今回は新横浜ラーメン博物館の第2弾として新たに3店舗ご紹介します。「全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける」というコンセプトのラー博ですが、最近では海外の人気店を逆輸入のような形で出店させており、今回は博多の人気店に加えてドイツとカナダの有名店を巡りました。
現在カナダとドイツの人気店が出店している
最近になって新横浜を訪れる機会が多くブログのネタになるようなものはないかいろいろと調べているのですが、神奈川県内では横浜駅周辺に次ぐ重要拠点でありながらうどんとラーメンに関して大した店はなく、どうやらラーメン博物館に頼るしかないようです。
新横浜ラーメン博物館はラーメン好きにとっては有名すぎるフードテーマパークで、「全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける」をコンセプトとした館内には各地の人気店が文字通り軒を連ねています。
310円の料金を払って入場すると館内は1階から地下2階まで分かれており、1階が各種展示を行うプロローグゾーン、そして地下1階~地下2階が体感ゾーンとなっており、インスタントラーメンが初登場した昭和33年当時の街並みを再現した昭和ノスタルジーが感じられる空間にラーメン屋が8店舗出店しています。
最近では「全国各地」にとどまらず海外で支持を得ている独自の味わいのラーメン店を逆輸入する「逆輸入ラーメン」企画を展開しており、現在ではカナダとドイツの人気店が8店の中に含まれています。
前回は支那そば屋・龍上海本店・利尻らーめん味楽の3店を巡ったため、今回はそれ以外の店、特に海外から出店している2店を中心に巡るつもりです。
無垢‐muku‐ツヴァイテ
ドイツのフランクフルト市で日本人店主が営む人気ラーメン店「無垢-muku-」が出店してきたもので、ドイツ語で“2番目”を意味する「ツヴァイテ」を冠していることから、無垢の2号店ということになります。
パスタ用のデュラム粉とピザ用の小麦粉を配合した麺が最大の特色で、美食で知られるフランス人やイタリア人をはじめ、ヨーロッパ中の食通がわざわざドイツまで足を運ぶお店なのだそうです。
ミニ無垢ラーメンです。スープの表面を何やら白いものが覆っていますが、これは鶏油と魚介を攪拌させた「うま味の層」です。最初は強めの魚介系スープにポタージュが乗っているような味わいですが、食べ進むにつれて2つの層が一体化します。
麺はピザ用の小麦とパスタ用のデュラム粉を配合した平打ちの極太麺で、見た目とは違い意外に柔らかめですが、力強いスープをしっかりと受け止めてしっかりと絡んでいました。
スープと麺は個性的でしたが、一見するとインパクトのあるチャーシューはほとんど印象に残っていません。
行列が凄すぎて閉店した事で有名なつけめん屋「六厘舎」の通信販売
RYUS NOODLE BAR
カナダのトロントで人気No.1の店です。「本格的な日本のラーメン」と「カナダ人が好む味覚」の融合を目指しており、様々な宗教や思考を持った人々に配慮して豚を完全に使用しない鶏白湯ラーメンを提供しています。
ミニ鶏白湯ラーメンです。表面に浮かぶ半透明の膜のようなものが気になったのですが、どうやらこれは白きくらげのようです。サイコロ状に切られた鶏肉はしっとりとした食感で、ラーメンでこのようなトッピングは初めてです。
スープを一口すすって「ぬるい」と感じましたが、これは表面だけのようですぐに中細ストレート麺とともに熱々の層が顔を出します。
クリーミーで濃厚なスープを中細のストレート麺がしっかりと受け止めていました。
今なお東京駅で行列を作り続けている「六厘舎」の通信販売
八ちゃんラーメン
福岡で50年以上続く人気店ですが、ホームページがなく基本的には取材を受ない店であるためガイドブックなどにも載ることがありません。
ラーメン博物館では支那そば屋とともに地下1階に出店していますが、奥まった分かりづらい場所にあります。
ミニラーメンです。大量の豚骨を贅沢に使用した豚100%のスープで、高火力で長時間絶えずかき混ぜながら髄も骨も溶けるまで徹底的に煮出しているため、私がこれまで味わったことのないような超濃厚な味となっています。
麺もまるでそうめんを思わせるような極細のストレート麺で、超濃厚なスープをしっかりと受け止めていました。
東京にしかないつけめん屋「六厘舎」の公式通販サイト
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