今回は新横浜ラーメン博物館をご紹介します。ラーメン好きにとっては有名すぎるフードテーマパークで、各地の人気店が出店して「全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける」ことができるようになっています。私自身はこれまで訪れたことがなく、乃木坂46のアンダーライブで新横浜に来た際に初めて入り、有名店の食べ歩きをしてみました。
新横浜の街の活性化が目的だった
新横浜ラーメン博物館がオープンしたのは平成6年で、新興のビジネス街で週末になると閑散としていた新横浜の街の活性化を目的としていました。
「すみれ」「野方ホープ」といった有名店が出店したことで人気となって館内の行列が話題となりましたが、徳島ラーメンや和歌山ラーメンのような新たなご当地ラーメンを全国区にするなど、今や業界全体を活性化させるような存在となっています。
昭和33年当時の街並みを再現している
新横浜ラーメン博物館の館内は1Fがプロローグゾーンとして各種展示が行われており、B1~B2の体感ゾーンにラーメン屋が8店舗出店しています。入場に際しては310円の入場料が必要です。
館内は写真撮影可となっています。
B1~B2の体感ゾーンは日清チキンラーメンが発売開始となった昭和33年当時の街並みを再現しており、「鳴戸橋」という架空の駅の駅前という設定です。
昭和ノスタルジーが感じられる構成です。
館内では本格的なストリートパフォーマンスが毎日演じられています。
全ての店の待ち時間が一目でわかるようになっています。
行列が凄すぎて閉店した事で有名なつけめん屋「六厘舎」の通信販売
ラーメン博物館で食べ歩きをしてみた
新横浜ラーメン博物館では全ての店でミニラーメンが用意されています。これを活用して館内で食べ歩きをしてみました。
支那そばや
「ラーメンの鬼」として知られた故佐野実が店主だった超有名店です。
ミニ醤油らぁ麺です。スープは香りがよく、スッキリとした味わいとなっています。ツルツルしていながらフワフワの麺とよく絡み、見事な調和を見せていたと思います。三種類の豚を掛け合わせた三元豚の茶\シューは口の中で溶けるようで、またメンマも実に美味でした。
今なお東京駅で行列を作り続けている「六厘舎」の通信販売
龍上海本店
昭和35年に山形で誕生した「からみそラーメン」の元祖の店です。元々しょうゆラーメンでしたが、自宅にスープを持ち帰り、味噌を入れて食べたのがきっかけと言われています。味噌を徐々に溶かし、辛さを調整しながら食べます。
ミニからみそラーメンです。だしの風味が効いたスープで、味噌を溶くと一気にピリ辛になりましたが、全体としては爽やかな味わいです。表面に浮かぶ青のりがいいアクセントとなっていました。
麺は極太ですがふわふわしており、ピリ辛のスープとよく絡んでいました。
利尻らーめん味楽
この日最も行列ができていた店で、日本三大昆布「利尻昆布」をふんだんに使った「焼き醤油らーめん」が名物の店です。
ミニ焼き醤油ラーメンです。スープは香りと味が強くスイスイと飲めるようなクセにある味わいで、一方で麺は硬めでシコシコしています。先の2店がふわふわした麺であったのでギャップに驚きますが、スープの味の強さに決して負けておらず、麺とスープが見事に一体化していました。
ミニラーメンとはいえ三店目で多少ゲンナリしていましたが、「これならあと一杯だけ食べれるな」というような味わいです。
新横浜ラーメン博物館
営業時間11:00~21:30(日・祝10:30~)
東京にしかないつけめん屋「六厘舎」の公式通販サイト
★スマホでご覧の方はPCでも見ていただきますと写真がよくわかります。
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◆食べ歩き第2弾
◆ラーメン二郎三田本店の記事
◆厚木の名店である「麺や食堂」