴って1969年には新幹線三島駅待合室及びホームに売店が開設されました。現在では駅弁や軽食店の他にケータリングサービスやFC店舗の展開、不動産管理にまで手を伸ばしています。

駅のホームの超人気店

www.goshuinbukuro.com

www.goshuinbukuro.com

www.goshuinbukuro.com

ホーム上でコロッケそばを食べてきた

ホーム上の桃中軒

三島駅在来線ホームの桃中軒は主として上り線として使用される3・4番ホーム上にあります。

営業時間の貼り紙

営業時間には注意してください。「準備中」だという9:30~10:45は店が閉まっており、10時頃に三嶋大社から駅に戻ってきた私はホーム上で新幹線の保線基地を眺めて過ごすはめになりました。

桃中軒のメニュー

通常メニューの他に季節限定で「冷やし」もありましたが、ここではやはり「みしまコロッケ」を注文するしかないでしょう。

みしまコロッケそば

コロッケは店内で揚げたもので、隠れていますがナルトは3枚のっています。ほぼ真っ黒と言ってもよいつゆと太めの麺、そしてナルトというインパクトの強い取り合わせにより、何やら食品サンプルのような衝撃的な見た目となっていました。

コロッケを半分食べたみしまコロッケそば

コロッケだけを食べてみるとサクサクしており、三嶋大社の前にある店で食べたほぼそのままの味でした。

コロッケを崩したみしまコロッケそば

続いてコロッケを崩してみます。事前に様々な媒体から入手した情報によればつゆに浸せがコロッケはたちまちホロホロと崩れつゆがクリーミーになるはずでしたが、コロッケは意外なほどしっかりしており、押し込んでも箸でつついても崩れませんでした。東神奈川駅の日栄軒の天ぷらの方がはるかにほぐれやすかったように思います。

コロッケをほぐしたみしまコロッケそば

太めの麺は袋詰めされていたものを湯煎したもので、昭和の立ち食いそばそのものといった食感と弾力です。真っ黒なつゆは見るからにしょうっぱそうですが、実際はカツオ・サバ・イワシ等の魚介系の出汁を効かせた甘さが強いものでした。コロッケがなかなかほぐれないので最後までクリーミーにはなることはありませんでしたが、それでもさっぱりとしたつゆにコクが加わっています。

いろいろ試してみましたが最後まで食感や味は変わらず、「ひつまぶしのよう」というのは大げさすぎるように思います。しかしそばとつゆとコロッケの相性は想像していた以上で、評判になるだけのことはありました。

桃中軒 三島駅在来線上りホーム店について

主なメニュー

かけそば         330円

月見そば         400円

みしまコロッケそば    490円

海老と野菜のかき揚げそば 540円

店舗概要

営業時間

8:00~9:30

10:45~14:00

(9:30~10:45は準備中)

このブログのイチオシ記事

www.goshuinbukuro.com

「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。